「サイコろまんちか」とかいう現実を見せてくる漫画wwwww

ここで質問です。



どちらの印象が悪いですか?










どちらの印象が悪いですか?



印象が変わったでしょうか?そう、これが心理学です!!大学で心理学(の授業を3つ受けただけ!)を学んだ俺が太鼓判を押すのだから間違いないです。ちなみに、印象を見た目だけで決めつけてしまうこの現象を“ハロー効果”と言うんですよ( ・`ω・´)←何故か自慢気





心理学で解決、解決ぅ!

というわけで、「サイコろまんちか」という心理学をテーマにした作品が超絶面白いんですよ。自分の中では月刊少年ライバル作品だと思っていますが、まぁ・・・・マンガボックス作品として刊行されています。どのレーベルだろうと・・・・面白ければ・・・・それで。
さて、漫画の方ですが、変人部長伊東ちゃんが作った心理学研究部に色んな人が集まって何やかんやする作品となっています。


変人部長の伊東ちゃん、多分主人公

第1話から好きな男性・阿部にノーブラで迫るという無茶をしている彼女が本作の主人公となります。ボッサボサの髪、謎のアイシャドウ、そしてナイチチ。そんな彼女に迫られる阿部くんは相手にもしていません(内心はわかりませんけど)。一方の阿部くんは、イケメンだけど色々と残念なところの多い男の子。ただし、変人・伊東ちゃんを友達として接してくれるいい奴でもあります。その他にも、デカメロン皇国の王妃(巨乳の女子高生)や心根の優しいヤンキーなんかもいます。
この作品では、そんなおもしろ面子たちが、自分たちの悩みや相談者の悩みを「心理学」によって解決する物語、もといギャグ漫画となっています。






例えばbear

連想しやすい何か(例えばエロ)を覚えたいものに連想させることで、記憶を強化させる効果。心理学ではプライミング効果と呼ぶらしいです。ちなみに、↑のクマが縛られていますが、クマを意味するbearという英単語には「耐える」という意味もあるそうです。



・・・・・クマが耐えてますね。そうか、これがbearか。なんて覚えやすいんだ!!なお、英語のテストで暗記を頑張りたいという依頼によるものです。







イケてないのはだーれだ?

この作品で個人的に一番好きなところは、とにかく人の心をえぐることが多いということ。心理学で難問をバシバシ解決!という作品ではなく、登場人物たちに心理学を使って“現実”を見せつけることが非常に多い。見方によってはかなりいやらしい作品だと思います。
例えば、何故か仲良しグループの中で疎外感を感じるという加野くんからの相談。グループ内での地位を向上したい!と力説されましたが、「自己不一致」という診断をされてます。まぁ、↑の画像のとおりです。
もう少し言ってしまうと、イケメンが「幼女可愛い」と言うのとキモオタが「幼女可愛い」と言うのでは見え方が全然違うということ。見た目だけで言っていい言葉が限定されてしまうということなわけです。加野くんは・・・・グループ内ヒエラルキー最下層のくせに対等で喋ってるのが悪いというけつろn・・・・・・って、おい!やめろ!!!書いてて俺も傷ついただろ!!!

キムタクから「バーカ」って言われるのと、俺から「バーカ」って言われるのとだと、俺の方がムカつくでしょ・・・・ってやめろよおい!!




・・・・理想としている自分と、現実の自分との乖離で悩んでいませんか??加野くんはグループ内で、自分が思っている立ち位置と現実の立ち位置を勘違いしていました。この作品は、そんな読者側ですら理解したくない部分をめっっっっっっっっっちゃ描いてます。でも、それが楽しい!!






部長は自分が最下層であることを理解している

なお、自己不一致は部長も一緒なので、加野くんと一緒に涙していました。ただし、自分の身の丈にあった言動をするのではなく、自分の理想とするところまで身の丈を上げようと頑張っているそうです。理想は阿部くんと釣りあう女になることだそうですが、読んでいるとちょうどいいレベル同士だと思えてくるので不思議。





そんなわけで、下層の人たち(失礼)があーだこーだやっている作品になります。もちろん心理学的なお話はかなり面白いですし、興味の対象になることは間違いないです(各話に必ず心理学のお話があります)。俺は可愛いと思っていますが、自らを下層だと理解している部長たちの見苦しい争いを見るのも一興。また、シュールではなく、(説明は難しいですが)しっかりとしたギャグ漫画であるというのはポイントが高いです。絶対に笑えます。
マンガボックス利用者の知り合いからも、マンガボックス内の作品の中でかなり上位で面白いという言葉を頂いております。なお、サイコろまんちかはライバル作品じゃい!と返答しています。というか、作者の小出先生は前作から読んでますけど・・・・作風変わりすぎwww 前作を含めてオススメ〜。