最強カルテット物語「クロックワーク・プラネット」




オーバーロードが面白い!!今期のアニメの中ではトップ3確実な物語です。強者が強者として、知らない世界で暴れまわる姿に毎回かっけー!ってなってます。やっぱりオレツエー系が好きです。天才漫画に近いものがありますね。天才漫画はなんかやってくれそうという期待感と、その期待に応えてくれる天才にしびれるのがいいんですよね。そういう意味ではツエー系も同じでしょうか。
ちなみに原作の方はKindle化されていないっぽいですね。しかし、漫画版はあるようで。まだちょっと読んだことないので、時間を見て読んでみたいと思います。どこまで描いてるんだろう。あと、原作のKindle化希望で。












というわけで、オレツエー系や天才系が好きです。最近はシリウスでコミカライズしている「転生したらスライムだった件」が大好き。残念ながらコミカライズ版の単行本は1巻も出ていませんが、きっと1巻が出たら話題になるだろう・・・・と勝手に思っている作品です。オバロが好きなら転スラも面白いと思います。
あと、同じくシリウスでやっている「クロックワーク・プラネット」もかなり面白いです。こちらは現代風未来劇の天才漫画です。


元ホモ「ボディーガードだ!(キリッ」

すでにコミカライズで4巻(原作は3巻)まで出ていますが、そもそも原作小説が榎宮祐先生&暇奈椿先生というタッグ。その上で茨乃先生がキャラクター原案。そしてクロ先生がコミカライズとして漫画化している状況。人・・・・いっぱいですね。ちなみに原作の榎宮祐先生&暇奈椿先生は、単行本の巻末で面白いやり取りをしているのが特徴です。
4巻ではハルターが表紙となっていますが、原作の二人曰く・・・・ホモ設定があったらしいです。↑の表紙の人がホモ設定だった・・・・と。コワモテのホモ・・・・か。




1000年前

クロックワーク・プラネット(以下、クロプラ)の世界では地球が動きを止めてしまいそうになったそうです。そんな時に現れた超々天才科学者の“Y”。彼が歯車だけで地球を延命させた1000年後の世界が描かれています。全てが歯車によって動きます。動力は歯車、そんな世界です。ちなみに歯車を止めてしまう可能性があるので、電磁技術は禁忌とのこと。
現代社会だと歯車ってどこかアナログですし、言い方が悪いですが社畜っぽい響きですよね(笑)。しかし、クロプラ世界では私達がアナログだと感じる歯車こそが最新最強技術となっています。電磁技術が過去の遺物というのも皮肉めいてますね。



時計仕掛けの惑星(クロックワーク・プラネット)―。そんな不思議な場所を舞台にした歯車的物語です。








最強カルテット

見浦ナオト:主人公でリューズのご主人様。音の天才。
リューズ・ユアスレイブ:Yが作った超技巧自動人形。毒舌。
マリー・ベル・ブレゲ:技術の天才。処女。
ヴァイネイ・ハルター:元ホモ設定の機械化ボディーガード。

主人公のナオトは機械好きが高じて学校で浮く存在に。というかいじめられっ子ですね。しかし、空から降ってきたリューズを修理したことで物語が動き始めます。ちなみにリューズは、↑で説明した天才科学者“Y”が作り上げたInitial-Yシリーズと呼ばれる自動人形。つまりはまぁ、普通の人では直せないわけですよ。それを「音」を聞くだけでどこが原因かをつきとめる“異常聴覚”を持っていたことでリューズを修理しちゃいます。このあたりは是非第1話試し読みで確認してほしいところ。天才漫画が好きであれば何人たりとも、この面白さから逃れられません。
個人的には、この1話が全てだと思ってます。
天才とは天才なんです。リューズって言葉で伝えられないくらい高性能というか、地球を延命させた“Y”が作った自動人形なわけで。そのリューズを修理した時点でナオトは凡庸ではないことが描かれます。自動人形リューズのナオトへの忠誠、ナオトの能力への感服する様、全てが天才漫画として完成されてます。


