野球とサッカーの違いについて

こう言ってしまうと他のスポーツファンの方々から怒られるかもしれませんが、今の日本の2大スポーツは野球とサッカーだと思います。それはもちろん球場、会場、競技場といった場所に集まる人の多さ、またテレビ放映されている頻度を考えると妥当な意見だと思います。まぁゴルフなんかも同様のことが言える気がしますが、テレビの時間帯を考えるとゴールデンにはあまりやりませんからね。中には卓球やフィギュアといったものもありますけど、やはり一過性なものな気がします。


野球は昔から、それこそ俺が生まれる前から人気のあったスポーツです。一方のサッカーは、俺が小学生の頃から人気が出だしましたが、何と言ってもW杯あってこその人気です。日本ではW杯から人気が出だし、Jリーグは後からついて来た感がありますね。サッカーは日本どころか世界中で人気のあるスポーツなのでまだまだ成熟には程遠いような気もします。


野球は「間を楽しむスポーツ」だと思います。音にすれば、『ゴクリ』やという音が似合います。
サッカーは「瞬間を楽しむスポーツ」だと思います。音にすれば『うぉーっ!!』という音が似合います。


応援を見てもあきらかです。野球は間をつなぐ(←悪い意味ではない)応援であり、サッカーはチームとひとつになろうとします。テレビを目の前にしても、野球は静かに1球1球を見守りたいのに対し、サッカーではあーだこーだ言いながら盛り上がりながら見たいですね。昔ながらの父ちゃんがビールを飲みながら野球を見ている風景が似合うのもそういった理由かもしれません。


世の中は参加型でもあるサッカーに移行しつつあるような気がします。どちらが良い悪いではなく、どうやって楽しもうとするかが変わってきているのかもしれません。



ちなみに漫画の話。
結局は「間を楽しむ」か「瞬間を楽しむか」なわけです。投手に対し打者が「よし来い!」と待つ間を見せる野球と、ドリブルをしながらいかに躍動感を見せつつその瞬間に何を閃いたかを見せるサッカー。非常に分かりやすいですね。
川三番地七三太朗コンビの作品あたりはすごく間を大切にしてますね。むしろ無駄に間を使いすぎだと思うくらい大切にしてます。あと、ドカベンの間の使い方なんかも好きです。グリップを握りながら一呼吸考える山田の姿は凛々しい。
ボールはトモダチ!でサッカー大好き!なキャプ翼は一瞬を大切にしています。その一瞬で読者をアッと言わせる(呆気にとられるとも言う)力量はさすが。なお、一体感という雰囲気を作り出したジャイキリはサッカー漫画として一歩抜きん出ていますね。


あの漫画はー*1とかこの漫画はー*2とか思うところはたくさんありますが、キリがないのでこのへんで。



最後になりましたが、マガジンに取り上げられたというのに坂本(巨人)が大活躍していることに驚いています。このまま巨人が優勝すればいいのに・・・。さ、今度こそtoto当てるぞー。

*1:おお振りのキャラの引き立て方は一球の間の時間で何を考えているかを上手く見せていることによる

*2:ビバカルのシーナが見せるプレーの一瞬のすごさはサッカー漫画の中でもトップクラスだ