お前が太ってどうすんだwwww「私がモテてどうすんだ・第3巻」



ちょっとしたハーレム

腐女子の生態がここにはある(・・・・かも)
いやー面白いです。めっちゃ面白いです。講談社版“わたもて”こと私がモテてどうすんだの3巻が出ました。あちらの“わたもて”が非モテでコミュ障な残念女子(見方によっては俺ら?)を描いている一方、こちらの“わたもて”は腐女子の主人公・芹沼花依が羽ばたく物語になってます。ただし・・・・

第1巻:
第2巻:
第1話:http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234646090


第3巻では第2巻ラストで出てきた新キャラ・二科志麻が色々とやってくれてます。そういえば、この作品の男性キャラ、つまりは芹沼に恋をするメンズの名前が四〜七の数字があてがわれているんですよ(現状4名)。そこに二科という二の数字が入ってきた。もしかすると、一とか三とかのキャラも今後出てくるかもしれませんね〜。



ゆ、百合・・・・?

最初はオトコじゃないか?と思わえていた二科でしたが、実際にはボーイッシュな女の子でした。どうも芹沼をえらく気に入っているようです。ちなみに芹沼の後輩になります。
<二科志麻の特徴>
年上の女性から可愛がられ、運動部の女子から助っ人を頼まれ、というか女性陣からものっそい人気があり、家は豪邸、利発そうな犬がいて、メイドさんまでいる家庭に育ち、フィギュアやプラモを多数有し、コスプレ衣装も漫画もBL作品もあって、有名な同人作家でもあ・・・・・・って、チートか!
急に現れた完璧少女。いや、少女というには少し大人びている気もしますし、青年ぽいところもあります。芹沼とは女の子同士なので何しても大丈夫だと思いますけど、パッと見では美男美女カップルに見えるという・・・・。




ズキュウウウン

キ、キスしてるー!!!?
もちろん妄想腐女子・芹沼からこんなことはしません。イタズラか本気か、本気ならレズっ子になるわけですけど、二科がキスしてきました。芹沼の・・・・ファーストキスは・・・・女性でした。あれ、女性同士ってノーカンだよね???



とりあえず





びっくりしたぁ

芹沼のこの手の顔はとても可愛いと思います。キスされたけど、耐性なさすぎて「でへへへへ」ってなってますね。三次元の出来事には強くないからね、しょうがないね。
というわけで、「私がモテてどうすんだ」の第3巻は新たな芹沼ラヴァーズが登場し、その二科を中心になんやかんやな物語になると思ってました。・・・・あの時までは。まずはこの作品の基本をもう一度振り返ってみましょう。そもそも主人公の芹沼はBL大好きな腐女子です。アニメ、漫画の男性キャラ(同士)を愛し、三次元ではイケメンズ(同士)の妄想にふける毎日。


before


↓↓↓



after


この物語は、腐女子の芹沼が美少女になり、外からの干渉にあたふたするもの。美女の中身が超腐女子。しかし、性格はとてもよく、自分がモテるなんて理解できないといった感じなわけで。男性陣に言い寄られ、泣いたりもしています。本当は男性陣がイチャコラしてくれるだけで嬉しいんですけどね。
で、そんな芹沼が第3巻にしてネクストステージに突入します。巨躯腐女子から美少女というbefore-after。そして・・・・next芹沼が登場。












next

え・・・・。









next(拡大)

も、元に戻っただと!?しかも結構キツイな。
作中、とあるバレンタインイベントがあり、残ったチョコをモグモグしてたら・・・・こんな感じになってしまいました。しかも、これが3巻の半分くらいずーっとこれ。あれ?俺って可愛い女の子の出る漫画を読んでいたような・・・・?しかも半分近いページがBIG芹沼て。おいおい、これって詐欺じゃねーの?


五十嵐くんは真実の愛に目覚めた

ただ、この元に戻る話、ぶっちゃけ言えばデブ話ですが、実は物語的には重要だったりします。女の子は見た目か、性格か。まぁ、両方揃ってるほうが一番ですけど、芹沼を愛するメンズの一人が太ったままでも・・・・と開眼したりしてます。見た目が“ささい”かは人それぞれですけど。
3巻の半分がデブ話になります。どこか詐欺じゃないかと思いつつ、ダイエット話はかなり面白かったのでオススメです。ダイエット方法が個性的でとても素晴らしかったので、買って読んでみてください。芹沼らしい、そしてメンズの精神が疲弊した姿を是非・・・・。ちなみに


イケメンのヲタ芸

とかもあります。もちろん皆本気だ!!!



やばい、少女漫画でここまでハマったのも久しぶりです。めっちゃ面白いです。今年の賞レースはこれで勝てる!!(←希望的観測
確かにオタクの話ではあるものの、オタクを強制的にリアルに放り込んだ物語。芹沼がなまじ可愛いだけに、芹沼が全く性格変わらないだけに、漫画として面白すぎます。必読です。オススメ〜。






注:元には戻ります