進撃の解答編がはじまる「進撃の巨人・第14巻」

○やんごとなきお話1
ネタにしようと思ってたけど、最近更新してなかったので載せられなかったやーつ。数か月?前のヤフオクであった偽山先生のサイン色紙が面白かったので載せておきます。



リヴァイ兵長

カスリもしてねぇ・・・・。
こんなもんをオークションで出す奴もアレだけど、入札する人もアレ。面白いのは確かなんだけど、まぁあんまり出自のわからないものに手を出すべきではないですよね。






○やんごとなきお話2
進撃の巨人・14巻
進撃の巨人・14巻の限定版
進撃!巨人中学校・5巻
進撃の巨人 悔いなき選択・2巻
進撃の巨人 悔いなき選択・2巻の特装版
進撃の巨人 Before the fall・3巻
進撃の巨人 空想科学読本
進撃の巨人 隔絶都市の女王(上)
寸劇の巨人・1巻
・・・・多いよ!どんだけ発売してんの!
全部買ったっつーの。講談社さんは商売が上手だなぁ(棒)。






あと、15巻の限定版も予約が可能みたいです。こちらもどぞー。








実写映画をやるっつーの

残念ながら実写のエキストラに応募はしませんでした。そもそも実写映画化の話が出たのっていつでしたっけね?初めて話が出た頃を考えると、結構物語が進んでしまいましたけども。まぁ、今のほうが撮影しがいがあるかもしれませんな。とりあえず楽しみです。
さて、14巻の表紙がかなり良いですな。特にハンジの笑顔が素晴らしい。さらに片腕エルヴィンもかっこいいし、今にも人を○しそうなリヴァイの表情もいい。今回の表紙も“本編でありえないシリーズ”のようで、多分リヴァイが立てこもった「ストヘスサカバ」でしょう。もちろん3人が揃っての場面はなかったはず。というか、エルヴィンはお酒とか大丈夫なのかな??





というわけで、14巻のお話など。・・・・こんなところで言うのもなんですが、14巻に該当するお話の感想とか書いてませんでした。まぁ、義務ではないのでごめーんね。というか13巻も書いてないけども。あれか。もうあれか。無駄話は進撃考察として死んでしまったよ。はははは。





○夜深し、隣のハゲは何するの?



ある意味トップ会談

14巻はエルヴィンとピクシス司令の会談からスタート。二人は現状に対して不満を持つ組み合わせですね。ピクシスの方が歳をとっているせいか、色々とシミュレートはしているようで。王政を打倒することに民衆は納得しないし、特に暴力による首のすげ替えは“壁世界”という特殊性を考えると無理がある・・・・というのがピクシスの考え。もちろんエルヴィンも分かっているようですが。
なお、ピクシスが言っていましたが、納得できるのであれば何でもするらしいです。ハンジとエルヴィンが会話する場面では、エルヴィン―ピクシス会談は決裂だったそうです。ただし、はたしてそれが本当かは大いに謎。後でピクシスが裏で動いてました〜ってのは大いにあり得るなと思っています。というか決裂場面は描かれていないので、ピクシスへの説得は成功していると思ってますよ。





○エルヴィンのお話
さてさて、もちろんピクシスを説得するだけの材料をエルヴィンは持っているわけで。かなり強烈なカードを切ってきたなというか、物語を動かしまくる内容のカードでした。



父との思い出

と、その前に、エルヴィンの過去話。エルヴィンの父親は教師だったらしく、息子であるエルヴィンにも教鞭をとっていたようです。この場面ですごく気になったのは、子供たちに歴史を教える時に使っている教材が単行本の表紙裏なんですよね。表紙裏の歴史って“裏歴史”だと思っていたのですが、実は“正史”だったようです。これは本当に驚きでした。
別大陸にいた人類同士が争い、巨人が登場し、一部の権力者だけが海を渡って壁の中に入る。これが表紙裏の物語ですが、これを壁の中の人達にとって正しい歴史であった・・・・と。ずっと表紙裏物語を人類が知らないと思ってたのになぁ。ということは、王政府は裏表紙の歴史以上に何かを隠しているのか。なるほどなるほど。


