巨人世界の絶望的なお・も・て・な・し「進撃の巨人・第50話」※ネタバレ注意

八百長とかありえません



別マガ表紙は進撃の巨人

別マガ感謝祭のレポートが載ってましたね。なかなか楽しそうなイベントだったようで・・・。行きたかったデース。そして、その感謝祭内でのジャンケン大会で優勝した諫山先生が今月号の表紙を描いています。ぶっちゃけアレでしょ?八百長とかなんでしょ?編集部が雑誌の売り上げを云々。

・・・んなわけねーけど。

さて、表紙には、エレン、ミカサ、アルミン、ジャン、サシャ、ヒストリア、コニー、ユミル。いつものメンバーで不在なのは、ライナー、ベルトルト、アニ、マルコ。マルコはしょうがないとして、敵巨人軍がいませんねぇ。・・・・ん?もしかしてマルコも敵巨人軍だたりしてw あはははは、まさかそんな・・・・ねぇ?
まぁ、それはそれとして秋らしい楽しそうな表紙じゃないですが。この表紙で、どうしてあんな残酷な話になるんだろう。理解できませんよ、ホント。しっかし、サシャを久しぶり見たなぁ・・・。






○クオカードもらえます



全プレでクオカードが・・・

表紙にもデカデカと書かれていますが、今月号を買うとクオカードを買える権利が与えられます。アニメ版1枚、今月号の表紙イラストで1枚。合計で1000円分ですが、これをもらうには1400円必要です。その差400円。でも、それだけの価値がある!ような気がする!
あと、今月号の進撃情報を挙げておきます。

・12月5日に3DSで進撃ゲームが出る
・10月16日に進撃アニメ4巻発売&初回特典あり
・キュービックタリスマンを限定予約で出す
・グッスマからぴくたむ!というストラップが出る
トレーディングカードゲームの団員募集!
・10月18日から池袋・サンシャイン60展望台で資料館開催決定
シリウスでスピンオフやってます

・・・多いなw
しかしまぁ、昔は謎の全プレとかやってた別マガが、今ではこれほどまでにグッズ等の展開ができていることに感動を覚えますね。超大型巨人フィギュアとか懐かしいですなぁ。もちろん部屋に飾ってありますよw






○個人的な連絡
いきなりですが、「進撃超考察」というiPhoneiPadのアプリが出ています。
https://itunes.apple.com/jp/app/jin-ji-chao-kao-cha/id694568327?mt=8
読んでビックリ、見てビックリ。あの進撃の巨人の謎がいっぱい詰まった楽しいアプリになっています。このブログでも考察は色々とやっていますが、それでも雑誌発売日や単行本発売日に出しているだけで、まとめて考察されているというのはなかなかありません。しかもアニメ化に伴って増えた考察サイトとは違い、連載当初から考えられ続けた考察・・・・・・・・・って、アプリの考察部分の監修、俺じゃん!!!DLオネシャス!!!


あと、とらのあなさんとCOMIC ZINさんにて、夏コミに出した同人誌が売られています。上記のアプリはゲームやクイズが充実していますが、こちらの同人誌は素敵なイラストや漫画が付いています。特にエンドカードはすごいで!
とらのあなhttp://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/14/54/040030145460.html
COMIC ZINhttp://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=17462
もしかしたら来月あたりにも何か連絡があるかもしれません・・・。









・・・というわけで、今月の進撃の巨人です。サブタイトルは「叫び」。めっちゃ叫んでましたね。まぁ、あの状況で叫ばない人間なんていないでしょうけど。それはそうと今月号で50話目ですね。このキリのいいところで、第1話を彷彿とさせるアイツがあんなことになるあたり、うまいなぁと思います。偶然というよりはわざとっぽいかな?と思ってみたり。



お久しぶりです



覚えていますか?目と目が会った時を

先月号のラストで登場した“あの巨人”。人類世界に絶望を与えたのが超大型巨人だとするならば、エレンという主人公、ミカサというヒロインに絶望を与えるキッカケとなった“あの巨人”。エレンの母・カルラを食べちゃった“あの巨人”が再び登場しました。なんと運命的でしょう。なんて残酷なのでしょう。エレンたちがあの時を思いだして混乱してます。







○場面1:ハンネスさんの場合



お前らの母ちゃんの仇を!

