ペテン師にふれたよ「進撃の巨人・15巻」



不思議な表紙

進撃の巨人」といえば、“本編ではあり得ない表紙”がお約束になりつつあるな〜と思っていたのですが、15巻はちょっと不思議な表紙でした。結構、意味深だな〜と思ってますが。エレンは一体なにを見たのでしょうね。諫山先生の気まぐれでなければ、意外と?大切な表紙絵になるかもなと思ってます。
まぁ、白背景と思わせつつ、現在エレンが捕らわれている地下空間が明るいのだろうと。15巻でも描かれているようにエレンが上半身裸なので、ようするにまぁ15巻のエレンを描いただけなのだろうと。猿ぐつわしていないくらいですかね、本編と違うのは。・・・・そう考えると大したことないかもしれないw
とはいえ、エレンの驚いた表情というのはなかなかインパクトありますな。確かに・・・・驚く出来事ありましたね。実写版の配役とか(違う



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大した理由もなく半年ほど進撃更新をお休みしていました。60話から復活してます。まぁ、復活したのもたいした理由もないです。好きな女の子が進撃更新したら付き合ってくれる〜的な話題もありません。仮にそれであるならば、書いてない分も全部やるはずです。進撃更新で女子ゲットできる日は来ますかね?はははは。
とはいえ、よく読んでくださっていた方々も離れていった・・・・と思っているので、心機一転、2015年以降は頑張りたいな〜と思ってます。多分ね、多分。






○秘密の中央憲兵さん



新型の話はダーメ

リヴァイがケニーに襲われたのち、実況見分を行っている憲兵団のドークさん。・・・・ドークさんって呼び方なんだね。まぁいいけど。
この場面、新聞社が腐っているということ、中央憲兵話がかなりのタブーであることがわかりますけど、それ以上に気になることがありました。それは新型の立体機動装置について。64話では対人立体機動装置なんて呼ばれてますけどね。対巨人兵器はまーったくと言っていいほど開発が進んでいないのに、人殺しの道具が発達するってどういうことでしょう。中央の人たちは本当に壁の中でしか世界を考えていないんでしょうね。中央貴族さんたちもアレでしたし、王様もアレでしたし、中央にいけばいくほど闇は深いです。
そういえば中央には工業都市があったはずです。本編には出てきたことがありませんが、そこで開発された・・・・んでしょうかね?ケニーが自己開発したとも思えませんが。今後描かれるかはわかりませんが、そういう部分も出てきたらな〜と思います。少なくとも、巨人兵器より人殺し兵器を優先するってのはおかしいですよね。






○リヴァイ班のみなさん・その1



アルミン落ち込む

馬車を守るためとはいえ、中央憲兵から逃れるためとはいえ、ジャンを助けるためとはいえ・・・・人を一人殺してしまったアルミン。いや、ゲロミン。相当ショックを受けているようです。
巨人が人を食い殺す描写が多かったり、ミカサやリヴァイ、もちろんエレンも人を殺した経験があるため普通に感じていましたけど、ゲロミンの反応が普通なんですよ。誰も人を殺したくない、巨人を殺すならいざしらず、生きている人間を殺すことなんてあり得ないんですよ。それは、敵を殺すべき時に殺せなかったジャンも同じです。
ジャンは人を殺せませんでしたが、それが正しいのか間違いなのかはよくわかりません。リヴァイも言っていますが、ジャンは間違っていたのでしょうか。人としては間違っていなかったかもしれませんし、兵士としては間違いなのかもしれません。重要なのは覚悟なのでしょうかね。逆に、平然としてしまっているミカサが狂ってるとも考えられますしね。・・・・難しいところです。





