進撃の巨人考察・その2〜気になる伏線まとめ〜

前回の「表紙裏の謎」編に多くの反響があって嬉しい限りです。今回は現在出ている2巻まで(ちょっと飛び出てるかも)の中での伏線について紹介&予想を書いていきたいと思います。勝手な予想が多いのでハズレが多いと思われます。





まずは前回の補足を少し。表紙裏で、絵が上向きなのに言葉は下向き(逆さま)になっていますが、本編中にも出ていました。



ドウグヤ

多分、作品中では1巻のこのシーンでしか文字が出ていないと思います。他にあったらゴメンね。


伏線話に入る前に全体的な流れの整理をしておきます。
1巻の最初では主人公のエレン&ミカサは巨大な壁の一番外側(ウォール・マリア)に住んでいましたが、急に現れた超大型巨人によって平和が壊され、中間壁(ウォール・ローゼ)に人々が逃げていきます。その数年後に巨人を退治する技術を訓練所で磨きあげたエレンたち。しかし、また現れた巨人によって壁が破られ、その巨人と闘うことに。そして、巨人に食べられる主人公のエレン・・・・・(1巻ラスト)。
2巻では巨人が巨人を倒すという不思議な現象が起き、その巨人から出てきたのは・・・・・エレン!?
何が起きているのか。何が起きるのか。まさに衝撃の話題作となっています。


ところで、表紙裏ではなく裏表紙には気付いたでしょうか?





消えたエレン

画像の左から訓練所の成績順になっています。つまり、一番左にいるのがミカサ。5番目にいるのがエレンです。ミカサって意外と身長あったんだなと気付かされますが、そんなことよりエレンが2巻で黒くなっています。
金田一だと黒⇒犯人、下着だと黒⇒セクシーなわけです。ところで金田一の犯人はどうして毎回あんな変装をしているんでしょうかね?そんな服を着るくらいなら・・・ってどうでもいいですね。
この黒くなったのは死亡したという認識だったのでしょうか。しかし、2巻中でも分かりますが死んでないわけです。食べられた、巨人だった、人じゃないから?と色々と想像できます。3巻でどうなるかが楽しみです。あ、ちなみにエレン以外の9人はバッチリ生き残っています。なお俺のオススメは、サシャ(痛い子)です。


東洋の魔女
王政府が百年前に作ったとされる今の国ですが、その昔は様々な国に分かれていたようです。というのも主人公の一人であるミカサが東洋人であると明言されていることからも明らかです。そして、その東洋の国では代々受け継がれていた印というものがあるそうです。



受け継がれる印

そもそも「洋」という概念って海を示すものだと思うんですが、これは大陸のどこかに海があることを指し示しているはずです。何故か外の世界や過去の話については王政府が情報を規制しているようですけど、もしかすると東洋という概念すら忘れ去られている可能性もあります。
で、問題は印が一体何なのかということです。東洋人が受け継ぐべきもの・・・・?腕に描いてあるのか、もしかすると包帯自体が??と色々と考えてしまいますが、現在のところ全く情報が出ておらず不明なままです。巨人に関することだったら面白いなと思いますが。
ちなみにミカサ母が殺される場面で右手首には何もなかったので、ミカサの右手首に印という存在が描かれているのかも不明です。



○巨人について
2巻から巨人を倒す巨人が出てきました。ミカサやアルミンがその巨人によって助けられています。力尽きた時、その巨人から出てきたのは・・・エレン!!



巨人の中からエレン登場

いや、まぁ実際には予想通りだなぁと思いましたがそれでも驚きの方が勝っていました。ちなみにこの巨人は「エレンゲリオン」と一部では呼ばれています。人々を救うために巨人と闘ったものの、忌み嫌われる存在であることにかわりはなく糾弾されていきます。現在の雑誌ではその流れになっています。とりあえず、エレン・・・・・逃げちゃダメだ!!


