その笑顔の意味「亜人ちゃんは語りたい」




四月は君の嘘の実写映画化が決まったそうです。まぁ、あまり何かを言うつもりもありません。あの空気感を再現できれば絶対に成功すると思います。頑張れ、頑張れ。
・・・・とは思いつつも、結構賛否両論なんですね。どこで見たかは忘れましたが、広瀬さんは椿じゃないか?というのがわりとしっくりきました。もっと言えば、公生ってもっとボサッとした感じ?のほうが・・・・と思いつつも、見てみないことには何とも言えませんね。見る前に批判する奴はアカン。←進撃で懲りた
「四月は君の嘘」アニメの最終回までに思う色々なこと
最上級の大好きを君に「四月は君の嘘・最終話」












講談社の映画の話となると、亜人 http://www.ajin.net/を忘れてはなりません。というか、この勢いたるや流石としか言いようがありません。しかし、そんな「亜人」ですら存在を恐れる作品があります。雜誌にて“こっちのはあじんと読んでほしい”と、亜人側が意識するほどの作品です。


再注目亜人コメディ

亜人ちゃんは語りたい」、
亜人と書いて“デミ”と読みます。
とにかくもうヤンマガサードにあってよかった。ヤンマガサードで連載してくれてよかった。よくぞこの才能を見つけてきてくれましたね、とにっこり微笑みたい気持ちになります(作者のペトス先生はコミティア出身)。1つでも2つでも、大人気になる作品があるだけで雜誌は違います。言い換えれば、サードにとっての進撃みたいなものです。


他人を傷つけることはないよ

この作品は、亜人(デミ)が一般的な世界、とはいえ完全に馴染んでいるわけではないという世界での物語。もっと言えば、そんな亜人が学校で生活する姿を描いた作品となります。
ちなみに↑の女の子は雪女の日下部雪。雪女と言われると何を思い出すでしょう?作中でも言われていますが、どうしてもあまり良い印象はないですよね。人が死んじゃったりするお話とかありますし・・・・。で、それを信じてしまっており、自分が人を傷つけるのではないかと心配してます。というか、人との接触を極端に怖がっています。


デュラハンちゃん

一方こちらはデュラハンの町京子デュラハンとは首から上と下が分離した亜人です。そもそも亜人とはデミ・ ヒューマンのことです。人に似た姿ではあるもののちょっとだけ違いますね〜という存在。京子ちゃんは作中一番人から離れている気がしますが、あまりそのかけ離れた感を感じさせないのは、ちょっとコミカルな部分があるからかもしれません。
頭だけ抱きしめてもらいたい、実は巨乳、胴体がわりと下僕っぽいなどなど。このあたり、漫画としてとても上手いな〜と思います。


高橋先生

亜人は人間とは違います。しかし、考え方などは人間そのもの。本当にちょっとだけしか違わないのです。1巻では亜人の紹介の側面が強かった一方で、2巻はどちらかといえば亜人の悩み、人間らしい悩みなどが描かれていたように思います。
で、そんな亜人たちの悩みを聞いてあげるのが高橋先生という存在。どこか頼りなさそうに見えつつ、しっかりした先生。亜人を差別・区別せず、亜人だからこそという側面を非常に理解した人でもあります。本当はただ単に亜人に興味があるだけかもしれませんが・・・・。まぁ、教師として意外と?立派な人だと思います。「亜人ちゃんは語りたい」という作品が「亜人ちゃんは語りたい」たりうるための存在とも言えます。もう少し言うと学校での物語なので、ある程度年頃な話題もあったりしますが、それを解決しているのか、かき乱しているのか・・・・は悩みどころですな。
なお、↑ではバンパイアちゃんの妹との会話。妹からは変態だと思われているようですが、亜人の性質」と「人間性」、「個性」といったところの考え方がよくよく分かる場面だったりします。というか、亜人ちゃんは〜という作品にとってかなり重要な場面だったように思います。亜人ちゃん可愛い!ってだけの作品ではないんですよ、多分。


ちょいウザ、ただし激カワ

さて、すでに亜人ちゃんの名物キャラとなっているバンパイアの小鳥遊ひかり。作品を読んだことがなくても、彼女だけは見たことがあるという人が多いかと思います。というか、CMに出てますし喋ってますし。
バンパイアだけどニンニク大好きですし、血を吸いたい時もあるらしいですが手当たり次第なんてことはしません。自分たちが知っているバンパイアとは違う、バンパイアっぽいけど人間の方が近い存在です。服の上から他人をがじがじしたい欲求とかもあるみたいですが、何にせよ全てが可愛い存在。




彼女の笑顔が全てを救っているような気がします。



もちろん高橋先生が悩みを聞く、悩みを解決するというのは大きいんですよ。でもそれ以上に、作品的に、彼女が笑顔であることって大きいような気がします。彼女の笑顔に救われることも多いんですよ。まぁ、ちょいウザですけど。



笑い合える日常

話は戻りますが、雪女の雪は悩んでいました。でも、高橋先生に悩みの種を取り除いてもらい、同じ亜人仲間であるひかりや京子と笑い合える日常を得ました。もちろん一般生徒とも触れ合えるようになってます。彼女たちに涙は似合いません。彼女たちには笑顔がよく似合います。その中心にいるのがひかりであり、どこか面白い京子、優しさの塊である雪が笑顔で暮らせる作品です。もうね・・・・最高だよ!!この非日常感が面白い。でも、日常なんだよなあ・・・・。
まぁ、それでも変わった人たちはどんどんやってきます。というか高橋先生自体が変な奴カテゴリだと思うんですけど、うん、なんだ・・・・捕まらない程度に・・・ね?







経験値なし

あとはサキュバスの佐藤先生が不憫可愛いですが、まぁ読んで確認してもらえれば。エロエロの申し子たるサキュバスなのに恋愛経験ゼロの佐藤先生。彼女に笑顔がやってくる日はくるのでしょうか。←来ないほうが面白い






可愛い!それでいて面白い!途中書いてますが、日常なのに非日常なのですよ。亜人ちゃんたちが、亜人だからこそ悩む部分もあったり、人らしいところも見せたり。ペトス先生の描く顔芸がなにより面白いと思う作品です。ヤンマガサード1年目の代表作はこれしかない!オススメ。