クラブサンデーの新刊まとめ
先月からクラブサンデーの作品が単行本化されています。予想以上にレベルが高かったです。ただ以前書いた通り、たくさん作品は出せるけれども知名度の問題がどれだけクリアされるかが問題ですね。せっかくなので、全作品を簡単にまとめてみたので気になった方は手にとってみるといいかもしれません。
◎学園モノ(9月3冊+10月5冊)
- 作者: 東毅
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: コミック
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あらすじ:全くモテない主人公の飛田マコト(チビ)が初めて告白された相手は、なんと身長49m46cmの女の子・衛宮マナ。宇宙生物から地球を守るマナを男らしく守れるのか。そもそもラブコメ史上最大の身長差で結婚とかできるのか。障害が大きいほど恋愛も盛り上がる・・・はず。
感想:作者曰く「すごく・・・大きいです」と書いている通り、本当に大きいです。ウルトラマンとほぼ一緒の身長です。でも、可愛いです。あまり異性に好かれない者同士(マナは何とも言えないけどw)、相手をとても献身的に想う時があってかなりラブコメってます。結構他所でも取り上げられていましたが、オススメ作品の1つです。
- 作者: 松浦聡彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: コミック
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あらすじ:甲賀流忍術薬学師の末裔である鬼切漫丸と、偶然見つけた喋るマンドラゴラ・カブラのドタバタコメディー。薬を作るのが趣味の漫丸が、何にでも効能抜群のカブラを使ってあんなことやこんなことをします。
感想:タキシード銀の松浦先生なだけあって、女の子がちょっとエッチな目にあってたりします。特に目が良くなる薬の回での「服が透ける」能力は最高でした。ヒロインの翡翠も可愛いし、地味にマスコット的なカブラもいい味を出しています。タルルートみたいだなぁ・・と思いつつも、今では逆に新鮮に感じます。言わばちょいエッチ系の王道かと。
- 作者: 福地翼
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: コミック
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あらすじ:卓球に勝てば強制的に付き合えるという悪法のもと、旅立った丸の内ガクを連戦連勝待ち続ける珠野マコ。ガクが戻ってきてからもクセで勝ってしまうマコ。男からの告白じゃないと嫌だと言うガク。この二人に残された道は・・・ガクが卓球に強くなるのみ!
感想:ブサでも強ければ付き合える・・・というのは嬉しいんだろうか。ふと思ったのは、付き合ってから別れればいいんじゃないかと思ったんだけどね。ガクにしろマコにしろモテモテのため、色々なキャラが出てきて面白いです。好きなのに付き合えない、だから頑張るって姿がいいですね。ちなみに、ゴミが木になることはない。
- 作者: 平手将之
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: コミック
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あらすじ:女の子でも甲子園に行ける世界の物語。主将の古橋圭太1人になった野球部にやってきた女の子・綿貫操。操の剛速球を武器に新しい野球部がスタート!!生徒会の副会長で圭太のことが好きな水谷泉がジェラりつつ、健全にラブコメしてます。
感想:操がとにかく可愛い!!絵がとかではなく、キャラの雰囲気が素敵です。クロスゲームで言えばコウと青葉とノモを足した感じでしょうか。平手先生の描く大きな頭がどこか懐かしく感じるのはサンデーの系譜です。俺としては泉が操と圭太の仲を気にしているのがとても微笑ましい作品。
PING PONG RUSH 1 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 小山愛子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
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あらすじ:「ピンキュウ(=卓球)がやりたい!」と転校初日に三ツ星球が対戦したのは同年代最強の神無月忍。温泉卓球とスリッパラケットで立ち向かうも敗戦するも、タマの実力を求める忍。改めて卓球の面白さに気付くタマ。王道スポーツやってます。
感想:タマがたった1球で3時間も粘った時点でリアル系ではないだろ・・と思いつつ、ペンとシェイクの話題を出しているので多少リアル系です。というか、実はクラサン作品で最も現実に近いんだぜ・・。スポーツに必要なライバルがしっかりと描けていて好感触です。特にタマを本気で認めている描写が素晴らしい。スポーツ漫画に必要なそのスポーツが楽しい!!って雰囲気も素敵。
- 作者: 柏葉ヒロ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
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あらすじ:侍制度が残った世の中で生まれ育った双子の姉と弟。男らしい姉、女らしい弟が性別を入れ替え入学し主席を守るために奮闘する物語。金と名誉と親のためバレたら退学という状況を乗り切っていけるのか・・・。
感想:実はSFも入ってたりします。ごちゃまぜです。とにかく、性別を交換すればお互いに最強というのが面白いですね。俺の心の眼には二人とも女の子に見えるんだぜ。1巻の最後でバレそうになって終わっており、続きがかなり気になります。ノノノノみたいなことにはならない。
- 作者: 後藤隼平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: コミック
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あらすじ:写真が趣味の主人公マタタキ。昔から好きだった女の子・ミライの未来が写真に写る能力を持ったものの、見えた未来には知らない男とキスをするミライの姿が・・。ヘタレながらも自分が見た未来を変えるべく試行錯誤のマタタキ。ミライとマタタキがキスをする未来は来るのか?
