君のことが好きだから、そう叫んだ声を僕は聞いていた「AKB49〜恋愛禁止条例〜」




AKB49〜恋愛禁止条例〜が終わり、すでに“みのロス”に陥ってます。日曜から?だったかのマガポケでの全話無料という奇跡的なイベントも乗り越えつつ、やはりAKB49は神作品だったなと思わされるわけです。特に終盤での盛り上がりは漫画史に残るものだったように思います。

251:ひこうき雲
252:汚れている真実
253:大声ダイヤモンド
254:会いたかった
255:最終ベルが鳴る
256:放課後☆下剋上
257:RIVER
258:初日
259:ヘビーローテーション
260:桜の花びらたち
261:シアターの女神
262:AKB49

ラスト10話くらいのサブタイトルをまとめました。←最終巻に向けて全話サブタイトルをチェックしてありますが、使い道が・・・・。
今さら言う必要もありませんが、AKB49というラストを除いて、正確には放課後☆下剋上というタイトルを除いて、AKB48の実際の楽曲が使われています。28巻の巻末コメントで宮島先生も言っていますが、実際に曲を聴きながら読んでほしいと言わしめるほどにリンクした物語を描いています。そう考えると「放課後☆下剋上って結構異質だなぁと思ったりもするわけで。




有栖莉空が初めてみのりを知った曲

ちなみに「放課後☆下剋上という曲は、みのり、寛子、愛ちゃんのGEKOKU嬢時代の楽曲です。もっと言うと、アリスがみのりに出会った時の曲であり、第199話10年桜でみのりが手話った曲でもあります。余談ですが、この10年桜も実際の楽曲になりますし、いなくなるアリスに対してまた会おうというメッセージめいたものでもありました。残念ながら今回そのあたりは余談になりますので、是非是非199話(23巻)を読んでもらいつつ10年桜を聴いてもらえればと思います。
でまぁ、放課後☆下剋上はみのりにとっても、特にアリスにとっても重要な楽曲になります。その上で、第256話でアリスがファンからの批判を受けることを理解しつつ踊った仮想の楽曲となります。実は全く音が聞こえていないのに、メトロノームでリズムを取り、それでもファンを夢中にさせたという神がかったパフォーマンスを見せたアリス。もし彼女が、天才と言っても過言ではない彼女が、あのままアイドルをやれていたら・・・・と思うとちょっとだけ寂しくもなります。








好きってだけじゃダメなの?

圧倒的な成績を叩きだしたうえでAKBの研究生になった彼女は、泣きながらAKBに入りたいと願いました(第187話、22巻)。それは大好きなみのりの近くにいたいという願い、聞こえなくなる前に声を少しでも多く聞きたいという彼女のわがままでもあります。いや、これから続く彼女の長い長い人生の中で、ほんの少しだけでも素敵な人生にするための願いだったと言えるでしょうか。
まさかあんな抜け方になってしまうとは思いもしませんでしたけど、みのりの近くにという願いで入ったAKB48ではなく、いつの間にか本当にAKB48の一員になっていたことは・・・・とても嬉しくなりますよね。








君のことが好きだから

でまぁ、ようやく本題になりますが、耳が聞こえないことを独白するアリス回が第187話君のことが好きだからとなります。アリスがみのりに出会ったこと、好きだけじゃダメなの?と願いAKB48に入ったこと、自分の神席はみのりの右側だと、そういったことを語ったお話となります。
ここまで言うと、大体言いたいことも分かってくれてる人もいそうですし、分からない人もいるかもしれませんが、この君のことが好きだからもAKB楽曲になっています。もっと言えば、「256話:放課後☆下剋上」の次の話である第257話のサブタイにもなっている「RIVER」のB面曲でもあります。もっともっと言えば、RIVERのB面曲にはひこうき雲があり、ひこうき雲の第251話はみのりがいなくなった回でもあります。後述しますが、この「君のことがすきだから」はアリスのテーマ曲みたいなものだと思うわけです。そしてひこうき雲は去っていく人の歌でもあります。さらに「RIVER」は困難は多々あれど、まっすぐ、まっすぐ、進め進めと歌った楽曲。
ひこうき雲でみのりがいなくなり、君のことが好きだからと踊ったアリス、そしてRIVERで覚悟を決めたみのりが舞台に戻る。もうちょい言うと、実際のひこうき雲が、実際のAKB48の公演5th Stage「恋愛禁止条例」での一曲だったというのも何ともすごいリンクですよね。どこまで狙っているのかは分かりませんが、とにかく神がかっているとしか言いようがありません。


さてさて、さらに超本題へとようやくやってきますが、君のことが好きだからという楽曲。知らない人は歌詞を読んでみてほしいなと思います。もちろん歌も聞いてもらいたい。歌っているのはアンダーガールズという、いわゆる総選挙の選抜メンバーのちょい下くらいで選ばれた子たちによるものです。
個人的にも超好きなアンダー曲だったりします。というか君好き嫌いな奴っているんか?まぁ、歌詞は何かが怖いので載せませんが、是非是非読んでもらいたいなと思います(参考:http://j-lyric.net/artist/a04cb7c/l01c2e8.html)。そんな歌詞を読んでいると、やはりアリスのテーマ曲みたいなものだなと思ったりする部分もあります。そう考えると、本当は256話のサブタイって君好きが入ってもおかしくなかったなと思いつつ、もうすでに187話でアリスのために使ったのだから、放課後☆下剋上で正しいのだろうなと思ったりもするわけです。




・・・・とりあえずまぁ泣いちゃうよね。神作品だよ、ホント。



サウナ中毒者たちからの金言「マンガ サ道〜マンガで読むサウナ道〜・第1巻」




ちはやふるもようやく最後の全国大会となっています。どうなるかは雑誌でだいたい把握していますが、やはり横に太一がいてくれたらなぁと思ったりもします。とはいえ、今まで皆のために色々と犠牲になってきた太一が成長しようとしている姿は応援したくなります。太一がいなくなって、今まで背中を見せることで皆を引っ張ってきた千早が、皆の背中を押す役割になっているのも見逃せません。もうすぐ映画もありますし、今年はかなりのちはやふるな一年になるだろうなと予想。そういや個人戦ってあるんだっけ??