○リヴァイ班のみなさん・その2



偽エレンと偽エレン2+偽ミカサ

マルロとヒッチ、二人は仲良し!・・・・かはわかりませんが、結構好きなキャラです。15巻でも語っていますが、マルロは入る兵団を間違えたかもしれませんね。仮にエレンが憲兵団に行っていたらマルロのように悶々としていた・・・・ってことはないですねw。行動力だけは人一倍なので、エレンが憲兵団に行っていたら大暴れしていたでしょうか。とはいえ、憲兵団版エレンだと思うこともできるな〜とか思うわけで。そんなことを考えていたら、ジャンも本家偽エレンだったな!とか思い出してしまい、意外と感慨深い場面なのだな〜と思ったり。本家偽エレンと憲兵団版偽エレン。そうなるとヒッチはミカサ?ゲロミン?ちょっとした偽勇者ご一行みたいで面白いですねw
余談ですが、マルロとヒッチの服を剥ぎ取ってミカサとアルミンが着る場面があります。どう考えても、マルロ服をミカサ、ヒッチ服をアルミンが着ているんでしょうね。さすがアルミンは・・・・





○リヴァイ班のみなさん・その3
マルロヒッチのおかげで中央憲兵のすくつ(←変換できない)を急襲することができたリヴァイ班。残念ながらエレンたちは見つかりませんでしたが、とりあえず中央憲兵の大半を壊滅させることに成功。その際、ケニーが“アッカーマン”であることが判明。アッカーマン姓であるのは、現在のところ・・・・ミカサ、リヴァイ、ケニーの3人。ただし、リヴァイが“アッカーマン”であることはミカサたちも知りません。なお、ミカサの“アッカーマン”がどういう経緯なのかは16巻に収録されてます。
進撃で名前が注目されることはなかなかありません(変な名前も多いですが)。真っ先に名前の話題が出るとすればユミルでしょうか。一方、家族が注目されるのは、イェーガー家、レイス家、そしてアッカーマン家。今回アッカーマン家が出てきてますが、ミカサの話はネタバレなので割愛。むしろ、リヴァイとケニーが同じアッカーマンだったというのが重要?かも。というより、リヴァイがケニーのアッカーマンを知らなかったというのが不思議です。どんな関係性だったのでしょうね?逆にケニーがリヴァイのアッカーマンを知っていたのも気になるところ。ナントカピースのDみたいに、もっと出てきたりして・・・・。いや、さすがにね。
そうそう。リヴァイの話ですけど、いまだにリヴァイはクリスタと呼んでいるのが何気に面白い。同期と上の人たちで考え方とか違うのかもしれませんな。





○ハンジたち・その1



仲良し3人組・・・・ではない

リヴァイがエレンたちを救出、エルヴィンは中央で革命、そしてハンジは世論を動かそうとしています。現代日本もそうですが、まぁ進撃世界のメディアもあまりよろしくないです。特に中央憲兵さんに関してはタブーとのこと。まぁ、中央憲兵のことを新聞に書く→自分も家族も死亡確定・・・・っぽいのでしょうがないのかもしれませんが。ただ、そんな流れを覆そうとするのがハンジ&モブリットのお二人。
乗り込んだところまではよかったんですけど、あまり良くない流れでもありました。というのも、新聞社の偉い人があまり乗り気ではなかったり。そんな中、新聞社に意外と熱い若手がいるのも幸運でした。若手メガネの説得もあったりで、中央憲兵をダマす作戦に協力してくれることになります。そのおかげで色々と上手いことになっていくわけですが・・・・。何時の世もメディアを味方につけたもん勝ちですなあという教訓の15巻。進撃さんもメディアの力を得たのが大きな成功の秘訣でしたからね。というわけで、15巻のMVPはベルク新聞社・メガネのお兄さん。





○ハンジたち・その2



守りたい、この笑顔

いや、守れないんだけど・・・・。





○ハンジたち・その3



フレーゲルの独り立ち

ハンジたちの作戦にはフレーゲルが関わってきます。なんというか・・・・フレーゲルはもう既にハンジ組ですねぇ。
フレーゲルを使って中央憲兵を誘い出し、リーブスにお世話になってた住人たちに真実を伝える。リーブス父ちゃんの死んだ理由まで教えてもらい、新聞社の人たちも覚悟を決めてくれたり。後述しますが、エルヴィンが半ば奇跡的に革命を起こすわけですが、ハンジたちの仕事によって世論を味方につけることができたことは大きいですよね〜。
今後、フレーゲルが死ぬ可能性も否定しませんが、彼が後々にでも大きな役割を果たす日が来てくれればいいなと思います。もう出てこない可能性も否定しませんけどね。





○エルヴィンの革命・その1



ローゼ突破!?

