講談社の第三極が熱い!ヤングマガジンサードを見逃すな!



新増刊、誕生!!

「じゃない方」のヤンマガこと、ヤングマガジンサードが創刊されました。そもそもヤングマガジン(週刊)には、月刊ヤングマガジンという兄弟誌があるわけです。月刊ヤンマガだと、kiss×sisやYの楽園が有名ですね。そんな兄弟誌を持ちながら、また別の雑誌を創刊する。おっと、そういえばそんな雑誌が週マガ界隈でもありましたね。そうです、別マガです!
本誌では出しづらい?けど、才能のある漫画家さんを集めた雑誌。ちょっと状況は違いますが、good!アフタヌーンも同様だと思います。とにかく、尖ってて面白いものを集めた“第三極”的雑誌。ついにヤンマガでも生まれました。



・・・・今、講談社の三誌目が熱い。





YES,WE ARE READY!!!

はいはい、ワロスワロスと思いたければ思えばいいですよ。でも、講談社雑誌の第三の矢を甘く見てはいけません。別マガはあの進撃の巨人を生み出しました。別マガだからこそ連載できた作品だと思っていますし、別マガだからこそ伸びた作品だと思います。グフタを見てください。昨年のこのナンチャラで亜人甘々と稲妻を送り込みました。アニメ化としてウィッチクラフトワークスを送り込みました。
新しくできたヤンマガサードもその可能性を秘めていることは間違いないです。期待は大きいです。もしかすると、新しい伝説がここから始まる!!・・・・・・・・・かも?




○土俵を駈ける



相撲漫画です

http://yanmaga.jp/contents/dohyouokakeru
創刊号の一発目、これからやるぞ!という意気込みを編集部が込めた作品が来るはず!・・・・ということで、相撲作品が来ました。結構王道です。まだ第一話では相撲をやるであろうメンバー紹介、主人公の高校に相撲部できたよーってところまでですが、登場人物たち同士の相撲シーンはなかなか期待できそう。
作者のとみすず先生はコミティアでの出張編集部で才能を見つけてもらったそうです。最近は他の講談社雑誌でもよく聞く出会いになってきましたね。なお、女性向けをメインにやっているそうなので、「あれ・・・・?もしかしてパンツ一丁の男の子同士がぶつかり合うの描きたいだけでは?」とかちょっと思ったのは内緒だ!
とりあえず青春メインな作品をヤンマガ系で〜ってことなので、王道でありながら爽やかな連載になることを期待しています。なお、http://yanmaga.jp/3rd/ で第一話が現状読める数少ない作品です。




○のーぷろぶれむ家族



お母さんはドール

http://yanmaga.jp/contents/noproblemkazoku
マッグガーデンのwebでも連載を持っていたりする麦盛なぎ先生の作品。何故かサードの告知から抜けるという境遇ですが、「お母さんがリアルドールという家族を描くぶっ飛んだ作品をやっています。お父さん、姉、弟・・・・とドールのお母さん。そんな家族でも、周囲の理解?もある物語となっています。普通であればツッコミどころ満載ですが、周囲がドール母に慣れているというのが重要・・・・なのか?可愛い作風だけどもね。
夫婦揃って風をひいたという二話目は、言葉にしてみると自分でも謎めいてしまう展開ですな。家庭訪問をしに来た先生もずっと「???」な状態でしたけど、何か慣れていきそうなので、まさに“のーぷろぶれむ”なのでしょう。実際はぷろぶれむ大きいけどね。だがそれがいい!!!




○ロックミー アマデウス



アマデウス

http://yanmaga.jp/contents/rockme_amadeus
http://yanmaga.jp/3rd/interview/inabekazu.html(インタビュー記事)
作者のイナベカズ先生は月刊少年ライバルで「アポカリプスの砦」を描いていますね(描いていたが正しいけど、というかボックス作品)。表紙にもなっている通り、編集部肝いりの作品と思われます。物語は音楽をテーマにしたバトルもの。死んだはずの主人公が生きており、音楽により具現化する謎の生命体と共に戦う・・・・ってことでいいんですかね?
主人公以外にも音楽生命体を操る人間がおり、第一話から襲ってきています。特徴的なのは“音楽同士が戦う”という部分でしょうか。敵は魔王のシューベルト。主人公はフィガロの結婚モーツァルト。何かしらのクラシックを聞くことで生命体が具現化してくれます。ということは、まだまだいるんだろうなぁと思いつつ、魔王やフィガロの結婚のような音楽にあわせたキャラ設定がクールでかっこいいです。また、バトルに関してはアポカリプスでも室の高さを証明済みなので楽しめそうですな。しかし、モーツァルトvsシューベルトとは。