ちはやふるといえば、漫画で学ぶかるた入門書と言っても過言はないでしょう。近年だと漫画で学ぶラグビーといえばALL OUT!!を挙げるでしょうか。風俗を学びたければ「匿名の彼女たち」を読め、となるわけです。
とにかく漫画で新しいことを学べることはとても素晴らしいことだと思います。というか、“自分の知らなかった様々な事象を教えてくれる漫画”というだけで評価は相当に高くなります。個人的にめちゃんこ好きなタイプの作品となるわけですよ。というわけで、今回は“サウナ”のハウツー本を紹介。




サウナって、サウナって・・・・・結構奥深いんだね!!







中毒者1000万人

「マンガ サ道〜マンガで読むサウナ道〜」という作品ですが、これを描いているのが謎の“サウナ大使”ことタナカカツキ先生。ちなみに表紙の右上にいる方です。そもそもサウナ協会ってあるんだという驚きと、そのサウナ協会から認定されたサウナ大使が描くサウナハウツー本というだけで興味を引くではありませんか。
公益社団法人日本サウナ・スパ協会http://www.sauna.or.jp


お風呂は好きなんです、お風呂は。出張でホテルに泊まるときも、できるだけ大浴場のあるホテルを選んだりもしますし、スポーツジム後の風呂も長湯が多いですね。旅行なんか行った日には風呂>食事>観光くらいの位置づけで生きています。でも、サウナはどこか敬遠していたんですよ。だって何もせず熱い部屋にいるだけでしょ?何が楽しくているんだ?何で辛い思いをするんだ?と思っていたわけですよ、この本を読むまでは。








ととのいました!

“ととのう”という概念がサウナにはあります。
サウナ中毒者、いわゆるサウナーの方々は、この“ととのう”という感覚に包まれているようです。それは、サウナに入るだけではない、サウナと水風呂と休憩の繰り返しによって紡がれる魂の開放。気持ちいという感情ではなく、ととのうという心情が身体を包むのだとこの漫画は説いています。うーん、なんかすげえ。


サウナのハウツー

サウナ→水風呂→小休憩→サウナ→水風呂→小休憩→サウナ→水風呂→大休憩

基本は上記の流れによってととのうことが可能になるそうです。もちろん個人差もあるようです。とはいえ、よくよく思い出してみると、風呂場で小休憩しているオッサンが結構いるんですよね。もしかすると彼らもととのう途中だったのかもしれません。
余談ですが、例えば水風呂一つとっても色々と流儀があるようです。入り方とかではなく、温度などもととのうためには重要な要素になるようです。作中では名古屋の「ウェルビー:http://www.wellbe.co.jp/event/morinosauna/推していましたが、水温が14℃(←水風呂としては冷たい部類)なのがとにかく良いそうです。さすがにそこまで極めるには至っていませんが、そんな概念もあるのだなということが作中で描かれます。



ロウリュ

そして、サウナ自体にも色々とあるようです。近年、どうやらサウナブームが来ていたようですが、それを牽引しているのが「ロウリュ」というものです。そういや聞いたことあるな〜程度でしたが、サウナの中で水蒸気を発生させ、スタッフさんが風をおこすことで熱風を楽しむものだそうです。ちなみに、フィンランド発祥のサウナ風呂とのことで、作中では大阪の「ニュージャパンスパプラザ:http://newjapan.co.jp/spa_plaza/が紹介されていました。
あ、この本の巻末には各都道府県のオススメサウナが載っているので一読をオススメします。残念ながら近場にはなかったですが、2巻以降の情報に期待したいところです。←トッププロサウナーが選んでいるので間違いないと思います


というわけで、サウナに入ったことはありますが、ロウリュはないんですよね。いきなりロウリュに突入してもいいものなのでしょうか?できればロウリュのない普通のサウナでととのう感覚を得てからの方がいいのでしょうか?いきなり熱風に当たったら倒れそう??うーん、それでもロウリュで頑張る熱波師さん(タオルなどで風を作る人)を見てみたいし、ロウリュ後の熱波師さんへの拍手ってのも見てみたいものですが。







偶然さんという要素

作中では基本的に、サウナ大使であるタナカカツキ先生と、偶然さんと呼ばれるオジサンが登場します。もちろんサウナ大使も博識ですが、この偶然さんという人もなかなかすごく、サウナを楽しむだけではなくてサウナの提供側を育てることを無自覚にやっている人だったりします。偶然さんの家の近くのサウナ屋さんでは、偶然さんによる独り言にも近いアドバイスにより、居心地の良いサウナが出来上がっているそうです。そのあたりはサウナ大使ではできない部分。
それ以外にも、偶然さんのサウナの楽しみ方がサウナ大使とはまた違うもののため、いろんな角度からのサウナを見て取ることができます。この手のハウツー本で陥りがちな知らない人“だけ”向けではなく、サウナを知っている者同士の会話があることでハウツー本としての深みを与えているな・・・・と勝手に思っています。そういう意味でも、偶然さんは重要ですね。←匿名の彼女たちで言う滑方先輩みたいなものです


他にも、ちょっと変わったサウナーさん、サウナーと熱波師さんとの関係、良いサウナとは、女性サウナー物語、マナー(タトゥー)問題などなど。サウナだけでこんなにも話が作れるのか??と本当に驚くばかりな作品です。







水風呂は重要

でまぁ、ちょっと自分の話になりますが、そもそも行ってるスポーツジムだと水風呂がないんですよねぇ。というか、小休憩もしづらいですし。本当のサウナを堪能するためには、サウナの基本を押さえたうえで、サウナに突入する必要があるのだなと思います。それでなければ、ととのうことって難しいのでしょう。そういう意味では、大前提たるサウナの基本を学ぶために、この作品を読んでおくことは重要なのでしょうね。







漫画的な面白さもありつつ、今まで知らなかったサウナを知ることのできる良い漫画だと思います。だてにサウナ協会が推奨していませんよ。
昨今の現代人は、暇があればスマホを見て時間をつぶしますが、サウナに入ったらそんなことはできません。というか、スマホなどに時間を取られすぎなのかもしれません。そういう意味でも、スマホを手から離し、じっくりとじりじりとサウナを堪能する時間を作ってみるのもいいかもしれません。そもそも“ととのう”というものを体験してみたいですしね。
本当のサウナを堪能できていない人向けに。サウナを知らずに生きている人向けに。まずはこのハウツー本を読んでみてはいかがでしょうか。サウナの世界へようこそ!!←まずは自分からですけどね