さて、ここで出てきたのがハンネスさん。前号から不思議なフラグが立っていましたが、いやもっと言えば45話でミカサたちを元気付けたあたりからフラグがあったような・・・。あの時、第1話でハンネスさんはカルラを助けることができませんでした。何故なら巨人の恐怖に負けたから。しかし、今ではエレンとミカサを守るため、あの時と同じ巨人の眼前に立ち塞がります・・・。
それにしても、“お前らの母ちゃん”という表現が良かったですね。カルラはエレンの母でもあり、ミカサの母でもあった。まぁ、だからこそ守れなかった懺悔をエレンとミカサにしているのでしょうけど。ぶっちゃけた話、ハンネスさんはここまでする必要がないのでは?とも思うんですけどね。エレンとミカサを守れただけでもあの時は100点だと思います。しかし、今回巨人の前に立ちふさがったわけです。彼らの後見人として、彼らの母を見殺しにした自戒を含め、巨人から守ろうとします。ハンネスさんに子供がいるかは不明ですが、まるで自分の子供を守るかのように巨人と戦います。








まぁ、死んじゃうんですけど
この世界は残酷だ・・・。







○場面2:エルヴィンさんの場合



チュッ(←巨人から猛虎魂を感じる

ARIA誌上でこれからエルヴィンとリヴァイのスピンオフが始まりますね。そちらも期待しているのですが、オリジナルの方はなかなか大変なことになっています。そもそも腕がない!腕がない!
前号、巨人に襲われて腕を千切られてしまいました。それでもベルトルトを斬ったあたり立派だなぁと思いました。そのおかげでエレンを助けることも叶ったのですが・・・。ただ、そのエレンを助けるためにとった決死の作戦がやはり、兵団を苦しめています。場所は何もない平地。普通であれば逃げるであろう巨人の群れ。それを連れてきたのがエルヴィン・・・。
エレンを助けるためにとった行動とはいえ、何人も死んでしまっています。もちろんハンネスさんもその犠牲の一人なんですよねぇ。仕方がないといえば仕方がないのですが・・・。仮にリヴァイがいれば、ミカサがエレンに執着しすぎずケガをしなければ。エルヴィンが行う作戦は毎度のことタラレバを考えてしまいます。難しいものですね。きっとエルヴィンも心の中では反省しまくりなんでしょうけど。
あと、すごくどうでもいいですが、10/14はエルヴィンの誕生日ですね。ついでに俺も30歳になるんですが・・・orz







○場面3:ミカサさんとエレンさんの場合



なんもでけへん

仲間が死ぬ場面を何度も見てきた主人公エレン・イェーガー。前回の巨大樹の森では、自らの選択ミスが仲間を死なせてしまいました。今回の作戦では、連れ去られた自分を助けるために仲間が犠牲になっていきました。普通の人間では精神が壊れてもおかしくないと思います。ちなみに、ハンネスさんの死に発狂しているエレンです↑
この場面で気になったのですが、エレンは変身しようとしたんですよね。腕が縛られていたため、それをミカサにほどいてもらい手を噛んだようです。手を噛んで変身して・・・ハンネスさんを助けようとしたみたいです。ただ、それが間に合わなかったようなんですが、全く巨人化してないのが気になりましたね。巨人化に必要だと言われているのは、“自傷行為”と“目的”。自傷行為は行っているので、あとは目的が足りなかったということでしょうかね。ハンネスさんが先に死んでしまって目的が消失したとか・・・?むしろ巨人を殺す目的で変身できてもよかったと思いますが・・・。
いや、違うか。エレンの指が生えそろってない描写にもなっているので、健全な身体じゃないと変身できないということだったのかもしれませんね。それなら納得。ケガがあると治りきるまで変身できない・・・。だとしたら、例えば2巻でアニがケガしなくてよかったことを喜んだライナーの描写も、巨人化するのに治るまで時間が掛かるし作戦とか困るよね〜という話だったとかは面白そう。




