オススメしたいヤンマガサード・3月単行本編




ヤングマガジンサードが面白い!
多分まだまだ無名の雑誌だと思いますが、「ヤングマガジンサード」が面白いです。本当に最近出来た雑誌でして、カテゴリ的にはヤンマガ枠となります。


講談社の雑誌状況

一番言っておきたいのはあれですな。月マガと別マガ違うから。進撃は月マガ〜とか言ってる人たまに見かけるけど、超ハズい。
でまぁ、ヤンマガの三番目の雑誌(一番目ヤンマガ、二番目月刊ヤンマガ)のヤンマガサードからついに!単行本が発売されます!!!ちなみに発売日は3/6(金)。というわけで今回は3/6に出るサード作品についてオススメしておきたいなと思います。



亜人ちゃんは語りたい(作者:ペトス)




サードでのプッシュのされ方を見るに、雑誌での人気がかなりあるのではないかと思われます。個人的にも、この作品がコケるならサードもコケると思ってます。なので最初にサード作品を読むとしたら、この作品をオススメすると思います。まぁ、作品タイトルからグフタの亜人を思い出すかもしれませんが、あちらは「あじん」。こちらは「でみ」と読みます。意外と重要。
作品的には“亜人種”が当たり前の世界・・・・ではあるものの、まだ少し物珍しい世界でのお話。普通の人間で主人公の高橋鉄男先生と亜人ちゃん(なぜか女の子ばかり)のやりとりを中心に描かれます。ちょっと普通の人間とは性質は違いますが、やはり女の子ではありますので、なんつーか・・・・可愛いんですよ。


エヘヘー

あー可愛い。
こちらは亜人ちゃんたちの中でもメインの女の子。ちなみにバンパイアです。高橋先生は亜人ちゃんたちの特徴なんかをつかむために色々と四苦八苦してますが、時折エロい感じなのがよいです。まぁ、純粋な人種ではないとはいえ女子高生にエロスを感じさせてはいけませんね。なお、学校の先生の中には性的にムラムラさせる女性の先生もいるようですが・・・・。
亜人ちゃんは人間ではありません。でも普通に生活しています。その代わり、ちょっとしたすれ違うことは多いかと思います。そこに苦しむ亜人ちゃん、それを助けようとする高橋先生。最初は亜人ちゃんを調べたい!という欲求もありましたが、先生として、一人の男として亜人ちゃんたちの生活に立ち向かう・・・・話ってことでいいですかね?
兎にも角にも亜人ちゃんたちが超可愛いのでオススメでっす!







○シンギュラー(作者:青木優)




第1話を読んでいい意味で予想を裏切ってきた作品でした。保科昴という少女を中心とした剣術もの?かと思いきや、なんとゴリゴリのSFものというギャップですよ。“楽園”と呼ばれる地球に似た星へと移住する計画があり、“転送機”と呼ばれる装置で連れて行ってくれる〜と思いきや、なんとほっとんどの人が死んでしまう装置だったわけでして。何の事はない。ただの“選別”作業でした。
当然主人公たる昴は生き残りますが、


アストロン:プレアデス

こんなのに乗るわけですよ。選別された昴は特異点と呼ばれ、アストロン(装甲星辰体)という謎めいたものに乗るわけです。で、この特異点同士の、アストロン同士の戦いがゴリゴリですw
ロボットもの?というにはあまりロボットロボットしすぎてないですけど(どっちかというとエヴァ的?)、緊張感あるバトルはなかなか見ものだと思います。個人的にはこの作品の世界観がとても気になります。世界の謎的なものが明かされる楽しみもあるというか。あと、昴の眼力がとても好きです。そのあたりは表紙からでも伝わるはずです!オススメ〜。







○ロックミーアマデウス(作者:イナベカズ)




クラシック音楽とバトルのコラボ漫画です。楽器を武器にして戦うような物語ではありませんのであしからず。誰でも知っているようなクラシック音楽の著名な方々を模した生命体が戦います。


アマデウス

虚界人と呼ばれる異世界の生命体のバトルをリアル世界で行うわけですが、そんな虚界人を召喚?するためには音楽が必要となります。ちなみに主人公とのコンビを組んでいる虚界人アマデウスですが、彼はモーツァルトの音楽によって顕現します。敵さんも、例えばシューベルトなんかの音楽で登場してくるわけですが、つまりは「音楽vs音楽」という構図になるわけで。子供でも知っている彼や彼のバトル?と思うと、なかなか面白い設定だなぁと思います。日本人のクラシック作曲家も出てくることはあるのだろうか・・・・?
作品を手がけるのは、アポカリプスの砦というゾンビ漫画を描いているイナベカズ先生。ゾンビをなぎ倒しまくることに定評があるんですけど、この作品でもバトル作画がいい味出してます。何度も言いますが、音楽バトルというのが面白い。クラシック好きには一度読んでもらいたいなぁと思います。







