強い男にはいい女がよく似合う「空手小公子 小日向海流」



南さんvsダグラス・ペリー

ダグラス・ペリーが強すぎます。バリバリの総合格闘家としてパワー、スピード、テクニックと南さんを上回ってます。南さんが強敵以外と戦った記憶が無いのも事実ですが、ベルトランやマキンバ、テムル、大地といった海流であれば勝てるかどうかも分からない相手に勝利しているだけに賞賛あり??ただ、戦前からアメリカの軍事力と日本の竹やりとまで言われる戦力差をどう埋めるかが悩みどころでした。




南道場の応援を背に頑張ります

過去の南さんと何が違うかというと、やはり道場の生徒たちの応援の有無ですよね。道場を預かる身として、生徒たちの見本として、目指すべき目標として。南さんはいつも以上にテンションMAXでした。昔はドロ試合の帝王とまで言われた人間が、鏑木流メンバー以外からの応援があろうとは。
海流の試合なんかを見ていると分かりますが、この作品での”応援”は必ず選手の力となって返ってきます。海流がこれまで何度七奈ちゃんに助けられたか分かりません。もちろん南さんにも希さんがいますし、これまでにも何度も何度も助けられていますね。ただ、今回はその応援の力が強すぎたというか・・・。




派手に倒してやんよ

・・・誰だお前は。
決死のバンザイアタックが功を奏し、押せ押せムードの中、南さんが珍しく調子に乗ってます。こんな南さんは南さんじゃない!!返せ、俺たちの南さんを返せ!!強敵の痔と戦い続けるアホっぽい南さんを返してくれ!!
途中まで、ペリーを倒すために編み出した”天空落とし”を繰り出して逆転したところまではよかったんですけどねぇ・・・。肉を切らせて骨を断つ精神を持った南さんにドキドキして読んでいたのに、いつの間にか本当の無謀ファイターになっていた南さん。やはり応援の力が大きすぎたようです。




それがキミの色だった??

そんな南に対して「これは南の戦い方じゃない」と言う面々。重蔵師匠や武藤、もちろんセコンドの海流がこれは違うと断言。正直言って、これだけに人が”南さんの色”を理解しているんだなぁとちょっと嬉しくなりました。常にバカ正直に勝利に必要なものを求め続ける姿勢が本当の南さんです。それがこれまでの強敵を倒してきた原動力であり、相手が南さんの強さを認めてきたという証でもあります。




かっこ悪くても一生懸命なのが南広樹だろ

何だかんだで最後に頼りになるのは女性の力なわけですよ。強い男にはいい女がよく似合う。この漫画でよくそう思ってしまう一幕です。何だろうね、女性が話に絡んでくるとものすごく作品が面白く見えるんですよ。ただ、希さん・・・あんたはやりすぎだw

もう南さんが主人公でもいいよと思うことが多々あります。まぁ、この作品の場合、戦っている人間が全員主人公みたいなところがあるんですけどね。武藤さんの試合が見たいなぁと最近は思いますが、年内は難しそうかな??
本当に強い相手に対して常に本気だからこそ面白い。今回も多少のバンザイアタックをぶちかましてますが、それはそれで良かったと思います。まぁ、要するに変なテンションの南さんには気をつけろってことですよ。彼には変なキノコでも食べさせておけばいいんですよ。あとは希さんのバンザイアタックが効きすぎないことを祈るだけです。次巻にも期待。