ついに明かされるあの謎!―父親編―「進撃の巨人・第62話」※ネタバレあります

○やんごとなき表紙



今月の表紙

別マガの表紙争奪ジャンケン大会って結構好きだったんですけどね。去年はまさかの進撃の巨人が表紙・・・・という結果となったためか、今回はグループ分けして表紙争奪しています。そもそも作家人数も膨大になってきているので、こういうのもアリだな〜とか、新人さんが表紙できるならアリだな〜とか思ってました。
でまぁ、爆発力の強い表紙となったわけですが・・・・。個人的にはふらいんぐうぃっちが表紙にシュールさを与えていて好きです。キエッタとドラヘビが似合ってるだけに、ふらいんぐうぃっちの違和感がものすごい。そして押見先生の何でもイケる感。さすがだ・・・・。



進撃の情報もかなりありましたけど割愛。映画とか他のイベントは多少興味ありますが、ガツガツするほどではないのです。原作原理主義者なので!!あと、アルミンが女じゃないかってのが大変話題になってますね。個人的には騒ぎすぎる話題でもないというか、諫山先生って元々性別とかどうでもいい派だったと認識してますので、これがどうのこうのってことはまずないでしょう。でも、あえてアルミンを挙げた諫山先生のセンスは好き!





・・・・というわけで今月の進撃の巨人。サブタイトルは「罪」。来月あたり罰ってタイトルになりそうですねwww しかしまぁ、今月号の内容のすごいことすごいこと。進撃七不思議の一つが解決しちゃいましたね。謎ばかり解決していく・・・・。考察とかもういらないよね、あはははは。






○明かされた真実



ベルク社様の言うとおり

前回の王政府への反乱と一緒に出された本当の情報。それらが一般市民の知るところになり、壁の中の世界は大きく変化しようとしています。今月はベルク社が出した情報を裏付ける形でザックレーさんやノーマル憲兵団のナイルが民衆へと語りかけています。某朝○新聞ではないですが、これまでは偽り情報が蔓延していた世界に持たされた真実。信じていた世界が違うと言われても戸惑うだけですよね。少し気になったのは、さすがに壁の中に巨人がいるということまでは言ってなさそうってことでしょうか。こればっかりはタイミングが難しいでしょうけど。
重要なのはこれから。
確かに今の腐った王政府、つまりはフリッツ家を打倒したわけですけど、そのままがよかったという人が多いのも事実かなと。なにより壁の中で権力を持っていれば安全ですし、将来は置いといても、100年も続いた安定を捨てるだなんてとんでもないという人は多そうです。人間なんてそんなもんです。






○エルヴィンの懸念



元の王政に託すべきでした

おいおいおい、今さらそれはないよー。革命の手はずを整えたのはエルヴィンですし、ピクシスもハンジもエルヴィンが動かしたも同然です。そもそもヒストリアに王政を握ってもらうというのもエルヴィン発案です。でもまぁ、気持ちはわからなくないですけどね。上述してますが、やはり民衆は今の王政に頼りたかった部分もあると思うんですよ。エルヴィンも言ってますが、人類を蔑ろにしている部分もありつつ、人類滅亡という最悪だけは回避できるかもしれません。それがいいかは別ですけど。
それはそうと、10/14ってエルヴィンの誕生日ですね!おめでとうございます!ついでに俺の誕生日なのでおめでとうって言ってもええんやで!!






○エルヴィンの思い



ザックレーは語る

エルヴィンもああは言ってますが、現実に革命を起こす準備はしていたわけです。止めることも実際可能だったはずです。まぁ、色々と思うところもあって途中で諦めていたようですが(←前回の人事は尽くした発言
一方、エルヴィンと話しているザックレーは元々王政府が嫌いだったみたいです。このくだりは面白かったです。まさかそんな展開だとは思ってもいませんでした。そんなザックレーからすれば、王政府を撃ち落とす方法を持ってきたエルヴィンはありがたかったでしょう。エルヴィンは色々と悩んでいるでしょうけど、「何かをする」ということの根源なんてもっと単純でいいと思います。

さて、そんなエルヴィンですが・・・・



I have a dream

エルヴィンの夢って結局何でしょうね?冗談で「巨人になりたい」って夢なんじゃないか?と思ってるんですけど、さすがになぁ・・・・とも思ってます。父親の予想を証明することが無難かなと思ってますが、どうなんでしょうね。
まぁ、ザックレーも言っていますが、エルヴィンもなんだかんだ生きたかったんだろうなと。生きて自分の夢を叶えたかったのだろうなと。人類の命運もですが、個人の意思が優先されてもいいじゃないで・・・・いいのかなぁ?いや、エルヴィンに関しては散々個人の意思を優先してたので、今更かよって言いたいところですけどね。まぁ、結局は革命が起きてしまったのでエルヴィンの行動がまだまだ重要となるでしょう。ついでに夢をはっきりとかたってくれる日が来てくれるといいですね。






