あ、やっぱり岡部が一番可愛いんだね「AKB49〜恋愛禁止条例〜」



アゲイン!!

デコマユ可愛いよ、ナメナメ(^ω^)
久保先生のアゲイン!!面白いですよね。特にヒロイン??の二人が可愛いです。応援団をほぼ1人で切り盛りしている宇佐美先輩、そして主人公の今村と一緒に過去へとアゲインした貧乳の藤枝ちゃんのことですが、俺は特に宇佐美先輩の方が好みです(誰も聞いてない
黒ロンにデコマユということで、元ももいろクローバーの青色を思い出します。*1腹筋しながらパンツを見せてくれるなら、俺も応援団に入ればよかったなぁとか思ってませんよ!!何色だったのかなぁとか思ってませんよ!水玉だったとか思ってませんよ!!
しかし、そんな宇佐美先輩が何故応援団に固執しているのかは今後の物語の重要な要素になるかなぁと思ってます。応援団という設定があるため、”誰かを応援することの素晴らしさ”が出てきたらいいなと思ってます。とりあえず今村はもっと人の気持ちを考えて行動しろ。君は根本的になんか・・・ダメだ。




あと、今週のマガジンから新連載「ファイ・ブレイン」が始まっています。
調べたところによると、NHKさんがオリジナルで今秋アニメ化するそうで、それが原作となっています。構成は安心の森高先生、絵をキリキリ(別マガ作品)を描いた上野春生先生が担当しています。上野先生は以前あづま春吉という名前でした。キリキリは結構なホラー系でしたが・・・。




最初はパズル・クイズ漫画だと思っていたんですけど、まさか殺人が起きようとは・・・。パズルやクイズものといえばシリウスで連載していた論理少女を思い出しました。せっかくだから論理少女を週マガでやればいいじゃないか・・・と最初は思っていました。しかししかし、実は殺人が起きるような作品だとは思ってもいませんで。上野先生お得意?のホラー絵が殺人現場を悲惨にしています。
最近は金田一が殺人推理ものからパズル系?へと擦り寄ってきたなぁと思っていたら、ファイ・ブレインはパズル系から殺人推理ものへとやってきたという・・・。被っているようで被っていない・・・ような気もします。




さて、そんな週マガにあって、やっぱり今週も輝いていたのは「AKB49〜恋愛禁止条例〜」でしたね。



帰ってきたみのり

1万円公演で劇場を満員にできなかったらクビね!という厳しい状況の中、倒れたヘッポコヒロインを追いかけて劇場から消えてしまったみのり。正規メンバーが場を繋いでくれたり、お客さんたちの「みのりコール」により何とか終了を踏み止まらせてくれていました。そして、改心して戻ってきたみのり。
何かの約束を破るなんて最低だと思います。正直、満員になってもアイドルをクビは免れないレベルです。しかし、その公演が最後となっても、応援して待ってくれるお客さん、そして一緒に頑張ってきた仲間たちのために駆けつけました。


サナギさんから蝶へ

どの口が言うんだ!!という批判はごもっとも。しかし、自分が蝶になってやる、仲間たちを蝶にしてやるという覚悟が伝わってきました。みのりはクビを覚悟しています。そして、その上で公演を成功させると挑んできました。みのりの覚悟を絶対に見逃せない!!






クビになっても、もう一度集まって奇跡の13期生って言わせてやろう。(←でも、これって本当のAKBの13期生はやりづらいだろう・・・。
みのりが戻ってこなくてクビになったとしても、もう一度挑戦すればいい!!そう言ったのは岡部でした。2巻では小さな劇場で終わりたくねーんだよ、ボケ!と言っていた岡部がもう一度やってやればいいじゃんと言いました。もちろんそれは自分たちのセンターでもあるみのりを信じているからの言葉です。
いつもみのりたちの足を引っ張り、自分の実力と美貌にうぬぼれ、客が取られかねないとみのりの邪魔をして逆ギレ。そんな岡部が初めて仲間を鼓舞する言葉を言いました。彼女は成長しています。いつの間にか成長しているんです。