記憶の改竄

そういえば、以前にエルヴィンが「巨人=人間」という情報を聞いてめっちゃニヤニヤしてましたっけ。あの時から確信していたようですが、“人類は記憶を改竄された”と結論づけています。しかもエレンの力を使って・・・・。
エレンの力、すなわち「叫び」の能力、言い換えると「座標」の能力。エレンが持っている能力は巨人を操ることができた、しかもその巨人は人間と関連性がありそう。むしろ、その仮定があり得ないと壁の中の世界が成り立たない〜というのがエルヴィンとエルヴィンの父親の仮説です。また、これを解明することがエルヴィンの目標なのだと思われます。ちなみに、エルヴィンの父親は中央憲兵に殺されたっぽいです。この仮定を話していたエルヴィンを見つけた中央憲兵が・・・・。エルヴィン自体が殺されないのか?と不思議には思いましたが、エルヴィン的には、自らが父親を殺してしまったと思っているようです。なんもかんも政治が悪い!!





○エルヴィンの秘策



レイス家が本当の・・・・

さて、エルヴィン・・・・ではなく、リヴァイとハンジが担当した中央憲兵いじめの結果、「レイス家が本当の王家」であることをゲロってくれました。これに関しては後述しますが、とりあえずこの事実を使ってエルヴィンは革命を起こそうと考えているようです。つまり、手駒であるヒストリアを使うことで、民衆を納得させる形で現王政からヒストリアに体制をひっくり返す。これがエルヴィンが考えた革命の全貌。
ちなみに、エルヴィンはどうやらレイス家のことは予想していたフシがありますね。うーん、さすがだ。
エルヴィンとピクシス会談で明らかにした作戦としては、リーブス商会を利用し、最終的にはロッド・レイスを捕まえるという流れ。その流れの中で、ヒストリアに王位を返還させるということまで考えているようです。もちろんロッド・レイスを捕まえることで多くの謎が解明できますよね。エルヴィンも言っていますが、何故壁の外に目を向けた活動ができないのか。中央憲兵を用いて人類を壁の中に止めようとするのか。そのあたりが明らかになれば・・・・とは思いますが。なかなか上手くいかないのもこの作品の面白いところでしょうか。そのあたりはまた後述。
それよりも、これだけの武器を持ち、エルヴィンの説得もなかなかのものだったと思うんですけど、本当にピクシスは断ったのだろうか・・・・。むしろ、ロッド・レイスを捕まえる手助けをやってくれていてもおかしくないと思っておりますよ。





○かわいそうなヒストリア



やります

このエルヴィンが考えた作戦で何気に一番かわいそうというか、大変だなと思うのが・・・・ヒストリアですよね。いきなりお前はお姫様だからがんばれ❤がんばれ❤だもんなぁ。ただのアホガキだったのに、死なないためにクリスタを演じた時期を経て、ユミルとの出会いでヒストリアを取り戻したというのに。次はお姫様を演じなきゃいけない・・・・か。ヒストリアに関しては、本当に精神的な部分から死んでいきそうで怖い。
それはそれとして、ヒストリアについてはエレンと同じような夢を見たり、ニセトリアが出てきたりしているので、彼女自身も世界にとって重要な人物なんですよね。いくらレイス家の出身だとしても、どうしてヒストリアが?と思うところは多いです。お姫様という地位になれるだけの女ではない!ただし、精神から死んでいきそう。ユミルー!!助けに来てやってくれー!!(多分来れない


