【緊急連絡】シャトプリがかなり面白い件「シャトル・プリンセス」




キミは・・・シャトプリを読んだか?
昨年、モーニングでたった2話の読み切りが載ったシャトル・プリンセス(通称シャトプリ)」バド漫画を描かせたら右に出る者はいないという咲香里先生の力作です。そんなシャトプリが今年もモーニングに帰ってきました!!さすがに1年以上も空いたため、どこまで皆さんが覚えているかは不明です。本当は去年中に残りの読み切りを載せたかったのだろうと思いますが、多分・・・咲先生が追いつかなかったんだろうなあと勝手に解釈してます。(←咲先生はヤンマガで週刊連載を持っています。

過去に書いた記事

今回は4週連続掲載ということで、既に3話目と4話目が誌上に出てきています。また、今月にはシャトプリ第1巻も出るため、今からワクワクしてます。




女子ダブルス物語

この作品は、天才少女・有沢と叩き上げの実業団選手・西条という二人の女子選手を描いた作品となります。これからのバド界を担うと言われた天才に対し「バドが楽しいとか楽しくないとか関係ない。こちとら仕事として頑張っとるんじゃあああああああ」とキレた西条という構図で始まった第1話。そして、案外上手くいってるという第2話。そして、世界を取るために動き始めた第3話と続きます・・・。
去年の2話目まではわりと百合百合っとした部分があって、そのあたりも楽しかったのですが、今年の話は百合百合成分が薄めかな〜と思ってみたり。その分、咲先生がバド漫画を通して描きたい部分を存分に発揮しているかと思います。
さて、第2話で世界大会に優勝した西条と有沢の二人。このあたりからサイアリと呼ばれ、メディアの露出が増えていきます・・・。


巨乳アスリート!!

うわぁ、いいオッパイだなあ(*ノωノ)キャッ
強くなることは目立つこと。目立つということは・・・自分の意図しない取り上げられ方があるということ。自分の巨乳を気にしている西条にとってはイヤーな写真が撮られたりもしています。しかし、これも仕事の一つなんですよね・・・。


日本最強の女子ダブルスペア誕生

第3話では海外の大会で優勝した実力を本物とすべく、国内大会で確固たる地位を築く姿が描かれます。言うなれば、世界と本気で戦うのであれば、日本代表としての地位を確実なものとしなければならないとも言えます。当たり前の話ですが、足元が固まってないのに飛び立つというのも無理な話なわけで。
メディア露出が増えたおかげか、大会中はやっかみ等々もあったようです。それに怒る西条、そんな西条をなだめつつも「優勝すればいい」と不敵な笑みを浮かべる有沢。そんな二人のやり取りもこの作品の見どころだと思います。バド描写が優れているのはもちろんのこと、二人がどういう関係性なのかも大切です。男っぽい?子供っぽい?西条がワーワー騒いで、超美人の有沢がそれを見る・なだめる。ちょっと面白い先輩後輩関係がとてもいいと思います。
強くあるということは注目が増える。これはもう当然の話で、注目されても実力が発揮できるか?が重要なカギとなります。






ただし、世界は強い

そして今週号に載っている第4話。第3話で日本最強となり、ここからは世界に目を向けて話が進んでいきます。なお、初っ端から中国の第1シードペアと当たった模様。
絶妙のコンビネーションを見せるサイアリペア。しかし、相手の中国ペアは・・・パワー、精度、テクニック、スピード、経験、その全てがサイアリを上回っていました。・・・世界挑戦でいきなりの初戦敗退。国内制覇を糧に上昇気流に乗るかと思いきや、いきなりの敗退。ガッカリするような結果とはいえ、日本バド界の思惑はもっと大きいようで・・・