○過去の事件



とある礼拝堂

場面は代わりハンジたちのお話。ハンジ、リヴァイたちはエレンを追いかけています。囚われている場所を探すついでに、5年前のとある事件についての話題になっています。
5年前、あの壁が破壊された日の夜、とある礼拝堂で事件が起きたそうです。盗賊の仕業だと当時は言われていたそうですが、どう見ても巨人の仕業にしか見えない礼拝堂の壊れ方だったようです。そこでレイス卿の家族は全員死亡しています。全員死亡という話は後述するとして、礼拝堂で殺されたレイス卿の子供の一人がニセトリアそっくりなんですよね。


その名はフリーダ

領地の自慢だと語られるほど誰からも好かれていたというフリーダ。フリーダムな名前だなぁと思いますが、ヒストリアの夢の中に出てきた彼女がフリーダだとしたら、確かにフリーダムだなぁと思いますね。






○明かされる謎



エレンはいつどうやって?

・・・・とまぁ、ハンジたちはその礼拝堂が怪しいと睨み、そこへ向かうようです。そんな中、エレンについて疑問を持つアルミン(♀)。エレンはいつ巨人になったのか。どうやって巨人になったのか。ちなみに俺は生まれてからずっと巨人ファンですが←


私達には誤解があった

そんなアルミン(♀)の疑問に答えるかのように、場面はエレンとヒストリアへ。気絶していたエレンが起きると、ヒストリアは洗脳されたかのようにレイスはいいことしてるんだよと言い始めます。ヒストリアがレイスのおっさんに抱きしめられ、涙を流していたあたりで懐柔されそうとか思っていたんですが・・・・まさに予想通りですわ。
ただまぁ、ヒストリアにとっては調査兵団も畏怖の対象だったようにも見えましたし、どこか無口なヒストリアじゃなくなっているようにも見えますし・・・・。正直、王政を奪えという命令に対し責任に耐えれないだろうとは思っていましたし、レイスパパに何を言われたかはわかりませんが肩の荷がおりてるのかもなぁと思いました。とはいえ、全面的にレイスパパを信じようというのも難しいですけど。「人類すべての味方」と言い切るだけの何かがあるのでしょうか。

ちなみにエレンが捕まっている場所、噂の礼拝堂の地下だと思われますが・・・・氷爆石っぽいですよね。



とある記憶

詳しくは本誌を読むべきだと思いますが、レイスパパとヒストリアがエレンの背中に手を当てると、エレンの、エレンではない誰かの記憶がフラッシュバックします。
礼拝堂。レイスファミリー。謎の女型巨人。エレンへの注射。巨人に食べられる誰か・・・・・。
そんな風景がエレンの記憶として出てきますが、どう考えてもこれってグリシャ(エレン父)の記憶ですよね。しかも戦っているのは、姿からしてフリーダ(巨人)でしょう。総括すると、壁が壊れた日に件の礼拝堂へ行くグリシャ。そこでレイス家を襲い一家を殺す(もしくは食べてる)。その後で、エレンを薬によって巨人化させ、自らを食べさせる。
この流れでいくと、エレンの「巨人を操る能力(座標)」という力は、フリーダ→グリシャ→エレンという流れでエレンのところまで来たという感じですな。巨人能力に関しては、どうもこの“記憶”という繋がりが重要みたいです。そもそもレイスパパたちが見れるというのも不思議というか、神がかり的な能力だなぁとか思うわけですが。というか、ヒストリアまで見れるというのも不思議な話ですが。いや、ヒストリアについては前々からフリーダを見ていたようなので、レイス家系には何かしらの力があるのでしょう。

いくつか気になる点として、グリシャは巨人化能力を持っていたのかどうかでしょうか。彼もレイス家族を目の前にして薬を使ったのでは?という疑問もありつつ、普通に変身できたのかなとかも思ったり。でも、知性のない巨人が知性のある巨人を倒せるかなぁ?とは思うので、グリシャも元々変身できたのかなと思ったり。それと、せめてエレンに全てを告げてから食べられてほしかったですね。
今月の話だけでは判断しきれませんが、エレン特有の巨人を操る能力と巨人化できる(人間に戻る)能力が混ざっていてわかりにくくなってますね。そもそもグリシャはどうやって巨人化能力を手に入れてたのか、どうしてレイス家を狙ったのか知っていたのか、獣の巨人が人間を巨人化させる薬じゃない何かを使っていたのか。まだまだ謎はつきませんね。グリシャがどの勢力だったのかもまだわかりませんし。



考察する余地はないなぁと思いつつ、実は全く解決していないことだらけ。ただまぁ、変に考えたりせず楽しく読んでいきたいものです。しかしあれだ。壁の外の話題がまだ終わっていないのにレイス家の謎がここまで深いとは思いもしなかった・・・・。



10月単行本発売日

  • 1日

(講談社)・・名門! 第三野球部 強烈、ハワイ遠征!!