レイス家の裏で

ヒストリア自体とは関係ないですが、レイス家の秘密が明かされた時のやりとりが気になりました。今回、中央憲兵のサネスから「レイス家が本当の王家」であることを教えられたハンジ。この役柄は交代していくんだなぁというサネスの言葉が呪いの言葉のように感じます。誰かが秘密を守るために人を殺していった。この役割のことかは分かりませんが、サネスが言うには次はハンジが務めるということでしょうか。
ずーっと思っていたんですけど、この世界は本当にイビツだなと思います。壁の中の人々は不安を抱えながら、王政に対して何もしようとしない、むしろ調査兵団を排除しようとする雰囲気すらあるんですよね。それを生み出しているのが、レイス家と今の王政、そして中央憲兵。壁に入ってから107年、王が何代変わったかはわかりませんけど、ずっと続けられたってのはすごいというか怖いというか・・・・。ただ、ここまで続いた伝統?を止めた、謎解きしてきた調査兵団の面々はさすがだなぁと思います。






○切り裂きケニーとかいうバケモノ



対人制圧部隊、動きまぁす!

エルヴィンたちの秘策・・・・でしたが、意外とあっけなく失敗(ってほどでもないか?)に終わります。失敗に終わったのは、完全に調査兵団の裏をかいた中央憲兵の切り札が動いたから。そんなわけで、進撃世界での切り裂きジャックこと切り裂きケニーが登場。結構強い上にかなり残忍です。
調査兵団のリーブス商会を使った作戦で登場し、エレンたちの受け渡し時にリーブスさんたちを惨殺しています。しかも調査兵団に罪をなすりつけようとしているあたり手馴れているなと。どうもヒストリアの母親をパスっとやったのも彼のようです。つまりは、クリスタ誕生時点でもうすでにレイス家とズブズブってことですよね。また、自らを対人制圧部隊と呼んでいることから、その手の部隊が中央憲兵にあるってことなわけで。100年位は存在してそう・・・・。本当に嫌な世界だぜ。


リヴァイ・アッカーマン

どうもリヴァイとも知り合いらし・・・・・って、アッカーマン!?えっ、リヴァイってアッカーマンなの?こんなサラリと出していいの!?うーん、どういうことだ??トロスト区の夫婦と何か関係があるの??いや、ミカサの母親が父親に嫁いでいったとしたら、ミカサ父がアッカーマンという可能性があるのか。リヴァイ=東洋人という可能性は確定させるには時期尚早かと思いますが、ミカサもリヴァイも身体能力すごい!ってことを考えれば可能性は否定できませんよね。あとは東洋人が受け継ぐあれとか・・・・。
というか、リヴァイって他人に名前を言ってないんでしょうかね?ミカサ・アッカーマンという名前が出た時点で誰か気付いてもいいと思うのですが。まぁ、ユミルを知らなかったのを考えればあり得そうな話ですな。電子製品もないし、紙とかでしか伝達できないし。しょうがないといえばしょうがない。

しかし、アッカーマンとは・・・・。そういやそんな予想もしたことあったなぁ。まさか本当にそうなろうとは。





○気になるお話



食べると能力を奪える

これもまた予想通りでしたけど、巨人にされた人間が巨人化の能力を有した人間を食べると、能力をコントロールできるという予想が出てきました。特にユミルの話が特徴的ですね。ユミルは60年近くさまよい、ライナーたちの友人を食べて巨人の能力を得た・・・・と。ユミルに襲われた時に何で変身できなかったのか?と思うところもありますけど、きっとマリア破壊で皆さん疲れてたんでしょうな。そう思うことにしています。
で、そうなってくると・・・・やっぱりエレンが気になってしまいますよね。どう考えても、グリシャをエレンが食べたという方向で考えると色々と解決するんですよね。グリシャは巨人の能力を持っており(叫びの能力も?)、エレンを注射器で巨人化させ自分を食べさせた。これによってエレンに能力を移したとなるわけですけど、グリシャ自身ではなくエレンに譲渡した理由はちょっと不明かな??
あとは、エレンって1巻で巨人に食べられたと思ってるんですけど、あの時点では能力の譲渡はなかったのでしょうかね?消化されたら譲渡なのかも。うーん、謎だ。それと、「巨人能力を持った巨人」と「人間→巨人」というパターンの2つがあるんですよ。それとは別に“奇行種”っているんですけど。あれって何なのだろう。昔にちょっと考えたことがありますけど、「人間→巨人」として子供が巨人化した場合かな?と思ってますが、どうでしょうね。