ここで、エレンが登場した場所に注目したいと思います。というのは、首の付け根から出てきているんですよね。首の付け根といえば・・・・巨人の弱点です。*1



巨人の弱点は首後ろ付け根

これって、例えばエレンゲリオンを倒そうとした場合、エレンを直接攻撃していることになりますよね?ということは、それぞれの巨人にも人が乗っていて、そこを攻撃していると考えたら面白いかもなぁと思っています。そうでなくてもエレンが弱点から出てきたという事実は大きいです。エレンについてはもう少し語りたいところはありますが、2巻以降での内容についてなのでちょっと割愛します。


他にも巨人については気になることが色々とあります。




例えば奇行種とは一体何なのでしょう。まず通常種よりも頭が大きいというイメージがあります。他にも人を食べるという本能的な部分が勝っており、通常種や超巨大巨人が見せた知能が劣っているような気がします。彼らの存在意義は一体・・・。

また、どうやって彼らは数が増えるんでしょうか。小さいものから大きなものまでいるということを素直に捉えれば、成長していくということになります。ただ、壁を壊した超巨大な巨人が急に出てきたり消えたりしていることを考えればエレンがエレンゲリオンになったように、通常の巨人たちも大きくなったり小さくなったりできる可能性もあります。じゃあ何故大きさが統一されていないのか・・・は分かりませんが、そう考えると成長しているという線も否定できません。

ネタバレになりますがエレンは再度大きくなります。で、その大きくなったときにもそうですが煙が出てきてます。煙・・というよりは水蒸気なんですけど、これは巨人が常に高熱を持っていることに起因しています。ちなみに巨人たちが死ぬ場合は、この蒸気を出して跡形も消えていきます。水が当たって水蒸気になるのなら分かるんですが、彼らの主成分は水なんですかね?いや、そもそも水蒸気なのかすら不明なので何とも言えませんね。エレンの変身についてもう少し詳しく分かれば何か分かるはずでしょう。


○二千年問題
第1話のタイトル「二千年後の君へ」がとてつもなく気になります。曰く「このまま物語りが二千年後に行くんじゃないか」とのことなんですが、この"君"が誰を指しているのかが問題です。
前述の場合であれば、二千年後にいるであろう2845年の人たち・・ということになります。逆に二千年前からエレンへと捉えることも可能です。何暦かは分かりませんが、暦ができる前の紀元前1155年からエレンへ・・・という考えもできます。




1巻の冒頭でエレンが何かを思い出したかのように涙を流しています。そして、ミカサに対して「髪伸びたか?」と聞いています。そして「長い夢を見ていた」とも言っています。まるで昔に何かを見ていたかのように・・・。
それと、少なくともいきなり二千年後に物語が進むということはないように思っています。むしろ表紙裏の10人がメインで話が進んでいくのではないか?と睨んでいます。あくまでも予想ですがね。
そもそも何故844年なんだ・・・・。


○政府
1巻でエレンやアルミンが「王政府」と言っています。つまり、この世界・・といっても人間世界では王様がいるわけです。そのあたりは全く出てきていません。もちろん最前線を描いているというところもありますが、さらに「巨人に対する情報を規制している」という発言も気になります。不安を煽らないというのも理解はできますが、むしろ何かを隠している・・・とか?このことを疑いだすと全てが怪しく見えてしまって困ります。本当に100年前に巨人が襲ってきたのか・・・とかまでね。さすがにこれは疑いすぎでしょうが。



○エレン父
もうね、お前は一体何なのかと。今現在では行方不明の父親のことです。



子供に薬を打つ父親

いや、もうこの薬が巨人化の薬だろ!!
超大型巨人の混乱でいなくなったのではなく、母親が死んでからという発言通り、意思があって(混乱は関係なく)消えたということになります。あなたは今何処に・・・。考えられるのは研究室、もしくは王政府ということもありえます。



全ての鍵は父親の研究室に・・・・。先が楽しみです。




進撃の巨人が好きすぎて・・・・
前回のを含めて何度も読み返してるうちに、なんだか巨人が可愛く見えてきた。もう末期です。
次回はとりあえずのラストで、新号を含めたネタバレ考察の予定です。



※追記(2011年)




URL http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=7820
3巻あたりまでの内容をまとめた同人誌を出しました。興味がある方は是非読んでみて下さいー。伏線はほとんど回収しています。

*1:読売巨人の弱点は現在投手だと思うけど。