遅いんだよ、バカみのり

僕の岡部が一番可愛いんだ!続きが非常に気になります。


*1:トルドさんはももクロZのファンです

トモダチになろうと言える勇気「友達100人できるかな」




1度会ったら友達で、毎日会ったら兄弟だ・・・と教育テレビのとある番組で言っていたのを思い出します。しかし、現実はそんなことはなく、人付き合いほど難しいものはなかったなぁとしみじみ思う27歳の夜。
友達100人できるかなという作品をどう評していいのか分かりませんが、帯文の「これ読んでみて」という言葉が妙にしっくりとくる作品でした。友情もの、漂う哀愁、SF感。どれをとっても夢のある作品だったように思います。誰が読んでも楽しめる娯楽が漫画だとするなら、これ以上に漫画らしい漫画はないように思います。


なろうと思えば誰とでも友達になれる


言うのは簡単ですが、その気持ちになることが既に難しい。もしかしたら向こうはそれほどじゃなかったら???そんな後ろ向きな気持ちが起きて当然です。「友達100人できるかな」という作品を自分なりに解釈すると、”友達になるための残りの1歩を後押ししてくれる漫画”だと思いました。



友達を作る=地球を救う

この作品は、子供の頃に戻って友達100人作れなかったら地球滅亡ねというショッキングな始まり方をします。滅ぼすことは簡単だけど、友達になれるかもしれないから試験する・・・と主人公の直行は告げられ、そして人類を救うべく”友達作り”を真剣に行います。
子供時代ほど残酷、且つキレイな世界はないと思っています。言いたいことは何でも言える。そして容赦がない。ケンカだって何だって、今の子供たちがどうなのかは分かりませんが、振り返ってみると概ねそうだったように思います。しかし、この漫画を読んで昔をとても懐かしんでしまうのは、子供時代というものに対して素敵な思い出ばかりが残っているからに違いありません。



友達になってみせる

もし子供の頃に戻れたら・・・と何度も想像してしまいます。きっとアレもコレも色んなことをやり直そうと思うに違いありません。特に主人公の直行が行ったのは、友達作りという子供時代最大のテーマでした。
ちなみにですが、直行は100人の友達を作りに成功しています(←作品上、当然の流れかもしれませんが・・・)。友達作りをやり直す=成功する確率が高い状況で友達を作ろうとしたら友達がいっぱいできた。これは何を意味するのか。きっと、今の子供たちも、そして昔子供だった今の自分もあと一歩前に進めれば何だってできるかもしれないという可能性があると言ってくれているのではないでしょうか?
もちろんこれは友達作りという限定的なものではなく、子供時代には色んな可能性を秘めていると思っています。少なくとも残念なのは、これを大人になって、そしてこの作品を読んで実感してしまうところでしょうか。今の子供たちがこの作品を読んでどう思うか。きっと何も思わないんだろうなぁ・・・。振り返れるという大人の特権として楽しむのが一番いいかもしれません。


作者のとよ田みのる先生は”まっすぐな気持ち”を描くのが非常に上手いと常々言っています。もちろんこの作品もそうですが、以前の作品たちもそうだったと思います。
友達作りが非常に重要だった子供時代。それを1人のオッサンが乗り切ったという展開。クラスの暴れ者も、普段は馴れ合えない女子たちも、喋ったことがなかったクラスの子、犬や宇宙人まで。
もちろんやり直しという側面が非常に大きいですが、それでも大人の心であっても友達を作れるという一つの可能性を示してくれました。”この人と友達になってみたい”そのまっすぐな気持ちを持って当たってみればもしかして・・・?


僕と友達になってくれませんか?

