「純潔のマリア exhibition」アニメで好きになったからこそ読みたい番外編※アニメ派へのネタバレあり



純潔のマリアの出会いとそれから

アニメが素晴らしかったですね。
アニメ、純潔のマリアの最終話が放映されました。まだ見てない人は、とりあえず見てから戻ってきてください。個人的な意見を言わせてもらうと、すんごい良かった!としか言いようがない状態です。原作がそもそも3冊しか出ていないのに、どうやってアニメの1クールやるの?できるの?とか思ってましたが、ボリューム的にも満足できる内容でした。多少言いたいところもありますが、そんなことはアニメ終了したというお祭り状態からすれば微々たる問題です。

さて、原作派、good!アフタヌーン勢からすれば当然至極の話題ですが、原作3冊の他に純潔のマリア exhibition」(以下、ex)という番外編があります。アニメを再度確認してきましたが、どこにもこの番外編は放映されていませんでした。もしかすると特典?とかであるかもしれませんが、ない可能性もあるので紹介。というか、ぶっちゃけ読まなきゃ損。




おや、このロール毛は・・・?

例えばビブの物語。ビブといえば、急に現れたイングランドの魔女です。マリアが処女だということをバカにしつつ、色々と世話をしてくれた、いわば恩人(恩魔女?)です。
アニメだけを見ていたら、どうして急にビブという魔女はマリアにかまうのだろう?と思うかもしれません。しかし、exではビブとマリアの関係を、出会う前の関係を描いています。ちなみにマリアは覚えていない話なのですが、ビブが実はマリアに借りを作ってしまってるというお話だったりします。なお、この時のビブは・・・・処女です。しょじょじょ!←じぇじぇじぇみたいな


リヴァイアサン

処女時代のビブは、ぶっちゃけマリアと似たような感性を持っていました。使い魔を使役せず、兵士を骨抜きせず、とにかく魔法でどっかーん!な感じ。で、リヴァイアサンを呼び出しますが制御できずに大混乱。
そんな状況の中、手を貸したのが・・・・マリアでした。ビブとは会話する場面はありませんでしたが、ビブが呼び出したリヴァイアサン、フランス的にはレヴィアタンを諫めます。リヴァイアサンを呼び出したビブもすごい・・・・らしいですけど、赤子の手をひねるようにレヴィアタンを手懐けたマリアの方が一枚も二枚も三枚もウワテ。
あれです。もしかすると、この時代の魔女は処女をこじらせればこじらせるほど強いのかもしれません。今のマリア物語からもかなり昔のお話ですけど、ビブは男を知っておセッ○スの楽しさを学びました。一方、マリアはガチンコで処女をこじらせまくったまま物語が動いてたという・・・・。exのビブは初々しさたっぷり、本編では妖艶な魔女になってます。ロールもたくさん増えてますしね。関係ないけど。




・・・・というわけで何が言いたいかというと、exでは純潔のマリアというマリアの処女捨て物語、もとい人と天と魔女とその仲間たちを巻き込んだ物語の前と中と後のお話が描かれます。言う必要もないですが、ビブ話は本編前です。





ほのぼの話

お次はマリア、アルテミス、プリアポス、エゼキエルの仲良し4人組(1魔女、3ケモノ)の日常的なお話。会話自体がそもそも他愛のないものばかりでしたが、日常のやりとりもこれまた他愛のないものでした。
exではお水を汲みに行くお話が描かれます。いや、お水を汲みに行く係を決めるゲームをやってます(そもそもその日の当番はマリア)。どういう結果になったかは、マリア好きであれば想像に難くないと思います。なお、オチでは家の裏に井戸ができてますが・・・・。マリアが魔法を使ったかどうかはわからないため、エゼは天界に報告していません。
どうしてもお話がキュウキュウに詰まった作品なので、あまりこういった部分は楽しめなかったですが、彼女たちの掛け合いは非常に面白いのです。マリアをいじったり、マリアに正論をぶっかけたり、エゼが何も報告しなかったり。その辺りの補完をexでは行っています。


ジョセフとの出会い

ジョセフとの出会いもexでは描かれます。ぶっちゃけ「純潔のマリア」ってマリアの恋物語じゃないですか。処女喪失作品とも言えますけど。そんな恋焦がれる?ジョセフとの出会いがアニメになかったのは、少し残念だったかもしれません。初めて出会った時から満更でもない雰囲気が出ているので必見だと思います。なみなみといれたお水を持ってきたりと、おもてなしの心を持ったマリアが見れます。




※ここからアニメ最終回以降のネタバレ。気にしない方だけどうぞ。























エゼキエルです

マ、マリアの子供だー!!!!
アニメの最終話は見たでしょうか?泣きながら消えていったエゼキエル。マリアの子供として人間界に行くことになったエゼキエル。その言葉通り、エゼキエルがマリアの子供として転生してます。つまりはマリアは処女喪失してますし、魔法が使えなくなってもいます。そういう決断をマリアはしたというわけですし、何より本当に子供にエゼキエルという名前をつけてます。
グフタ(※good!アフタヌーン)でこれを読んだ時、感動してしまいました。どちらかと言えば、嬉しかったに近いでしょうか。マリアはエゼキエルを大切に思ってましたし、エゼキエルを育てているんですよ。なお、この時にはアンもちょっとだけ大きくなってますので、是非是非確認してみてください。


ミカエルとの会話

マリアの魔法の力は娘・エゼキエルに移ったのかもしれません。exにて、こっそりと空を飛ぶエゼキエルが描かれます。さらに、そこで偶然にも大天使ミカエル(cv.井上喜久子)に出会います。エゼキエルとミカエルの会話から、マリアたちが楽しそうに暮らしていることが伺えます。さらには、それを楽しそうに聞くミカエルも見れます。もっと言うと・・・・娘のエゼキエルを「ハト」と呼ぶマリアがいました。
おいおい、娘にハトはないだろ・・・・と思いましたが、なんかマリアっぽくていいな〜と思いました。きっと一度は皆も止めてそうですが、マリアのことなのでこっちの方が呼びやすいとか言ってそうw





しかしまぁ、処女を犬にあげてなくてよかったです(←そこ!?)。純潔のマリアという物語は、徹頭徹尾、純潔のマリアでした。それが分かるexでした。アニメでこの作品を好きになったのであれば、きっと読んで損はないと思います。まぁ、Blu-rayの特典とかになってたら、それはそれでアリですが。というか、やってくれるとは思うのですが。正直言えば、動く娘のエゼキエルが見たいというところでもあります。個人的には良い番外編だったと思います。オススメ!