  • 2日

(講談社)・・銃皇無尽のファフニール(1)、アルノサージュ 生まれいずる星へ祈る詩(1)

  • 3日

(講談社)・・亡国のジークフリート(6完)、ただしイケメンに限る(1&2完)、サクラサク症候群(4完)

  • 6日

(講談社)・・R−16R(1)、8♀1♂(7)、バウンスアウト(4)、セキセイインコ(3)、モンタージュ(17)

  • 7日

(講談社)・・シニガミ×ドクター(2)、下天の華(3)、私も世界を終わらせたい(1)、いないボクは蛍町にいる(1)、つるつるとザラザラの間(3)、スリーピングビューティー(3)、きぐるみ防衛隊(2)

  • 8日

(秋田書店)・・名探偵マーニー(11完)、ANGEL VOICE(39)、バチバチBURST(12完)、弱虫ペダル(36)

  • 9日

(講談社)・・邪風のストラ(2)、僕のおじいちゃんが変な話する!(2)、えやみのかみ(1)、ホスト漫(1)、百年戦記ユーロ・ヒストリア(1)、アコヤツタヱ(3)、まばたきのあいだ(2)、ニンジャスレイヤー殺(1)、フジキュー!!!(1)、おにもて(1)、ロジック(2)、エンゼルゲーム さよならと未来のカケラ(上下)、みなみっしょん!(1)、EAT−MAN THE MAINDISH(1)、穴殺人(2)、リアルアカウント(2)、BB.HELL(1)

  • 10日

(講談社)・・長閑の庭(1)、ここから先はNG!(1)、逃げるは恥だが役に立つ(4)、あとかたの街(2)、ちはやふる(26)、出口ゼロ(6)、百鬼恋乱(5)、3D彼女(8)、乙女純情エロチカヘヴン、ハロー姉妹(2)、君がいなきゃダメって言って(2)、かわいいにもほどがある!、人工精霊タルパちゃん、ふんだりけったり、さばげぶっ!(8)、きょうのキラ君(9)、屍活師 女王の法医学(9)、氷の女王(2)、明治緋色綺譚(13)

  • 17日

(講談社)・・爆音伝説カブラギ(11)、四月は君の嘘(10)、新装版 さよならフットボール(1&2)、聲の形(6)、Q.E.D.証明終了(49)、Q.E.D.―証明終了― Best Selection 新感覚ミステリ 衝撃の結末編、C.M.B.森羅博物館の事件目録(27)、天のプラタナス(22)、Dreams(66)、修羅の門 第弐門(14)、ぱすてる(38)、鉄の王(1)、redEyes(19)、七つの大罪(11)、七つの短編 鈴木央短編集、風夏(3)、修羅の門異伝 ふでかげ(7)、週刊少年ガール(2)、我妻さんは俺のヨメ(13)、ACMA:GAME(8)、DEAR BOYS ACT3(17)、ましろのおと(12)

  • 23日

(講談社)・・グラゼニ(16)、スパイの家(3)、ピアノの森(25)、いぬやしき(2)、リヴィングストン(3)、ねこのこはな(2)、凸凹 DEKOBOKO(1)、妄想少女、月に吠えらんねえ(2)、臨死!!江古田ちゃん(8)、GIANT KILLING(33)、ハルロック(2)、会長 島耕作(3)、刻刻(8)、天地明察(7)、累(4)、ADAMAS(11)、幼なじみは女の子になぁれ(2)、不思議な少年(9)、ランド(1)、ブルーハイジ(1)、ヴィンランド・サガ(15)

  • 27日

(少年画報社)・・ドリフターズ(4)

  • 30日

(小学館)・・あさひなぐ(13)、くーねるまるた(5)

四月は君の嘘クラシックコンサートに行ってきました



↑描きおろしのパンフレット絵↑

↑ポスターとか花とか↑

四月は君の嘘クラシックコンサートに行ってきました〜。
9/20に第一生命ホールで行われた「四月は君の嘘クラシックコンサート」に行ってきたわけですよ。先行抽選に当たってまして、ウキウキで行ってきました。正直、めちゃくちゃ良かった!!!コンサートが始まる前、大スクリーンでアニメPVをやってたんですけど、その時点で涙が出そうなくらいに感動しっぱなしでした。