江川タクマと書いてピエロと読む「ベイビーステップ・第38巻」




週マガで絶好調連載中のリアルアカウント。ネット社会であるからこその漫画として、スマホを駆使したりな物語を描いています。今回からはわりと動いているなぁという印象ですが、それ以上に女の子たちが脱ぎまくってますね。いやぁ、いいじゃないですか〜。その分、ころっと死ぬ場面なんかもありますけどね。個人的にはあやめちゃんと兄の話とか好きです。
そういえば、今回の表紙でマーブルが出てきてますけど、何気に表紙初登場ですね。この顔で血みどろとか本当に勘弁してもらいたいものです。なお、今回から鬼ごっこな展開になっています。そろそろ謎に近づいている気もしますが。そうそう。余談ですけど、今回収録されているお話の中で実は私が登場しています。いえ〜い。公式のイベント的なものですけど、マーブルコスプレしてるキャラたちを追いかけまわす役をしています。作中ではマーブルマークを写メすると1億もらえるみたいですが、残念ながら作中に登場したといっても1億円は貰えませんでした(笑)。


・・・・という話を友人にしたのですが、↓と勘違いされました。




いや〜ん♥

そんなわけねーだろ!!
まぁ、わりと良い位置にしてもらえてます。是非是非探してみてください。知り合いはあの特徴を知ってるから分かるかもしれませんね。ほら、あの取り外しできるやつですよ。・・・・ヅラじゃねーからな!!!














リアアカでも表紙の話になりましたが、ベイビーステップの最新刊ではエーちゃんとナツが二人で表紙を飾っています。何気にこの二人のツーショットはそう多くないです。通算38巻の中で、今回を含めて4回目。もうちょっと言うと恋人同士になってからは初めてだったような気がします。ちなみに38巻の前が13巻。そのあたりの表紙だとまだまだ友人ぽい雰囲気ですけど、今ではどこか隣にいるのが当然のような雰囲気になっています。


圧倒的テニス漫画

しかしまぁ、テニス漫画としてここまで成長しようとは思いしま、・・・・思ってました。某ジャンプのアレがテニスをやめたおかげ?で、今ではテニス漫画=ベイビーと言っても過言ではなくなりました。真っ当にテニスを描いてきた実績がありますからね。必殺技とかなくてもテニスはできるんですよ!!!(力説)
さて、現在はエーちゃんがプロになるための実績を残すため、全日本に挑んでいるところです。37巻ではタクマとの死闘決着であったり、細目で太めの種村選手とのベスト32戦をやったりしていました。そのあたりの苦難を乗り越えて38巻ではなんと準決勝をやっています。まぁ、準々決勝が不戦勝というラッキーもありましたが、あのタクマとの死闘を考慮すると、実力と言っても過言ではないでしょう。全日本でのタクマ戦、浅野戦はかなりベストバウトだったと思っています。




プレゼン資料

それはそれとして、自分を売り込むプレゼン資料を作る主人公ってどうなんだろうね。とはいえ、そこがエーちゃんの良いところだと思います。タクマ戦などを踏まえた上で、一度はあきらめたプロへの道を再度目指し、現実的な?プロテニス選手としての路線を進みつつあるようです。ちなみにエーちゃんはテニスに出会わなかったら何を目指していたのでしょうね。無難に公務員とかになってそうな気はします。意外と営業もいけそうな気もします。
仮に、の話でいくとエーちゃんって本当に真面目だけが取り柄の人間に成長していたでしょう。真面目だけな人間とならなかったのは、やはりナツの影響も大きいでしょうか。


エーちゃんとナツの関係

こちらも37巻の話になりますが、エーちゃんがナツを応援してから、ナツがギアチェンジしています。彼氏が応援してくれることで変化するあたりナツらしいですね。残念ながらその試合では負けてしまいますが、エーちゃんが一声かけるだけで全く違う試合をしていたり。
なお、このあとナツの部屋に初めて行くことになります。








何で困るの?

あー可愛い。ナツ超可愛い。
流れでナツの家に行ったところ、なぜか家には二人きり。なんてことだ、なんてことだ、ってわけです。エーちゃんが「変な気分になったら困るだろ」からの↑になるわけですけど、天然なのか計算でやっているのかナツの場合どっちなんだ。このあたりナツは魔性ですよね。付き合う前の話とかも含めてナツはどう考えているんだ!?ってのはドキドキしましたっけ。まぁ、ナツのことなので天然だとは思いますが・・・・。
それにしても、ナツと付き合えるとかエーちゃん羨ましすぎますよね。しかも天然娘のこのアプローチですよ。普通の男の子ならイチコロですし、薄い本案件じゃ!!!とか思ったりもします。ふふふ、エーちゃんは性の予習はしたのかな?




あっ、あ・・・・・


・・・・とまぁ、この後は是非読んでくださいということで。
うーん、テニスも絶好調。恋愛も絶好調。本当に言うことなしです。まだまだエーちゃんの未来は不透明ですけ・・・・って、何か重要なことを忘れているような気がする。







あ、










江川タクマ

とんでもねぇピエロがいた。
テニスを頑張らねばと張り切っていた裏で、好きだったナツをエーちゃんに取られ、しかも頑張っていたはずのテニスでも負けた男。負け犬と呼べばいいのか、ピエロと呼んでしまっていいのか。ナツ自身のことはしょうがないとしても、ナツを犠牲にして召喚したテニスへの努力をエーちゃんに粉砕されてしまったという。さすがにちょっとこれは・・・・。何故か男に人気があるというのも明らかになり、ますますピエロ化が進んでいるような気がします。ほんとご愁傷さまです。





あなたの好きだった女の子は、好きな男(エーちゃん)の前で女の顔をするようになったよ。
タクマには見せない顔なんだなあ。くぅ〜泣ける。








準決勝

そういえば38巻でのメインの話を忘れていました。日本を代表するテニスプレーヤーである門馬さんとの準決勝が始まりましたよ。浅野さんは得意にしていた門馬さんですが、エーちゃんのスキルだと一筋縄ではいかなさそうな雰囲気。というか、門馬さんからの期待度が高すぎてエーちゃんが戸惑っているようです。
門馬さんは若手に期待しているというか、次の日本を背負ってくれそうな人を発掘している感じがしますね。エーちゃんがその御眼鏡に適うかどうか。おっと、門馬さんの場合はサングラスでしたね。個人的には、礼儀のしっかりした後輩への面倒見のいいお兄ちゃんって感じで見ています。舌打ちとかしていますが、悪い人ではない・・・・・はず。エーちゃんは勝てるんでしょうかね?なお、これに勝ったら決勝で池くんが待ってますが・・・・。






