カミングアウトハプニング 秘密のキョジンSHOW「進撃の巨人・10巻」

○公式ガイドブック買いました




あれを買ったわけですよ。あれを。進撃の巨人 INSIDE 抗」を買ったわけですよ。いやぁ〜ぶったまげましたね。進撃の巨人について余すことなく書いてましたね。進撃の考察同人とかいらないんじゃないかと思うレベルで盛り沢山でしたわ。別に考察特化というわけではなかったですけど、お手上げもいいところですよww 第2弾もあるようで、こりゃあ同人誌やらなくてもいいかな〜って気がしてきました。
それはそうと、Amazonで進撃11巻限定版(DVD付)が出てたんですよ。だいぶ先ですけど楽しみなのでポチっておこうかな〜という気分にもさせてくれます。また、アニメDVDとBlu-rayの1巻初回版では未発表の漫画が付いてくることが発覚。これは買うっきゃない!!
別段言及する必要もないですが、限定版でようやくエレンが出てきましたね。主人公なのに3番目て・・・。





○頑張れ本屋さん!!
進撃の巨人がナタリーさんと組んで進撃の巨人 店頭装飾コンテスト」なんてのをやってます。
http://natalie.mu/comic/pp/shingeki#!/
簡単な話、日本中の書店さんが進撃の巨人で店内の一部をすごいことにしているわけですよ。そして、各店舗の写真をナタリーさんで見て、Twitterで“ほめる”と壁紙がもらえちゃうよ〜という企画となっています。かく言う自分も既に何箇所か投票しています。まぁ装飾というよりは、自分の家に近いところを選んだだけなんですけどね〜。有名な書店さんも多いので見に行くのも楽しみの一つかもしれません。





○表紙を見て何を思う?



記念すべき10巻表紙

ついに2桁巻数ですよ!!諌山先生の頑張りのおかげで10巻突入です。そんな記念すべき10巻の表紙には、エレン、ミカサ、ライナー、ベルトルト、ニコニー、ユミル、クリスタ(仮)の7人。その場に居ないジャン、サシャ、アニは仕方がないにしても、アルレルトがいないのは可哀想ですねw
9巻の感想でも書いたのですが、何故か表紙が“起きていない出来事”を描いているのが印象に残ります。例えば9巻では獣の巨人がエレンたちと遭遇した場面はなかったのに、表紙は獣とエレンが描かれていました。10巻でも、この7人が塔の上で再開したということはありません。他の巻については9巻の時に書いたので割愛しますが、確かに“そんな場面あった?”と言ってしまいたくなる表紙だったり。まぁ、気にしすぎだと思いますし、諌山先生の描きたいままに描いた結果、もしくはちょっとした茶目っ気なのかもしれません。






というわけで、恒例?の収録分の話の感想を列記しておきます。いつも言ってますが、記事タイトルを考えるのも一苦労なんです。今度誰か考えて下さい(←

39:
40:
41:
42:

とりわけ10巻は内容が濃かったです。過去全てを振り返っても、これほど情報量が多かったのも珍しいかもしれません。10巻はターニングポイントになるでしょうねぇ。アレとかアレとかありますから・・・。







○攻防ウトガルド城
10巻冒頭の状況を確認しておきます。出現するはずのない場所に巨人が現れ、ウォール・ローゼが突破されたと大騒ぎになった8巻ラスト。新たな人類の危機に多くの団員が動きまわり、穴の発見、そして出現した巨人の掃討を行います。その際、ソバカスがユミルという名前であること、クリスタが進撃世界の重要な鍵を握ること、獣の巨人がいたこと、コニーの親が巨人化した可能性があること、実はローゼに穴は無かったこと・・・等々が描かれています。ミケが獣の巨人に殺されたことも衝撃的でしたね。
偶然ローゼ近くにいた、104期生を含む調査兵団は各地を駆けまわるわけですが、最も危険な地域を任されたライナー、ベルトルト、コニー。その後に合流したユミルとクリスタ。上官でもあるゲルガーとナナバ。彼らは一時休憩するため、ウトガルド城に立ち寄ります。しかし、夜にも関わらず襲ってくる巨人の群れ。・・・104期生は武器を持ち合わせていません。戦力がそれほど無い状態で、ウトガルド城攻防戦が始まります。