演奏は、アニメでも音楽を担当しているヴァイオリニストの篠原悠那さん、ピアニストの古賀大路さん。あと、ゲストでヴァイオリニストのNAOTOさんが演奏してくれました。先に言っておくと、NAOTOさんはアニメには関係ないんですけど、トークが特に面白く、ヴァイオリン講座(弦が曲線になってて弾くのが大変、お値段とか)は印象に残ってます。なにより、風貌が「相座武士」じゃねーか!!という感じです。あとで写真でも見てください。

演奏曲目は、アニメ関係だけでいくと
1.クライスラー:愛の悲しみ
2.ラフマニノフ前奏曲嬰ハ短調作品3-2
3.クライスラー/ラフマニノフ:愛の悲しみ ピアノ独奏
4.ショパン:練習曲作品25-5
5.ショパン:練習曲作品25-11
6.ベートーベン:ピアノソナタ第14番「月光」第3楽章
7.ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」第1楽章
8.サンサーンス:序章とロンド・カプリチオーソ
といった感じ。

まず、最初に愛の悲しみを持ってくるあたり素晴らしいです。しかも、原作では登場しないバージョンです。その後、原作で出てくるかをりちゃんが来なくて、公生が一人で弾くバージョンの愛の悲しみもやってくれてます。このあたり、おおお!ってなりましたよ。
あと、練習曲作品25-11、絵見ファンなら当然ですが「木枯らし」も超素晴らしかったです。というか、絵見っぽい!!!って思いました。


しかしまぁ、もっとクラシックを知ってたらまた違う見方ができたのかな〜と思ったりもしました。多分すっごく良い演奏だったと思うんですけど、そこを分かるところまでいくにはなかなか・・・・。ちなみに、原作では6番の月光が出てきてない(はず?)ですけど、アニメでは重要な曲になるって言ってた気がします。
どうやらアニメでのかをりちゃんたちの演奏(の動き)は、篠原さんたち演奏家の皆さんをカメラで撮った上で絵にしているらしいです。それを聞いて、「かをりたちはこうやって演奏するのか・・・・」という妄想ができて最高でしたね。アニメまでの楽しみが増えました。

コンサートの方は第二弾も決まっているそうで、東京芸術劇場で来年の1/27にやるそうです。こっちも行けたら行きたい!!!



あーやばい。アニメが楽しみだ。



漫画が好きだと誇れる君へ「虹色インク・第1巻」



漫画と書いて青春と読む

漫画が好きであればあるほど、きっとこの漫画も好きになる。
マガジンSPECIALで連載中の「虹色インク」という作品があるんです。新人である宇野智哉先生の作品ですが、マガスペの新人というだけで埋もれてしまうことも多いです。しかし、この作品を後世に残さないでどうする!?くらいには思わされました。いわゆる“漫画家漫画”です。いや、“漫画家目指す漫画”といった方がいいかもしれません。
この漫画には、青春があります。恋愛があります。そして何より、漫画への愛があります。



これから立ち読みさせてもらいますっ!!

漫画が好き、漫画が大好き。それがこじれてクラスではオタッキーズなんて呼ばれる。そんな主人公・小石川タイチの物語です。あぁ・・・・自分にもこんな時代があったなぁと思う部分もあります。ただし、こんなブログをやっている自分は結局漫画読みとして、漫画ブロガーとして生きてきましたが、彼は漫画家を目指す方向へと向かいます
ちなみに↑で土下座していますが、この作品の中でもかなり好きな場面です。漫画家という夢をより近付けるため、彼はリサーチとして、読む漫画を増やそうとする・・・・んですが、キンセンが厳しいため立ち読みしかないという結論に至って土下座してます。漫画はたくさん読みたい。でも、読むためのお金がない。俺も若い頃は同じ状況でしたねぇ。今はお金があるけど時間がない状態ですがw
で、この場面の何が好きかというと、「漫画家さんたちの魂の結晶」という気持ちに共感できてしまうところ。俺も土下座したいくらい、漫画が好きだって思い出させてくれるところ。もちろん俺も立ち読みとかしちゃう時は同じ気持っす(講談社雑誌はだいたい買ってるけどね)。
一方、漫画家になった人たちは、タイチが作ってる“漫画家になるための秘伝の書”なんてのを黒歴史的に見てるんじゃないかと思ってたり。漫画家として売れるためのイロハをノートに書いてます・・・・が、世の中そう上手くもいかないわけです。秘伝の書で成功すると勝手に思っているあたり・・・・