テニス漫画としても恋愛漫画としても抜きんでて面白いですよね。しかもついに、ベイビーステップでベイビー(を作る)ステップが始まりましたからねー。←いつも言ってるけどいいのだろうか?
次巻は40巻手前の39巻。余談ですが、某テニヌな漫画が無印で42巻出ています。さすがにこの巻数は超えそうだなぁと思いますが、そうなるとテニス漫画最長作品となるわけですよ(多分)。長ければいいってもんでもないですけど、長く長く楽しませてくれると嬉しいな、って。ついでにそろそろタクマにも良い思いをさせてあげたいですね!!まぁ、無理だろうけど(遠い目)。



この世界の全ての人が「AKB49」を読んでくれることを祈りつつ感謝

週マガで連載している「AKB49」がついに今週で最終回を迎えました。あまりにも感動的、あまりにも完璧すぎる最終話を読んで、我が人生に悔いなしの状態です。
一番わかりやすい最終話の話をしているのは、ご存じヤマカムさんでしょうか。この記事などは非常に秀逸で、ほとんど言うことはないなと思った次第です。本当に強いて挙げるとすれば、寛子を応援する謎のTwitterアカウントの黒神様の話なんかもあったらなぁとか思いました。とりあえずは、個人的にも大満足の最終話となりました。3月には最終巻が出るはずなので、また読み返したらボロボロと泣きそうな予感。良い・・・・。非常に良い・・・・。
そんなことを含め、今回はAKB49を簡単に振り返っておこうかなと思います。


(2009年7月第1回選抜総選挙:1位、前田敦子
(2010年6月第2回選抜総選挙:1位、大島優子
1巻:前田敦子、2010/10/17、研究生編
2巻:大島優子、2011/3/17
(2011年6月第3回選抜総選挙:1位、前田敦子
3巻:渡辺麻友、2011/6/17
(AKB49総選挙)
4巻:高橋みなみ、2011/9/16
5巻:柏木由紀、2011/11/17
6巻:篠田麻里子、2012/1/17、第3回総選挙
7巻:板野友美、2012/3/16、GEKOKU嬢編
8巻:小嶋陽菜、2012/5/17
(2012年6月第4回選抜総選挙:1位、大島優子
9巻:指原莉乃、2012/7/17、&Jewel編
前田敦子引退)
10巻:宮澤佐江、2012/9/14
11巻:峯岸みなみ、2012/11/16
12巻:松井珠理奈、2013/2/15
13巻:松井玲奈、2013/4/17、第4回総選挙(重要)
(2013年6月第5回選抜総選挙:1位、指原莉乃
14巻:北原里英、2013/6/17、チームのぞみSKE編
15巻:島崎遥香、2013/8/16
16巻:横山由依、2013/10/17
17巻:山本彩、2013/12/17、チームのぞみNMB
18巻:渡辺美優紀、2014/2/17
19巻:小笠原茉由、2014/4/17
(2014年6月第6回選抜総選挙:1位、渡辺麻友
大島優子引退)
20巻:山田菜々、2014/6/17
21巻:須田亜香里、2014/9/17、チームのぞみHKT編
22巻:兒玉遥、2014/11/17、莉空スキャンダル
23巻:川栄李奈、2015/2/17、寛子スキャンダル
24巻:宮脇咲良、2015/4/17、歌ステ&第5回総選挙
(2015年6月第7回選抜総選挙:1位、指原莉乃
25巻:有栖莉空、2015/6/17
26巻:水野春子、2015/9/17アフロディーテ
27巻:岡部愛、2015/11/17、おかえり岡部編
28巻:吉永寛子、2016/1/15、ラストスパート


○最終巻の表紙は・・・・
予定では今年の3月に最終巻が出る予定になっています。どう考えても表紙は浦川みのり・・・・と言いたいところですが、意外と浦山実と浦川みのりの2ショットかな〜?とか思っています。25巻以降のオリキャラ表紙だと単独表紙(それ以外はAKBメンバーとみのりの表紙)になっているので、もちろんみのり単独表紙も捨てがたいところです。



第1巻表紙に合わせてくるのも面白いか?あっちゃん→みのり

作中で神崩しだ!と燃えに燃えていた時期もあったので知っているかと思いますが、AKB48には神8と呼ばれる人たちがおり、第1巻〜第8巻まではその神8が表紙に登場していますね。その後、現実世界のAKB48にも影響を受けつつ、SKEやNMBといった他のグループだったり若いメンバーなどが表紙を飾っています。似ていたかどうかは(もごもご)。雰囲気は掴めていたと勝手に思っています。ははは。






○あっちゃんの話題



普通の女の子でした

終盤になってくるにつれて印象が非常に薄れていきますが、そもそもの話として、AKB49はあっちゃんがいてこその物語でした。あっちゃんがいなければ、みのりも寛子もAKBにはいなかったでしょう。あっちゃんからは、アイドルの凄さというものを作中で学ばせてもらったように思います。また、時折みのりを奮い立たせるために出てきたりもしていますし、本当に本当に重要キャラだったと言わざるを得ません。


AKB48=あっちゃん

何気にAKB48のメンバー単独で話を描いてもらったのってあっちゃんだけだったような?という気がします。あっちゃんこそがAKB48であり、あっちゃんがセンターで努力していたからこそ今のAKB48も存在できるのではないでしょうか。そんな彼女の卒業のために、AKB49でも思いっきりあっちゃんのためだけの話を描いています。


圧倒的な人気を誇りながらも
AKB史上最も多くの人に嫌われたその少女は
誰よりもAKBを愛し
AKBのため 不器用に笑っていた

このようにAKB49内でも評されて作中から消えていきました。いまだにこの文章を見ると泣けてきますね。いや、別にあっちゃんが好きだったというわけでもないですが、アイドルとしての生き様が本当にすごかった、素晴らしかったなと思うわけで・・・・。そのあたりは、みのりたちにも引き継がれたように思います。




○総選挙の話
そういえば、じゃんけん大会なかったですねね。一方、総選挙の方はわりとしっかりやっていた印象があります。単行本の1巻が出るまでに、すでに2回ほどリアルの総選挙をやっていました。この時点であっちゃんと優子の熱い熱い争いがあったのですが、AKB49側にはそれほど関係なかったです。総選挙と卒業の話は切っても切れない話となりますが、あっちゃんのリアル卒業に合わせて作中でも卒業させていますし、優子引退はさすがに伸ばし伸ばしになっていますが、色々と言及されていました。



作中での総選挙1回目

でまぁ、総選挙の話はAKB49という作品にとっても重要な話題となります。3回ほどやっていたかと思いますが、特に1回目(6巻)と2回目(13巻)は非常に重要なものとなりました。
まず、1回目のAKB49作中の総選挙ではみのりたちはランキングに入っていません。↑のとおりの結果ではありますが、この頃では愛ちゃんから下はリアルAKB48の総選挙では公開されていません。つまり、1〜40位までは公開される=41以下の順位だとリアルの総選挙にも影響を与えないことになります。一方で、2回目のAKB49作中総選挙ではみのりたちもランキングに入ってきます。


第21位!浦川みのり!!