○眠れる森のカロン





http://yanmaga.jp/contents/nemurerumorinokaron
http://yanmaga.jp/3rd/interview/mogisayaka.html(インタビュー記事)
アニメ化もしている「pupa」の茂木清香先生の作品。こちらもhttp://yanmaga.jp/3rd/で一話目が読めます。まぁ、実際には0話目なんですけど。本格連載はまだ先なんですけど。冬から開始予定らしいですけど。
絵が可愛いんですけども、この手の作品は基本的に・・・・謎の怖い設定がありそうな雰囲気出てます。というか、公式でも既にホラーだって言ってますしね(正式にはスウィーティ・ホラー。・・・スウィーティ・ホラーってなんだ??)。王子さまと遊びたい幼女が出てきて、「動かなくなった」とか言ってるのがすでに怖いんですけど。でも、こういう作風大好きです。




○シンギュラー



凛としてかっこいい

http://yanmaga.jp/contents/shingyura
http://blog.livedoor.jp/a_o_q/(ご本人のブログ)
月刊ヤンマガで読み切りを描いていますが、完全に新人作家さんです。青木優先生はヤンマガ新人賞出身という生粋のヤンマガっ子です・・・・が、ヤンマガっぽくない気がしないでもない(いや、そうでもないか?)。主人公の女の子の剣術姿が凛としてかっこいいな〜現代劇かな〜とか思っていたら、SFですよSF。人類滅亡とか楽園と呼ばれる惑星への移住とか。楽園への移住が決まった矢先に、謎の集団に襲われた・・・・と思ったらロボットまで登場という。
個人的には主人公の剣術姿がとてもいいなと思ってるわけですけど、最近よく見てるアルドノア路線とかも面白そうとかも思ってたり。青木先生も好き勝手やっていいの?と思っているのが面白いです。何でもやれそう、何でもやりそうな雰囲気を見るに、個人的にはいいとこ行く作品だと思っていますがはたして。




○ヨーソロー!! -宜シク候-



ザワさんみたいなもんすよ←

http://yanmaga.jp/contents/yosoro
http://yanmaga.jp/3rd/interview/mishimaeriko.html(インタビュー記事)
説明不要というか、ザワさんを描いていた三島衛里子先生です。戦争当時の兵隊さんたちの青春群像物語となってます・・・・が、結局のところ、三島先生が戦闘機や熱い男たちを描きたいだけでは?と思ったり。あと、http://yanmaga.jp/3rd/で第一話が読めまぁす!
個人的には良い意味でザワさんっぽい、というかザワさんのザワさん抜きっぽいなと読んでて思いました。戦争のお話なので、きっと生き死にもあるのかなぁと思います。ただ、なんやかんや上手いこと描くのだろうなという安心感と、ヤンマガサードはよく連れてきたなぁとか色々思ったりします。どういうルートで連れてこれたのだろう。




亜人ちゃんは語りたい



あじんではない、デミである

http://yanmaga.jp/contents/demichanhakataritai
個人的にヒットした作品の一つでした。新人さんになりますが、ペトス先生はコミティアにも出ていますんでそちらルートっぽいですね。グフタでも亜人という作品がありますけど、あちらのように殺伐とはしておらず、サキュバスやバンパイア等々の方々と対話する物語。高校教師が興味を持っていた亜人が実は学校にたくさんいたことに気付く第一話。なお、“あじん”ではなく“デミ”と呼ぶそうです。
亜人たちの特殊な事情と日常のミックスなお話、教師と生徒という間柄がなかなか絶妙に描かれております。というか、女の子たちが可愛いのである。とりあえずバンパイアと雪女のカラミはえっちいと思いました!




