ソバカスなんて気にしないわ「進撃の巨人・第36話」※ネタバレあります



表紙は進撃の巨人

そういえば表紙の構図のポスターを見かけたんですが、ものすごいカッコイイんですよ。8巻用のポスターだったと思いますが、「これより先に絶望がある。それでもなお、前へ・・・前へ!」のキャッチコピーと共にこの絵が描かれています。こういった絵も書き下ろしたり、諌山先生は働き者ですね〜。



というわけで今月の進撃の巨人。36話目ということはもう3年ですか・・・。月刊誌だと早く感じる気がしますね。


○ウォール・ローゼ終了のお知らせ



ウォール・ローゼが突破されました

人類のためにもウォール・マリアを奪還しないとね〜と意気込んでいたはずなのに、まさかのローゼ突破。いつグリシャさんの秘密の地下室へ行けるのでしょう。先はまだまだ長いです。また、マリア突破後に口減らしがあったことを考慮すると、シーナの人類のためにローゼを犠牲にせざるを得ない・・・はず。先の展開的に口減らしの侵攻作戦は無い?とか勝手に思っているんですが、どうなるんでしょうね〜。
そういえば、エルヴィンに伝令が伝えられたのって壁を壊されてから12時間後なんですよ。伝令がエルミハ区に着いたのが5時間後。エルミハ区〜エルヴィンまで7時間もかかっているんですねぇ。まぁ、多少の誤差はあるかと思いますが、意外と時間がかかるものです。頑張れ!頑張るんだ・・・馬!
ピクシスさんのいるトロスト区にも伝令が行ってますけど・・・逃げることってできるんでしょうか。街の人もいる区だってあるはずですし、駐屯兵団が逃げ出すので手一杯じゃないですか??ヘタをすると、シーナに人を入れないとかいうことやりかねない世界なので・・・。






○サシャの過去



ハラペコなのは変わらない

今月はサシャの過去が描かれていました。訓練兵時代のサシャといえば、ギャグ要員であり、とにかくお腹が空いているキャラでした。調査兵団として卒業する頃には色々と角の取れたキャラになっていましたけど・・・。色々とあったんでしょう。今月号のサシャは調査兵団初期時代に近いキャラでした。・・・当然ですが。
父親を困らせるほどに食料を食い漁っていたサシャ。時代の変化に付いていけない少女だったようです。何も考えてないキャラなんだろうなぁと思っていましたが、まさにその通りでした。本能のままに動いてますね。大して驚きというわけでもないですが、昔は訛っていたようで。これって日本だとどこの方言になるんでしょう??諌山先生の地元??あー、でもサシャが丁寧な言葉じゃないってのは新鮮ですね。調査兵団に入る頃には丁寧語だったように記憶してますが・・・。いつ覚えたんでしょう。


サシャの使命感

ところどころ面白い描写もありましたが、今月号では少女を1人助けています。へぇ〜と思ったのは、斧で巨人を切ってもダメらしいことでしょうか。やはりいつもの刃ですっぱりじゃないとダメなんですねぇ。そう考えると、巨人ってのは厄介なものです・・・。一般人じゃ勝てない。
途中、巨人に組み付かれたサシャですが、ギリギリで死を免れています。単独回、少女を助ける、日常を思い出すという死亡フラグが立っていましたが回避しています。この前のサイン会での話ですが、伝え聞いた話によるとネーム段階では死んでいたとかどうとか。リヴァイ班やミケのこともあるので、ありえる話だなぁと思ってしまったのが辛いですね。何にせよ生きてて良かったです。サシャがいないとギャグが・・・。


最後の父親との再会はとても良かったですね。サシャも成長しているんだということが実感できます。親が子を認めるって大切なことだと思います。アホな子だと思ってたら、自分の命を顧みず人を助けた。とてもとても誇らしい娘じゃないですか。
104期で親の話が出ているのって、エレン(父は行方不明、母は死亡)、ミカサ(既に死亡)、アルミン(口減らされる)、アニ(格闘術の人)くらいでしたっけ。他の親御さんも見てみたいものです。