感想:女の子に慣れていない男の子が映画に誘うのですら躊躇うのにちょっと共感してしまいました。それでもマタタキはヘタレすぎだろ・・。未来が見えても決まったものじゃない、好きな子のためには何でもできる!!未来という名の壁を突き破る王道ラブコメです。まぁ、好きな子が違う男とキスしてたら発狂するだろjk
- 作者: 星野倖一郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
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あらすじ:自らを神だというリサに風を操る能力を与えられたヒネクレ主人公の和田蔵人。同じく魔族によって力を与えられた刺客を倒しつつ、暗かった蔵人の心がリサにどんどん開いていく。ちょっとだけ開けていく蔵人との世界。魔族だろうと世間だろうと何者にも負けない!
感想:素直に面白いです。というか、こういった作品が出てくるならクラサンは安泰ですよ。それほど大きな能力ではないだけに、上手く且つ戦略も練っていかなきゃいけないと思われます。そうなれば、蔵人の周辺の世界に対しての物語と一緒に育って行きそうで楽しみです。あと、リサのチアコス可愛い。
◎萌え系(10月1冊)
- 作者: 菅原健二
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
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あらすじ:200時間連続で萌えアニメを見続けた主人公の君塚アオイ。あまりにもの苦行(幸福?)を味わい、目の前に現れたのは自分だけの萌えキャラ・M・S DOLLの八乙女。自分だけの萌えキャラを守るため、他のマスターとのモーソーファイトに挑む・・・。
感想:唯一のヲタ系作品。八乙女はツンデレキャラですが、他にもB級アイドルキャラ、女装子、無口キャラといったDOLLが出てきます。自分だけのキャラがあるってのはいいですねぇ。そういや他の登場人物と好きなタイプのDOLLって被らないのかが気になります。ちなみにダメ人間しか出てこない作品です。一番まともなのが八乙女ですよ、マジで。
◎他ジャンル(9月3冊+10月3冊)
- 作者: 倉薗紀彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/17
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あらすじ:欲望を持った人間に、その欲望を満たすための道具を渡し歩くロマ。欲望を満たす先に待つのは幸せか不幸か・・・。ロマは何も語らず、ただその結末だけを見守るだけ。そしてまた次へと旅立つことを繰り返す。
感想:何でもそうだけど、簡単に欲望が満たされるだけじゃダメなんでしょうね。ちょっと怖そうで、あっと驚く結末だらけですごく面白いです。現代版アウターゾーンといったところでしょうか。ちなみにロマは・・・そそられる。
- 作者: 寺嶋将司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/17
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あらすじ:悪霊に弟連れ去られたタロウ。弟を助けるために選んだ道は悪霊ハンターになること。しかし、そのためには死んでしまった自身の身体に悪霊を取り付かせるしかなく・・。弟を助けるため、悪霊で困っている人々を助けるためにタロウと悪霊との戦いが始まる。
感想:無差別で殺されたら嫌だなぁと思うわけで。あまり現実には起きてほしくないです。そんな時はきっとタロウか花子さんが助けに来て・・・って、花子さんは時々サボってたな。全体的に闇っぽい印象を受けますが、太い線がわりと悪霊の雰囲気を際立たせつつ、ぶっちゃけ読みづらかったりと思うのは個人的な意見。ただ、内容は安定して面白い。寒気のする話なのに熱い。
- 作者: 万乗大智
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/17
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あらすじ:人の気持ちは表面的なことだけでは分からないことだらけ。そんな人の心の中に入り込むことができる能力を持つ主人公の秋月サトウ。悲しいこと、嬉しいこと、たくさんある気持ちから事件を即座に解決!!
感想:万乗先生の作品らしい描き方をしています。事件を解決に導くのは、サトウの能力というよりはサトイウ自身の人柄によるものだと思います。事件がなくてもちょっと会ってみたいものです。ちなみに俺は表面からして本音です。
- 作者: 大塚志郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/09/17
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あらすじ:中学生でありながら刑事という緑間阿鬼羅。犯人は人間ではなく・・・妖怪!?自慢の武器・カナボウを片手に今日も事件を万事解決!あと、乳首もあるよ。
感想:マリンハンターのキャラが出てる・・・。好きだったんだなぁ。というかリンは乳首を出してナンボのキャラだと思う。全体的に明るい妖怪ものですが、妖怪が普通に服を着てメイド喫茶にいた話は爆笑しました。
- 作者: 野田宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
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あらすじ:徳川と豊臣が覇権を争う中、真田十勇士に怯える徳川がタイムスリップを利用し十勇士(10人兄弟)の母を暗殺させようと企む。しかし、暗殺の命を受けた主人公のジンタは記憶をなくした11人目の兄弟で・・・。次々と送られてくる刺客から母親を守る男へと変わる。
感想:戦国時代なのに現代を追い抜いた科学かよ・・。平賀先生すごいな!キテレツもビックリです。タイムスリップを使って、各時代の有名人を刺客として連れてくる設定は面白いと思いました。西郷どんが出てきたりと未来のキャラまで出しており、そこをうまく使ってほしいなぁ。それと徳川はヘタレ。
- 作者: 灘谷航
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/16
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あらすじ:没落した貴族の生まれながら騎士道を決して忘れないロックウェル。偶然出会った伝説の騎士ヘルムートに連れられ冒険の旅へ出発。人を守る騎士として、誇り高い騎士として、成長していく王道冒険物語!
感想:ヘルムートが命を賭してまで戦った姿が見事でした。作品としてはお固い感じでしたが、サンデーもこういうタイプの冒険作品が手札にあるんだなぁ・・・と。あと、ミランダが可愛いと思います。
ふと思ったけど、多いなクラサン作品。