卵が先か鶏が先か「進撃の巨人・第47話」※ネタバレ注意

○同人誌出します
夏コミに出す進撃考察本がほぼできあがりました。せっかくなので、今月の話も少し載せようと思っていますが、そのほとんどは単行本11巻まで、第46話までを収録しています。いつものことながら、すげー考察!というよりは、読んでくれた人の考察を助けられるようにまとめています。ほら、このブログをいちいち見るよりは一冊になってた方が分かりやすいじゃないですか・・・。
あと、通販をする・・・かは分かりませんが、夏コミで余ったら考えます。楽しみにしといて!とは気軽にも言えませんが、トータルで80ページになってしまった分、かなり力作だとは思います。今回の本の後は未定なので、是非手に取ってもらえればと思います。
詳細はまた来月にでも出したいと思います。つーか、明後日には入稿するで。







○今月は情報がたくさん!




ステッカーは手に入れましたか?前のもそうだったんですけど、意外とグッズ類には拘りも無くてですね・・・。別マガに付いていたステッカーをどうしようというのは無かったりします。30手前になるとステッカーでどう遊べばいいのか分からないんだよ・・・。
しかしまぁ、今月号は情報がたっぷりでしたね!まずはNTTコミュニケーションズとコラボ。サイン色紙がもらえたり、諌山先生のインタビューやスペシャル漫画があるそうな。おそるべしNTT。そして、アニメDVDの発売も近づいています。アニメの第1話と第2話が収録されており、初回特典もありますね!すごい!すごい!やはりあの第1話は鳥肌モンでしたよね。カルラの死を思い出すだけで涙が溢れてきます。これは買いでしょう!!


グッズやイベントも

進撃の巨人3大企画があるそうです。イラストギャラリーや諫山先生への質問なんてのもできるそうな。さらに今月末のワンフェスのバックステージに行けるとのこと。ワンフェスの方は応募してみようかな〜と思ってます(三か出来たら引越しの次の日になるけどw)。さらに進撃グッズも増えてきています。さらには一番くじまで・・・。一番くじの買い占めとかやってみる??なーんてねw あと、最近はグッズもすごいことになっているようで。この前、アニメイトに行ったらカレーがあってビックリしました。よくは見なかったのですが、何のお肉が入っているんでしょうねえ。












・・・というわけで、今月の進撃の巨人。第47話のサブタイトルは「子供達」。諫山先生も言っていたそうですが、改めて登場人物のほとんどが子供なんですよねぇ。それなのにこんな人類をどうするかという重い課題に直面しているという・・・。仮に自分が彼らの年齢の時、生き死にを考え尚且つ人類が滅びるかどうかを背負うなんて到底想像もできませんよ。怖すぎる。
さて、今月号のお話かなり重要だったのではないでしょうか?世界の理を知るライナー、ベルトルト、ユミルから発せられる言葉の節々から謎が溢れ出て来ていましたね。正直、俺の脳もパンクしそうですww ライナー並に壊れそうだ(←






○戦士なキューピッド



俺は戦士ー

日没が近き、ライナーたちの逃げる時間も着々と進んでいます。前号、ベルトルトの同意も得ずクリスタを助けてやると約束したライナー。今月号ではクリスタの重要性をベルトルトに話しています。詳細は後述するとして、ベルトルトはそもそも今のライナーが兵士か戦士かを心配しています。確かにクリスタを助けると言われたら兵士としてのライナーを想像してしまいますよね。もちろんそんな心配をヨソに、今の自分は“戦士”であることをライナーさんは力説しています。ライナー、ついに正気に戻ったかな・・・?
いや、「クリスタかわいい」とか言ってる時点で正気かどうかは怪しいけども・・・。クリスタ可愛い、結婚したいとか思っていることがユミルにバレたら、それはそれで命がけの喧嘩になりそうですね。いや、ちょっと見てみたい気もするけどw


アニに気持ちを伝えろ!

もちろん戦士ライナーは親友の恋愛事情にだって精通しています。今回、故郷に帰ったらアニに気持ちを伝えるようベルトルトに助言を与えました。



・・・・えっ!?ベルトルトってアニが好きだったの!?


ベルトルトがずーっとアニを見ていたこと、ライナーも見ていました。まぁ、ベルトルト→アニという構図は2回ほどあったように思います。1度目はトロスト区奪還戦後の処理時、2度目はアニが憲兵団に行くことを決めた時。どちらも尋常じゃない眼差しでアニを見ていたように思います。もっと深い理由があるとばかり思っていました。まさかKOIGOKOROとは・・・。いや、どちらかと言えば、ライナーの勘違いという可能性も否定はできません。ほら、彼って壊れてますからね。
それはそうと、アニが捕まっていることをライナーとベルトルトは知らないと思うんですよ。もっと言えばユミルも知らないような・・・?この事実を知った時どうするのかが気になります。そのまま故郷に行くのか、アニを奪還しに行くのか。後者の場合、ベルトルトがアニのことを好きだという話も納得できますな。






○ライナーとベルトルトの会話



座標とは?