天使・ミカサ

さて、そんな発狂エレンを止めたのがミカサでした。進撃中でもエレンの暴走を止めているのはミカサでしたっけ。いいコンビだと思いますよ、ホント・・・。
しかしまぁ、ほとんど告白でしたよね。“ありがとう”と心をこめてエレンに言っていました。もちろんそんな場合じゃないのは重々承知。ただそれでも、エレンへの感謝の気持を伝えたミカサ。エレンは何もできなかったわけではない。一緒にいてくれて、生き方を教えてくれて、マフラーをまいてくれてありがとう。・・・こういう表情もできるんだなぁと驚いてしまいましたよ。口下手だからこそ、こういう言葉って重いですなぁ。あと、ジャンがこれを聞いてなくてよかったです。ショック死するぞ、これ。


立ち直るエレン

ミカサからの激励を受けて立ち直るエレン。ちょっと立ち直り早くない!?と思う所はありますけど、世紀の大告白みたいなレベルのミカサの言葉でしたからね。心に来るものがあったのでしょう。
「あのワルガキの面倒を見るのはお前らの役目だろ」
「何度倒されても何度でも起き上がる」
これらはハンネスさんの言葉ですが、まさにその通りだなと思ってみたり。で、ここから不思議な展開へと続いていくわけです。







○場面4:不思議なエレンの能力



ビリビリ

       ∧_∧
      ( ゚ω゚ ) ここは任せろー
  ビリビリC□l丶l丶
      /  (   ) やだー!このAA関係ない!
      (ノ ̄と、 i
         しーJ

エレンが覚醒します。言ってる意味が分かりませんが、エレンが覚醒します。そしてそれを感じ取る巨人軍の皆さん。ニュータイプを感じ取るアレに似てますが、それに近いものかもしれません。
ミカサに元気をもらい、キレて巨人を殴っただけ。気になるのは手に何かオーラのようなものが纏っていたこと。ジャンプで見たことあるなぁとか思ってたんですけど、そんなことどうでもよくなるくらいに不思議な描写でした。巨人化するみたいなものとは何か全く違う異質なものを感じました。



食べられちゃった!

そして最も驚いたのが、エレンの感情にあわせて周囲の巨人が動き出したこと。変身できなかったエレンの代わりに、さっきまで人間を食い散らかしていた巨人たちが、ハンネス・カルラ殺しの巨人に襲いかかったわけです。もうね・・・意味が分かりません。巨人が巨人を襲うことは基本的にありませんでした。しかし、普通の巨人が普通の巨人を襲ったわけです。まるでエレンが命令したかのように・・・。
おっと、似たような場面を一度だけ見たことがありますね。あれは巨大樹の森での光景。あの時は女型の巨人が叫ぶことで周囲の巨人を呼び寄せましたっけ。自らを食わせるために呼び寄せた場面ですけど、人間を無視して巨人が特攻しているのは似ているような気がします。同じ能力か別の能力か・・・。
そして、その能力に開眼したことを巨人軍が気付いたというのも不思議でしたね・・・。例えば、ライナーたちは自我があるからエレンの命令に抗えた・・・とか?うーん、そのあたりですかねぇ。







○座標とは・・・?



最悪だ・・・

今月号の話を見るに、少なくとも“巨人に命令する能力”が“座標”と関係あるように思われます。当然のことながら、エレンが巨人を操りはじめてからライナーが「座標が最悪の奴の手に」と言っていたわけです。上述した話ですが、もしかすると女型巨人も似たような能力(座標)を持ち合わせた可能性も・・・?
これまで座標については謎しかありませんでしたね。「座標を見つけて故郷に帰る」ことがライナーたちの目的でした。今回、エレンが座標であるということが分かった、もとい確定したわけですが・・・。座標の能力が“巨人を統率する”というものであったとして、ライナーたちはどうしたかったんでしょうね。今回分かった情報だけでいくと、ライナーたちは巨人を操る能力が欲しかったとなりますが・・・。ライナーたちの本当の故郷が座標を必要としている=巨人が統率できなくて大変なことになってるとかどうでしょう?自分たちの故郷を守るために壁の中で悪さをした。それならベルトルトの涙のわけも何となく分かる気はしますけどね。
ただまぁ、ライナーがエレンを指して最悪の奴に〜と言っていたのにはちょっと違和感ありました。そもそもエレン自身が座標だと思ってこれだけのことをしたんじゃなかったの??今更それかよwwwとか思ってしまいました。ライナーの台詞から取り返すことができるというのが示唆されてますけど、どうやるんでしょうねえ。エレンが一番持ってちゃいけないという気持ちも分かりますがw