○ユミルの衝撃
今月号の話って、サシャ回だと思うじゃないですか。ところがどっこい、サシャはそれほど重要ではありません。重要なのはコイツです。



ソバカスさん

何故か徹底的に名前を伏せられていたキャラ。通称、ソバカスさん。早く名前出せよ〜と思っていました。今月号のキャラ紹介でも強調するかのように「名前不詳」とか書いているんですよ。それが今月号でいきなり出てきたのでビックリです。しかも何気ない会話で・・・。


ソバカスさん、クリスタちゃん、芋





・・・・・・・・あれ?









クリスタ「ちょっとユミル」




・・・・・・・・えっ?











ユミル・・・だと!??


ソバカス=ユミルだとおおおおおおおおおおおおおおお!?
衝撃的、衝撃的すぎます。まさか散々名前を隠してきたソバカスさんの名前がユミルだったとか。驚きすぎてオシッコちびるレベルです。進撃の巨人好きにとっては、知ってて当然の名前「ユミル」。あれですよ、あれ。週マガ出張版にでてきたあの巨人が言ってた名前ですよ。




ユミル・・・さま・・・

まっ、まだ慌てる時間じゃない。巨人とソバカスさんに何か関係があるとか言い切れません。諌山先生はサイン会で言っていました。キャラの名前を考えるのが大変だと。もしかして、引っ張りに引っ張りまくったあげく、ユミルという名前をつけてしまったのかもしれません。まだ関係性がハッキリと出ていないので、喋る巨人とソバカスさんの関係があるのか無いのか。





落ち着こう。ちょっと落ち着こう。





・・・そうだ、喋る巨人ついでにイルゼ・ラングナーちゃんでも見て落ち着こう。喋る巨人に食べられてしまった彼女を見て落ち着こう。イルゼ・ラングナーちゃんぺろぺろ。









イルゼ「あたいもソバカスあるで」

うわあああああああああああああああああああ。喋る巨人が平伏したイルゼにもソバカスがある!?これは驚きです。そう考えるとソバカスさんことユミルが喋る巨人と何らかの関係があるようにも見えてきます。
喋る巨人はソバカスありのイルゼに対し、平伏しながら「ユミル様、ユミルの民、よくぞ」と喋りました。当時は喋ったことすら驚きでしたが、こうなってくるとイルゼとユミルを見間違えたと言われても仕方がありません。黒髪短髪でソバカスがある。イルゼとユミルが似ていたため、平伏したと考えたら面白いですね。「よくぞ」と言っていることから、巨人はユミルを探しているということも考えられます。
何気ない会話の一幕でしたが、設定の広がりがハンパないものになりました。もちろんユミルが巨人と関係ないというルートもあり得ます。しかし、これまでひたすらに隠してきたソバカスさんがユミルという名前だった。これは何かしらの繋がりを考えるしかないですわ。



それはそうと、調査兵団の皆さんが“ユミル”という単語を知らないわけないんですよね。イルゼの手帳にはハッキリと“ユミル”について書いています。それをハンジさんやリヴァイは知っています。同じ名前だね〜程度にしか見ていないのか、それとも・・・。





どう考えてもサシャの役割ってユミルを伝えるために出てきたキャラじゃないですか?そういう意味では今月号で死んでもおかしくなかったですよ。よく生き残りましたね・・・。展開的に来月はコニー話っぽい??コニーも生きててほしいものです。
もし仮にユミルが本当にユミルであるなら、ユミルの“民”というのも気になるんですよ。民ということは、ある程度の数があってこそ。ユミルの下に付く人間が多数なのか、巨人が民となっているのか。そのあたりは追々ってところですかね。地味に謎キャラでもあるクリスタもどういう繋がりがあるのやら・・・。次号から4年目突入。まだまだ楽しめそうです。