この時から、AKB49はAKB48とは袂を分かつことになります。もうちょっと言えば、64位で春子が呼ばれた時からAKB48のリアルとは完全に別の物語となりました。逆に、ここからAKB49で何をやってもいいぞ!となり、チームのぞみ編なんてものが始まるわけです。あまり理解しきれない人もいるかと思いますが、GEKOKU嬢編はあくまでもみのりたちは研究生という扱いなわけです。つまりは、テレビで輝かしく活躍するメンバー(=AKB48のリアル)に絡むことはありませんでした。それが、総選挙でランクインすることで色々と崩れていく、もとい、色々と創造されていくことになります。ちなみに、リアルの第5回総選挙では指原が1位を取っていますが、AKB49の第5回では・・・・・。
もうちょい余談をいれるなら、64位で春子が呼ばれたことで全てが変わったと考えると、やはり春子という存在は大きかったよなぁと思うわけで。何気に表紙に登場できるだけの存在だったと思います。少し最終話付近の話をするのであれば、春子が声を上げることで動いた部分もあります。そもそも、みのりというか実に下着姿とかをバッチリ見せていたのは春子ですよ。普通の女の子なら、一番怒っても仕方のないポジションなんですけど・・・・。アイドル性がみのりや寛子に適わないと、一番AKB48の等身大な部分を体現したかのような彼女が、一番重要な部分を任されていたなぁと回想してみたり。読み返すと春子の場面がかなり多いです。

・・・・というわけで、2回目のAKB49作中の総選挙を踏まえて、ようやく?AKB49らしさが出てくることになります。
あと、めっちゃ余談なのですが、3巻発売以降にマガジンの誌上でキャラ投票をやっています。詳しくはこちら(http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20110804/p1)なのですが、1位がたかみなというね。たかみなはAKB49の最初から最後まで重要キャラとして描かれてますし、今やっても1位を取るんじゃないか?と思ってみたり。この時で一番納得できないのは、やはり愛ちゃんの順位か・・・・。




○これは・・・・



柏木さん「アイドルだって恋するんだよ?」

8巻でのお話ですが、柏木さんがこんなことを言ってましたね。もちろん「ファン」に、という話題です。しかしまさか、数年たった後でこんなことになろうとは・・・・・。







○研究生編



アイドルみのりが生まれた日

寛子をAKBのセンターにしたいという謎の不純な動機によりAKB49は始まります。その謎の動機により、ある意味、みのりという存在は寛子のファンでしかなかったわけです。そんなみのりが、寛子のファンではなく、アイドルとして生まれたのは奥平先生による生誕祭のお祝いからでした(3巻)。最終話付近で奥平先生がみのりの秘密を守ろうと力説したのも、何気にみのりの生誕祭。うーん、いい話だ。
序盤では、愛ちゃんの妨害とかありつつも輝いて見せたみのり、上述のアイドルみのり爆誕、1万円公演、そして1万円公演での寛子とみのりの関係性、裏方さんの話、寛子の家のお話などもありました。今思うと、助走だけでかなり激アツな作品だったんですね。





○GEKOKU嬢編



愛ちゃん可愛い

えーっと、GEKOKU嬢と&J編は個人的にも一番お気に入りのシリーズだったりします。ただ、どうしても愛ちゃんの61話〜65話がかなり神がかっててですね・・・・。可愛すぎて、何度も何度も読んでしまいます。はぁ・・・・愛ちゃん可愛い。
さて、GEKOKU嬢編ですけど、研究生とは思えない勢いがありました。某テニプリではありませんけど、GEKOKU嬢のこの勢いですらAKB48の神メンバーの足元にも及びませんとか言われたら、ガクブルものでしたね。そんなGEKOKU嬢のライバルとして描かれたのが&Jでした。のぶ子、じゃなかったMAYAが愛ちゃんに逆恨みしてたというのは何とも(苦笑)。愛ちゃん神がかってるからしょうがないと言えばしょうがないけど。とはいえ、のぶ子ママの財布からお金取ったり〜あたりの話は涙涙でした。
どうでもいいですが、物語終盤でAKBのトップメンバーたちと戦った歌ステですが、何気にGEKOKU嬢編で&Jと一緒に出てたりします。やっぱりGEKOKU嬢って有名なんじゃないか???まぁ、みのり、寛子、愛ちゃんの3人のアンバランスでバランスのとれたチームワークが磨かれたのも歌ステだったりしますし、いい仕事してますね。さすがはタモさん。







○チームのぞみ編



莉空という存在

そして、研究生から各チームに配属されるか?と思いきや、新キャラの莉空が登場し、みのりと寛子と一緒に全兼任になります。その裏で愛ちゃんがチームBに行きつつ、チームBを圧倒してたりするのもこのシリーズ。
全兼任では、SKE、NMB、HKTと西へ西へと突き進んでいきました。個人的にはSKE編が一番好きですかね〜。成長した姿もそうですが、SKEの熱さがとてもよかったと思います。今のSKEは・・・・・まぁいいや。NMBでの某師匠との対決も熱かったですね。あと、HKT編は前の2チームに比べてたいしたことない?と思いきやの莉空からのどんでん返し。ぶっちゃけ泣きましたね、ええ。莉空についてはこのシリーズ、そしてスキャンダル編まで含めてトラブルメイカーだったり、奇跡の子すぎたり、重要キャラでしたなあ。
この作品って波が大きいような気がします。雑誌で読んでいると、うーん?と思うことは多々あるんですけど、そこからの加速によるまとめ方が本当にすごい。どの編も総じて、終盤力による魅力がすごすぎると思うわけです。SKE編もNMB編もHKT編も、終わる頃には涙が流れてしまいます。
あと、このシリーズが一番長かったですね。何度も何度も読み返すと面白いシリーズだったと個人的には思っています。みんな・・・・みんな・・・・AKBのこと好きすぎんよ・・・・。