もちろん1話以降のマリー&ハルターの出会いからの、ナオトという才能の突出さが際立つ演出も素晴らしいっす。









リューズが可愛い件について

本当は4巻ってマリーとハルターの物語がメインなんですけど、なんというかやっぱりリューズについて語りたい!ということで、少しお付き合いください。
リューズって毒舌なんですよ。それでいて可愛い。名前にユアスレイブなんて名前がついているとおり、ナオトへの忠誠心はさすがの一言。ただし、忠誠心があるといっても、毒舌持ちなので言い回しが特徴あるものになってます。第1話試し読みでも見れますが、
「あんな故障一つで180万4926時間もの機能停止を強いられるとは。―まったく人類の愚鈍さこそはまさにノミの水準とお変りない。それとも、知性も気品も感じられない貴方さまがノミより上等なお方でしょうか」
とか言うわけですよ。そこからナオトに対してミトコンドリア並みのプライドとか言ったりしてますからね。ユアスレイブとはいったい・・・・。


でまぁ、そんなリューズが頭を下げるという場面が4巻で出てくるわけです。震えながらごめんなさいをするんですよ。この場面、すげーいいなって。ナオトがナオトだからこそリューズは忠誠心を見せます。ナオトがリューズを大切にしているという前提(ただの機械好きとも言える)もありますが、ナオトとリューズの関係性がよく現れたすごくいい場面だったと思います。
あと、(自分が都民なので)どうでもいいですが、4巻では滋賀県民をブチ切れさせそうな一言を言ってます。滋賀県民は気をつけて読んでください。






妹を助けようin三重

さて、ようやく4巻の話となりますが、マリーがビッチだと罵られたことに腹を立てて三重に行ってます。そこで出会ったInitial-Yシリーズのアンクル。もちろんリューズの妹という扱いですが、彼女が何者かによって操られているという出来事に出くわします。そんなアンクルを助けたいとナオトが心に決めるという第4巻。余談ですが、アンクルはシリーズの中でも一番感情表現が苦手らしく、まぁそれにナオトが気付くという流れとなってます。ナオト△!!


処女!

・・・・とまぁ、結局はナオトとリューズの話ばかりしてますが、実際はマリーが中心の4巻。これだけリューズリューズ言ってますが、一番好きなのはマリーだったりします。はい、すいません。
ちなみにマリーは技術屋として超天才。そんな超天才でもリューズを直せなかったので、なおさらナオトの異常さが伺えますが。ただし、ナオトの噛ませ犬というわけではありません。何度も言いますが技術的なものは卓越しまくっているので、ナオトがリューズの故障箇所を見つけた時点でマリーが修理すればすぐだったかもしれない?とか思ったり。まぁ、そんな彼女の挫折めいたものや、復活劇、シャワーシーンが見れる素晴らしい4巻でした。
いいところのお嬢さんでもあり、ハルターというボディーガード(元ホモ)もいます。ナオト、リューズを含めた4人で世界を救っていく・・・・はず。




世界設定が膨大すぎて説明しきれませんが(オーバーロードを説明するのも苦労しそう)、天才二人と最強自動人形、元ホモ設定のハゲが活躍するってことだけ理解できればいいかもしれませんね。←書いてて思いましたが、ハルターが格落ちしてる気がします。しかし、細かな段取り等々は彼がいないとどうにもならない気もするので、どこかでハルター△を叫ばせてください。
あとはまぁ、リューズとマリーの関係も見逃せませんでしたね。まさかあの二人が・・・・。






何か言及し忘れてるなぁと思いかえしていたら、三重が東京に喧嘩を売るという流れになっていることを説明し忘れてましたね。三重が東京に喧嘩を売る・・・・。字面だけ見るとちょっと面白いですね、プークスクス。三重にはアンクルと超巨大兵器(三重を構成していた全ての動力をつぎ込んだ破壊兵器)がいます。しかし、東京には最強カルテットがいます。三重の暴走を止められるか、そもそもアンクルはどうしちゃったのかなどなど、5巻以降がとても楽しみです。
何度も言いますが、天才が天才らしく、凡才に見える主人公が天才をやる作品の何と面白いことか。まじオススメです。唯一心配なのはコミカライズが原作に追いついてしまわないかということですが。まぁ、コミカライズ版も休みが多いイメージがありますけどね。クロプラ制作陣がんばれ!がんばれ!ついでにアニメ化しちゃおうぜ!!