アイドルがそこまで政治的でいいんかい?「大日本サムライガール新党・第1巻」



一肌脱ごう

おまっとさんでした。ヤングマガジンサードの時代がやって来ましたよ。今月、サードの単行本第二弾が出てます。個人的にオススメの一つでもある大日本サムライガール新党」の1巻も今月発売となりました。



・・・・とりあえず






一肌脱がせてみました。ひゃっほい!




元々は原作ラノベ大日本サムライガールがあり、そのコミカライズとして某チャンピオンREDでの連載がある作品です。そんな大日本サムライガールコミカライズ&スピンオフをしたのがこの大日本サムライガール新党」です。どちらかというと、ヒロインの学園生活をメインに描いた作品です・・・・が、原作を読んだことがないのでどの程度違うのかはわかりまっせーん。
余談ですが、サード版の作画を担当したのが荒木宰先生。マガスペ「いつか、夜明けの空で待ってる。」の連載をしていたり、月刊少年ライバル「桃の魔術師」を連載していました。特徴を挙げるとすれば、とにかく女の子が可愛い。さらに男性目線で女性を描くのがバツグンに上手いです。←作者は女性です



ヒロイン・神楽日毬

さて、主人公でありヒロインでもある神楽日毬。彼女はアイドル活動に従事する女の子です。クリクリの目にキレイな黒髪。それに何といってもスリーサイズが89、58、87だそうですよ。素晴らしいですね。いわゆる大和撫子といったところでしょうか。
なお、性格は・・・・三河武士。


国政が私の全て

・・・・あっ(察し)。

私立高校に通う16歳の高校2年生。政治結社「日本大志会」総帥。現在の日本の状況を憂い、強い日本を目標とし日本政治の根本からの覆しを目指し政治活動を行っている。脱アメリカを説き、中共との外交は強硬姿勢で臨むべき、そのためには自衛隊の強化・核武装は必須、といった極右とも言える右翼思想の持ち主。(Wikopediaより)

えーっと、彼女はアイドルでありながら右翼。いや、極右。政治的な思想はいろいろとあるので個人的なことは控えさせてもらいますが、やり口はかなり豪胆だと思います。ところかまわず今後の日本を憂いた演説を行い、左翼的な教育方針を打ち出す教師とぶつかり合う。何度も言いますが、政治的な思想は置いといて・・・・いわゆる残念美人なわけです。



初グラビアにて

作者の荒木先生自体は原作ラノベの設定を持ってきているだけのようで、あまり政治的な、特に右とか左とかには詳しくない?興味がない?模様。それでも、日毬の政治的思想がガッツリ見て取れるあたり、原作も相当すごそうですね。
大日本サムライガール新党(以下、新党)」では、そんな日毬の活動を外から見守る面々を描いた作品になってます。日毬を可愛いと思う新党オリキャラもいますし(日毬はクラスの中では浮いてる)、共産的思想の持ち主であるのにもかかわらず日毬に惹かれてしまう教師なんてのもいます。結構オリジナル要素が強いようで、学校での日毬の振る舞い、日毬信者たちの日常を見れるのが新党の特徴です。


原作主人公・ハヤト

なお、原作の登場人物もバッチリ出てくるようです。例えば原作の主人公でもある織葉ハヤト。日毬とどういった関係なのかは、本を読むかWikipediaでも読んでもらうとして、結構ラブラブ?なハヤトと日毬を新党でも見ることができます。ちょっとラブラブしすぎててアレですが・・・・。
でもまぁ、あんな可愛い子が信頼してくれてるというだけで絶頂モノですけどね私は。ハヤトの代わりになりたい!!!




ライバル?の桃園桜

異色アイドル、右翼アイドルと呼ばれてますが、それでもガチのアイドルです。つまりはまぁ、目立つわけですよ。そうなると僻みなんてのも出てくるようで。
学園のアイドルの座を奪われた?桃園桜という女の子が日毬に絡んでますが、基本的にはやっかみです。日毬が大和撫子(見た目)であるならば、桃園さんは金髪タカビーな女の子。個人的に桃園さんが一番好きなんですが、ちょっとアホというか不憫な感じがとてもいいです。


墓に穴と書いて墓穴

えっ?じゃねーよww
日毬に対する謎の恨みが爆発し、日毬がクラスの学級委員になることを大反対します。その結果、自分がやることになるという・・・・。でも、こんな子ほど可愛いなと思ってしまう読者心理。


ちょろい

それでいて恋愛展開が少し見えてくるとキャッキャする程度の女。そんな女が大好きだ。可愛い。ああ、可愛い。右翼アイドルにはない可愛さがあります。もちろん日毬のキリッとした態度、日本女性らしい外見、それなのに恋愛展開に弱めだったり好きな男?(←ハヤト)を信頼しきってる姿も素敵だと思います。ただ、日毬を勝手に敵視して、墓穴をほって学級委員になったと思ったら真面目に仕事をし、告白されたら満更でもないなって喜ぶ(ちょろい)金髪娘も非常にいいなと思うわけで。












裸の付き合い

・・・・まぁ、姉上も可愛いけどね。
※姉上=日毬のお姉さんで原作キャラ





もっと右翼右翼した漫画なのかと思いました。読んでみると、ちょっとアホっぽい?でも可愛いショートストーリーが展開する作品でした。荒木宰絵が好きな人は楽しいと思います。新党は大日本サムライガールシリーズの中ではユルいと荒木先生自体が仰ってますが、そのユルさがいいな〜と思いました。まぁ、結構右翼っぽいこと言ってますけどね。ただ、俺が言いたいのは、桃園桜をよろしく!ってことです。オススメ。