○そして終盤へ・・・・
AKB48の話からさらに羽ばたいて、みのりは世界へと旅立ったりしていますね。実は重要なシリーズになっていたわけですが、とりあえず愛ちゃんの家族問題だったり、みのりの正体の話題が火をつけていきました。愛ちゃんが最終シリーズへの捨て石になったのは見逃せませんが、まあ、この辺りまで来ると語ることも減ってしまいますね、なぜか。
それはそうと、最終話手前で奥平先生の頑張りによって秘密は守られました。ふと、今さらながら思ったのは、みのりの正体がバレるとしたら、何のこだわりもない浦山妹ではないかと思います。ははは。









最終シリーズはまた最終巻が出たあたりにでも。

深い深い愛の物語「深海少女・第1巻」




マガジンR、面白いですね。いわゆる月マガの姉妹誌となりますが、レベルが高いです。代表作を挙げるなら「虚構推理」でしょうか。看板作品として立派に役割を果たしていると思います。かなり面白いです。第1話では全く予想もしていませんでしたが、妖怪の類を扱った作品でした。あと、TVCMでも紹介されているとおり、ちょっと小さな可愛い女の子が出てくるお話。
片足が義足、片目が義眼の女の子。片足で一つ目の妖怪がいた気もしますが、そんな女の子を中心としたお話。原作小説も面白いのだろうと漫画でも伝わってきますが、漫画だからこその面白みもあるのかなと思ったり。なんにせよ、オススメです。










ちなみに「虚構推理」は推理モノであり、妖怪モノであり、恋愛モノでもあるようです。話はガラリ?と変わりますが、同じくマガジンRでは漢字4文字で恋愛モノな作品があります。「深海少女」という作品ですが、これまた一風変わった作品になっています。


深感覚ラブコメディ!

「深海少女」ですが、普通のラブコメではありません。そもそも冒頭でヒロインが海に消える(=死亡)という展開ですからね。
ヒロイン死亡・・・・というのはちょっとしたお約束かもしれません。そこから普通とは違う存在として出てくるわけです。死亡とは違いますが、虚構推理も義足義眼な女の子が出てきますね。例を挙げるなら、手がヒロインになった作品もありましたっけ。他には小さくなるヒロインとか、PCから出てくるヒロインもいましたね。最後の最後で消えてしまうヴァイオリン少女なんてのもいましたっけ。

まぁ、そのあたりを挙げればキリがありませんが、「深海少女」ではタイトルの通り






深海生物になりました

( д)     ゚ ゚
えええ・・・・・(動揺)。むろみさんのような人魚のお話でもなく、凪のあすからのように海中での物語とかではありません。ヒロインが深海生物として復活しました。
主人公の山田タケル、そして死んだと思ったら深海生物として甦った?田中ヒカリ。彼らのラブコメディなんですけど、ヒロインが深海生物(見た目は人間)というのはなんともまた・・・・。ちなみに、ヒロイン・ヒカリが死んだと思った日から1年間、タケルは海を見続けました。もちろんヒカリが好きだったから。一方、ヒカリは深海の王と出会い、深海の力を手に入れています。1年間深海で自堕落な生活を送ったのち、地上に戻りますが




人と深海生物ってラブいことできるんですかね??







猫には好かれる

猫って深海生物を食べる文化はあるんですかね?ヒカリが猫好きなので、ある意味win-winな関係ともいえますが、命がけになっているのが何とも言えません。




深海生物としてのサガ

人としての理性がそこまで残ってないような気もしますが、それ以前にあらゆる深海生物の特徴を有しています。光りますし、大きな口を有してますし、透明にだってなれます。海水がないと生きれませんし、お風呂は水風呂じゃないとダメです。まぁ、お湯に入ったらお鍋になりそうですしね。
とりあえずまぁ、可愛げのあったアホ毛が提灯になってたらどうするのかって話ですよ。可愛がれますか?大好きな幼馴染のアホ毛が提灯になって光っていたら愛せますか?っつー話ですよ。個人的にはかなり微妙なラインでNGな気がしますw そういう意味では、主人公・タケルの我慢がどこまで?というのを楽しむ作品かもしれません。


クリオネも登場

もちろん二人だけで物語は進みません。タケルの親(ラブくなることを願う親)、不可思議現象にのめりこむ女の子(厄介)、そして深海からやってきたクリオネ(深海のアイドルの座を奪ったヒカリに嫉妬)だって出てきてます。クリオネについては2巻以降のお話になるようですが、まぁ、わりとこの手の作品ではお馴染みのロクでもない雰囲気はプンプンしてます。





愛は深さを超えるか?そんな作品になってます。まぁ、さすがに深海生物なヒロインだとは想像できませんでしたけど。しかも、物理的な距離(いわゆる遠距離恋愛)を超えよう!という話ではなく、生物的な壁を超えなければいけませんし、人魚とかですらなく深海生物という深みある生き物とのラブコメディ。元に戻ってくれるといいんですが、深海の王を含めた相当なドタバタになりそうな予感ありです。
それと、重要な情報でもないような気もしますが、深海生物のことに詳しくなれる漫画だと思います。メリットかどうかは非常に悩む部分ですけどねww 可愛い女の子と学べる深海生物、というテーマの作品だと思えば色々理解しやすいと思います。



「KING OF PRISM」のすすめ(初心者向け) #キンプリへようこそ

1/9から公開となった映画KING OF PRISM by PrettyRhythm。通称キンプリ。
HPのURL→http://kinpri.com



現在、月曜夕方にやっている「プリパラ」。そして、その前のシリーズ作品である「プリリズ」。キンプリは、その「プリリズ」側からのスピンオフなアニメ映画となっています。当然のことながら、プリリズ(プリパラも)が好きだった人間からすれば、待ちに待った作品となってます。
最近だと「ガルパンはいいぞ。」と呟くだけのいわゆる“ガルパンおじさん(おばさん)”が話題となってますが、そもそもとしてプリリズには“プリリズヤクザ”と呼ばれる人間が存在します。
プリリズヤクザというと恐ろしい存在に聞こえるかもしれませんが、基本的に「プリリズをやたらと薦めてくる」「プリリズ見よう」と言ってくるだけの存在です。「いいぞ」だけではなく「見よう」と言ってくるのが、そこらのおじさんとは違うかと思います。無理矢理にでも知り合いに見せる、それがプリリズヤクザのお勤めとなります。


そして、今年に入ってプリリズヤクザは“キンプリヤクザ”に進化しました。






声を大にして言いたい。






キンプリ見ようぜ!!!