器は交換可能

エレンが何度も何度も拉致られるわけですけど、王政が関与してきたのはエレンが巨人を操ってから。つまり、「叫び」「座標」がエレンにあるということが分かってからですよね。言い換えれば、その能力を奪おうとしているってことです。さすがに王政もエレンに手出しできないと思いきや、誰かが食べちゃえばいいわけですから・・・・。エレンピンチ!!!
となると、王政にも巨人能力持ちがいないと話が成り立ちませんが・・・・。誰かいるのかな?レイスのおじさんだったりして。なーんて。


強固な誓約制度

一方、エルヴィンが掴んだのはレイス家の事情。メモを次期団長のハンジに託しているあたり、エルヴィンもどこまで生きているのかわかりませんね。まだメモの中身は明かされていませんが、ヒストリアにも関連してくるのでちょっと期待しています。例えばニセトリアが関係しているのかも?とは思っていますが。「ニセトリアを見る能力」というものも実は存在していて、それが壁と関係があったり、レイスのおっさんからヒストリアに移されていたとかってのもあり得るかな。
しかし、強固な誓約制度がものすんごい力を持っているのは事実。偽王がいたり、中央憲兵がガチンコで秘密を守ったり、ウォール教が何か闇を抱えていたりってことが成り立つ理由が知りたい。今後が楽しみです。





○分断された調査兵団



リーブス息子を見つけたよ

さて、エルヴィンがリーブス父を殺した容疑で出頭させられます。別働隊であるリヴァイたちは、リーブス父を殺され、エレンやヒストリアをあっさりと奪われています。この時点で意思疎通ツールでもあればいいんでしょうけど、エルヴィン、リヴァイ、ハンジはそれぞれの行動理念に沿って動くほかありません。これって結構大変ですよねぇ。
というわけで、エルヴィンは中央憲兵へ、ハンジは裏でリーブス息子を捕獲、リヴァイはエレンたちを見失わないように動くことに。なお、エレンたちはレイスのおっさんのところへ連れて行かれたところで14巻終了。続きが気になりますね。リーブス父が言ってましたけど、エレンはレイス家で大暴れすればいいと思います。





○おちゃめなケニー



バン!バン!

・・・・なんやこいつ。ラブリーマイエンジェル・ニファたんを殺した上にこれですよ。許せねぇ。
ところで、ちょっと面白い立体機動装置を使っているのが気になったんですけど、そもそもこの世界で武器の性能を上げるという行為はほとんどないんですよね。立体機動装置をこういう使い方するか〜と関心しました。誰が考えたんだろ。とりあえず、ケニーとリヴァイのバトルは見応えありましたな。
あと、ケニーの言う「俺の夢」が気になってます。何だろう。シーナの中でヌクヌクと暮らしたいとかではないとは思いますが・・・・。こちらも気になる。





○物語が変わる



ジャンの気持ち

中央憲兵がガッツリ動くことで、調査兵団vs中央憲兵という構図がはっきりとしてきています。つまり、人間と人間が戦うということ。まぁ、巨人も人間だと考えることもできますけど、人間のフォルムを殺すというのはなかなか躊躇してしまいますよね。14巻ではジャンとアルミンがそんな場面に遭遇していますが、やはり体が動きません。そう考えると・・・・幼少のエレンとミカサってすごいなぁ。
このあたりから人間同士の争いという、進撃の巨人らしからぬ展開となってきてますけど、これもまた進撃の巨人なのだろうと思ってますよ。俺は楽しい。人間の内面を出す作品だからね!!







飛行機で言うとそろそろ着陸の準備始めるよ〜って巻だったと思います。ぶっちゃけて言うと、本当にぶっちゃけて言うと、もう考察とかいらんやん!と思ってます。本編が謎解きを徐々に徐々に増やしてますしね。困った困った。まぁ、だからこそ過去に自分がした予想とか当たってたらな〜とか、純粋に作品を楽しめたらな〜とか思ってます。次巻も楽しみ!!