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eensy-weensyモンスター　2

２巻で終わったのがもったいない！！
本当にいい作品でした。
カレカノ以来の連続物としてリハビリみたいなものかな〜とか思ってた時期もありました。
ところがどっこい、予想よりはるか斜め上の出来でした。

もうね・・・。１巻の最初の頃からは想像もつかないくらい・・・・ラブい。
ラブすぎる。
１巻の頃はナルシストな葉月をモンスター使いの七花が飼いならす程度の話だったんですよ。
しかし、２巻では七花が小悪魔ちゃんを開花させ本格的に葉月を翻弄します。
とはいえ、これまで葉月は色んな女性を落としてきたんでしょうね。
かなりの場数を踏んだと思われるテクニックで七花に抵抗。
葉月が慎重に慎重にギリギリを攻めようとするのに、七花の逆転満塁ホームランが飛び出します。
男としてね・・・、コレはきつい。きついんですよ、もちろんいい意味で。
葉月としては自分の手のひらに乗っかっていると思われた七花に実はかなり翻弄されているわけです。
ニヤニヤが止まらない！！！！
適切な言葉が思い浮かばないのが残念ですが、恋愛モノが好きな人にはオススメ。
２冊という適度な長さに加えて、それなりのハッピーエンドなので、何度も読めます。
というか、普通の男で七花に惚れない奴はいない。絶対にいない。

というわけでかなりオヌヌメ。
ただし、１巻の時にはのばらや蓮花が活躍するかと思われていたんですが、
思ったよりも２巻では活躍してなかったのが唯一残念なところでしょうか。
多分、読んだ人たちのほとんどがもう少し周りを使ってほしかったと思っているでしょうね。
まぁ、その分ラブいのでよしとしましょう。

ここからは漫画自体の感想ではなくなるんですが、津田先生は余白の使い方が絶妙に上手いです。
絵だけにしろ、言葉だけにしろ、白い部分が心の中なんだということを示しています。
あと、ここは目立たせたいというシーンとしての空白もいいです。
急に背景が消えると注目してしまいますしね。
ダメな大御所(誰とは言いません)はほとんど手抜きのように背景を描きませんが、
あえて注目させるための空白というのがこれほど良いとは・・・。

ここまで褒めまくって最後に一言だけ。
まぁ、こんなラブい話なんて葉月がかっこよくなければ成り立たないんだけどね。
あくまで非現実だよ、非現実。