天才見ーつけた

さて、この作品にもヒロインがいます。虹崎愛理という女の子も漫画家を目指すその一人。つねにベレー帽をかぶり、どんな時も漫画を描くことしか考えていません。テスト用紙の裏に漫画を描くなんて当然、思いついたネームを学校の壁に描いちゃうなんて日常茶飯事。だから、彼女はクラスでも浮いた存在、オタッキーズ扱いのタイチよりも浮いた存在になってます。




愛理のネームを読みました

ただし、面白い。
最初は対立した二人でしたが、お互いに漫画を愛する気持ち、漫画家になりたいという気持ちに共感し、仲良くなっていきます。しかし、タイチは作品を完成させたこともない存在。それなのに愛理は漫画賞にも出している猛者。この時点でタイチは完敗中なわけです。しかも、彼女のネームは超面白い!!漫画家の卵未満としては、成功を妄想していたタイチにとっては最初の挫折となります。



そんな二人の出会いがどうなるのか、どんな漫画が生まれるのか、ライバルとして切磋琢磨するのか。非常に楽しみであり、この作品がマガスペで大切にされればいいなと思ってます(←最近好きなマガスペ作品が終わったりしてるので予防線・・・・だけど伏線にならないことを祈ります




さてさて、夢を追いかける彼らの姿は一般の人にはなかなか通用しません。漫画オタク、漫画家を目指す気持ち、そういう部分を理解してくれる人はそう多くはないかもしれませんね。今の子達はどうかはわかりませんが、自分の時代はオタクと呼ばれる人種って結構蔑まれてましたよ。漫画家という夢まで否定するのはどうかと思いますけどね。



投げ捨てられる魂

何度も書いてますが、彼らは浮いた存在となっています。タイチなんて女性に声かけただけで拒否されたりしてますし、愛理もゴミを投げられたりなんてのもあります。で、一番酷いのが、愛理の完成原稿を川に投げ捨てる場面。原稿がどうなったのかは是非是非、読んで確認してほしいと思います。この後のイジメっ子のセリフとかむっちゃムカつくんですよ。




「あんなんまた描けばいい」


   〃∩ ∧_∧ 
    ⊂⌒(  ・ω・)    はいはい描ける描ける 
      `ヽ_っ⌒/⌒c 
         ⌒ ⌒ 
   ∧_∧ 
 ⊂(#・д・)  って、描けるわけないだろ!! 
  /   ノ∪ 
  し―-J |l| | 
          人ペシッ!! 
        __ 
        \  \


カッチーンですよ。マジ、カッチーンです。こういう漫画家さんに、漫画家を目指す人たちを怒らせるであろうセリフもあります。でも、こういう見方をされるのも一般的には事実なのかもしれません。でも、原稿って漫画家さんの魂じゃないですか。それを投げ捨てる、それを軽く見る。ふざけんなって話ですよ!!!






愛理の涙

あれ、途中で「原稿どうなったかは読んでみて」と書いておきながら、これって結果わかっちゃう感じが・・・・。まぁいいや、ガハハハ←
作中、愛理はまるでロボットのように漫画を描き続けてます。誰からどんな見方をされようが自分のやりたいことを貫く。無表情で漫画に取り組んでいました。ただし、それが周囲から見れば浮いたような存在となります。しかしそれは、彼女が周囲を無視してでも描いた原稿は、感情を全く出さないはずの彼女の涙を呼ぶわけです。


バカにすんなよ

それで立ち上がるのがタイチ。主人公のタイチ。原稿を作り上げることの苦労を誰よりも理解してあげられるタイチなわけです。
漫画オタク物語でも漫画家の卵漫画でもなく、この作品はタイチの熱い心を見るための作品なんだなと思ったり。もちろん愛理の苦労をわかるというのもあるでしょうけど、個人的には漫画で成長したタイチという姿が頼もしかったです。きっと読んできた漫画に力をもらったのだろうなぁ・・・・。ただし、イジメっ子にこの後殴られます。まぁ、漫画を読んで強くはなれないからね。






編集さん「つまんないねー」

さて、1巻ではそんなタイチと愛理の漫画家を目指す物語が始まるわけですけど、最後の方ではタイチのダメダメな作品にダメ出しをする編集さんが登場。ついに、タイチも一段上がったかな?と思うわけですけど、漫画家さんはきっと色々と思うところはあるかもしれませんねw
続きが楽しみです。




さてさて、結局は漫画って何なのでしょうね。人によっては夢になるのかもしれません。人によっては娯楽でしかないのかもしれません。個人的には、漫画を読んでどう糧にするかどう成長するかだと思ってます。漫画で成長なんておこがましいと言う人もいますが、まぁそういう考え方もあるのかなとは思います。少なくとも自分は漫画から色んな物を貰ったとは思います。だから、俺は漫画が好きなんです。
読んで感動できた自分、読んで涙した自分、読んで笑った自分。・・・・そんな漫画が好きだって気持ちを、この作品は再認識させてくれます。ぶっちゃけいくつか・・・・なところもあります。でも、そんなもんどうでもいいくらい、漫画が好きだってことが嬉しくなる漫画「虹色インク」を読めてよかったなと思います。「漫画が好きでよかった」と毎日叫んでも恥ずかしくないことを勇気づけてくれる作品でした。超オススメ。



ストーカーをがんばる♥がんばる♥「がんばる!ストーカー・第1巻」



伊藤広明(←作者名)ゲーム、はっじまるよー!