・・・・とまぁ、自分もまたキンプリヤクザなわけですよ。当然、封切り当日に見に行きましたし、16日と17日の舞台挨拶にも行ってきました。プリリズ自体がかなり好きな作品ですし、キンプリも期待して見てきたのですが、想像の遥か上の作品になってたわけです。そこで思ったのは、キンプリなら初めての人でも楽しめるのではないか、と。
改めて言う内容でもないですが、そもそもプリリズシリーズを全て見るのはかなり大変です。しかし、全部見なければプリリズの良さって伝わりにくいと思います。可愛い女の子がいる。歌って踊る。それくらいは伝わっているのだと思いますが、本質はそこではないのです。しかし、それを伝えきる術がない。見てくれ、としか言いようがない。見てもらえれば絶対に楽しんでもらえる自信はありますが、その方法が(無理矢理にでも)アニメ視聴してもらうしかなかったわけです。
しかし、キンプリを見て確信しました。これは、プリリズの入り口になれる・・・・と。




そんなわけで、キンプリを見てもらうために、初めて見る人にプリリズを触れてもらうために、手助けになれるような何かを伝えておきたいと思います。

以下で、語ること。
1.現在放送中のプリパラとはほぼ関係ない。
2.昔の視聴者からしても初めて物語になってる。
3.男の子が歌って踊る。デレマスのPも歌うし踊る。
4.プリズムショーというものをやる。
5.プリズムショーは皆を笑顔にする。
6.「心の煌き」の物語。






そもそもプリパラ、プリリズ、キンプリって?
そもそも初めての人からすると、キンプリって何?って話なわけですよ。上述していますが、現在は「プリパラ(http://pripara.jp)」と呼ばれる作品が毎週やっています。このあたりを伝えるのは難しいですが、簡潔に言ってしまうと、プリパラとプリリズは別物です。個人的にはドラゴンボールドラゴンボールGTくらい違うと思ってますが、感じ方は人それぞれかもしれません。←適当に思いついた例を挙げたので、もっと適切なものがあれば変えます。
今回はキンプリの話なので、これ以上のプリパラ言及はやめておきます。プリパラも良い作品ですが今回はなくなく割愛。とりあえず、プリパラにも触れていない人からするとややこしいので、そもそもプリパラとキンプリは別物だと思っていただいて結構。後々、そうではないと知ってもらえれば十分。

そして、プリリズの話となってきます。プリリズ自体は、女の子が色んな衣装を着て歌って踊るを基本としています。ライバル的にアイカツ!とかありますが、そこも割愛!
そんなプリリズは下記の3部作としてアニメ化されています。
プリティーリズム・オーロラドリーム
プリティーリズム・ディアマイフューチャー
プリティーリズム・レインボーライブ
キンプリはそのシリーズ作品の中のプリティーリズム・レインボーライブ(以下、RL)からのスピンオフ作品となっています。これら三部作について語るとそれもまた壮大なものになるので、そのあたりも割愛!とりあえず、キンプリはRLに出てくる“男の子”たちの作品だということだけ覚えてください。

・プリパラとキンプリは関係ない
・キンプリはプリリズRLからのスピンオフ。
・女の子ではなく、男の子たちの物語。

プリパラやプリリズについて知りたいという方は、以前魔界戦線さんの同人誌に寄稿した『パーフェクトスマイル』で詳しく語っていますので、そちらをどうぞ。名文だったと噂になってます。






○キンプリ初めて物語
Wikipediaから持ってきました。基本的に3つの集団を理解してもらえればよいかと思います。一つはRLから大活躍だったOver The Rainbow(以下、オバレ)というグループの3人。そして、そのオバレが所属する事務所の「エーデルローズ」。そのライバルとなる「シュワルツローズ」
Over The Rainbow
神浜コウジ(柿原徹也):歌う、ギター持ってる
速水ヒロ(前野智昭):歌う、ヘソ出し要員
仁科カヅキ(増田俊樹):歌う、褐色肌の熱血的な先輩


エーデルローズ
一条シン(寺島惇太):歌う、ある意味主人公
太刀花ユキノジョウ(斉藤壮馬):歌わない
香賀美タイガ(畠中祐):歌わない
十王院カケル(八代拓):歌わない
鷹梁ミナト(五十嵐雅):歌わない
西園寺レオ(永塚拓馬):歌わない
涼野ユウ(内田雄馬):歌わない
氷室聖:歌わない、エーデルローズの偉い人


シュワルツローズ
如月ルヰ(蒼井翔太):ちょっと歌う
大和アレクサンダー(武内駿輔):歌う
法月仁(三木眞一郎):歌わないが…、シュワルツの偉い人


プリリズシリーズってそもそも女の子がアイドルやるって物語なんですよ。それを男の子もやるというのがかなりミソ。映画で女の子が喋るシーンはありません。強いて言うならば、歌やダンスしている時の観客の女の子の声くらいしかありません。逆にそこまでやるか、と思ったわけですが……。
でまぁ、歌うとか歌わないとか書いてますが、とりあえず声優で判断する人がいるかなという配慮です。要注目は、アイドルマスターシンデレラガールズのアニメでプロデューサー役をしていた武内くんが歌います。ちょっといい感じで歌ってます。デレマスであんな役をやっていたのに、歌うし、それなりに凄いことを作中でやってくれます。わりとそれだけでも見る価値あるかもしれません。
ここで重要なのは、とりあえずオバレが中心の作品になっているという点、エーデルローズの氷室聖とシュワルツローズの法月仁が仲悪いという点、そもそもオバレと氷室聖&法月仁以外のほとんどのキャラは初登場な点です。プリリズ知らないとキンプリ分からないんでしょ?と思いきやそうでもなくて、ぶっちゃけプリリズヤクザ的にもほっとんど初見に近い映画だってことをとりあえず言っておきたいです。知っているのは複数のキャラと、プリリズから引き継がれている謎のノリくらいなもの。当然、“お約束”も多くありますが、映画の面白さの根幹はそこにはなくて、プリリズヤクザがニヤニヤできる程度でしか過去からの引き継ぎはありません。これはもう別物です。
だから安心して……というわけでもないですが、プリリズヤクザからしてもキンプリは初めてづくしだったことは知っておいてもらいたいです。とはいえ、”(公開前)何かやってくれそう感”→“(公開後)やっぱり俺たちのプリリズ(キンプリ)だぜ!”となって大盛り上がりになってはいますが。別物としての映画を見に行った上でキンプリヤクザになっています。