○ヴィラネス −真伝 寛永御前試合−



女の子が斬る

http://yanmaga.jp/contents/viranesu-shinden_kaneigozenjiai-
原作は夢枕獏先生、作画は雨衣新空先生。雨衣新空=アメイジングってことですね。残念ながら原作は読んだことがないのですが、原作を大幅に変えているということらしく、タイトルのvillainessを考慮すると男性→女性にしていると思われます。あってますか??
人を初めて殺した主人公の女の子。次号の予告を見ると弟子入りしたりしています・・・・が、基本的には殺し殺されなお話になるのでしょうね。原作を知っている方は、今後の展開とか知っているのでしょうか?とりあえずまぁ・・・・主人公の服装がえっちいと思いました。




ホクサイと飯さえあれば



8年前の物語

http://yanmaga.jp/contents/hokusaitomeshisaeareba
作者の鈴木小波先生は既に色々と描かれている方ですが、今回の物語は昔描いていた「ホクサイと飯」の昔物語になっています。というか、同作は雑誌の休刊に伴い眠っていたそうですが、今回見事に復活。すみません。実は前の作品は読んでおりません・・・・が、今回の連載と色々と繋がりとかあるなら読んでみたいですねぇ。
とりあえず、雑誌にメシものがあるのはいいですな。ただし、今回は空き缶でご飯を炊いていますが・・・・。謎の舞や自画自賛、自画撮りしてたりと小ネタが楽しかったです。謳い文句的には“インドアご馳走漫画”とのことで、基本的には自炊。自炊漫画って結構増えたなあと思いますが、読んでる自分は基本的に外食。この作品を読んで自炊をやろうという気が起きればいいのですが・・・・。もちろん食べ物描写はかなりGOOD。夜に読むのはオススメしませんw




○擬人家



都知事と5000万?

http://yanmaga.jp/contents/gijinka
なぜだろう・・・・。来月あたりに耳の聞こえない人とか捏造リケジョとか出てきそうで怖いw 作者の武東宗哉先生は攻めるなぁ、攻めてくるなぁ(褒めてます)。不良漫画をやろうと思ってたら、いつの間にか擬人化漫画になっていたという流れは実にヤンマガらしいなと思ったりしました。
擬人化キャラクター作成を専門に受ける謎の主人公による・・・・シュールなやつですw(シュール作品はまともに説明すると作品が死ぬので是非読んでください)。何故か無免許医師の彼のような風貌を持ち、キャラクターに命を吹き込む天才物語。第一話は五輪誘致のためのキャラクターを制作しています。そんなわけで↑の5000万円に繋がってます。個人的には今の都知事よりもかなりマシだと思っているので、戻ってくれないかな〜とか思ってます。作品とは全く関係のない話題ですが。




○腐らんす日記



アニメ化しそうな気がする

http://yanmaga.jp/contents/francenikki
なんだこの組み合わせは!?と思った原作・大清水さち先生と作画・ヤス先生。おフランスに住む女の子たちが漫画の話をするだけ物語。おいおい、それってどこのじょしらくだよと思いつつ、日本ではなくフランスですし、落語ではなく漫画のお話ですから。ましてや原作が大清水先生という・・・・。
で、よりによって?第一話のテーマが「進撃の巨人」でした。4巻までしか登場キャラたちは読んでおらず(読めておらず)、ネタ的にちょっとニヤニヤしてしまいました。彼女たちもきっと兵長にのめり込んでいくのでしょうな。あと、やっぱりヤス先生+複数女キャラはじょしらくを思い出させてきます。これもアニメ化すれば・・・・?




○さよならガーデン



女子高生がいい

http://yanmaga.jp/contents/sayonaragarden
イラスト専門のiwaki先生を「女子高生がいいから女子高生で漫画描こう」という口説き文句で描いてもらったようです。確かに女子高生が可愛い!・・・・のはいいけど、スカウトの仕方がヤンマガサードっぽいですな。ちなみにコミティアでのスカウトらしいです。
1話ごとの読み切りスタイルで女子高生を描くっぽいです。どこまでキャラが増やせられるのか今から楽しみです。読んでいて目が行ったのはスカートとフトモモだったのですが、やっぱり女子高生はフトモモだよね〜と思います。ジャンジャンやってください。男子高校生?いらんわ、そんなもん!!←




