恋するはじめの一歩「さよならトリガー・第2巻」



戦場より学校。鉄砲より恋。

ただ一言、可愛い。
「さよならトリガー」の2巻が出ました。この作品ほどマガジン系で見ることが多い作品はなかなか無いです。2巻の収録雑誌を確認すると、本当の掲載誌であるマガスペはもとより、週マガにも別マガにも掲載されています。まぁ、正直言ってしまえば、どれが本筋なのだろうか?と素で思ってしまうわけですが。ただ、無茶苦茶をしてる4コマ学園モノなので季節感はあまり関係なかったりするので、どこに掲載されても問題ないように思えます。
記憶違いでなければ、同じ作品がマガジン3誌に載ったのは「さよならトリガー」だけじゃないかと思います。記憶にも記録にも残る作品となっています。週マガの場合、代原(代理原稿:ページ数不足や連載作品が落ちた場合の補填)ばかりのような気もしますが、まぁ気持ちはわかります。この作品って相当扱いやすいと思います。そのあたりは週マガで見かけた時にでも確認してください。当たり障りないわりにクセもなく、それなのに印象に残る作品・・・・のはずなので。



カワイイ話ばかり

この作品は、元軍人のアナスタシア(通称:アナ)を中心としたドタバタ学園モノです。元軍人というだけあり、アナの話のネタ、知識はほぼ軍事ものばかり。ただ、中身はウブな女の子なので、いわゆる一般的な日常でのあれこれに困惑したり、戦場では出合えない様々なものに喜んだりする・・・・のがものっそい可愛い漫画です。
ちなみに眼帯をつけていますが、眼帯を外すと別人格が出てきます。2巻は少し鳴りを潜めていましたが、眼帯ありが天使なら、眼帯なしは性格勇次郎みたいな感じでしょうか。何故二重人格になっているかはあまり詳しく語られませんけど、戦場でのあれこれが原因とのことです。


周りもアレですが

1巻(http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20141220/p1)の時にも書きましたが、アナを中心とした友達連中も相当変な子が多いです。唯一のツッコミ・ツグミ、ただのレズ・ヒユリ、合法ロリ・マルカ、ただのロリ・ベル、巨乳・レイカ等々。まだまだ挙げればキリがありませんが、これ以外にも残念教師たちや帯刀生徒会長なんてのもいます。
↑はそんな帯刀生徒会長。貧乳可愛いです。いつもは刀を振り回して強気ですが、一歩踏み込まれるだけでタジタジになる可愛い女の子。この・・・・ギャップがたまらんのです。




そう。この作品は一歩踏み込まれると赤面する女の子だらけなのです。





手をつなぐことが・・・・

茂部(もぶ)という男キャラがいるのですが、彼はアナのことを全肯定するタイプのアナLOVER。最初はこの作品で完全にモブ扱いして、男排除するんだろうな〜くらいのキャラだと思っていたんです。2巻ではそんな困難にもめげず、アナの横に来そうな男キャラのポジションを確立してしまいました。
たまたま手を繋ぐ場面がありましたが、アナのこの反応は・・・・!?


とはいえ、アナって変な子なので、そんな変な子を好きになるコイツもやっぱり変だったりするわけですが。←失礼


それなのに




モブになら守られてもいい

うらやましいぞ!!
茂部なんて本当はただのストーカーだったじゃないか!!いつの間にやら良いポジションに来やがって・・・・。これ、単行本を読むだけだとわからないと思うのですが、ぶっちゃけ作者の千田先生はコイツを使い捨てするつもりだったんじゃないか??と思うんですよ。そもそも最初は本編(マガスペ)に居なかったですからね!!!いつの間にか本筋にいやがって・・・・。
とはいえ、彼がいたからこそ「さよならトリガー」という女の子のキャッキャウフフ良作漫画から、男女の恋愛要素を含んだ最強の「さよならトリガー」となるわけですが。


ツグミの恋愛事情

例えば修学旅行の一幕。ツッコミが適切、且つ厳しい女の子・ツグミが告白されてたり。そもそも、このツグミという少女のギャップもたまらんのです。いつもはしっかり屋さん、でもところどころTHE・女の子だったりします。怖いのが苦手だったり、うーというヌイグルミを持ち歩いてたり。ただ、そんなツグミを知っている男の子がいて、告白してきたりもします。
まぁ、アナの策略?によって・・・・になるわけですけど、告白以降も微妙な距離感ができてたりするのも見どころ。少なくとも恋愛事にたじろぐツグミを見られるのはとてもよいことだと思いました。


ヒユリの恋愛事情

例えばレズに恋するイケメンの話とか。本筋(と勝手に呼んでいる流れ)では、ヒユリやモブがアナにちょっかいを出すというのがいつものこと。裏の顔もあるヒユリという女の子は、本筋だけ見ていれば男子から言い寄られる部分なんてないんですけど、なんと学校一のイケメンがヒユリのことを好きという・・・・。
結構袖にすることも多いですが、ちょっとだけ一歩踏み込まれると途端にこれですよ。ヒユリにも赤面・・・・という諺を作りたくなります(鬼の目にも涙みたいな)。やれやれ。




基本はアナを中心とした女の子たちのお戯れ漫画。ただ、時折見せる、一歩踏み込まれる女の子たちの赤面漫画としての要素がもうたまりません。まぁ、本筋がマガスペなので週マガに毒される(おセ○クス)ことはないだろうと確信はしています。←そうそうあってたまるか




それはそうと、先日「マンガサロン トリガー(http://mangasalon.com/)」のオープン前イベントに行ってきました。ここは普通の漫画喫茶のような場所とは異なり、基本的に作品の3巻までしか置かないシステムになってます。コンセプトは漫画との出会いということなので、大人がお酒を飲みながらちょっと漫画の話をしてみたり、新たな漫画に出逢うための場所となります。なお、コンシェルジュが漫画をオススメしてくれたりもします。
個人的には、雰囲気もよく、システムも面白いのでなかなか良いのではないかと思います。自分のように好きな漫画をオススメするのではなく、客にあった漫画をオススメする場であるというのが面白いです。場所は渋谷なので、仕事帰りにでも行ってみてはいかがでしょうか。
でまぁ、総括すると、ここのマンガサロン トリガーでは色々とコラボってるので、トリガー繋がりで「さよならトリガー」ともコラボしたら面白いなと思いました。そもそも置いてあるのだろうか・・・・?




ただの宣伝になってしまった。