趣味を大事にしたいのですが「コンプレックス・エイジ・第3巻」



サイン会行ってきました

先日開催された「コンプレックス・エイジ」のサイン会に行ってきました。いやぁ、いい思い出になりましたね。どうしてこんなハートがギスギスしてしまうような作品を描いているのだろう?と不思議に思ってしまうほどに、優しそうな先生でした。
・・・・闇は深いです。





趣味に人生の何%を捧げようか

モーニングで連載している「コンプレックス・エイジ」。本当に大好きで、でもいつもいつも心が締め付けられるようで・・・。
このブログを見てもらえば分かるでしょうけど、俺は“漫画”を趣味にしています。まぁ、どんな趣味であれ、“大好きな何か”を大切にしたいという気持ちは一緒だと思うわけで。コンプレックスエイジはそんな“大好き”を大切にした作品であり・・・・「コスプレ」をテーマにした作品となります。


“趣味”はどう楽しみたいか、誰と楽しみたいかが大切ではないかと思います。ただまぁ、残念なことに色々としがらみもありますよね。







あなたの趣味は人に自慢できるものですか?
あなたの趣味はいつまで続けられそうですか?








コスプレイヤーさん

個人的にはコスプレイヤーさん大好きです。かっこいいじゃないですか。裁縫ができないから大変さとかまで理解できませんし、キャラのなりきり、キャラへの愛を自分の趣味(漫画読み)と同じモノサシで測れないのが残念ですけど、すげーな!って思いながらチラチラ見ることが多いです。←声をかけるのが恥ずかしくて写真撮らせてくださいと言えない系男子
主人公の片浦渚、コスプレをしているときは凪と名乗っていますが、彼女は高校生の頃から大人(26歳)になるまでコスプレを趣味としていました。高校の頃に親友の公子ちゃん(俺のお気に入り)と始めたコスプレ。彼女にとって、それが人生そのものとなっています。キャラへの愛、とりわけ作中作品ではありますがウルルというキャラに対しての愛情がすごいです。3巻では初音ミクとコラボしてたりしますけどね。講談社の他作品とコラボしてみれば面白いと思ってるんですが・・・・。


お母さんは知っている

1巻や2巻ではコスプレの楽しさを漫画として伝え、年齢的なものを含めた限界、若い子の参入等々、渚を取り巻く環境もまた・・・・描かれていました。
で、3巻では親バレしています。この親バレという言葉。個人的にはかーなーりー恐ろしい言葉です。絶対に絶対にこのブログを書いているとか知られたくねえええええええ(笑)。漫画が好きだというのはさすがに隠せませんけど、このブログは死守したいですね、あはは。
そんなわけで、渚のコスプレについて渚のお母さんにバレました。とはいえ、相当前にバレバレだったようですけど(ミシンの音をガタガタさせてた時点でバレバレw)。渚にとっては隠したいものだったわけで、でもその趣味を少しだけ理解してもらえた3巻目。まぁ、何の事はない。お母さんも昔はゴスロリブイブイ言わせていたわけですけど。←この話もまた素晴らしい


ゴスロリを)失った時・・・・

いつまでもやれるわけはない。
渚のお母さんは、自らが経験した“大切なモノを失う”感覚を知っています。娘もまたそんなメにあうかもしれない。色々と複雑みたいですね。
俺もいつかこのブログをカミングアウトする日が来るのだろうか・・・・。親バレ、友人バレ、いないけど恋人バレとか。経験したくないぜ!!とはいえ、コスプレさんと違って、多少は延命できる趣味だとは思ってるのですけどね。さすがにやめろ!って言われない・・・・よね?でも、40歳になっても講談社の漫画は〜って言ってるのもそれはそれで違う気はするけどw







千田がいた

さて、現在過去未来で俺がこの作品で一番許せない男・千田が3巻から登場します。渚が慣れないリアル飲み会(同窓会)で出会った千田。懐かしい懐かしいという話から、渚も好きなウルル(アニメ)に千田もどハマりしてたわけですよ。
一般人がアニメにハマる。これはよくあること(多分)。千田も仕事でウルルのゲームを作っていたらアニメにハマります。それでまさか8年ぶりに会った女性(渚)も知っていた。そりゃもうお話しちゃいますよね。ここからあれよあれよって感じで付き合うわけですけど、その時点で「千田・・・・コロス・・・・」とか作品を読んでて思ってたわけです。


ドン引き

付き合っている彼女として渚は千田にコスプレ趣味をカミングアウトします。で、カミングアウトされた結果が↑です。





あーもう、千田抹殺だわ。←雑誌を読んでいた時に湧いた感情




同じアニメが好きだった。でも、自分とは違う趣味(コスプレ)を持っていた。たったそれだけ。でも、そのそれだけが大きな壁でしたね。ええい、超大型巨人でも連れて来いよ!!



いつまでも続けられないしね

さらにはコスプレを趣味にしている渚にとってのNGワードまで飛び出します。ちょっと俺も理解できていない部分ではあるんですけど、やっぱりレイヤーさんも引退とかってあるんですかね?確かにあまり高齢な方を見かけない気もします。まぁ、だからこそ、その限界についてコスプレ趣味を持たない人から、渚にとっての恋人から言われたくはないんでしょうけど。
会社バレして大変なことになる話(渚がではないけど)も相当やべーなと思いましたが、恋人からこういう話題が生まれるのは何か・・・・辛いね。こう言ってはなんだけど、げんしけんの田中&大野という組み合わせは幸せなのかもしれないですな。・・・・俺もカメラとかやってみようかな(ミーハー)。








帯でも書かれてましたけど「趣味に人生の何%を捧げるか」というのは、自分だけの人生だからこそ大切にしたい言葉だと思います。俺に関して言えば結構多趣味な部分もあるので、漫画・ブログというものに関しては45%くらい?俺もたまに見に行きますが、宝塚を愛している方々なんかは100%だなぁとか思いますけど。そのあたりは人それぞれですかね。
「コンプレックス・エイジ」ではコスプレをする人たちの苦労話で大変なことになってますけど、まぁ趣味持ちからすれば人ごとではありません。だからこそ読んでしまうわけですが・・・・。何か一つでもこれだ!といえる趣味がある人には読んでほしいですね。できればオタク文化に興味ないという人にも読んでほしい。楽しそう!と思える部分と、うへぇ・・・・という部分がバランスよく描かれた良作です。オススメですよ。