「ALL OUT!!」今、ラグビーが熱い!


 
モーニング・ツーが面白い

皆さん、モーニング・ツーは読んでいるでしょうか?超面白いです。個人的には「蝉丸残日録」が好きです。あとは、まだ単行本化されていませんが、「アニメタ!」というアニメーター漫画が面白いですね。アニメタ!については、絵が全く描けないけど、アニメが好きだという気持ちとガッツで乗り切りそうな作品だなと思いました。ご存知、「聖☆おにいさん」も載ってます。オススメ雜誌です。




さて、モーニング・ツー最新号の表紙にデカデカと書かれていますが、





ALL OUT!!」、アニメ化決定です!
過去記事
面白さを限界まで「ALL OUT!!・第5巻」
世界で一番熱いAO(あお)「ALL OUT!!・第6巻」









ラグビー日本代表南アフリカ代表に勝っちゃいましたね!快挙というか奇跡か?と思う出来事、事件だったと思います。まぁ、その次の試合ではいつもの日本代表っぽい試合になってましたけど、自分の知りうる限り、注目度は今が一番すごいと思います。来てる、ラグビーの波が来てる・・・・。
そんな中、新国立競技場でモメてましたけど、ラグビーW杯が日本で行われることも決まってます。その上、ALL OUT!!がアニメ化ですよ。信じられますか?少なくとも自分は信じられません。このビッグウェーブに乗らなくて、いつ乗るんだ!?


何度も言うけどアニメ化するぞ!

個人的な意見ですけど、漫画の内容を考えると「ALL OUT!!」はもっと話題になっておかしくないと思うわけですよ。現状、下支えしているのは女性ファンの皆さん。でも、主たる読者は男性であるべき作品だと思っています。いや、もちろん女性ファンを否定するわけではないです。というか、男性陣にもっともっと読んでもらいたいという気持ちがあるということを知ってもらいたいのです。
まぁ、女性人気が出る理由はよく分かります。あのキャラもあのキャラも、可愛いしかっこいいし。さすがにどのキャラが一番人気なのかは分からなくて申し訳ないんですけど(赤山とか大原野です・・・・かね?)。女性人気の出やすい作品ではお約束の、魅力的なライバルキャラも多いですし、掘り下げもバッチリですし。アニメ化したらもっともっとファンも増えるんでしょうねぇ〜。



私のお気に入りは籠さん

女性ファンからの人気は不明ですが、個人的なお気に入りは籠コーチ。
かっこよすぎます。
主人公の祇園健次がたまたま連絡をとっただけ・・・・というコーチ。しかし、元日本代表という肩書を持った人でもあります。このあたりのやり取りはお気に入りエピソードの一つでもあるので、是非読んでください。最初は乗り気に見えなかったのに、キャプテンの赤山の熱さ、それについてくる部員たちを見て、子供たちにラグビーを教える面白さ・楽しさを知る籠さんたるや・・・・。←籠さんエピソードは泣ける
さて、籠コーチが言うようにラグビーは試合前にほとんど結果が決まっているスポーツです。だからこそ南アフリカに日本が勝ったのってかなりの事件なんですよね。どれだけ準備するかが重要。主人公が入学した県立神奈川高校(通称ジンコー)ではまともな指導者もいない中、キャプテン赤山が皆を引っ張っていく姿が作中で描かれます。そこに籠コーチがやってきて、チームを強くするという物語の流れ。なお、7巻ではラグビーキャンプのメッカでもある、菅平高原にやってきてます。




VS天竺工科高校

さっそく練習試合をしている7巻の合宿。相手は大阪ベスト8の天竺工科高校。ちょーっとガラの悪い人がいるところ。しかし、激戦区の大阪でベスト8に入るだけの実力を持った高校のため、油断はできません。まぁ、発展途上のジンコーメンバーからすれば、どんな相手にも気を抜くことはありませんが。
ちなみにラグビーは15人で試合をします。ここ最近テレビでもルールを説明しまくってるので、なんとなーく分かるかもしれませんね。サッカーの試合みたいなGKのようなポジションはありませんし、ボールを持って前に進むことはOKですがパスを前に出すことはNGとなっています。また、アメフトは前へのパスはOKだったりするので、このあたりを理解しておくとよいかもしれません。ちなみに最近知名度が上がりまくりの五郎丸選手はポジション的には一番後ろのフルバックになります。偶然にもALL OUT!!7巻でも、フルバックが注目されたお話になってます。




皆でぶつかり合うから熱いんだ

もうね、肉弾戦ですよ、肉弾戦。実際の試合なんて泥んこどころか血まみれだったりもします。身体中がボッロボロになるまでぶつかり合います。喧嘩するためにやるんじゃありません。皆でボールを1mでも先に進めるためにぶつかり合うわけです。↑でも書きましたが、ラグビーはアメフトと違って前にパスを出せません(蹴ることは可能)。つまり、ボールを前に進めるのはぶつかっていくしかなんですよ。だからこそ熱い、だからこそ燃えるんです。


主人公という立場

個人的には全キャラが主人公だと思ってます。だってそういうスポーツだからね。
ただ、ジンコーに入った素人の主人公がいい味出してくれるわけです。デカイ奴をぶっ飛ばしたいという欲求だけでラグビーを始めたちんちくりんの主人公・祇園ラグビーを体当たりか格闘技だか勘違いしていましたが、ボール一つを大切にする純然たるスポーツであることに気付き、最近はラガーマンとしての道を歩む途中です。
だからこそ、主人公がルールをチームメイトに聞いたりする→ルールを知らない読者にもわかりやすくラグビーを知ってもらえる・・・・という図式が成り立っています。わりと素直なんですよね、祇園というキャラは。無知を恥ずかしがらないからこそできる芸当だったりもしますが。もっと言うと、祇園というキャラは人懐っこいのも良い方向に行っていると思います。7巻では“わりと”活躍できているのも頼もしいです。





今だからこそラグビーを知ろう!と思ったら、迷わず「ALL OUT!!」を勧めます。面白い上に分かりやすい。それでいて女性人気がある作品であるという点、団体競技だからこその熱量、ラグビーにかける青春の重厚さ。どれをとっても一級品。マジでオススメ。ラグビーに興味がなくてもオススメ。
まぁ、「アニメが始まったら、どう考えても人気が出るのが分かりきっている作品」だと言えるので、今読むかアニメが始まってから読むかの違いでしかないですよ。できればアニメ化の頃までにラグビーの人気が少しでも上がっていれば・・・・と思うわけですけど。ラグビー人気がそのままALL OUT!!人気にもつながる・・・・かも??そういう意味でも代表に頑張ってもらわなければ。



頑張れ、ラグビー日本代表!!
頑張れ、ALL OUTO!!





悔しくなること、歯を食いしばってでも頑張りたいと思うこと、皆で何かを成し遂げたい、そんなことを思っている人たちへ。オススメ。