○二人のヒ・ミ・ツ
調査兵団員イルゼが出会った巨人は言葉を話しました。その中に出てきた単語“ユミル”。ソバカスが特徴的なクリスタのお供もユミルという名前。非常に気になる展開でした。また、ウォール教は壁の秘密を知っている。人類を犠牲にしてもその内容は話せないそうです。ただ唯一、とある血筋の子供であり、現在は偽名を使っている“クリスタ”だけは秘密を知ることができるそうな・・・。
ユミルとクリスタは重要な鍵を握るキャラでした。(一方的に)仲の良い二人でしたが、色々と過去を持っているようです。10巻ではそんな二人のちょっとした出来事が描かれていました。雪山で傷病者を引きずるクリスタ。そしてその後ろを歩くユミル。クリスタ曰く絶対に助けるとのことでしたが、それが最善策でない(ユミルに手伝わせてない)と感じるユミルはクリスタに厳しい言葉を投げかけます。


クリスタの現状は10巻で本格的に明らかになっています。良家の血筋ながら実は不貞の子。お家の後継者争いに巻き込まれつつ、偽名を使って生きていくのであれば命まで取られないという状況で兵団に入りました。どこか死にたがり願望が見え隠れしつつ、自分の死を美談として実家に報告してやろうという思惑があるというのはユミルの突っ込んだ意見。果たしてそこまで本当に思っていたかは謎ですが、クリスタが置かれた状況に多少ユミルは同情していたようです。



似てたからねー

ユミル曰く、クリスタとユミルは似ているそうです。
天使度は比較する必要がないレベルなので割愛するとして、やはり境遇が似ているということなんでしょうかね。特にお家を追い出されているという状況。果たしてユミルのお家が、壁内になるのか壁外にあるのかは甚だ疑問ではありますが・・・。
また、ユミルからすると、偽名を使っていることも気に食わないようですね。ユミルは新しい人生を送っているけど本名で生きている。しかし、クリスタは偽名を使って生きている。似ているようで似ていない・・・というのがユミルの気持ちです。とはいえ、クリスタが名前と血筋という“秘密”を持ちつつ、実はユミルも大きな大きな“秘密”を抱えていたわけですが・・・。





○ちょっと気になったこと・その立体機動装置は?



何故そこに・・・?

ウトガルド攻防戦は熾烈を極めました。そもそも夜に襲ってくるかよ!?という驚き、そして獣の巨人が率いているという驚き。まぁ、襲われた面々にとってはそんな驚きを感じる時間すら与えられませんが・・・。
最初は調査兵団の精鋭が踏ん張っていましたけど、何と獣の巨人が後方射撃。踏ん張っていた調査兵団の面々も脱落し、戦えるのはナナバとゲルガーのみとなりました。ライナーたちも城内で巨人との死闘を繰り広げ、まさにギリギリのところで生きているという状況でした。
別に気にするほどのことでもないのですが、クリスタがナナバたちを見つめるコマで、何故か立体機動装置のためにコマ1つが使われていました。この作品の特性上、あまり意味のないコマってそれほど多くないと思うんですよ。何故そこで壊れた立体機動装置を描いたのか。とっても気になります!気まぐれか、誰かが故意に壊したんだぞという意味か、それとも・・・。





○ちょっと気になったこと・戦士とは?兵士とは?