しかし、こうなってくるとエレンって何者なんでしょうね・・・。やはり父親が関係しているのか・・・?そもそもライベルアニはエレンが巨人化したところから計画が狂っていたように思います。壁の中にいる巨人が座標を持っているという確証に近いものを持っていたのかも・・・?そうなると、なおさら巨人は南からやって来るのではなく、エレンのいる場所(基本南にいた)に集まってきたというのもあながち間違いじゃないかもしれませんね。
おっと、巨人を操れるという能力があれば壁も作れるんじゃないか!?壁の中の巨人を指揮して壁を作った・・・?あり得そう!







○場面5:ヒストリアさんとユミルさんの場合



私達のために生きようよ

さて、本筋とは別になってますが、ヒストリアとユミルの会話も面白いことになっています。ヒストリアを騙して付いてこさせるように仕向けたユミルでしたが、結局は改心した・・・のかな?私達のために生きることができればいいんですが・・・。それと、今回はっきりと自分はヒストリアという名前であることを明言していましたね。今後はクリスタと呼ばれることは減るかなぁ。それにしても、最近ヒストリアとコニーが近い気がして。なんかラブいことになったらどうしよう・・・。
というか、いちいち「ブス」とユミルを呼ぶコニーがいるわけで。もしかしてコニーはユミルが好きだったとか。コニー→ユミル→ヒストリア→コニーとかになったら?あはははははは、ないかー。


未来がある

さて、ユミルはユミルで座標となったエレンに壁の中の未来を見出しています。元々は壁の中にいてはどうにもならないからこそヒストリアを拉致したわけですが・・・。エレンの特殊な能力があれば・・・ということなんでしょうけど、もうちょっと語ってほしかったなああああああ。謎を残しただけというね・・・。
改めて整理をしておきますが、壁の中には未来がないとユミルは考えていました。そして、今のままではヒストリアがやばい。だからこそライナーたちにヒストリアだけでも外へ連れて行ってもらおうとしていたわけです。もちろん今回のことで作戦はめちゃくちゃなわけですけど、そもそもヒストリアを拉致っていなければライナーたちは逃げきれたんじゃね?というね。そしてエレンが力に開眼して、壁の中にいてもヒストリア大丈夫じゃね?と思う・・・という流れ。やっぱり何だか踏んだり蹴ったりなライベルだなと思うわけでして・・・。


ゴエンア

そして、ゴメンア(ごめんな?)と言ったまま消えていくユミル・・・。今月号である程度のわだかまりが消えたと思うんですけどねー。ヒストリアとも自分たちのためだけに生きようという決意を持ったと確信しています。だからこそ一緒にヒストリアといてあげるべきだと思うんですが。ユミルは巨人たちに襲われているライナーたちの元へと行ってしまいました。もしかしてヒストリアのために無理してくれたライナーたちに恩返ししにいったのかも?うーん、違うか。
ライナーたちのところへ行く=死ににいくと同義だと思います。できれば、ヒストリアたちと一緒にいて、世界の謎を全て話してほしかったですが・・・。生きているといいなぁ。









○来月からどうなるんでしょう



勝ったのか負けたのか

今回も犠牲の多いヘキカツ!(壁外調査活動)でした。憲兵団が生き残っているかは不明ですが、きっと責任を追求されるでしょうなあ。今回の出来事をどう捉えるか。エレンが巨人を操ったかもしれないという出来事に気付いたか。気付いてたとしたら活用するのか殺すのか。振り出しに戻るって感じもしますが・・・。数少ない希望は、生け捕りのアニと謎を知る権利のあるヒストリアか・・・。
ウトガルド城攻防戦からずーっと全速力でしたけど、そろそろ一息つきたいかもw 謎が謎を読んで謎を放り出して謎が謎を殴り倒している状況!なにこれやっぱり楽しい状態!!来月号も楽しみです。