カワイイはつくれるを学ぼう「人は見た目が100パーセント」



Q:これで渋谷いける?
A:一歩も出ちゃいけない




これは“ジョシ”を研究する“リケジョ”の物語―。





JSM(女子モドキ)たちが美を研究

いやー、小保方さんでしたっけ?あれは凄惨な事件でしたね。リケジョ(理系女子)を敵に回す気はありませんが、本物のリケジョって少ないのじゃないかと思っています(個人的な意見)。もちろん立派なリケジョさんたちも知ってはいますが、少なくとも小保方さんはリケジョじゃないですわ。理系モドキといったところですかね。*1
さて、本論に戻りますが、BE LOVEの人は見た目が100パーセントがとても面白いことについて以下に述べていきたいと思います。この物語は、リケジョの城之内純(30)、佐藤聖良(25)、前田満子(40)という3人組が「美」について日夜研究するお話になっています。もちろん本業ではなく、仕事の後に3人で“色々と”研究しています。




例えばつけまつげ

城之内さんはメガネのお堅い女性、佐藤さんはオヤジ女子でぽっちゃり女子、前田さんは昔はイケイケだっった主婦。彼女たちは今どきのオシャレというものに疎い存在、つまりは女子モドキ、つまりはガチのリケジョ。それでもオシャレはしたいのが女子のsaga。しかし、外に出る必要がないため、オシャレに疎くなってしまいました。
この作品、各話の中で様々なテーマに取り組んでいます。第1話では「つけまつげ」をテーマに熱い熱い討論を繰り広げています。


成功例

なお、リケジョのため研究力はかなり高く一定の成果を挙げています。何度も失敗を繰り返していますが、それなりの研究成果を出すあたり彼女たちの能力の高さが覗えます。まぁ、成功しても披露する場もないんですけどね・・・・。
しかし、この作品を読んで初めて知ったのですが、つけまつげというのもかなり大変なのですね。脆かったり長かったり折り曲げたりしなければいけない等、女子の皆さんは裏で努力をしているようです。





オシャレは大変なのである

つけま、柄パン、眉毛、帽子、アヒル口、下着等々。この作品で女子の皆さんがいかに日々努力しているかが理解出来ました。正直、土下座したい気持ちでいっぱいです。
女子モドキの3人は、いわば男性と同じ感性しか持ち合わせていない状態。女子がどれだけ努力しているかは一般的な男性陣の皆さんも理解できていないでしょう。それでも、彼女たち女子モドキはオシャレの実証実験を通して「美」を学びます。


オシャレを頑張る女子モドキ

カワイイはつくれる、可愛いは正義とはよく言ったもので。ほんのちょっと頑張るだけで、白衣のお堅いリケジョたちもオシャレさんに見えたりします。まぁ、裏を返せば努力しまくってる可愛い子も、努力を怠ればお察しということです。化粧を落としてビックリなんてのは良い例でしょうな。


立派な研究ノート

小保方さんの研究ノートはお笑いものでしたが、作中の間にある「女子モドキ研究ノート」は目を見張るものがあります。わかりやすく要点がまとめられていますし、男子が読んでも“なるほど”が待っています。ブラの着用が「つける」→「肉をしまう・収納する」という表現をしているあたり面白いです。





女子をチヤホヤしている男性陣にも一読な一冊だと思います。リアル女子に興味のない男性陣にも、漫画やアニメの美少女たちにはない女子たちの苦労を是非是非見てもらいたいな・・・・と。もちろん女子らしさを学びたい女性陣にもオススメ。さすがに作中の情報に対して第3者的な評価はできませんけど、個人的には読んでタメになったし面白かったです。何より女子モドキの皆さんの努力が泣けます。オススメはネイル回ですかね。
まずは第1話を読んでみてください。→http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234648656



以上、努力しても見た目がどうしようもない独身(30)がお送りしました(涙)。



*1:基本的には小保方さんが嫌いです。理系を冒涜しすぎ。