○ヨーソロー!! -宜シク候-(作者:三島衛里子




多分、サードの中でもトップクラスにネームバリューのある三島先生の作品。高校球児ザワさんが有名かと思いますが、個人的には今作もあまり変わらないと思っています(いい意味で)。キャラの内面を表情と雰囲気だけで描く手法は今作でも健在。戦争を舞台にしており、だからこそ描かれる表情があると思います。


キリッ

まぁ、ぶっちゃけ戦闘機や軍艦、軍人さんを描きたかっただけではないか?という疑惑が俺の中にあります。結構、服とか戦闘機とか力入ってるんですよねぇ。こだわりがあるように思います、へへへ。とりあえず三島先生好きなら満足する作品ではないかと思います。
戦場を駆ける若人たちが何を思うのか。どんな会話をしていたのか。例えば何を楽しみにしてたのか。戦闘シーンはほぼありません。どちらかと言えば、陸上や海上での若人たちが描かれます。本当にこんな感じだったの???なんて思う部分もありますけど、なんか“それっぽい”と思わずにはいられない説得力のある作品です。







○ヴィラネス −真伝・寛永御前試合−(原作:夢枕獏、作画:雨衣新空)




実際にあったと言われたり言われなかったりな寛永御前試合をテーマにした夢枕獏先生原作のコミカライズ。登場人物に独特のアクを持たせつつ、なんと戦う武士たちが女の子という大胆な作品になってます。女の子が刀を持って・・・・戦うんですよ!!すごいね。


主人公の宮本弁之助

結構グロい部分もありますが、なんだかんだ女の子ばかりなので緩和されているような気がします。可愛い女の子が出てきて安心?という感じでしょうか。
正直言ってしまうと、サード素人さんにとっては一番とっつきにくい気がします。原作を知っていれば、御前試合を知っていればまたちょっと違うかもしれませんが。強みがあるとすれば、女の子主人公だよなぁとは思ってます。もちろん命のやりとりをする作品なので、かなりシリアスではありますが・・・・。あと、原作がしっかりしている(という前提)ので、爆発力があるとは思います。御前試合が始まってからがまた本番だと思います(1巻だとまだまだ)。御前試合になって、どんな展開になるのか。非常に楽しみです。







○土俵を駈ける(作者:とみすず)




とみすず先生が男の子の裸を描きたいってだけの作品ではありません。実は創刊号の巻頭カラーを務めた作品です。
相撲部が消えてしまった学校で、主人公の周りにいつの間にか相撲をやろうって人間が集まっていきます。まぁ、ちょっと主人公も変わってるんですけどね。相撲の実力はかなり高い主人公のいる学校が、どこまで成績を収めるのか楽しみ・・・・なんですけど、何気にまだ団体としての生徒たちが集まってないのでまずはそこから。


学生相撲

ちなみに学生相撲を描いた作品になります。なので、登場人物たちもあまり身体は大きくないです。でも、ほどよくひきしまった筋肉を持つキャラたちの相撲は面白いですね。パワーとスピードがバランスよい相撲になっている気がします。そういや最近は相撲漫画が流行ってますよね。この作品では、学生相撲ならではな部分が描かれるといいな〜と思ってますよ。
サードでは数少ない(唯一)スポーツを描いた作品です。雑誌におけるスポーツ漫画は華形です。超頑張ってほしい作品の一つです。










以上、3/6に発売するサード単行本でした。雑誌自体が面白いので、そちらに手を出すのも良いと思います。言いたいことがあるとすれば、できればヤンマガ単行本と発売日をずらしてほしいな〜なんて(めっちゃ量が多くて困ってます)。
あと、紹介した↑の作品たちの順番は全く意味ないです。適当に並べちゃいました。他の作品も超面白いので、↑だけでなく気になるものがあれば読んでください。ヤンマガサードを侮る無かれ。超面白いです!!!今後のサードの人気上昇が楽しみです。今のうちに手をつけちゃいましょう。もしかするとここから第2の進撃も・・・・?なんてね。