絵が変わっても作風はごまかせねーよなぁ・・って話

4ジゲンの2巻が発売されました。1巻は2006年に出ているので3年以上の時間がかかっています。というか、3巻はもしかしたら出ないんじゃないかと思っているんですが・・・。

4ジゲン 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)

4ジゲン 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)

4ジゲンはにざかな先生(原作:にざ先生、絵:かな先生)による作品でLaLa等で連載されていました。名作B.B.Jokerからにざ&かなというコンビは変わっていませんが、それ以上に殺伐とした関係も変わっていません。巻末の微妙な掛け合い(?)が好きでした。
かな先生の少女マンガちっくな絵ももちろん素晴らしいんですが、にざ先生の選ぶネタもかなり秀逸もの。かな先生みたいな絵を描ける人でこんなネタは出せないだろうと思うわけですが、それを組み合わせることができたのは奇跡としか言いようがありません。



奇跡の結晶・・・仏頂面

ちょっと雑誌では追いかけていなかったのですが、どうやら雑誌では終了しているそうで。勘違いネタに定評のあるこの作品が終わるとか勿体無いなぁ・・・と思いつつ、何故かこの2巻ではあとがきが無かったことに色々な事情を察してみたり。




にざ先生といえば、タマちく名義の原作として殺し屋さんをやっていたりもします。殺し屋さんは勘違いネタがメインながらちょっとしたエロが含まれているという良作です。女子高生にエロい言葉を、卑猥な言葉を連発させているあたりにざ先生の才能は枯渇しないなぁと感心するほどです。なお、ネタは集中して考える派らしいので、卑猥な言葉をどうやって言わせようかと集中するのかと思うとちょっと感動しますよね。

殺し屋さん(1) (アクションコミックス)

殺し屋さん(1) (アクションコミックス)




にざかな名義であっても、タマちく名義であってもネタの出所は変わらないこともあり「普段しないようなこと(考えないこと)をさせる」というスタンスは変わりません。ちょっとした言葉遊びでもギャップのある絵が全てを惹き立てます。
原作って絵次第なところはあると思うんですけど、にざ先生(正式には一條マサヒデ先生)は恵まれているなぁと思います。次は萌え要素が強い絵でもやってくれないかなぁ・・・






GROW(愚弄)してやる

・・って、にざ先生っぽいのいた!!!
イブニングに新連載の「きょうの思春期」という作品を、こだくさんという名義でこっそり出していました。今回のお相手はいぬぶろ先生。ぷにっとした女の子がとても特徴的です。
最初に読んだ時、ネタも絵も何か知った作風だなぁと思っていたらこれだよ!!イブニングはよくこの2人をくっつけたな・・・・。イブニング編集はやればできる子!!


例に漏れず、このきょうの思春期も勘違いネタ満載です。唯一違うとすれば、やはり絵でしょうか。まさかこれだけ可愛い子たちが・・・、ましてや女子中学生たちが・・・と思うだけでワクワクしてきます。






おばあちゃんにF○CKしたり






パイパイパイパイパイ大好きだったりします。



絵が可愛いというだけで100点満点なのに、圧倒的なネタ屋さんが原作をやっているわけですよ。もう300点くらいあげたい気分です。そして何より読みやすいです。





黒タイツの女の子が脱ぐ

あと、あざとさもあるしね!!!



この漫画は伸びる。いろんな意味で伸びる。そう思うわけです。まぁあとは・・・・原作者と作画がうまくやることが大切だよね。