この大切な時間が永遠に続けばいいのにな「コンプレックス・エイジ・第5巻」




個人的な話ですが、ヤンガン版よりも「WEB版 WORKING!!の方が好きだったりします。なのでWEB版が単行本化されるということは非常に喜ばしいなと思ってました。なお、描き直ししているようです(全てではありませんが)。ちなみに2巻では2/3を描き直ししています。どちらがいいかは言わないでおこうかと思います。面白いことには変わりありませんからね。
キャラ的には村主さんが超お気に入り。3巻に収録されるでしょうが、村主さんのアレコレが解決するのは爽快でした。高津カリノ先生というよりは、がはこ先生と言ったほうがいいかもしれませんが、終盤の畳み掛けは本当に上手いですよね。えっと・・・・足立はポイーで。









いやぁ、漫画って面白いですね。本当に面白いです。信じられくらい面白い作品に出合えた時なんて漫画の神様にありがとうって言いたくなるばかりです。というか、漫画を読むことが趣味にできてよかったと思います。何か夢中になれるっていいですよね。子供の頃からずっと「夢中になれるモノが、いつか君をすげぇ奴にするんだ」と信じて生きてきました。生きがい、趣味があるだけで人生楽しい!!!
しかし、趣味がどんなものかが問われてしまうのが今の時代なのかも。趣味は?と聞かれて何と答えるでしょう。何と答えられるでしょう。ぶっちゃけ“漫画”と回答するのも、30歳以上となった今では・・・・ちょっと言いづらい。


さよなら

「コンプレックス・エイジ」はコスプレを生きがいにした主人公・片浦渚の物語。コスプレをしている時の“凪”としての物語。5巻は全体的に凪よりも“片浦渚”としての物語が印象に残った巻となりました。あと、千田滅べよ・・・・と言いたくなる巻でもありました。←分かる人だけでいいです。以下、千田(カス)は話題に出ません。


たかが趣味とは言いますが

少し前から続いていますが、渚と同じ会社にいた葉山さん(美人)が会社を去ることになった話題。葉山さんも渚と同じくコスプレを趣味としていましたが、会社の人にその趣味がバレてしまいました。それって別に悪いことではない・・・・のですが、やはり理解され難い趣味ではあります。もちろん周囲の目も少し変わるでしょうし、それを知られることで辛くなる葉山さんの気持ちも何となく・・・・分かります。
というか、このブログを会社の人に知られるのとかは絶対に無理だー!!!ネットとリアルでの言動はあまり変わらない(と思っている)はずですが、それでもこのブログを知られるのは無理wwwww勘弁してwwww



もちろん葉山さんにも理解者はいたようですし、問題が決着してない部分もありますし、「人には言えない趣味」という根が深い部分が解決したわけではありません。ただ、理解者がいてくれたという点で、ちょっとだけ葉山さんが救われた5巻でもありました。コンプレックス・エイジは少なからず“救い”という部分を残してくれることが多いので助かります。
なお、この5巻はどちらかというと、渚の理解者である親友・馬場公子(馬場さんと言うと怒る)がコスプレをやめてしまうという話題が中心でした。渚自身が辞めるという話題ではなく、渚の友人がコスプレを辞めるという話題。ちなみに公子は結婚だそうです。あと少し彼女なりの諸事情もあるようですが・・・・。





渚のきっかけ

渚がコスプレを始める最初のきっかけが公子だったようです。同じような漫画の趣味を持った二人がイベントに参加、そこで見たコスプレに憧れたそうです。余談ですが、公子は人から頼られる世話焼き・おせっかい?な人。一方、渚はあまり人と喋らない一匹狼。そんな二人の共通項である漫画から、10年続くコスプレという趣味に突き進むことになります。



この時が続きますように

上はコスプレを始めた時。下は公子がコスプレを辞める時。少し殺風景?だった部屋も、大人になった時には部屋の中にコスプレの参考にしたであろう本やキャラクターグッズで溢れかえっています。
また、昔は手縫いでワイワイやっていたようです。二人の裁縫の腕も上がったのは作品でよく描かれてます。渚が凪として本気のコスプレをしているのも描かれています。趣味を突き詰めていく二人、楽しんだ二人が描かれました。この関係だけは永遠に続くのだろうと渚は信じていたようですが・・・・。





葉山さんは周囲バレという環境に耐えられず一度止めてしまった経緯があります。公子は私的な理由でコスプレを止めます。まぁ、公子についてはカメラだけは手放さかったので、イベントで写真を撮ることはするそうです。とはいえ、続けることにもエネルギーはいりますが、やめてしまうこともまたエネルギーがいります。



本当の気持ち・・・・

コンプレックス・エイジでは、どうしても主人公である渚が中心に描かれてました。しかし、公子も公子なりに頑張っていたことが5巻では語られます。“同じ好き”を通した親友であり戦友。そんな親友だからこそ言えなかったこともあるようですし、言えたこともあったようです。いやぁ、難しい。この辺は本当に難しいですね。
まぁ、渚がいたからこそ自分の限界が見えてしまったような描写があるわけで・・・・。いや、俺だってヤマ○ムとかいうテッペンがいるのを見るたびにブログ止めたくなるよ!!!!←自分の力量不足が悪い






いつまで続くのか

漫画を読むという趣味なら一生続けることができるかもしれません。一方、コスプレってどうなんでしょうね。やはり引退とかあるんでしょうか?葉山さんのように周囲にバレたとか、公子のように他にやることが見つかったり限界が見えた部分があったというパターンがそれなのでしょうか。渚にとって、コスプレって人生そのものになっているようなので、限界?というものがチラチラ見えてきている現状にどう折り合いをつけるのか・・・・。
雑誌のほうでは最終回を迎えてますが、いいラストになっているといいですね。




途中で書いてますが、やっぱり趣味があるというのはいいことですよ。絶対にいい。人に言える言えないなんて関係ないと思います。でも、そうじゃないのが世間ってものなんですよねぇ。自分の趣味を隠し続けてる方々、本当にお疲れ様です。まぁ、そんなことを改めてじっくりと考えさせられるのが「コンプレックス・エイジ」だなと思います。とりあえず、このブログの止め時を自分でも見失っているのは何となく気づけました。これって趣味とは言わないしなぁ・・・・。←漫画を読むことは趣味だと思う
自分にとって楽しい時間、これがずっと続けばいいのになぁ・・・・。



とりあえず千田は滅べ。