こんにちは、サボリ魔です。
今日からGWということですが、今日から10日間ほど実家&東京に行く予定です。そうなると最期の更新から半月お休みってことか・・・。たまにはいいよね!東京にはGW中盤からいますが、トルドさんと会ってみたいという方(女性限定)がいたら連絡ください。とりあえずティアにはいます。
ちなみに更新を休んでいたのは、漫画が発売されすぎて読む時間にあてていたこと。それとスパロボをやっていかことが原因です。なお、たった今スパロボはクリアしました。難しくはなかったですが、近年のレベルからしたらちょっとだけ難しい感じでしたかね。


余談ですが、ってかここで書いていいものか謎ですが、冬に向けて進撃本が動きつつあるようです。一言で言うなら・・・総力戦です。半年以上も先ですけどねww


次回はGW明けの進撃レビュー&別マガ更新を予定しています。とりあえずメールとかweb拍手は見てますんで、何かあれば連絡ください。

これがホントの神漫画「水の森」

講談社の雑誌が非常に多くて困っています(笑顔)。ただ、その中の例えば編集部さんたちの関係とかってどうなんでしょうね。漫画家さん同士も雑誌違った場合はどうなるんでしょう?姉妹誌であれば仲はいいのかな???
例えば(週刊がきついから月刊へという意味で)姉妹誌で移動しましたというのは見かけますよね。昨年の移動で一番驚いたのはイーノで連載していた「水の森」でした。元々は月刊少年マガジンで連載していましたが、急にイーノへ移籍しています。もちろん月マガとイーノは姉妹誌です。少し・・・ペースがきつかったのかな??


月マガ時代が神漫画であっただけに、(一般的に)知名度の低いイーノが得策なのかどうなのかと心配になったものです。しかし、水の森はやっぱり神漫画でした。もし月マガ時代は読んでいたけど・・・って人がいたら絶対に今からでも読んでほしい!!月マガ時代のエネルギーを全部昇華させてます。イーノ時代を含めて水の森は完成しています。






○とある家族との出会い
全ては神に愛された聖なる少女・ジャンヌが魔女として扱われた時代から現代へやってくるところから始まります。女子高生として周囲を寄せ付けずに暮らしていましたが、出会った友人たちのおかげでジャンヌ自身にも心境の変化が訪れます。
まずジャンヌを好きになった青年の篤志が特によくしてくれました。その妹・優梨とも仲良くなりますが、そんな彼らの育ての親(叔母)が非常に重い病気に罹っていることに気づきます。ジャンヌは不思議な力を有しており、怪我を治したりもできる能力があります。そんなジャンヌが気づいた叔母さんの異変。それはジャンヌですら手の施しようがないほどで・・・。



たすけてください

優梨の大切なものを全てあげます。だから叔母さんを助けてください。そんな小さな小さな少女の願いを叶えてあげることができないジャンヌ。
本当の両親が死んで、小さかった兄妹を拾ってくれた叔母さん。悲しい毎日を過ごしていた日常を笑顔に変えてくれた叔母さん。両親という大切な肉親を亡くし、次は育ててくれた叔母さんが亡くなろうとしている・・・。そんな状況で小さな女の子が神の力に縋ろうとする姿を見てしまうと泣くしかないじゃないですか。



ジャンヌは神に自分の命をもって助けるように懇願しますが、そんな願いが聞き入れてもらえるわけもなく。とある方法で彼ら家族にとって最良の最期を作り出します。



おばちゃ・・・おかあさん!おかあさん!

今まで”おかあさん”と言えなかった優梨が、叔母さんに対してハッキリとその言葉を口にするシーンは号泣もの。
普通のやり方でこの場を創りだしてはいない・・・のですが、この過程については実際に読んで泣いてもらいたいです。神の力が万能とはいえ、死にゆく人間までは助けられません。しかし、この家族3人が本当に幸せだと言える最後を創出するために奇跡の力があるとしたら・・・本当に本当に素敵な奇跡だと思います。




○自己犠牲の少女・ジャンヌ
ジャンヌがかの神風怪盗ジャンヌダルクであるという設定は非常に重く圧し掛かっています。ジャンヌダルクが処刑されてから、今の現代までずっと無くならなかった紛争。ナントカビーイングのガン○ムをつれて来てほしいほしいレベルです。
この作品の特徴として、ジャンヌの過去を纏った大枠の話と、ジャンヌという人格が現代で出会う友人たちの物語に分かれます。