・・・・という嘘。
この嘘はエルヴィンとピクシスが考えたものですが、かなり効果テキメンでした。ちなみにローゼを突破したのが超大型と鎧の巨人だという時点で、読者的には嘘くせーwと思ったわけですが、進撃世界ではジョークでも言えない内容ですね。話は変わりますが、ライベルトはどうしているんでしょうねぇ・・・・。
ちなみにローゼが突破されると・・・・ローゼ民とシーナ民で争いが起きます。特に食事事情が問題となります。マリアでは口減らしもありましたが、仮に、本当に、ローゼ突破が起きると・・・・大変なことになりそうです。なお、王政府の方々はローゼを切り捨てようとしてましたが。ただ、それに怒る人たちが沢山いることが、壁の中の世界も捨てたもんじゃないというところですかね。





○エルヴィンの革命・その2



険しい道です

これはエルヴィンの言葉ですが、自分で起こそうとした革命なのにこんなことを言っているという・・・・ね。真意については16巻に収録されているので楽しみにしておくとして、今回の革命で一番驚きだったのが、王様が役立たずだってことでした。フリッツ王が今後出てくることはあるのでしょうか・・・・。
ずーっと王政府の謎について頭を悩ませてきましたけど、箱を開けたらビックリ。何の事はない、ただのペテン師集団でしたね。まぁ、ペテン師度としてはレイス家がダントツですけども・・・・。





○エレンの行方



謎の礼拝堂

エレンがさらわれてしまったわけですが、リヴァイ&ハンジはある程度場所の特定を行っていたようです。で、一番怪しいと思われたのが謎の礼拝堂。盗賊の襲撃・・・・と言われてますが、まるで巨人が壊したとしか思えないような状況だったそうです。しかも何故かすぐに修理されたそうですし。


フリーダという女性

このブログではニセトリアと呼んでた時期もありましたが、レイス家の女性・フリーダ。ヒストリアの夢にも出てきてますし、エレンの夢にも出てきたことがあります。彼女は生きていた人間であり、しかもヒストリアの夢と同じく心優しい女性だったようです。何でそんなフリーダが夢に出てきたか・・・・の一端が15巻で描かれます。個人的にはかなり衝撃の出来事でした。








なんだこの構図・・・・

上半身裸の主人公。友人と友人のお父さんが後ろに並んで立っている。ここだけ見たら何の漫画なんだろう?って思っちゃいますよね。ちょっと気になるのは、ヒストリアがパパトリアに懐柔されてるってことでしょうか。パパトリアは良い人!ってヒストリアが信じちゃってるんですよね。俺から言えることは、本当にヒストリアを救ってくれるのはユミルだけだと思うってことです。本当にパパトリアが良い人ならば、もっと良い世界になってると思うんですが。
15巻で最大の出来事として、エレンの父親がどうなったのかという謎が解決しています。パパトリアの不思議な能力??を使って、過去の回想を、過去のグリシャの目線での出来事を3人で見ています。礼拝堂、フリーダの巨人、エレンの巨人化、そしてグリシャ死亡・・・・。この記憶が本当なのか嘘なのかは議論の余地がありますけど、グリシャを食べたエレンがグリシャの記憶を有しているということらしいです。進撃の巨人の最近のテーマとして“記憶”があるわけですけど、そんな記憶を、グリシャの記憶を、エレンは持っていたということになるわけで。それも、父親を自分で殺してしまった状態で・・・・。

つーか、パパトリアも他人の記憶見れるならさあ・・・・というのは最新話の話なので割愛。




個人的には大きな謎だと思っていた、王政府の話、グリシャの行方が解決した15巻でした。とはいえもっと謎が増えた可能性もありますが。壁の外の謎も多々あるので、謎を考えるという楽しみはまだできそうですな。まぁ、それ以上に物語の内容に驚かされるわけですけど。巨人は出てきませんが、こういう人間同士のお話も個人的には好きです。16巻以降もまだまだ楽しみっす。