続けてライナーとベルトルトの会話についてです。彼らの間で不思議な会話が繰り広げられていました。

「座標」
「アニとクリスタとそれ」
「仕事はすべておしまい」

気になった台詞は上の3つですが、その前にクリスタについて少し。ライナーの会話を見る限り、彼らはクリスタの素性について知っていたことが分かります。アニがウォール教の人間の後を追って、クリスタの素性を掴んだようです。さすがにクリスタの素性については偶然知ったんでしょうけどね。ただ、その会話の中で、壁にいる巨人の秘密も知っていたことをほのめかしています。ライナー、ベルトルト、アニ、彼ら3人はクリスタの秘密を(偶然?)掴むと共に、壁の中に巨人がいることも知っていたわけです。いやー、ライナーたちって何でも知ってるんだね・・・。怖すぎるわ。
そんなわけでクリスタは重要人物であることをライナーたちは知っています。ユミルを仲間に引き入れるために、クリスタを餌にした理由もそれなりにあるようで・・・。また、そんなクリスタがいれば、エレンが“座標”でなければ今後の役に立つであろうと語っています。そもそもエレンが座標というのはどういう意味なんでしょう?ライナーたちは“座標”を探している。それはエレンの可能性がある。そんなエレンを故郷に連れて行けば全てが終わる・・・。
座標というのは、皆さんも知っての通り場所を示したりする数字です。地図という概念があり、とある特定の場所を示すのが座標。それが・・・エレン?いやいや、言葉だけ聞くと意味が分かりませんね。例えば故郷を示す座標がエレンという意味だったりするのかも?そもそも故郷がどこにあるのかライナーたちが分かっていないという可能性も否定出来ませんしね。話は少し戻りますが、それでどうしてクリスタがいれば探しやすくなるのか・・・?不思議な話です。クリスタ、いやウォール教と関係があるのでしょうか。


そして、すっごく気になっているのは、“アニとクリスタとそれ(以下、アクそ)”のくだりです。“それ”ってどれ!?アニは分かります。クリスタも分かります。そして、最後の“それ”は何を指しているのでしょう。エレンのこと?それとも座標・・・?ちょっと濁されましたね。そうそう。少し読み違えをしてしまったのですが、アクその場面では“今度また来る”と言っていたのに、次のコマで“二度と来ない”と言っていて「!?」となったんです。この二度と来ないは、アクそを連れて来た後はもう二度と来ないって意味なんでしょうね。いやはや、慌ててしまいましたw




仕事はすべておしまい

そもそもライナーたちがやっていることって“任務”だったり“仕事”だったりするんですね。つまりは誰かがライナーたちに目的を与えているということ。壁の外の勢力によるものなのか、アニの父親が出てきていたように一族?的なものなのか。少なくとも壁の中の存在でないことは祈りたいものです。そうなると、戦士という言葉も何か関係してくるのかもしれませんが。アニは戦士になれなかったと自ら言っていたり、ライナーは兵士と戦士でさまよったり、任務をこなすのも一苦労のようですな。






○ユミルが明らかにするもの



ベリックを食べた

ユミルが巨人になった時、ライナーとベルトルトは昔の出来事を思い出していました。彼ら二人と、その友人であろう一人がユミルに食べられるシーン。ちなみに食べられた少年はベリック。ベルトルトはユミルがベリックを食べたから信じられないと語っています。ベリックを食ったら何故信じられないのか・・・。実はベリックもライナーたちと同じ巨人化できる存在だったのに食べられたから?ちょっと気になる場面です。


せっかく人間に戻れた

ただ、その後の場面でもっと大きな謎を残していきます。ユミルは「人間に戻れた」とライナーが言うわけです。この後の会話を見ていくと、ベルトルトに対しユミルは人を食べた時のことを詳しく覚えていないと語り、ベルトルトも自分もよく覚えていないと言います。さらにはエレンもよく覚えていないみたいだと言っているんですよ。えええええええ!?という驚きが駆け巡ります。つまりは、知性持ちの巨人であるエレン、ライナー、ベルトルト、そしてユミル。彼らは人間を食べたことによって「人間になった」ということを示唆しているわけですよ!!そっ、そんなの信じられませんがな・・・。


60年は待ちました

続けてユミルは壁の外に60年もいたと語ります。60年も彷徨い、ベリックを食べて人間に戻れたと語ります。あっさりと語っていますが、正直言ってライナーがポロッと「俺が鎧の巨人だ」と言った場面以上にすごいことを語ってくれています。先月号に引き続き、進撃世界の謎を描いているわけですけど、ちょっと想像の斜め上をいっているのが・・・正直怖いです。


