アニメを見たら漫画でも読もう「アウトブレイク・カンパニー・第2巻」



TVアニメ放送中

アウトブレイク・カンパニー」は講談社作品です!
どうもアニメだけを見ている人からすると、アウトブレイク・カンパニーをどこぞのラノベをアニメ化しただけの作品と思われたりしているようです。しかし、実際には講談社ラノベ文庫というれっきとした講談社作品であり、good!アフタヌーンではコミカライズまでされている作品なのです。何が言いたいかというと、講談社作品はいつでも最高です!!
アニメの方を見ていると、やたらと進撃の巨人的なものが出てきますね。まぁ同じ講談社ですし、講談社ラノベ文庫では進撃ラノベもやってます。取り上げられるべくして取り上げられたと思ってます。


この男、オタクにつき・・・

“オタク”だからという理由で、幼なじみ(美少女)にフラれ引きこもりとなった主人公の加納慎一。平々凡々ですが、オタク知識と対象への愛だけは特筆するものがあります。ある日親から働けと言われ、オタク知識を活かせそうな仕事を探していたら異世界にいました。ええ、異世界にいたのです。
ただ驚きも束の間、そこで日本国の大使として異世界・エルダント帝国で働くことになります。目的はオタク文化を異世界広めること!!!・・・まぁ、そんな荒唐無稽な目的を持った作品です。



ヒロインメイドのミュセル(ハーフエルフ)



皇帝ペトラルカ(おまけ漫画のコスプレより)


何と言ってもこの作品、異世界の女の子たちがレベル高い!!まずは慎一の日常的なお世話をするメイドのミュセル。彼女はハーフエルフで、めちゃくちゃ可愛い!!人間ではないため自らを常に下に置いており、とにかく従順です。また、慎一が異世界に来て初めてオタク文化(というか日本語)を教えた相手です。続いて、皇帝のペトラルカ。最強のぺったんこです。慎一が巨乳にも興味を示すことから、ボリュームのある胸を目の敵にしているフシがあります。慎一も言っていますが、色んなおっぱいがあっていいんですよ(ニッコリ
基本的には彼女たち二人がこの作品の人気を二分していると言っても過言ではないでしょう。巨乳な自衛隊のお姉さん(ガチ腐女子)もいたりしますが、まぁこの二人の人気のほうがすごいでしょう。ちなみに俺はペトラルカ派です!




タダシーディスカー

改めて言いますが、この作品では主人公の慎一が言葉も文化も何もかもが違う異世界に“オタク文化”を教えなければなりません。なお、言葉はどうしているのかというと、異世界にある魔力的なアレで作られた指輪によって解決されています。お互いに指輪をはめていれば、慎一は誰とでも話すことができます。もちろん異世界にない概念は言語化できませんが・・・。例えば、アニメでもありましたが、「絶対領域」という言葉には反応がイマイチでしたね。そもそも異世界の子供に何を教えてるねん・・・って気もしますが。
慎一は考えました。オタク文化を教えるには言葉が通じなければなりません。しかし、言葉は通じてもほとんどの異世界人が言葉を読むことができない。それは現代社会のような平等という概念がなく、そもそも文字を読めない層(ミュセルのような非人間種)がいることが遠因となっています。じゃあ、オタク文化を広めるのと合わせて言葉を教えよう・・・と。
ミュセルは生まれて初めて文字を読むことができて喜びました。もちろんその世界の文字ではありません。しかし、彼女は自分に“ミュセル”という文字が与えられていることを喜ぶわけです。この場面はかなり興味津々に読んでましたけど、その後のミュセルはますます日本語を学び、2巻では何と喋れるようにまでなってます。外国人が日本語を話すのとどっちが大変なんでしょうねぇ。とりあえず、一生懸命に日本語を話すミュセルがめちゃくちゃ可愛いのである。


襲われる学校

というわけで、慎一はミュセルのような人にも〜という意味を込めて学校を作ります。どこまで考えているかは不明ですけど、あくまでも“オタク文化”を広めるための学校です。そういえばアニメ版の話ですけど、学校を作る前に慎一は進撃の巨人をペトラルカに読み聞かせていました。どこぞの半島国なんかでも人気(?)だったらしいですけど、米国でも人気がすごいってニュースもあったようで。そして異世界にまで人気が浸透しそうになるとは・・・。進撃の人気は天井知らずやで!←
さて、そんなオタク学校を開いた慎一ですが、なかなか最初はうまくもいかなかったようです。・・・というか、反乱分子に学校が襲われました。運悪く皇帝ペトラルカも巻き込まれ大変なことになります。どうして襲われたかということに関して後々慎一も悩みますが、そのあたりは読んでいただければと思います。アニメでは既にやった・・・かな?まぁ、作品タイトルにも関わってますしね。






ペトラルカを助けるミュセル

反乱分子による学校襲撃は、この作品らしい方法によって解決に向かいます。しかし、油断した最後の最後で、ラストの一撃が皇帝ペトラルカに・・・と思いきや、ペトラルカを助けるミュセル。反乱分子撃退にも一役買って、反乱分子の計画を明るみにして、最後には皇帝すら守る。何というか獅子奮迅の活躍でした。先発も中継ぎも抑えもミュセルという感じで。これで可愛いのだから文句のつけようがないですね。俺の中でマー君は越えました。
少しだけペトラルカとミュセルの話をしておくと、ペトラルカはミュセルをあまりよく思っていません。というのも、自分がお気に入りの慎一(この時点で自分だけのもののはず)がいちいちミュセルを気にかけるのが気に食わないわけですよ。嫉妬というには子供っぽすぎる気はしますけど、一時は慎一のメイドを解雇しようとまでするわけです。それを諌めたのも慎一であり、ますますプンスカピーです。ぺったんこでも怒る時は怒るのです・・・。というわけで、ペトラルカとミュセルの間には大きな大きな身分の差があります。ペトラルカがミュセルを叱責するのは当然であり、ミュセルもペトラルカに怒られても、それが理不尽であっても受け入れるしかないのです。小姑のようないびりに耐えるミュセルでしたが、そんなペトラルカを助けるわけです。


ペトラルカとミュセルは身分の差を越えるか

平等という概念を植え付けることが最終目的ではないにしろ、自らが好きなものを通して皆に楽しんでもらいたいという慎一の気持ちは徐々に伝わってるかもしれません。慎一という人間に触れたからか、オタク文化に触れたからか。理由は分かりませんが、いい傾向ではありませんか。もちろん慎一にとっても萌えキャラが目の前にいるわけですから、まさにWin-Winの関係とも言えます。



しかし・・・なんだね。うーん、漫画版・・・アニメ版に追い抜かれちゃったね。原作のラノベ版が一番進んでいるのは当然としても、アニメ版が先に行ってしまったらネタバレをアニメで食らっちゃうことになるのか。いや、それでも漫画でしか出せない萌えもあるでしょうし、オリジナルなものがあってもいいと思うわけで。動くミュセルも可愛いけど、絵のミュセルも相当可愛い!!
アニメも漫画もお互いにいい味を出してます。だからこそ言いたい!アニメを見たら・・・漫画も買いましょう!!いい萌えが揃ってまっせ!