知らない人のための最強風俗教本「匿名の彼女たち・第2巻」



だから俺は買う。

ヤンマガで不定期連載している「匿名の彼女たち」という作品があります。何の事はない、ただただ日本中にある風俗を紹介していく作品です。33歳独身の商社マンが出張等で訪れる土地ごとの風俗体験物語。風俗とは一期一会(じゃないこともある)。色んな女性と出会い、肌と肌を重ね合い、心と心・・・・は交わらない。知らない人は知らない、知ってる人は共感する。そんな楽しい漫画です。
そもそも風俗情報を知りたければ、風俗情報誌を読めばいいんです。そうではなく、風俗に興味はあるけどよく知らない人が“パッと見で風俗漫画だと分からない表紙”の漫画を買うことに意義があると思うのです。ここには全てが詰まってます。



まぁ、俺はよくわかりませんが。




色街マップ

1巻にも付属されてましたが、日本全国の色街マップがついてます。これは、日本各地の有名な色街(風俗街)が書かれており、出張先がもしかして・・・・?と確認することができる便利アイテム。というか、自分の住んでいる街がどうなのかを確認もできます。いや、必要ないかもしれませんけども。
俺はよくわかっていませんが、風俗といっても色々な種類があるわけです。挿入行為があったりなかったり、場所だって様々。例えば2巻に収録されている渡鹿野島では、日本人じゃない女の子の家に行き、一晩中挿入行為をしています(4万円)。


す・す・き・の

↑もこの作品の特徴ですが、主人公が訪れた街について詳しく解説が載っています。ちなみに例として挙げたページは「すすきの」。色街として非常に有名な場所ですね。
自分も数年札幌在住だったため、知らなくはないです。ただし、皆さんが想像している場所と違って、飲み屋さんが非常に多い街です。そのため、ちょくちょく利用はしていました。色街として面白いのは、ネーミングが面白いお店が多いことでしょうか(ファッションヘルスし○むらとか)。
なお、作中ではキャバクラに行っています。おいおいキャバクラかよ・・・・と思ったら大間違い。すすきのでキャバクラといえば、基本的に女性の胸をなんやかんやできますし、作中のお店では女性の下半身もなんやかんやできます。でもまぁ、すすきのを紹介するならソープとかにすればいいのにね。俺はよくわかりませんが。


例えばオナクラ

風俗にも色々あるという話題を出しましたが、錦糸町のお話ではオナクラに行っています。オナクラとは、女の子に自分のオネイニーを見てもらったり、ちょっとお手伝いしてもらったり・・・・なお店。オナクラの醍醐味は素人っぽさ!と作中で語られています。こういうのもあるのか〜と思わされたりもしました。行きたい人は行ってきてください。



例えば道玄坂にて

お次は道玄坂で女の子に説教をしていたり。作者の五十嵐先生の体験談なのかはわかりませんが、女の子の恋愛遍歴を聞いて、それは恋愛じゃないと説教をしていました。ただただ街の紹介をするだけではなく、女の子とのプレイを紹介するだけではなく、女の子との触れ合いを描くのがこの作品の醍醐味。まぁ、説教はどうかと思いましたが・・・・。


「ヌキにきてるお前が言うなよ」

こちらは福島の小名浜での女の子の体験談。地震があった後もこの手のお店は営業しているそうです。そんな中、被災したお客さんの心の声を受け止めることもあったり、↑のように不謹慎だとか言ってくるオジサンもいたり。いや、来てるお前は不謹慎じゃないのかと・・・・。
ほんとよくわからない世界です。






気をつけましょう

個人的にこの作品の好きなところは、決して主人公が成功ばかりしないところでしょうか。お店を出てからの哀愁ただよう背中も素敵なのですが、そもそもプレイ中に地雷だとわかった時の主人公が面白かったり。まぁ、どうやっても地雷の可能性は否定できませんしね。“パネマジ”という言葉もありますし、そもそもお店の紹介文もどこまで信じて良いのやら(←パネマジという言葉を知らない人は勝手に調べてください
2巻で唯一失敗した「歌舞伎町」の女の子は、お店のお兄さんにオススメされた子でしたが・・・・。こういうミスもありつつ成長していくのでしょう。よくわかりませんが。



結局、2巻では9つほどの街を紹介しています。中には有名な「中洲」もあります(中洲編は高級ソープ様のお話でした)。あとは金津園も登場しています。



ここが金津園

作中では「大人の遊園地」とまで言われている街です。岐阜駅徒歩数分に、その手のお店が密集しているそうな・・・・。ちなみに西日本最大だそうです。ちょっと行ってみたいですよね・・・・なーんて。
このまま全国制覇する日も近いですな。





あんっ

個人的には主人公の先輩・滑方さんのクズさについて語りたいところですが、今回は割愛。一応、ヤンマガ3大クズの一人に認定されています(俺の中で)。
この作品は今どきの絵柄というわけではありません。そのため、可愛いというのもエロいというのもちょっと違う、むしろ“どうしてヤンマガなの?”という気がしなくもありません。ただ、不思議と作品の女の子たちに愛着が湧くのは・・・・自分も年齢が高くなったということかもしれませんね。20歳以下の君たちにはまだ早いぞぉ。
あと、本当の恋愛があるわけではないんですよ。基本的に擬似恋愛オムニバス。つまり風俗漫画。女の子たちも割り切ってやってるんだけど、それほど悲観的でもなく。まぁ、こんな大人のお遊びも世の中にあるんだなーと興味を持って読むのもヨシ、行ってみたいかも?と思ってる人はちょっとした教本に、もう散財しそうなほど行ってますぜという人はあるあるネタだと思って読む・・・・といったところですかね。




まぁ、よくわかりませんが。