「ばらかもん」なるにサンタがやってきた




田舎に住みたいとは思わない。
ばらかもんを取り上げる記事で田舎批判ですよ。やれやれ。まぁ、地元が「まれ(某朝ドラ)」っぽいところなので、何となく察してください。東京都民となった今、もう田舎には戻りたくない・・・・。まぁ、田舎は田舎でいいところがたくさんある(はず)ので、のーんびりしたい人はオススメです。行きたい奴、残りたい奴だけいればええんや!!!まぁ、最近はKindleってものがあるおかげで紙の発売日じゃなくても漫画が楽しめるようになってます。いい時代になったものです。


クリスマスが楽しみなんだ

現実世界は残暑だな〜とか、なんつー雨の量だ、と言っているわけですけどばらかもん」ではクリスマス〜年末が描かれてます。あれ?先生は初の年越しでしたっけ?色々ありましたが、先生にとって成長できた年だったのではないでしょうか。
12巻で重要となるのは表紙で一番前にいる男。彼はサンタであり宇宙人です。髪の色、村の面々と仲良さそうにお酒を飲んでいる点を考えると誰なのかというのは容易に想像がつくかもしれません。これ以降は完全なネタバレをしていきますので、読んだことがない人はお気をつけ下さい。ネタバレ上等!って人であれば問題ないです。余談ですが、表紙の左上に腕がちょっとだけ映ってます。村のおっさんメンバーでこんな扱いされる人・・・・。読んでいる人ならだいたい想像できるかもしれません。






男同士に生涯を捧げる人

アニメの「ばらかもん」では大活躍だったこの人。普段はわりとふつ・・・・普通ではなかったですね。常時おかしい中学2年生であり、男同士でのゴニョゴニョに反応してはおかしくなる人です。表紙で腕しか描かれてなかった人の娘ですね。彼女はタマ。クレイジーすぎる女です。
アニメでは発狂しまくりでとにかく印象に残ってます。もちろん12巻でもやらかしてます。まぁ、やらかしてない時がほとんどないんですが。


人の形を保てない

こちらはタマの親友の美和。タマとは非常に仲良くやっていますが、ちょっとだけタマのことを心配しているようです。ここ最近、男性メンバーが増えてますからね。タマの発狂が止まらないことを気にしているのでしょう。しかしまぁ、腐女子は低俗だがBLは尊いってタマの発言はすごいなぁ。わりと自分(腐女子)に対して自己嫌悪しつつ、止められないBLは衝動に対しての発言ですが、これって共感される話なのでしょうか???よく分かりませんが。




閑話休題





ダメ男

さて、12巻で一番のネタは何と言ってもなるの父親でしょう。先生はずっとなるに父親がいないと思っていたようですが、実際には存在し、たまにではありますが帰ってきていたようです。なると一緒に暮らせばいいのに、なるともっと話せばいいのにと思いますが、「めんどくさか」の一言で片付ける男でもあります。
根はいい人っぽい。決してなるが嫌いというわけではなく、なるとは会話しないまでも遠くから見守ることをしている人。たまーにしか帰ってこないので、とりあえずなるが懐かないことに傷つくのが嫌なだけみたいです。気持ちは分かるけど、自業自得な気もします。逆に、なる自身も父親に対してどう接していいのかは分かっていない模様。まぁ、まだ小さいからね〜。そういや母親って情報が出てきていないような(俺が忘れてるだけ?)。どうなってるんだろう?ちなみに、この父親については、先生の父親清明先生)が書いた“優一郎”という字の伏線がしてありました。もちろん清明先生が書いた“優一郎”の紙はなるパパが持っておりましたよ。



なるの涙

話はクリスマス。サンタクロースの話となりますが、美和の浅はかな策略話は置いといて、なるのサンタさんが父親だったという話。サンタが父親だなんて当然じゃないか!と思いつつ、なるのところへ、なるパパは毎年来ていたようです。もちろんクリスマスに。プレゼントがかなり微妙なのはしょうがないのだろうか・・・・。
どの時点で気付いたのかは分かりませんが、なるはサンタ=父親だというのは察していたっぽいです。どうでもいいですが、私は小2くらいまではわりとサンタを信じていたような気がします(純粋なので)。父親がサンタだって知ってるなんて、なるも夢がねーなーとは思いません。しょうがない。こればっかりはしょうがない。じいさん(なる祖父)がなるパパの職業を宇宙人とか言うからいけない。
しかしまぁ、こんなところ(なるパパとのお別れ)でなるの涙を見るとは思いもしませんで。キヨばが亡くなった時も笑顔だったしなぁ。まぁ、キヨばの話ってのは、あれはあれで特殊な事例だと思いますが。とりあえず、なるはサンタであり、宇宙人であり、父親でもある優一郎が帰るときに泣くんですよね。個人的には意外だったという感想ですが、なるももう7歳ですからね。物事を理解できる年齢だということでしょうか。



なるはアホの子、元気な子・・・・なーんて思ってましたが、子供は成長するってことですね。先生より成長スピード早いぞ。





お父さん?

結局、なるがお父さんを「お父さん」と呼んだのは最後の最後。もちろん帰ったあと。先生がなるパパに手紙を送るデース!デデデデース!と言ったのがきっかけで、届いた初めてのなるへの贈り物。クリスマスはサンタから。でも、この手紙は父親としてあげた初めてのものになった・・・・と思うわけです。なんとまぁ不器用な親子でしょうか。
とりあえず、今回のMVPも先生ということでいいですかね?父親が毎年来てくれるかという不安になったなるを元気づける姿にはちょっと感動しちゃいましたよ。なるパパに手紙を提案したという点も非常に良いです。まぁ、自分自身も父親との接し方を色々と悩んでいた時期もあるので、もっと欲しいものを言え!となるに言った姿は自分と重ねているのかもしれません。不器用な人たちしかいない作品ですよ、ほんと。だからこそ面白いのかもしれませんが。ちなみに一番器用&不器用なのはタマじゃないかと思います。




前々から父親については言及されていましたが、本当に出てくるとは。もっと遅い時期、それこそ最終回付近にでも出てくるのかと思ってました。それなのに、まさかのクリスマス!!でも単行本が出てるこの時期は夏〜秋!すげーよ!!
逆に、これで先生がなるの父親役をやるというルートが消えたのでは?とか思ったりもしています。もしかすると・・・・なる嫁エンド???いや、それしかないと思ってましたが、いざ本当にそれっぽいなと思うと・・・・。うーん、16歳差。夢が広がりますなぁ。あとは、何気に平凡野郎が合格していたので、もしかして先生の実家に住んだりして?とか思ってますが。年始はなるを連れて先生が実家に帰るみたいなので、その辺の話題も出るかも?それ以上に、先生の実家で何かやらかしそうだなと今から楽しみです。マッシュの話は・・・・まぁいいか。先生の大根がどうなるのかが気になりますが。次巻も楽しみです。