がんばるがんばる
(参考:http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=43937153
別冊少年マガジンで連載中の「がんばる!ストーカー」の1巻が出ました。単行本の帯文にもある通り、“公認ストーカー”物語となっています。こちら(http://www.shonenmagazine.com/bmaga/ganbarustalker)で第1話が読めますので、まずは読んでみてください。


黒ロンに巨乳はよく似合う

主人公の花丸藤之助が好きな女の子、神春ラララ。彼女は黒ロン可愛い女の子であり、巨乳でもあります。ただし、何故か常時マフラーをしているという謎めいた特徴を持っています。ミカサですら寒い時にしかマフラーを使わないというのに・・・・。某麻雀漫画にもいたような気がしますけど割愛。
さて、そんな彼女の趣味?特技?がタイトルにもあるように“ストーカー”なわけです。


どーこだ?

バレバレだけどね!!
藤之助は神春さんが好き。一方、神春さんは藤之助が好き・・・・かどうかはわからない。もしかすると好意を持っている・・・・のかもしれない。じゃあ、ストーカーしてみよう!というお話になっています。好きな人を追いかけ回すような卑劣な行為ではなく、好きかどうかを確認する好意!言い換えれば攻めのストーカーなわけです。


トーキングさせてください

もちろんストーカー好意(行為)については、藤之助も納得の上でのことです。ただし、藤之助の自業自得な面も大きいです。←このあたりは第1話を読むことをオススメします。
はたして神春さんは「ストーカー行為」が好きなのか、「藤之助」が好きなのか・・・・。いつかは分かる日が来るかもしれませんが、その時でもストーカーしてそうな作品だなぁと思ってます。恋人未満がストーカーかあ。・・・・変なの(褒め言葉)。



あと、この作品は恋愛要素よりもギャグ要素が多いのも特徴かな〜と思ってます。



はーせっくすせっくす

某初代別マガ班長を思い出させるような発言ですよね。神春さんが巨乳ということもあり、藤之助が変態ということもあり、ちょっぴりエッチなのが素敵だと思います。藤之助は潜在的なエロ野郎なのが、いいスパイスになっていると思います。ストーカー漫画のスパイスってなんだよって思う部分もありますけど・・・・。






ウ○ーリーを・・・?

面白いな!というか頑張ったな!と思ったのが、この場面。雑誌掲載時に結局見つけられませんでしたが、言われてみれば確かに神春がいるんですよ。まんまウ○ーリーを探せなんですけど、じっくり見るとなかなか手のこんだことをしていたのは流石だな〜と思ったり。本当に芸が細かいので是非是非確認してみてください。






球漫画ではありません

あと、マガスペでやっている野球漫画のような描写が出てくるあたり、かなり、かなりお茶目な作品です。・・・・というか、大丈夫だったのかなぁ。←許可は取ったのだろうなと思いますが、思い切ったことをやるなぁ。もしかして元アシとか??
そうそう、この某野球漫画描写に出てくる女の子は生徒会長です。風紀に厳しく、ストーキング行為が行われていることに怒り心頭だったりします。ただし、超チョロいため、藤之助が好きになっていく展開へと動いてきます。このチョロさがスゲーいいんですよ。神春さんを諦めて会長にいった方がいいレベル。そんな恋愛要素もありつつ、基本的に出てくるキャラが全員変人というトンデモ作品でもあります。ギリギリで生徒会長だけがマトモに見えるけど、チョロすぎてなぁ・・・・。





最近は神春さんより、当て馬であるはずの生徒会長に興味津々です。実用的なストーキング技術はあまり出てきませんが、いや出てきても困りますが、変な主人公、変なヒロイン、変な奴らが出てくる面白ストーキング漫画であることは声を大にして言いたいです。オススメ〜。