海外に通用するバドを身につけて欲しい

初期からずっと出てきているバド協会のオッサン。ずっとずっとサイアリに期待している姿が描かれ、サイアリが活躍することで日本のバドミントンをメジャーにすることを目論んでいます。これ、決して悪いことじゃないんですよね。マイナー競技を広めたいと思っている人間からすれば、「世界での活躍」が一躍そのスポーツをメジャーに押し上げてくれることは何度も目の当たりにした光景です。
きっとどの競技の人たちも同じようなことを考えているだろうし、それをどうにかすべく年中頑張っているんだろうなと思うわけです。俺自身、咲先生が大好きですけど、別にバドをやってるわけでもバドを見るのが大好きだというわけでもありません。咲先生が大好きで、咲先生の描くバド漫画かクソ面白いからプッシュしているだけです。
ただ、そんな俺でも、ロンドン五輪のフジカキペアの活躍とそのプレーには痺れました。その時初めて「バドって面白いんだな」と感じた次第です。漫画では楽しく読んでたけど、実際の試合もこんな面白いんだと感じたものです。ただ逆に、五輪で活躍しないと見ないなとも思いましたし、一過性になることも、見られ続けるには日本人の誰かが勝ち続けなければならないのだなとも思いました。マイナーがメジャーになるのって・・・本当に難しいことなんですよね。ぶっちゃけ今のサッカーだってW杯予選がなければ見られてなかったかもしれませんしね(Jリーグという土壌を作ったことも大きいと思います)。


世界最強になってもらう

はたして西条と有沢は世界最強ペアになれるだろうか?来週、再来週、そして単行本がとても、とても楽しみですね。




○余談1:Dモーニングで読んでほしい
ちょっと衝撃を受けました。咲先生の漫画、めちゃくちゃ線がキレイなんですよ!!!紙で読んでもキレイだな〜と思ってたんですが、Dモーニングという電子媒体で読むとよりそのスゴさが分かります。マジでスゴい。ついでにDモーニングというアプリもスゴイ。これまではiPhone等でしか読めませんでしたが、今ではAndroidでも読めるようになっています。月額500円で毎号読めます。これはDLしなきゃね!
・・・って、何の宣伝だろう。





○余談2:頑張れ咲先生

上述してますが、咲先生はヤンマガ「8♀1♂」を連載しています。どういう作品かは・・・↑の動画を見るのが一番いいですね。すごいぞ講談社!ちなみに、シャトプリと同じく今月に単行本が出ます。そちらもどうぞ〜。しかしまぁ、このシャトプリとのギャップよ・・・。





○余談3:バドの未来を背負って



ヨネックスオープンがあります

咲先生とバド界、かなりズブズブの関係じゃないかと思うんですよ。咲先生は大好きなバドに接することができる。バド界は広告塔としての漫画に期待できる。つまりWin-Winです。そう思えてきます。なお、俺と講談社の関係はLose-Winです。俺からはお金がただただ消えていき、講談社は勝手にやってくださいという状況。参ったねこりゃ。
で、話は戻りますが、どうやらヨネックスオープンがあるらしいです。よくよくこのページを見ていたら、「20〜22日にシャトプリ1巻を販売します」とのこと。あまり大きなジャンルでもないですし、バド協会も使えるものは使いたいってことなのでしょうな。いや逆に、咲先生も本が売れるなら使いたいってことなのか?・・・・・・・・・・・まさにWin-Winやな。


そうそう。good!アフタヌーンで連載中の「はねバド!」もバド漫画ですね。作者の濱田浩輔先生は某雑誌でよく描かれていた方です。今後も講談社で頑張ってもらいたいと思いつつ、こちらもバド協会とWin-Winになれば面白い??と思ってみたり。というか、合同企画とかやったら面白そうなんですけどね。
咲先生が徹底的にリアルを描いているのに対し、はねバド!はちょっと特殊な?能力を持った主人公が描かれているように思います。個人的にはどちらも面白いと思っています。なお、来月にははねバド!の単行本が出るらしいです。そちらもオススメということで〜。





至極どうでもいいんですけど、先週・・・久しぶりの咲バド漫画を読んで、ちょっと感極まりました。どんだけ好きやねん・・・。