素敵な仲間たち

最初は周囲を遠ざけていましたが、”分かり合えなくても分かり合おうとすることができる”と気づきます。そこからジャンヌという一個人が現代でやれることに気づくわけですが、最初は暗い顔をしていたジャンヌが素敵な笑顔を見せてくれただけでも100点満点。




ジャンヌの笑顔

ジャンヌの笑顔は女神の笑顔。暗い顔が明るい笑顔になれたのは皆のおかげなわけです。
ただ、ジャンヌが本当に成長したなと思ったのって実は”泣き”にあると思うんですよ。誰のために泣いているのか・・・という部分なんですが、他人のために泣いていたジャンヌが、最後の最後で初めて自分のために泣きます。どちらがいいという話ではなく、そういう成長を水の森という物語は描いたわけです。




○これは神の漫画・・・
神に愛された聖女のお話・・・というわけで神漫画だなと思うわけですが、その設定を抜きにしてもすごくすごく素敵な物語でした。自分で画像を貼りながら泣いてしまう不思議。
ジャンヌを中心とした1巻から続く色んなエピソードが、最終の3巻で全て繋がります。帯文では小林有吾先生を「'10年代最注目のストーリー・テラー」だと評していますが、全くもってその通り。もちろん小林先生以上の漫画家さんがいるかもしれません。しかし、小林先生は新人であり、そんな新人さんがこれだけの泣ける物語を描いたという事実に驚愕します。これからどれだけの物語が描かれるのか・・・。それだけでも楽しみが膨らんでいきます。まずは水の森を読んで小林ワールドを体験してみてください。オススメ。

それぞれの正義のカタチ「我間乱〜GAMARAN〜」

週マガはどちらかといえば胸よりもお尻やおパンツに力を入れている気がします。もっともっとモミモミしてくれればいいのに・・・。一方で、同じ講談社シリウスはいいおっぱいしてる。モミモミしたくなるおっぱいがいっぱいです。




夜桜四重奏」はおっぱい漫画の筆頭だと思っていますが、時々何かすごいことを言い出す漫画だなぁと思うんですよ。ヤスダスズヒト先生の描く可愛い女の子とのハーレム漫画にしてくれてもそれなりに読めると思うんですけど、それ以上に要所要所でビシっと決めるあたり人気の秘密かもしれません。


正義とは何ぞや?


大人の1人が「正義とは悪であり、自分自身の正義を貫くことが本当の正義」だと語ります。しかし、主人公は「敵も味方も幸せになれる方法をギリギリまで探すことが正義」だと語ります。どちらも正しく見えますが、これらも考え方ひとつです。それぞれの正義がどんなものか・・・。それが物語を作る重要なファクターになっています。色んな見方がある。そういう意味でも、同日の他視点漫画をよく描いているのかもしれませんね。
しかし、この作品は漫画なのにアニメを見ているような気分になるから不思議よね。






さて、週刊少年マガジンで連載している「我間乱〜GAMARAN〜」がついに10巻目を迎えました。中長期での連載が増えてきている週マガとはいえ、やはり10巻まで来ることは大変立派だと思います。また、それだけの人気に支えられているということでしょうね。



桜真ノ丞と千石伊織

最強の武を決めつつ、藩主も決めるという海原大仕合から一転、主人公・黒鉄我間の父親でもあり最大悪の黒鉄陣介による藩乗っ取りが開始されました。陣介率いる無宝流には各地の強者が集い、陣介が上に立つための土台として無宝流の強さを誇示し続けます。海原大仕合でも次々と各流派が消えていき、残った無宝流と大亀流。
10巻ではそんな無宝流と対立する大亀流の次期当主が決定しています。
千石伊織と桜真ノ丞。9巻では当主の座を争って壮絶な闘いが繰り広げられました。結局は周りに止められる形で終了するわけですが、もし続けていたとしたら、技のキレで多少上回る真ノ丞よりも力や力量で上回る伊織の方が・・・?と思います。しかし、伊織が真ノ丞に勝ちを譲ったことや、現当主の決定により最終的には真ノ丞が当主になっています。






対決は1年後な?

