美と醜で創られる新しい世界「新世界より・1巻」



ちゅぅぅっ ハム♥
んんんっ!!ビクッ

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
 
(;゚ Д゚) …!?
これは講談社の少年誌です。ですが、女の子が女の子の胸を・・・してます。タイトルは新世界より貴志祐介先生の同名小説を、及川徹先生が漫画化しています。掲載雑誌は別冊少年マガジン・・・。少年読者は新たな世界を垣間見ることでしょう。


新世界より・1巻

お恥ずかしながら原作小説は未読です。ただ、アニメはちょこちょこと見ています。漫画版もアニメと同様に暗い雰囲気があるものの、女の子たちがキャッキャしているおかげで楽しく読めてます。以前、web拍手で教えてもらったのですが・・・

新世界より」は原作からしてエロいですからね。少年期の精神安定のため“同性”同士の性交渉が推奨されてますし。

とのこと。男性同士はともかく、女性同士の描写が当たり前の様にあるということでしょうか。素晴らしい作品だ。これは素晴らしい作品だ。とても素晴らしい作品だ。



6人の物語・・・???

1巻では重要な登場人物が6人出てきます。主人公の早季。先ほど早季とイチャイチャしてた真理亜。もう1人の女性キャラである麗子。これら3人の女の子と幼馴染である瞬と覚。全人学級と呼ばれる上級学校で出会った臆病者の守。この6人が最初のほうから登場します。男子面子は置いといて、この女の子たちはとてもとても仲が良いんです。


早季、真理亜、麗子は仲良し!!

ただ、残念なことに、この漫画は女の子の可愛さをお楽しみ頂くことが“数少ない癒し”となる漫画なんです。基本的には怖い、怖い作品なんです。
6人で・・・と言ってみたものの、第1話から1人死にます。恐ろしいことに、他の5人は1人減ったことに気が付きません。6人であったことを覚えていないんです。他にも、全人学級に上がる前、早季は1人の生徒を忘れてしまいました。全人学級へは“呪力”と呼ばれる能力の開眼が必須とされています。その開眼が遅れた早季ともう1人の生徒。ギリギリになって開眼した早季はいいにしても、もう1人の子は・・・・・・・・・。
新世界より」の世界は狂っています。まるで全てが管理されているかのような描写が多々あります。さらに、バケネズミという存在も世界の気味悪さを盛り上げます。


バケネズミ

呪力を持つ人間に対し、非常に従順な生き物であり、早季たちがピンチに陥りそうになった時にも手を貸してくれています。顔はキモいが、心は優しい。人間の言葉をハッキリと話すことはできないものの、それに近い言葉を発することで、意思疎通も可能だったり。
なお、従順ではないバケネズミもいます。


外来種のバケネズミ

こいつらがまた不気味なんですよ。人の言うことを聞くバケネズミはまだ良いです(いや、良かないけど)。驚くほどに彼らの存在が際立っています。わけの分からないものが、とりあえず襲ってくる。もちろん早季たちは彼ら(?)に襲われています。


不思議な管理世界がある。いつの間にか人が消える。友人がいたことすら記憶から消される。不思議な化け物どもがいる。これほど不思議な不思議な世界と、いやらしいほどの女の子たち。このギャップが「新世界より」という作品の魅力の1つなのかもしれません。とりあえず、女の子たちがいちゃつく部分は見といて損はないです。というか見ましょう。色々と・・・捗りますよ(ニヤリ



早季と真理亜は仲が良い

少し気になるとすれば、ラヴ的な部分でしょうか。同性同士のイチャつきは世界観的なものとしてあるわけです。そんなわけで1巻では早季と真理亜がラヴいシーンが多く描かれています(男同士のものなんて見たかーない)。べろちゅーべろべろっすよ!会話の中でも「私のことまだ好き?」といった言葉や「浮気してる?」といった恋人同士の会話もあったり。いやはや、仲が良いってのはどこまでを言うんでしょうね。
しかし、早季においては覚や瞬と、真理亜もどこか守とラヴい感じもあったりなかったり。早季と覚については真理亜の指摘。早季と瞬については1巻の内容で色々と・・・。そう考えると、男女という組み合わせがあり得るんですよね〜。改めて言いますが、この作品が載る雑誌は別マガです。そんな別マガでは・・・とある作品で逆レイプなんてのもありました。もしかして、新世界よりでも男女の絡みがある・・・かも??だとしたら楽しみですわ!!エロいの待っとるで!!


彼らの世界にある不思議な謎たち。そして、窮地に陥ったまま2巻を迎える面々。バケネズミとの醜い(?)争いも気になるところ。まぁ、最も今後の展開を恐怖に陥れているのは最後の1ページでしょう。あの呪いの言葉が一体どんな出来事を引き起こすのだろう・・・。次巻以降も期待(エロいのも含む)。