「まめきちまめこ ニートの日常」どうあがいてもニート




もう去年の作品となりますが、カザマアヤミ先生の「恋愛3次元デビュー」Kindle版って、紙と比べると4割引なんですね。紙で買いましたが、電子書籍でもよかったなとか思ったり思わなかったり。
ちなみに、漫画家・カザマアヤミ先生がかなり若い時期に3次元に敗れたまま2次元に逃避し、それではダメだと3次元にデビューしようとする作品です。こじらせ方がかなり面白いですし、結婚するまでの流れ、今の旦那さんとのとんでもない秘話がとにかく面白いです。個人的には、好きな人への告白の方法をその好きな人に聞いたあたりとか、男性のアレの皮がどうなっているかを彼氏にもなっていない時期の旦那さんに聞いたり、友達の写メに手を振る生活をしていた等々の逸話が面白すぎです。オススメ。
ただまぁ、人生の切り売りしすぎな作品じゃないかとも思いますけど・・・・。










人生の切り売り・・・・となるとまめきちまめこ ニートの日常」も外せなくなってきてますね。まめきちまめこ先生の人生を・・・・いや、ニート人生を切り売りしている作品です。まぁ、切って売るものがないと言われればそこまでですが。



来年から本気出す

こちらは、元々まめきちまめこ先生がwebで公開していた作品をまとめたものになります(MFさん太っ腹だね!)。カラー作品で基本的に4コマ漫画となっています。まめきちまめこ先生ご本人が、日常の生活だったり、過去にこんなことをした、家族はこんな人達だよ―と紹介しています。
実を言うと、俺の父親も現在ニート生活をしています。60前でありながら母親に寄生してます。ぶっちゃけ働けクズニート!!!と思っていますが、この作品を読んでそんな考えも




・・・・うん、変わんなかったね。お父さん、はやく働いてください(私信)。






2ちゃんで晒す

これ、当時を覚えていますけど、まずは自分で2ちゃんに売り込んでいるんですよね。ニートが漫画描いたけど誰も見にこね―わ、って流れだったかと思います。そこで、意外と面白いぞ?と、いくらなんでも大っぴらにしすぎだろwとなり、あれよあれよと話題になったはず。まぁ、話題になってからも生活は変わらなかったようで、ブログやTwitterで絵を書き続けています。ちなみにTwitterは早々にフォローしてますw


ニートの日常

ニートって何しているんでしょうね?その答えは、この作品を読めば早々に理解できます。ほぼ寝てますね、これ。もしくはゲームをして過ごしているようです。いいご身分だなぁ・・・・。←ご身分と書こうとしたらゴミ糞に変換されてビックリです。本心ではないよ?
それでいて、開き直っているのが逆に清々しいです。働き蜂である身分からすると理解はできない部類ですけどね。でも、こんな生活も何かいい・・・・かもね。


うまいか、そうか・・・・

俺も自分の父親に言ってあげたいですね。オカンの財布からお金取るなよって。・・・・あれ、何で俺まで自分の家族を切り売りしてるんだろう。
まぁ、とにかく人間は開き直ると強いですね。開き直った上で、こうやって漫画として本を出すんですから。あ、でも、まめきちまめこ先生はこの印税でご家族の役に立ったかもしれません。ただ、色々とミスって来年の税金で四苦八苦してそうなので、気をつけてほしいものです。





たまに働く

今回の本では、先生の日常の生活、ニートになるまで、家族、昔話、ペット・・・・etcについて描かれています。というか、このどこかのシリーズでバイトしているんですよ。中華料理屋でのバイトをして、接客業に向いていないであろう性格も発覚したり。ちなみに思ったことをすぐ口に出すそうです。○○が美味しいんだよなあ〜とか、キンキンのビールでカイジやとか言ったりしてしまったそうです。過去のパチ屋でもやらかしているので、微笑ましい感じで読むとちょうどいいかもしれません。アルバイトの面接も相当なものなのでオススメ。
あと、先生は父、母、姉、ペットたちと暮らしているようです。一生懸命働いている姉に対し、妹である先生は甘えまくってます。作中かなり喧嘩している姉妹ですけど、仲の良さも見せつけてもいます。個人的には、沖縄旅行に行って、二人ともやっぱり家が最高だとホテルから出なかった日があるというのが一番のツボ。何しに行ったんだ、君ら・・・・。


はしゃぐお母さん

あと、この家族で一番好きなのが、何気にお母さん。わりと常識人ですが、それでも面白おかしい部分があるのは血筋なのかもしれません。↑はさだまさし氏のライブに行き、ゲストで出てきた若旦那氏に叫んだ場面。結構やんちゃなところが個人的に好きです。なお、若旦那氏をエグザイルと勘違いしていた模様。ほんと面白おかしいですよ。





よくよく考えたら、ほぼ怠惰なまめきちまめこ先生を描いただけの作品です。ただ、色々とアクセントが重なって楽しめる作品となっています。ニートにもそれなりの人生あり。それなりの家族あり。よーく分かりました。
だからこそ、どうしても言いたいことがあります。





・・・・お父さん、働いてください。




我が家の話は・・・・マジだ!!ほんと泣けてくるよ。