さて、改めて発言を見返すと「人間に戻った」とライナーが言っています(ベリックを食べて人間に戻ったという意味でしょう)。これってどういう意味なのでしょうね?文字通り捉えれば、ユミルは人間だった。しかし巨人になった。60年彷徨い、ベリックを食べることで人間に戻れた・・・ということになります。ユミルは人間だったのか、巨人だったのか。まるで卵が先か鶏が先かというのに似ていますね。人間が先か巨人が先か。人間が先だったようではありますが・・・。
ここからは完全に予想、空想の話になりますが、ユミルもまたコニーの親のように巨人化させられたのではないでしょうか。そんな彼らが元に戻る方法が人間を食べるのみ。そんな事実があるとして、ライナーたちの仕事は壁の外の巨人たちを人間に戻すこと。壁の中の世界は人間を増やすための場所でしかなく、元に戻れなくなった巨人たちを救うための方法・・・とか。もちろん疑問点はたくさんありますけどね。例えば、通常の巨人たちとの違いは何なのでしょう(普通の巨人たちに知性持ち巨人が狙われるのは、人間体になれるから?)。エレンはカルラやグリシャといった親がいました。グリシャが外から来た人物じゃないと仮定して、エレンは巨人体から人間を食べて今の姿になったのでしょうか?そもそもグリシャの注射は何だったのか・・・?まぁ、注射は巨人化を抑えられるという目的かもしれませんが・・・。
あと、ユミルは人間に戻る方法があることを60年前から知っていたのかどうか。さらには獣の巨人がどういう存在なのか・・・。グリシャの注射で起きた記憶障害と、ユミルたちが人を食べた時の記憶を覚えていないことに関連はあるのか。色々と気になることが多すぎて困りますね。おっと、そうそう。ライナーが読めなかった「ニシン」の謎も残ってますね。ユミルとライナーは何かしらの関係があるのかと思いきや、出身地方が違うような・・・?それと、イルゼが出会った巨人も気になります。もしかして外の世界にいたころのユミルの従者だったか・・・?







○エレンが巨人化できませんでした



ちょっとしたミニコントがありました

兵団が来ていることに気付いたライナーたちは、時間が少し早いものの逃げ出すことを決めます。その際、ダチョウ倶楽部みたいなやり取りがライナーとエレンで行われていますが、そこは割愛。かなり面白かったですw
あとこの場面で、エレンが自傷行為に及んでいたものの変身できなかったのも見逃せませんね。やはりライナーが言うとおりに変身が無理だったわけですけど、この後ユミルが変身できたことを考えると、せめて手足が生えてないと無理なのでしょうね。五体満足の状態であれば変身ができる。そういうものなのかもしれません。







憲兵ェ・・・



また憲兵

弱い、弱すぎる。憲兵団ばかり死んでいくようです。どうしてくれんの!?同人誌に憲兵団ってもしかしたらやり手なんじゃない?って書いちゃったよwww まぁ、書き直しはしないんですけど。いや、やはりというか当然というか、憲兵団は弱いですねぇ。それも当然のことで、実戦経験があまりにも不足しています。ただそうは言っても、昔はエリートだったんですもの。もうちょっと何とかやってほしいものですよ。俺の同人誌のために(←







○ユミルに騙された



ユミルが食べる

これはちょっと予想通りでしたけど、クリスタがユミルに連れ去られてしまいました。まぁ、当然と言えば当然ですが・・・。しかし、巨人の皆さんは連れ去る時、必ず口に含みますなぁ。ヨダレでベトベトだと思うんですが・・・。
しかし、クリスタが来ていることに気付いたユミルもさすがといえばさすが。ちょっと変なレーダーでもついているんじゃないですか?もしくはニュータイプかもしれません。まぁ、そんな冗談は置いといても、ユミルは少しクリスタに執着しすぎですよね。それはもう怖いくらいに。ライナーは壊れていると言われましたが、ユミルもなかなかに壊れている可能性が否定出来ませんな。ちょっとおかしいかも。


クリスタに会いたい

ライナーとユミルとの間で行われた会話はちょっと見応えがありました。どうしてもクリスタを連れ去りたいユミルと、いち早く逃げ出したいライナー。ベルトルトに背負われたユミルはかなり強硬な手段に出ていますが、それだけ本気だということが窺えます。ちなみにこの場面で、「お前らの戦士に〜」という発言がありますね。これも気になります。ライナーたちの戦士というのも意味が不明ですが、ユミルは食われてしまうことが決まっているのでしょうか?上述したとおり、食べられるというのは特別な意味を持ってきます。実に意味深ですな。



一方、ユミルは仲間だと思っていた104期生。完全に騙されました。巨人化したユミルがやってきて、ウトガルド城のように助けてくれるのかと思いきや、ふっつーにクリスタを奪って行きました。この辺りの駆け引きは面白いです。決して心理戦というわけではなく、お互いが持っている情報の少なさに起因する、突発的な出来事の数々。これもまた進撃の巨人だなぁと感じます。
奪われたエレンとクリスタ。来月はどんなことが起きてしまうのでしょう!?








ハンネス「命に変えても」

ハンネスさんに死亡フラグが立っていますが・・・。
死なないでくれよ、ハンネスさん・・・。