昔は戦士だった

39話、42話のサブタイトルを見れば一目瞭然ですが、“兵士”“戦士”は10巻においても重要な話題かと思います。このやり取りは、ライナーやベルトルトの間で交わされています。ベルト曰く「今のライナーは兵士だけど、昔は戦士だった」とのこと。ライナーが体を張って城内の巨人を追い出した後でのお話であり、以下の違いがあるのではないかと思うわけで。

兵士:誰かのために体を張れる
戦士:自分のやりたいことのために体を張る

昔は戦士だったというライナーですが、もう戦士になることはないのでしょうか?また、戦士になるとはどういったことなのでしょう・・・。ただまぁ、このことが10巻終盤で大変な出来事を引き起こすわけなんですけどね。





○ユミル変身!クリスタに代わっておしおきよ



変身したユミルを見つめる4人

話は戻ってウトガルド城。戦局は過酷を極め、ナナバが死亡。ゲルガーも死亡。ゲルガーについてはクリスタがお酒を使ったのが可哀想でした。
そんなわけで丸腰のライナーたちからすれば大ピンチなわけです。そんな中、なんとユミルが巨人になって戦い始めたではありませんか!!当然、クリスタたちも「ええええええっ!?」となり、読者も「えええええええええええっ!?」となるわけです。薄々は感じていましたが、彼女も変身できたらしいです。イルゼの時を考えれば、ユミル=巨人関係者だろうなぁくらいは思ってましたけどね。まぁ、これがユミルの“秘密”なのでしょう。
ユミルの変身シーン、変身までの過程はちょっと見どころだと思います。で、何気に気になるのは、コニー、クリスタ、ライナー、ベルトルトの表情が違うんですよね。コニーは単純に驚き、クリスタは秘密の話を思い出しているでしょうか。ライベルは・・・過去に出会ったことを思い出していました。というか、ユミルに襲われてますやん・・・。


ユミルがもしかするとライベルの過去に関係があるかも?という可能性が浮上。そうであれば、壁壊し団としてのライベルに何か関係があるのかもしれません。ユミルが彼らを覚えているかは謎ですが。
8巻ラストの方では獣の巨人を見て驚くライナー、ベルトルト、ユミルの姿がありました。獣の巨人と合わせて何かあるのかもしれません。うーん、気になる。



「正体を明かし貢献できたはずだ「エレンみたいに」

ライナーが正体を明かすことについて言及していました。力があるのなら兵団に貢献できたのでは?という論調。何気に、ライナーの「・・・」に間髪入れず「エレンみたいに」とベルトが遮っているのが気になりますね。まるでエレン以外の誰かの名前が出るのを嫌がったかのようです。つーか、ベルトルトが喋ること自体珍しいからね。何か慌ててたのかも??







○危機は去りました
ユミルの頑張りもあり、ウトガルド城攻防戦では人間側がかろうじて勝利。途中、ユミルがボロクソに倒されますが、ウトガルド城を偶然目指していたハンジさんグループが到着。もちろんミカサやエレンもいます。





なお・・・・





エレン討伐数1

主人公がようやく1匹倒せた模様。
人間状態だと本当に空気だな、この子・・・。せっかく倒したのに、皆から下がってろとか言われる始末ですしおすし。不憫だなぁ。







○ちょっと気になったこと・ハンジさんの表情



よろしくヒストリア

言及が遅れましたが、クリスタはユミルとの約束(ユミルが秘密を明かしたら本名を教えること)を守り、自身の本当の名前を教えてくれます。名前は・・・ヒストリア・レイス。素敵な名前です。ただまぁ、これまで散々クリスタぺろぺろとか言ってきたのに、急にヒストリアという名前に変えられても・・・とか思ってしまいました。以降、ヒストリアと呼ぼうと思います。
ヒストリアは歴史って意味になりますかね。なかなか壮大な名前を付けられたものです。苗字?の方はレイス。ハンジ曰く貴族さんらしいです。ヒストリタがレイス家であることを確認し、複雑な表情をするハンジさんがとても気になりますね。何か言いたげというか・・・。
前述の通り、ヒストリスタは壁の秘密を知ることが許された人間です。その家系が貴族だったことに対しての表情なのかな〜とか思いました。もしくはレイス家と調査兵団は折り合いが悪いとか・・・ね。10巻ではさすがにヒクトリスタには告げられませんでしたけど、世界の真理が分かる日が近いかもしれません。何気にヒクリスタが謎を知る権利があることを、エレンたち後発組しか知らないことも何かありそうだな〜とか思ってます。色々と楽しみですよ。
うーん、クリスタちゃんぺろぺろ(^ω^)







