史上最強のアイドル誕生(物理)「Back Street Girls・第1巻」



アイドル売れちゃいました

ヤンマガでまたすごい漫画が出てしまいました。
何でこんなに“ぶっ飛んだ作品”を量産できるのでしょうね。不思議でなりません。ちなみに今回はアイドル漫画です。ヤングマガジンでアイドルものです。ヤンマガでアイドルといえば巻頭のグラビアくらいしか思い浮かびませんけど、まさか漫画にしちゃうだなんて・・・・。しかもあんなことになろうとは――。





ユー、アイドルやっちゃいなよ

※極道さんです。
この作品では組長がアイドルをプロデュースしています。いや、芸能とヤーさんの繋がりなんてゴシップでもよくある話。ヤの人たちがアイドルをプロデュースしてたっておかしくない・・・・はず。←ほとんどのアイドルが真っ当です。





before


↓↓↓




after



この作品は「Back Street Girls」(以下、BSG)。死ぬかアイドル(手術込)をするかの二択を迫られた極道3人の物語。「(アイドルを)極(める)道」と書いて極道なわけです。キャラの名前とかはわりとどうでもよくて、とりあえずタイで性転換手術をしてきた極道が、アイドルをやる自分たちに苦悩するお話です。設定がぶっ飛び過ぎです。
ちなみに週マガでは「AKB49」という女装アイドルが出てきますけど、BSGでは性転換ですから。しかも声質も無理矢理変えさせられ、監禁・・・・じゃなかった、とても大変なトレーニングによりアイドルとは何たるかを仕込まれる3人。なんというかアホすぎて面白いです。余談ですが、タイトルのBack Street Girlsって某有名グループなBoysから持ってきてるわけですよ。その上、路地裏な女の子たち、本当は日陰を歩いてたような女の子たちを描いた作品でもあるわけです。



というか、こいつらを女の子と呼ぶのには抵抗あるねww






売れちゃいました

甘栗むいちゃいましたくらいに軽く売れちゃいました。意外となんとかなるものです。1巻巻末にも収録されていますが、プロデューサー(組長)の作った曲が秀逸だったのかもしれません。まぁ、「恋のサカズキ」ってタイトルですが。「ゴクドルズ」ってグループ名ですが。
でまぁ、中身はただの極道さんなので、お酒だって飲みますし作中では麻雀だってやってます。元々が男だと言われなければ、それはそれで面白い(アイドルがラッパ飲みや麻雀する)作品になったような気もしますが、キモはやはり極道さんが中身ということでしょう。世の中の酸いも甘いも知ってきた?人たちだからこそ出せるフェロモンがあるのかもしれません。握手会でも多くのファンがやってきますし、ぶっちゃけドラマ版ミサミサとか目じゃないくらいには人気です。





だってアイドルだもん!




いいえ、極道です。
彼女の後ろに見えているものはスタンドとかではありません。元の姿です。可愛い顔だから許せますが、元の顔で言われたらオエーッってなりますな。ちなみに作者のジャスミン・ギュ先生はおっさんを描きたいのに女の子を描けと強要されているそうです。ニヤニヤする編集さんたちに囲まれながら「ふえぇ・・・」とか言いつつBSGを描く極道の姿が目に浮かびます。とりあえずジャスミン・ギュ先生は何者なのでしょうねw









ム○デ人間

これとかもうやばいです。触る楽しさよりも、触られてる不快感と本当はオッサンの胸という二重苦が襲ってきますからね。本当は女子同士でキャッキャをやる予定だったのに、やってみたら気まずい雰囲気。女性にはちょっと分からないかもしれませんが、男の人がこれを見たら、実は元男だと分かったら、結構ダメージのでかい案件かもしれません。



もう後戻りできないアイドル道。この道を進んでいくのも辛い。そもそも戻る(男に)というルートも壊滅状態。こうなったら腹をくくってアイドルやるしかありません。まぁ、やったらやったで自分たちとアイドルとのギャップに苦しみますし、アイドル化していく自分たちにも辛くなっていきます。少なくとも自分なら「ラブラブピョンピョン」とか言うのは辛い。
仮に性同一性障害の方とかならね。まだ分かるんですけどね。極道の親分に無理矢理、性転換手術をさせられてアイドルですよ???なんか凄すぎる。



まぁ、一番すごいのは極道が可愛くなったという事実ですが。