カラダは大人、頭脳は子供な書店員「じゃりテン」

昔の夢は書店員でした。そんなことを言っていた時期もありますが、数少ないバイト時期でもある大学生の時には塾講師しかやってませんでしたね。だって、時間拘束が厳しいんですもの・・・。まぁ、そんなわけで書店員さんをやっている方々には敬意を持って接しているつもりです。
やはり書店員という職業が、漫画家の次に漫画との関わりがある職業である・・・というのが良いですよね。色んな作品に出会う書店員さんの物語。書店の仕事について描いた物語。取り組み方は色々とありますが、どんな書店員ものであっても素敵な作品ばかりです。ちょっと書店員ものとは毛色が違いますが、「草子ブックガイド」なんかは素敵な作品の一つです。




本を読んで得られる色んな気持ち、そして感想。人が作品を通してどういった感情を抱くのか、それらを強く主張してくる作品です。主人公の女の子が読んだ本に残すブックガイドを楽しみにする古書店の主人。主人公が作品に対する気持ちを表現する行動が、本の中や、その本を通してだけではなく、主人公の現実世界までを変えていきます。
ここみたいなサイトをやっている人間にとって最も大切な感情をこの作品は思い出させてくれます。いや、むしろ忘れるんじゃねーよと言われている気がします。書店員が〜というテーマとはちょっと違いますが、本に関わる人という点で押さえておきたい作品です。




で、ここから本題ですが、月刊アフタヌーンで連載中の「じゃりテン」が好きなんですよ。アフタという雑誌の中にあって、完璧なまでのキャラ漫画。いや、そういうのも好きなんですよ。しょうがないでしょ!!



天津さんは小二病!!

とりあえずアフタの中でも先に読むのがこの作品です。主人公の男の子・萌くんがバイトしている書店にやってきた多分有能な少女・天津さん。そんな天津さんが発祥しているのが小二病です。かなり可愛いのに、言うことやること全てが残念です。超残念です。


ちんちんっ

これくらい残念です><
おいおい、仕事中に女の子が”ちんちん”とか言い出したよ。大丈夫!?この作品、大丈夫!??でも・・・何かいいよね(←?。 子供の目線に立ち、むしろ言動がほぼ全て子供になっていますが、萌くんたちが働くバイトの環境を明るくしてくれる存在です。そんな天津さんのことを萌くんは好きになっていく・・・って、ホント??えっ、もっといい女の子いると思うけど?確かに可愛いけど、超超残念なんだよ??もし小二病を発祥した人間が同じ職場にいたら・・・俺・・・キレちゃうよwww





アンナちゃん

なお、俺のオススメはアンナちゃんです。ツンデレが入った少女で、萌くんのことが好きな女の子です。萌くんに対してよく赤面しているのが可愛いんですよ!!あまりにも好きすぎて&天津さんと萌くんの関係が気になって同じバイトを始めるくらいなんですよ。まぁ、萌くんが鈍感なのと、天津さんの小二病に振り回されるかわいそうな少女ですが・・・。




ニナさん

こちらは萌くんたちと同じ職場のニナさん。子供に見えますが大人です。童顔ですが優秀な書店員さんです。言ってしまえば、天津さんと正反対ですね。お祭りに行くと全然老けない”長生きの神様”として崇められる存在だったりもします。なお、頭脳は大人であっても事件を解決したりはしない模様。


ちょっと上でも書きましたが、基本的には主人公の萌くんとこの3人の女の子たちがドタバタやってる書店員ものです。残念ながら本についての部分は全くありません。おいおい、冒頭の文章は何なんだよと思った方!!書いてから後悔することだってあるんですよ、あははは。書店員じゃなくても成り立つように見えて、実は確かにその通りな作品です(←おい)。ただ、こんな職場って楽しそうだなぁ〜と思わせてくれる作品ではあります。天津さん、アンナちゃん、ニナさん。こんな子たちがいたら、シフトとか毎日入れちゃうレベルですよ。
あと、ただのキャラ漫画だと思うなかれ。ギャグ漫画としてのテンポや、ギャグのセンスは高レベルです。アフタのギャグ漫画といえば、ハトよめプ〜ねこラブやん、江古田ちゃんに至るまでかなりの個性派揃い。そんなギャグ枠にあっても、ギャグの質、絵の質(特にキャラの可愛らしさ)は特筆すべき作品だと思ってます。アフタの中で”可愛くて笑える”なんていいじゃないですか。*1





通りすがりの女の子「ウン・・・コ・・?」

・・・・・・大丈夫、大丈夫。この漫画は多分大丈夫です。
女の子たちが気に入ったら是非読んでみてくださいね。



*1:俺はアンナちゃん見たさに毎月読んでますけど・・・