嘘つきは革命のはじまり「進撃の巨人・第61話」※ネタバレ注意

○やんごとなき情報
気が付いたらほっかほっか亭とのコラボが始まってましたね。家の近くにお店がないんだけど・・・・。頑張れよ、ほっともっと!!!←無茶
あとはまぁ、色々と進撃イベントがあったりするらしいです。進撃展とかもあるんですよね。正直言うと、あまりその手のイベント類には行ってません。ファン失格ですかね。それはそれとして、講談社は進撃以外でのこの手のイベントを持ってないのが気になります。ジャンプさんだと色々とやってる(気がする)ので、いつも「しゅごい・・・・」とか思ってます。とはいえ、講談社のアニメも最近は増え始めてるので何かキッカケで進撃化すればいいなぁとか思ってます。
余談ですが、今月号に声優さんのグラビアが載ってました。こういうのいいなぁと思う方なので、またやってほしいです。これで次に男性声優のグラビアとかだったら笑う。







・・・・というわけで今月の進撃の巨人。サブタイトルが「終幕」。まさにサブタイトルどおりの展開となりました。(個人的には楽しんだ)壁の中の物語もそろそろ終わりっぽいですね。来月号以降の展開次第ですけど、そろそろ壁の外にも目が行きそう??



○エルヴィンは語る



調査兵団は、いりまぁす!

先月のお話の続きで、エルヴィンが裁かれようとしている場面から。腕を無くした上に、現在は憲兵団の皆さんのおかげで顔がボッコボコです。(俺と同じ誕生日*1で)イケメンなのにお顔が大変なことに。
王政府は調査兵団の解体を目論んでおり、一方のエルヴィンは巨人への矛である調査兵団を残すべきと訴えています。特に“ローゼが突破された場合”を考えた時、調査兵団がないということは、調査兵団が矛となれないということ。つまりは巨人にローゼ内を蹂躙されるだけということです。獣の巨人事件があって、備蓄食糧もあっという間に消えてしまいました。これについては以前にも語られていましたが、巨人になんやかんやされる前に中から崩壊してしまうことでしょう。崩壊はどこから?外から?いや、中から・・・・ってなもんです。


もちろんそれは巨人と戦う力のある調査兵団だからこそ出来ることなわけです。まぁ、完璧に対抗できているかという点については何とも言えませんけど。




秘策は、ありまぁす!

そんなエルヴィンに対し、何かを隠している様子の王政府の皆さん。エルヴィンからの「秘策はあるのか」という問いに対しても沈黙でした。多分裏で動いているエレン関連が“秘策”に関わっているとは思われますが、もちそんそんなことを言えるわけもなく・・・・。
ところで王政府の皆さんですが、誰がどんな役職なんでしょうね。ウォール教の人もいますが。どうやって選ばれているのか気になりますな。あと、調査兵団をサポートしている勢力ってどこにいるんだろうか。少なくともエルヴィン糾弾の場にはいないようですし、逆にサポート勢力がいないのによく調査兵団は潰されなかったなとは思いますが。







○ピクシス司令は語る



意外と慎重派?

エルヴィン糾弾の場にはピクシスもいたようです。ピクシスといえばエルヴィンと秘密会談をやったりしていました。当然助けてくれるのかと思いきや、エルヴィンがハンジに語っていたように説得はダメだったような反応をしています。
ピクシスの懸念としては、まず駐屯兵団にも被害が出ること。それと、革命によって王政府が握り続けるエレンの秘密を知る術がなくなる可能性があることが大きいようです。もちろん王政府の知っている情報を手に入れることができるかは不明ですしね・・・・。あとは、もしかするとエレン自身が殺される可能性も含んでいる感じでしょうか?いや、ピクシスはそこまでエレンを重要視しているか微妙なので違うかもしれません。



というわけで、ピクシスはエルヴィンではなく王政府に付く・・・・のだと思ってました。しかし・・・・







○不思議な事件



乗るしかない、このビッグウェーブに!

エルヴィン処刑?と思いきや、大事件が発生します。なんと超大型と鎧が登場し、壁を壊したというじゃありませんか!!
エルヴィンが想定する壁破壊後のシナリオ。それは、ローゼとシーナの住民による争いが起きるというものです。そもそもマリア崩壊の時点で大量の人間を口減らしする必要があったわけです。ローゼの人類を維持するだけでも大変、ましてや備蓄食糧は枯渇。ローゼの人類がシーナ内に入ろうとしても限界があります。ローゼの人たちからすれば死ねと同義ですし、子供の頃のエレンが逃げることができた状況とはまた違うでしょう。
そんなわけで、想定される最悪中の最悪のシナリオが発生しました。ただちょっと待ってください。壁を壊したのは超大型たちだと言うじゃありませんか。つまりはライベルたちがまたやって来たということ。あの逃走劇から戻ってこれるか?という謎もありますし、ユミルがそこにいないのも不思議な話ですし。そもそも本当に壁が壊れたのでしょうか・・・・?



・・・・と思ったら、どうやらドッキリだったようです。わ、わかってたけどね!