・男の子たちが歌う。
・キンプリはプリリズヤクザからしても初めてのことばかり。


↑一応、公式からオバレ映像持ってきました。何も知らないって人からすると何してるか分からないと思いますが、俺らも結局はよく分かってないです。でも納得させる何かはあります。






○プリズムショーという基本、あと裏設定
プリズムショーと呼ばれる、スケート、歌、ダンスによる総合エンタメを中心にした少年少女の物語。プリズムショーには、さらにプリズムジャンプと呼ばれる“特殊効果”が出てきます。これがかなり見どころになります。これだけ押さえておけば問題ないです。そして、プリズムショーは皆を笑顔にできるものだということを知っておいてもらえればよいかと思います。
↑プリリズ時代のジャンプ公式動画探したけど見つからなかった・・・・。


何度も言っていますが、これは男の子だけのお話になっています。プリリズ(もちろんプリパラ)では女の子が主にプリズムショーをやっています。RLで男の子たちの物語が異端的に描かれていましたが、そこを切り取って再構成したのがキンプリ。なので、キンプリだけでは理解できないところもまぁありますが、あまり重要でもない気はします。どんなアニメでも“裏設定”があるかと思いますが、キンプリはその裏設定が膨大にあるイメージだったりしますね。多少、裏設定も明かされてますが、おそらく3割くらいしか明かされていないのではないかと思っています。まぁ、残りの7割を開示されても視聴者が戸惑うだけ、プリリズヤクザですら戸惑うだけなのではと思われます。それをプリリズヤクザは理解したうえで勝手に想像したりもしていますが・・・。でもそれって、普通のアニメと一緒ですよね。
多少の裏設定はありますが、中級者以降の話題になるかなと思います。

・プリズムショーとプリズムジャンプというのがある。
・プリズムショーは皆を笑顔にする。
・裏設定ありすぎ作品だけど、そこまで知ってどうする。



○まとめとどうしても言いたいこと
キンプリヤクザが何か活発化してきて、やたらと薦めてくるかと思います。鬱陶しいかと思いますが、それがお仕事なのでちょっと許してください。そして、キンプリヤクザも初めて見た作品を推薦しているのだと知ってもらいたいです。いわゆる「お約束」というのも気にしなくていいです。重要ではありません。知らなくてもいいですし、そもそもオバレの過去などは映画でもまとめてくれるので問題ありません。そして分かりやすい。
むしろ、プリリズ時代から活躍してきたオバレが岐路に立っているという物語。オバレに憧れたエーデルローズの仲間たちがこれからをどう迎えるかの物語。それがキンプリなわけです。


まぁ、そんなキンプリとなりますが、どうしても言っておきたいことがあります。「お約束」というより、そもそもの大大大前提になります。
いいプリズムショーとは何かというお話。素敵なプリズムジャンプとは何かというお話。これらのプリズムショーやプリズムジャンプは技術で何とかなるものではありません。全ては「心」が大切なのです。プリリズではその「心」を「心の成長」を描いた作品になっていました。心が成長するからこそプリズムショーができる、プリズムジャンプができるわけです。なお、キンプリに出てくるシュワルツローズ(敵側)では、その「心」を殺すことが重要だと説いています。
アイドルを目指す少年少女たちが技術だけを磨いて何になるというのでしょう。「心」が育ってこそ、本当の少年少女たちの輝きが生まれるのだと思います(正式には心の煌きですが)。そこを丁寧に丁寧に描いたのがプリリズですし、プリリズヤクザたちは、その心の煌きにハートを射抜かれたわけです。キンプリはその「心」の煌きの深奥にちょっとだけでも触れる作品になっています。まぁ、そういう点を知りつつキンプリを見てもらえればなんて思います。



キンプリとは一体なんだったのか。もし今後、キンプリの映像化が続くのであれば、このブログでキンプリについて触れるのであれば、いつかは言及しなければならないものだと思います。とりあえず今回映画を見て思ったのは、プリリズへの扉の作品となっていること、そしてプリリズを知っている人にとって、プリズムショーに出会わせてくれて“ありがとう”と言ってもいいこと、言う場を与えてくれた作品だったのだと個人的には思っています。プリリズヤクザとして、こうも“ありがとう”を言ってもいい作品に出会えたことに感謝しかありません。ありがとう、本当にありがとう。






初視聴な人からすると、あまりにも濃密な1時間をすごすことになるかもしれません。なんせプリリズヤクザとしても、キンプリヤクザの複数回視聴であっても濃密だと感じるからです。複数回見てようやく頭の処理が追いついてきました(笑)。
なので、分からなかったと初視聴を残念がる必要はありません。きっとヤクザが優しく丁寧に教えてくれるでしょう。
見てもわからないという固定観念を持っている人は、何も恐れず見てください。きっと何かしら「心の煌き」が見つかると思います。これは絶対です。意味わからんけど面白かったー、それで十分だと思います。少なくとも、意味わからんし面白くなかったーという映像作品にはなっていません。そもそも監督がファン目線で作っているから・・・・・というのはまた別のお話ですかね。




以下、初視聴した人向けのQ&A。




Q:なんで裸のシーンが多いのですか?
A:仕様です。





Q:料理に凝っていませんか?
A:仕様です。





Q:冒頭の5分でお腹いっぱいになります。
A:仕様です。





Q:応援上映ってなんです?
A:サイリウムや声出し、コスプレがOKな上映です…が、素人が手を出しすぎるのはよくない。まぁ、面白いけどね。
↑応援上映に行って思いましたが、キンプリとしての「お約束」が生まれ始めている(もう育っている)のは何か面白いというか、やっぱりそうなるよね、と思いました。





Q:そもそも上映館が少なすぎてこの記事以前の問題では?
A:俺だってつらいよ・・・・。






というわけで、何かよくわからん記事になりましたが、見てくれよってことだけは伝わったかと思います。





じゃあ、とりあえずキンプリ見ようか。