○ありそうでNASA



自称宇宙人

作者の柊裕一先生は「ゾンビッチはビッチに含まれますか?」を描いていましたね・・・・・って、どうやって連れてきたんだろう。なお、今回はゾンビではなく宇宙人・・・・と思わせつつ、ただの人間が描かれています。月面に忘れられたふっつーの人間でしたが、育つうちに自分が宇宙人だと勘違いした(思い込んでいる)というお話。作中、地球人類の生活にいちいち驚いてますが、宇宙人でもなんでもない思い込みの過ぎたことが・・・・という形で結構いいギャグ漫画になってます。あと、舞台は月島とのことで、何気に舞台探訪可能作品になっています。・・・・月島でもんじゃ食べたいなぁ。
女の子の胸がおっきいのがとてもよいです。




大日本サムライガール新党



やったぜ荒木先生!

http://yanmaga.jp/contents/dainihonsamuraigirlshintou
同名原作をマガジン新鋭の荒木宰先生がスピンオフしています。荒木先生はとにかく絵が上手いのが特徴ですけど、ご自身で考えるストーリーが純愛ものなのに、原作をつけられるとどうしてそっちだ!?と思わされる作品になるからビックリです。ギャップですかね?ギャップがいいんですかね?
ちなみに、超可愛いけど発言が全て右翼的な女の子が主人公になっています。今更ながら、えらい挑戦的な作品を連れてきたなと思います。荒木先生自身に政治的思想はないようですけどね〜。そんな右翼的な主人公の女の子が、今の政治について、今後自らが引っ張っていくと宣言している世の中について高らかに叫んでいます。可愛いのに。超可愛いのに・・・・・。
余談ですけど、荒木先生は今年ご出産もされてて、それでいて作品作りも頑張っていて・・・・。何ともすごい漫画家さんだなぁと思いますよ。




○つきがきれいですね★



恋愛漫画

http://yanmaga.jp/contents/tsukigakireidesune
あれ?恋愛漫画ってこれ以外にあったっけ???そういう意味ではかなり価値の高い作品ですな。ネットとリアルを組み合わせた恋愛物語というのが結構面白いです。お互いにネットでは年齢やリアル等々を隠して接していたのに、リアルで偶然であってしまう。もちろんネットでの知り合いだとはつゆ知らず。ネットでいい雰囲気であり、お互いに20歳同士・・・・ではなく、リアルでは27歳無職と普通の女子高生。どうやって仲を深めるのか、どうやってバレていくのか。かーなーり楽しみ!!!




○ロリクラ☆ほーるど!



プロレスラブ

http://yanmaga.jp/contents/rorikura_hold
http://blog.livedoor.jp/yukes_bukatsu/(ご本人のブログ)
元々はブログで描いていた作品を雑誌に持ってきています。可愛い女の子+プロレスという異色作品と思わせつつ、唯一の4コマ枠なので雑誌的には超重要ポジション。4コマ漫画がしっかりしていてこその雑誌というのが持論なので・・・・。プロレスがテーマですけど、きっと読者層と合っているのだろうなとは思っていますが。もちろん俺もプロレス好きです。あと、パンチラが多くて気に入ってます。




○おとりよせミッドナイト



まさかのハナムラ先生

http://yanmaga.jp/contents/otoriyosemidnight
友人連中が好きだと言っていた「ハナムラさんじゅっさい」(←実は読んだことない)。そんな人気のあるハナムラ先生が、ご自身の創作ストーリーではなく、まさかのお取り寄せグルメ漫画を描かされるという・・・・。いいのですかね、ヤンマガサード編集部さんw
まぁ、ただただ編集さんが食べたいだけというのが見え見えな作品です。これって単行本化してくれるのかな?というのが心配ですけど。







・・・・という感想でーした。読み切りとブルーズは割愛しました。ただ量が多くて感想を書くのが疲れただけなのですが、どれも面白かったです。
雑誌巻末の編集部内のお話(編集部で定価を知らなかった)、雑誌完成までのブログを見るに、かなり雑な雑誌運営をしているように見えて・・・・。ただ、連れてきた連載陣はかなり良いなと感じたので信用はしてますが。面白い雑誌として講談社雑誌界の台風の目になってもらいたいです。あと、巻末の読者コーナーがメールで応募というのが斬新?だと思いました。他にあったかな?
来月からもまた新連載が増えるようなので期待しております。次号予告を見ていたら、江島絵理先生の「少女決戦オルギア」という作品がちょっと楽しみな感じです。今月からでも来月からでもいいので、是非是非ヤンマガサードを読んでみましょう!!面白いよ!!