閉鎖しろ!!

で、まんまと引っかかるわけですよ。
ローゼ内の人間をシーナに入れることは禁止。シーナだけが生き残ればいいという王政府の皆さんの言葉に、そこにいた各兵団の皆さんは唖然とするわけでして。壁が壊されたという出来事に対し、ピクシスは住民の避難が最優先だと助け舟?を出していたのにも関わらずですよ。醜い豚どもだぜ!!
あるお偉いさんは「民意とか今はどうでもいい」って感じですし。まぁ、エレンの巨人を操る能力が手に入ればどうにでもなりはするんでしょうけど、そもそも死んでも無問題って考えが気に食わねえ!!!







激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(←いい加減古い

当然のことながら、ザックレーのおじさん、ナイルのおじさんは猛反発なわけです。ザックレーは当然こうなるだろうなと思っていたようです。ナイルは家族を殺せと言われたのと同義ですので怒るに決まってます。この騒動自体はピクシスの策略だったわけですけど、というかやっぱりピクシスはエルヴィンを裏切っていなかったわけですけど、調査兵団、駐屯兵団、憲兵団が王政府に逆らうという状況になります。







○王とは・・・・



雑な扱い

王ってこんな奴だったのかよ!!今まであれだけ意味深なキャラをやってたのに!?うわ、騙されたwwwww
ある程度ちやほやされているのかと思ったら、王政府のお偉いさんたちからも雑な扱いをされてますし。しかも、ちょっとボケてる?というか寝てた?どうしてこの人が王役だったのだろう。







○エルヴィンの真意



より険しい道とは

今回の革命?は色んな人間の協力によって成り立ちました。調査兵団を今まで悪者扱いしていた新聞が味方になり、反対派だったピクシスを説得できたのも大きいですね。王政府の豚どもがクソだったのもありますし、王が役立たず(白目)というのもあります。まさにエルヴィンが体を張った結果とも言えますけど、何故かエルヴィンは喜んでいないように見えます。
エルヴィンの理想はヒストリアを使った穏やかな革命だったのに、ちょっと強引な革命なったからかな?とも思ったのですが・・・・。反乱の反乱はないらしいですけども。うーん、気になる。あと、処刑前のエルヴィンの「人事は尽くした」という言葉も気になるんですよね。とりあえずは、エルヴィン的に「こんな革命やっちゃって人類大変だわー」って意味での「より険しい道」発言だとは思います。ピクシスも言ってましたが、核心までいくかはわからないわけですし、ましてや切り札だったエレンたちも奪われていますし・・・・。
この革命後に誰がトップに立つのかは不明ですが、大変なのは確定でしょう。巨人と戦うルートになるでしょうし、壁の中の人類にとって安心感を多少は与えていた王政府が消えたわけですし。もしかすると今まで隠していた情報が一気に壁の中の人類に伝達されるかもしれませんし。本当のことを知った人類はどういう反応をするのでしょうね。例えば「壁の中の巨人」とか驚愕ものでしょう。現在おとなしいですが、ウォール教も気になりますしね。







○あとは・・・・



エレンとヒストリア

ここ最近は本筋から離れてしまっていますが、ちょこちょこ登場していたエレンたち。レイスのおじさんがヒストリアを抱きしめる場面が印象的でしたね。そこから、謎の状況になっています。鎖に繋がれたエレンと、レイスのおじさんと一緒にいるヒストリアという状況。エレンの力を手に入れようとしている目的があるのはわかりますが、何をしたいんでしょうね???そもそもどうやって奪うのでしょう。レイスのおじさんが奪うの?もしかしてヒストリア?色々と気になりますな。
一方でエレンたちを救出しようという動きもあるようですし、人類間の争いはもうちょっと続きそうですね。まだまだ終幕とはいかないかも??とりあえず、ヒストリアは自らの望み(ユミル関連)を忘れずに行動してもらいたいですけど・・・・。エレンの力があればユミルに会えるかも!?という考えで行動されたらちょっと怖いですね。





現状人類同士でのイザコザが続いています。そういえば、エルヴィンが壁の中で争いが起きると言ってましたが、それって表紙裏の壁世界に入る前の状況に似てますよね。人類同士で争ってばかりですなぁ。
また、今の王政府関係の話題が終わったら、次はライベル関連の話に戻るのでしょうね。壁の穴塞ぎ団もありますし、グリシャの秘密の部屋問題もあります。今回のことで王政府という進撃七大不思議*2の一つが解決しそうですが、ようやく解決編の入り口に立ったというところかもしれません。最終回までまだまだ先は長い・・・・のかな?



*1:べっ、別に来月祝ってほしいとかじゃないんだからねっ!

*2:ほか6つは考えてください