当主の座を譲った伊織が向かった先は敵がウジャウジャいる無宝流。そんな中にあってもラスボスでもある陣介のところにまで到達。伊織さんの強さは世界一・・・くらいやで!!
作者の伊織好き(?)を考えると陣介以外の敵に負ける姿が想像できません。


この漫画は色んなキャラクター、そして必殺技がたくさん出てきます。ギリギリ厨二じゃないレベルでかっこいいです。技の1つ1つが派手なのにも関わらず通用しないとかがザラにあって大好きな作品です。



巻末は自戒か・・・?

我間乱は主人公チームが強すぎて敵さんたちがアッサリと消えることが多く、作者も巻末で「敗北者列伝」として倒された武芸者をこき下ろしています(嘘
”ふふふ・・・奴は四天王でも最弱”みたいな台詞がよく出てくるイメージがあります。あくまでもイメージなので、そんなに無かった・・・はず。ただ、この敗北者列伝が意外と面白いので、よく楽しみにしていたりもします。作者はこんなことを考えてドロップアウトさせてたのか・・・とか、作者が普通にこいつは地味と言い切ったりとか。お願いだから”なんとなく”とか”マヌケ”とか言ってあげないで!面白すぎるからw




無宝流との闘いになってきてから俄然面白くなってきています。伊織の単独突破で1年の猶予ができましたが、我間たちにとっては時間が足りないくらい。伊織の影に隠れていましたが、我間たちはずーっと修行していました。





主人公様はずっと修行していたのです。





一生懸命、父親に、無宝流に勝つため修行していたのです。









天才カシタロウ先生「ケツ出せメスブタ」

コイツと・・・・・・。









やりきった我間

変なことされてない・・・よね?




かっこいい技、ギリギリの死闘、修行によるパワーアップ。バトル漫画(スポーツ漫画を除く)が少ない週マガとしては非常にありがたい存在です。ちょっと上にも書きましたが、厨二ギリギリ(俺のラインとしては・・・)なところが好きです。
特に絶対悪として登場した陣介の存在が大きいように思います。ただ、冒頭の話ではありませんが、陣介としては自分の強さを誇示したいという自身の正義を振りかざしています。また、その力に惚れこむ人間が無宝流として集まっていることからも、これも正義の一つなのかもしれません。大亀流を見ても、伊織と真さんの大亀流に対するそれぞれの正義を貫こうとしています。また、我間も・・・。
バトル漫画はそれでいい。それが面白い。そんな風に思います。我間対陣介までまだまだ楽しめそうです・・・が、その間にどれだけのキャラが敗北者列伝に載るんだろうか。そんなところにも期待したいですw



あきらめの悪さは月マガの王道「四稲家の人々・最終巻」



羨ましいキャプテン・田村(左)

昔とは違ってサッカー漫画も多様化してきました。夢を与えるキャプ翼のようなトンデモサッカー漫画もあれば、ジャイキリのようにプレーや応援、采配までもが1つの物語であるというリアルサッカー漫画もあります。しかし、ついにサッカー漫画は采配をメインとしたトンデモサッカー漫画を生み出しました。月刊少年マガジンでやっている「蹴児 ケリンジ」というサッカー漫画ですが・・・これが結構面白い。
超有名監督の下に集まった新設のサッカー部員たち。しかし、その監督がサッカー部創設三ヶ月にしてお亡くなりになります。そして、その監督が最後にキャプテンだと指名したのが主人公の田村。ただし、ものすごい運動オンチです。そんな田村が監督にあこがれて、まねて、そして実践しはじめた戦略を駆使してチームを勝利に導きます。最初は半信半疑だったチームメイトも認めてくれるようになり・・・。
はじめの方に出てくる「魔術師殺し(キリングジョー)」という戦術はなかなか面白かったです。サッカー漫画として一読の価値ありよ。


