深い深い愛の物語「深海少女・第1巻」




マガジンR、面白いですね。いわゆる月マガの姉妹誌となりますが、レベルが高いです。代表作を挙げるなら「虚構推理」でしょうか。看板作品として立派に役割を果たしていると思います。かなり面白いです。第1話では全く予想もしていませんでしたが、妖怪の類を扱った作品でした。あと、TVCMでも紹介されているとおり、ちょっと小さな可愛い女の子が出てくるお話。
片足が義足、片目が義眼の女の子。片足で一つ目の妖怪がいた気もしますが、そんな女の子を中心としたお話。原作小説も面白いのだろうと漫画でも伝わってきますが、漫画だからこその面白みもあるのかなと思ったり。なんにせよ、オススメです。










ちなみに「虚構推理」は推理モノであり、妖怪モノであり、恋愛モノでもあるようです。話はガラリ?と変わりますが、同じくマガジンRでは漢字4文字で恋愛モノな作品があります。「深海少女」という作品ですが、これまた一風変わった作品になっています。


深感覚ラブコメディ!

「深海少女」ですが、普通のラブコメではありません。そもそも冒頭でヒロインが海に消える(=死亡)という展開ですからね。
ヒロイン死亡・・・・というのはちょっとしたお約束かもしれません。そこから普通とは違う存在として出てくるわけです。死亡とは違いますが、虚構推理も義足義眼な女の子が出てきますね。例を挙げるなら、手がヒロインになった作品もありましたっけ。他には小さくなるヒロインとか、PCから出てくるヒロインもいましたね。最後の最後で消えてしまうヴァイオリン少女なんてのもいましたっけ。

まぁ、そのあたりを挙げればキリがありませんが、「深海少女」ではタイトルの通り






深海生物になりました

( д)     ゚ ゚
えええ・・・・・(動揺)。むろみさんのような人魚のお話でもなく、凪のあすからのように海中での物語とかではありません。ヒロインが深海生物として復活しました。
主人公の山田タケル、そして死んだと思ったら深海生物として甦った?田中ヒカリ。彼らのラブコメディなんですけど、ヒロインが深海生物(見た目は人間)というのはなんともまた・・・・。ちなみに、ヒロイン・ヒカリが死んだと思った日から1年間、タケルは海を見続けました。もちろんヒカリが好きだったから。一方、ヒカリは深海の王と出会い、深海の力を手に入れています。1年間深海で自堕落な生活を送ったのち、地上に戻りますが




人と深海生物ってラブいことできるんですかね??







猫には好かれる

猫って深海生物を食べる文化はあるんですかね?ヒカリが猫好きなので、ある意味win-winな関係ともいえますが、命がけになっているのが何とも言えません。




深海生物としてのサガ

人としての理性がそこまで残ってないような気もしますが、それ以前にあらゆる深海生物の特徴を有しています。光りますし、大きな口を有してますし、透明にだってなれます。海水がないと生きれませんし、お風呂は水風呂じゃないとダメです。まぁ、お湯に入ったらお鍋になりそうですしね。
とりあえずまぁ、可愛げのあったアホ毛が提灯になってたらどうするのかって話ですよ。可愛がれますか?大好きな幼馴染のアホ毛が提灯になって光っていたら愛せますか?っつー話ですよ。個人的にはかなり微妙なラインでNGな気がしますw そういう意味では、主人公・タケルの我慢がどこまで?というのを楽しむ作品かもしれません。


クリオネも登場

もちろん二人だけで物語は進みません。タケルの親(ラブくなることを願う親)、不可思議現象にのめりこむ女の子(厄介)、そして深海からやってきたクリオネ(深海のアイドルの座を奪ったヒカリに嫉妬)だって出てきてます。クリオネについては2巻以降のお話になるようですが、まぁ、わりとこの手の作品ではお馴染みのロクでもない雰囲気はプンプンしてます。





愛は深さを超えるか?そんな作品になってます。まぁ、さすがに深海生物なヒロインだとは想像できませんでしたけど。しかも、物理的な距離(いわゆる遠距離恋愛)を超えよう!という話ではなく、生物的な壁を超えなければいけませんし、人魚とかですらなく深海生物という深みある生き物とのラブコメディ。元に戻ってくれるといいんですが、深海の王を含めた相当なドタバタになりそうな予感ありです。
それと、重要な情報でもないような気もしますが、深海生物のことに詳しくなれる漫画だと思います。メリットかどうかは非常に悩む部分ですけどねww 可愛い女の子と学べる深海生物、というテーマの作品だと思えば色々理解しやすいと思います。