終わらない争いを始めよう「進撃の巨人・第63話」※ネタバレあります

読もう。読んでからもう一度ここに来てほしい。



先月号の展開から、エレンの父親(グリシャ)がヒストリア家を襲ったであろうこと、エレンがグリシャを食べてしまったことが明かされました。驚きです。驚きですよ。もしかして〜と思っていたことが、事実であったということ。まさかな〜と思っていたら本当の出来事だったということ。だからこそ面白いのですが・・・・。

今月のお話では、1.レイス家に起きた出来事、2.ピクシス司令の想い、3.アッカーマン家、4.終わらない連鎖へ〜という展開でしたね。




○レイス家に起きた出来事
結局のところ、グリシャはレイス家にとある“力”を奪いにきたようです。これまでの流れと前回のお話を考慮すると、グリシャは自らの命をエレンに与え、その“力”もエレンに与えたようです。そのせいでエレンの波瀾万丈な物語が始まるわけですが・・・・。
ちなみにパパトリア曰く「最強の力」とのことですが、その片鱗はエレンが見せてくれていますね。巨人を操ったり、人の記憶を改竄できるほどの能力とのことです。また、それを使ってレイス家は壁の中で存在感を発揮していたっぽいです。あと、グリシャが殺したレイス家の皆さんですが、長女フリーダを筆頭に、長男のウルクリン、ディルグ、エーベル、フロリアンの5兄弟&母親の計6人とのこと。それを聞いたヒストリアはブチ切れています。いやいや、それをエレンに憎しみの気持ちを向けてもどうにもならんし、エレンがいなきゃ君だって生きてないかもしれないだろ。


いくつか気になった点など。
結構グリシャがやらかしてくれてますね。父親が人殺しだと知ったらエレンもショックが大きいでしょう。その前に、自分がグリシャを食べてしまったことにどんな気持ちとなっているのか想像もできません。ただ、記憶なんて曖昧なものなので、意外とパパトリアが嘘の記憶を〜とか思ったりもしましたけど。さすがにその線はなさそうですかね。←エレンの保有している記憶情報を見ただけなのでパパトリアは何もできない?
とはいえ、そもそもグリシャが何をしたかったのかがよくわかりません。壁が壊される=外の勢力がやってきた・・・・からレイス家を襲った?いわゆる「座標(=最強の力)」を奪った?なぜ?どうして?グリシャは焦っていましたし、それをエレンへと引き継ぐ理由もよくわかりません。レイス家が持っていては不都合があったのでしょうかね。グリシャのことをパパトリアは知らないと言っていましたが、本当に知らないのかも怪しいものです。さらに言うと、「食べる」ことが「力を奪う」方法であることが示唆されている今、フリーダはどうやって力を得たのでしょうね?うーん、わからない。


ただ、少し分かることがあるとすれば、とりあえずライベルトの二人+アニはレイス家の力を目指していたのでしょうってこと。壁の中産の初巨人であったエレンが「力」を持っていると思い、エレンを拉致ろうとしたこと、エレンさえ追いかけておけばもう壁を壊す必要もないこと(=攻める必要がなくなった)がこれまでの行動になっていたと思われます。ついでにヒストリアも拉致っておけば、ある程度の保険になるとは思ってたようですし。ただ、エレンが本当に「座標」を持っていたことにはかなり驚いていましたね。
本当は、マリア崩壊→レイス家(ライベルはレイス家だと思っていないかも)が外に出てきて人類を助ける活動をする→ライベルがレイス家を襲うという流れがライベルたちの予定だったのかも??残念ながらグリシャがレイス家を襲ってますし、エレンに引き継がれるというトリックプレーまでは見抜けませんでした。さすがにそこまでは判断できないでしょうけど。そう考えると、訓練兵時代のライベルたちは「おいおい壁の中の黒幕が全然出てこないwwww」とか思っていたのでしょうか。それはそれで可愛げがあるなあ←


ところで、グリシャが巨人の力を持っていたことが地味に謎。どこで手に入れたのでしょうね??今更ながら超重要な気がする・・・・。






○ピクシス司令の想い
ピクシス・・・・ではなくザックレーの拷問により、貴族の皆さんが「人類の記憶を改竄できる」ことを吐いてくれました。どうやって改竄するん?とか思う前に、ひっっっっどい拷問してるなぁと思ってしまいました。高度な技術が発展していなくても、拷問だけは愚かな方向へ行くのだなぁ。ただまぁ、ザックレーが楽しそうだな〜とか、エレンの裁判の頃の威厳はどうしたwwwwと思うなど。
さて、ピクシスはそんなザックレーに多少呆れつつ、ザックレーと争う覚悟であったことを語ってくれてます。ピクシスは以前、「人類の争い」について語っていました。その回答をエルヴィンが「人類が一人以下〜」という形で言っていたのが印象的でした。この二人が今後の壁の中の重要人物になるのだろうなぁと思います。・・・・ザックレーはどこかで死にそうな気もする。






○アッカーマン家
最近なーんにもリヴァイ班が動いていませんね。これから行くぞ!行くぞ!と思わせつつ、まだ行かないのですよねぇ。そろそろ動いてほしいものです。
ただし、リヴァイ班では“アッカーマン”のお話があったので重要っぽいです。これまで東洋人=アッカーマンという考え方もあるかな〜と思いつつ、父親がアッカーマンなんだし、東洋人とアッカーマンは別かも?と思っていました。いやまぁ、確かにその通りだったようですし、アッカーマン家が中央で迫害されていたということが明らかになりました。生き残りの東洋人であるミカサ母、迫害されていたアッカーマン家、あわせてミカサ・・・・。
とはいえ、リヴァイがアッカーマン家は特別な能力があるかのように語ってくれています。東洋人だからではなく、アッカーマン家だからこそミカサは強力な能力を得た・・・・。ケニーもリヴァイもミカサも、ある日突然力に目覚めてしまった。ミカサは家族を失い、世界が残酷であることを理解し、能力に目覚めています。それに近いことをケニーもリヴァイも経験したのでしょうか。

アッカーマンて何なのだろうね?ニュータイプか??あと、東洋人って何なのだろう・・・・。






○終わらない連鎖へ〜
そういえば今号のサブタイトルって「鎖」なんですよね。エレンが鎖に繋がれ、パパトリアがヒストリアに注射をして・・・・「力」を子供に与えようとする。鎖と連鎖が重なったような展開になっています。別にエレンを食べるのはいいんですけど、何でパパトリア自身がやらないのか気になるんですよねぇ。そもそもパトリアは巨人になれないのか??と思うわけです。前述してますが、フリーダがどうやって巨人の力を得たのかという謎にも関連してきますが・・・・。意外とグリシャが関係してそうなしてなさそうな。
そんなことを考えていたら、もしかして大人では巨人最強の能力を活かせないのかも?とか思ったり。大人で巨人化したのがグリシャだけなので何とも言えませんが、なぜか巨人の能力を持っているのって子供ばかりなんですよねぇ。もちろん偶然かもしれませんが・・・・。



まぁ、よくわかりません。


来月の展開的には、リヴァイ班が間に合うか、ヒストリアが巨人化するか、エレンが無理矢理変身しちゃうかといったところでしょうか。またバトルがあるかも??ケニーvsミカサ&リヴァイもちょっと楽しみ。ただ、個人的にはエレンが主人公らしい働きをそろそろしてくれればとか思ってます。さてどうなるやら。