サッカーが大好きだという気持ちから来る”あきらめの悪さ”が、運動オンチの田村を何故かかっこよく見せるんですよね。言い方は悪いですが、この”あきらめの悪さ”を持つ主人公が月マガには多い気がします。戦っている相手でも、自分の境遇でも、目の前の壁から目を逸らさないかっこよさがあります。


そういう意味では「四稲家の人々」の主人公・四稲春彦は生粋の月マガ主人公だなと思います。セクハラが30%を締めると思われる作品ですが、従者の忍者・卯月と共に戦い、色んな人を巻き込みながら逆境を勝ち抜いていきます。
そして、そんな四稲家の人々も大団円を迎えました。颯爽と突き抜けた最終巻は読み応えありでしたね。何か予想外に分厚いし・・・。



グッバイ御主人・・・

月の里を巡る戦いで12人の忍びをそれぞれ従え、奪い、最後に勝ち残った者が里の主君として君臨します。春彦が得た最初の従者が卯月でした。しかし、のほほんと体育祭をしていたら、主としての印でもある駒を奪われてしまいます。

春彦と卯月には子供の頃からの繋がりがあり、特に卯月が春彦を慕っています。駒を奪われたら終了。里の掟は絶対であり、どれだけ慕っていても駒を持っている人間こそが主。それだけでSっ気をくすぐられますね(←?



クマが助けに来たよ!

本来なら駒をなくした時点で終了(記憶操作されて全てを忘れる)なんですが、自分を慕ってくれていた忍びのレツがやってきてピンチを救ってくれます。この伏線回収が相当秀逸でした。「僕を主として認めようと思ってくれた時に駒を預けて」とレツに言っていたんですよ。駒を奪い合う争いの中で甘いと言われたものの、これが春彦らしさだったように思います。蒔いた種が実ったなぁという伏線回収でした。




まぁ・・・こっから急展開だったんですけどね。






あきらめない春彦

自分の双子の弟・ヒロムが最後の敵としてでてきます。春彦の持ち駒は4人。ヒロムは7人(卯月含む)。数だけ見れば春彦の方の旗色が悪いように見えますが、最強の忍びと言われる睦月、そして自分を信頼して駒を預けてくれた3人の忍びがいます。そして、卯月を守れなかったという挫折と・・・その後の努力も味方します。後は・・・分かるな?



以下、余談です。
最後の方は一体何があったのかというほどに急展開でした。特に駒を奪われてから最終決戦までは一気に駆け抜けました。正直、春彦の修行シーンとかすごい楽しみにしてたんですけど!!?描いたら絶対面白いと思ってたのになぁ・・・。残念。
もしかして打ち切りだったのか??と邪推するわけですが、しかししかし、志賀伯先生はそんなことを微塵も感じさせずにきれいに終わらせています。人によっては色々と思うかもしれません。ただ、1〜5巻まで描いてきたクセのあるサブキャラたちをこうも違和感なく物語の終わりに溶け込ませるとか凄いの一言です。ちょっとそういう意味では感動しました。だから打ち切りじゃないよ!!これって大団円・・・だよね。



THEセクハラ漫画

何故かオマケ漫画が18Pもありますw
意外と(←失礼)勢いのある戦闘描写。主人公とヒロインの小さな頃からの恋物語。それと巨乳。12人という多彩な忍者たちや、春彦とは違った意味で芯あるライバル。あと巨乳。なんだかんだいい漫画でしたね。ちょっと月マガという雑誌で大物に隠れがちでしたが、知る人ぞ知る良作だったかと・・・。6巻で読みやすいですよー。志賀伯先生の次回作に期待。


おいおいおい、何で近くの本屋には水の森が置いてないの?ショックだよ・・・。あと、いつになったら発売遅れが元に戻るんだろうか。やっぱりもう少し続くのかなぁ。水曜にマガジンが読めない。
最近は第2次スパロボZをやっています。誰かオススメユニットとかあったらおせーてください。