○ライナーとベルトルトの正体
多分、10巻で一番の驚きってユミル巨人化でもクリスタ(仮)の正体でもないと思うんです。むしろ・・・



俺が鎧でこっちが超大型!よろしくなっ☆

  。 。
   \ \
エ━━( Д ;)━━!!!


うおおおおおおい!あっさり!あっさりしすぎ!!!ビビるわ!めっちゃビビるわ!!!!ページをめくったら「俺が鎧だぜ!」とか驚くっしょ。もっとこってりやるべきじゃないの!?俺の理想が天下一品のこってりだとしたら、この明かし方は水だったね。それぐらいあっさりしてたと思います。逆に“諫山先生やるなw”という感想しか出てこなくなるわけで。


何気にベルトルトも「何言ってんの?こいつ?」という顔をしていたのが面白いです。完全にライナーの独断先行です。今の世界について色々と思ったのかもしれません。ライナーって何だかんだで優しい兄ちゃんですからね。



一緒に来てくれればいい

この場面、確かにライベルが巨人であったというカミングアウトも重要なんですけど、実は“故郷に帰る”という発言が重要ではないかと思うわけです。アニが女型になった時もエレンを生け捕りにしようとしていましたっけ。どう考えてもエレンを殺した方が色々と早い。人類を滅ぼすことが簡単なものとなります。何故かそうしない・・・。
ライナーはエレンを連れて行けば諸々終了であるようなことを言っていますね。それがとても不思議。何故エレンなのか。・・・やはり自分たち以外で巨人化できる存在だからでしょうかね。そういえば、エレンが巨人化できることが分かった時点で壁壊し団の進撃は止まりました。エレンとは一体・・・。
おっと。そういえばライベルはアニが捕まったことも知らないはずですな。知った時、どういう反応をするんでしょう。気になります。







○結局こうなってしまいました



でっかくなっちゃった

ライベルは巨人であるという衝撃のカミングアウトがありました。エレンも半信半疑の中、実はハンジさんとアルミンによって、アニの仲間である可能性を示唆されていたわけで。そこでとっさに反応したのがミカサ。人殺しじゃねーか!と言ってしまいたくなるほどに斬撃をライナーとベルトルトにかましました。これで、彼らとは完全に縁が切れてしまったでしょう。そして、もう何を言っても彼らとの戦いは避けられません・・・。
もしかしたら、対話で何とかなるんじゃないかな〜とか思っていた時期もありました。もう無理でしょうな。それと合わせて、ウトガルド城攻防戦を思い出してしまうわけですよ。あれってかなりピンチでしたよね?ライナーなんて自分の腕を噛まれてましたし、自らも飛び降りようとすらしてました。あの時変身すべきだったのでは?とか思ってしまうわけですよ。だって死にそうだったんですよ???人生のピンチで変身せずに、ぽろっと真実を漏らした結果、どうしようもなくなって変身したわけです。もうね、ライナーってアホなんじゃないかと。それでよかったの?って感じです。
まぁ、変身してしまったからには戦うしかありません。11巻以降、とても楽しいことになっています。なお、別マガでは続きが読めるようです。これは買うっきゃないね!(←ついでに他の作品も見るといいと思うよ!



進撃はKindle版も充実しているようです。まだ読んでないって人がいるなら買いましょう!読みましょう!面白さ絶対保障です。