少年よエロスを抱け!「桃の魔術師・第1巻」



あんなこといいな。できたらいいな。

月刊少年ライバル原田重光先生がやってきた!言わずもがなといったところですけど、青年誌を中心におバカなエロ漫画を手がける巨匠ですね。原田先生のコンビといえば萩尾ノブト先生や瀬口たかひろ先生を思い出しますが、ライバルでは準新人*1の荒木宰先生とコンビを組んでいます。荒木先生の超絶可愛い絵柄+原田先生のエロス・・・。こ、これは問題ですぞー!!・・・というわけで、作品名は「桃の魔術師」です。ライバルはも○クロ漫画も連載しており、ライバルにおける2大桃色漫画と言っても過言ではありませんね(←
しかしまぁ、「あんなこといいな。できたらいいな。」とは何とも的確な帯文ですなw まさしくその通りだと思います。少年期に妄想するあんなことやこんなこと。空を飛びたいなんて夢物語は青狸にでも叶えてもらえ!エロい妄想は桃魔が叶える!!そんな作品だと思います。あ、そうそう。帯文についてですけど、原田先生って週マガにも出てきてるので、少年漫画への殴り込みは珍しくないと思うんですよね。ただ、これがライバルという雑誌であることを考えると非常に有意義なことだと思うわけで。ライバルのメイン層が純粋少年であることを想定すると、エロスという要素は非常に大切な部分だと思います。




ヒューヒューだよ!!!

けしからん!
改悪児ポ法に真っ向から対立するかのような同作品。当たり前のように女の子のスカートがめくれます。もちろん女の子の裸だって見れちゃいます。そんなラッキーが巻き起こる上に、荒木先生が描く女の子たちが可愛すぎて、嬉しさ2倍、いや2乗状態。エロスの方程式ここに見つけたり。とにかく少年の妄想を具現化したような“頭の悪い”作品なのです。もちろん褒め言葉ですが何か?


女の子の裸とか見れるかな?

コイツが主人公の四堂清志。14歳のむっつりスケベです。ただ、外面は大変良く、メガネキャラに見合っただけの学力と頭脳、そして風紀を守る正義感を持っています。そんな彼にエロスの恵みたる“桃魔術”を与えたら、ロクなことに使わなかった!!桃魔術と自らの地位を使い同級生のあんな姿やこんな姿を見ようとします。酷い、酷すぎるぞ、この主人公wwww
いや〜、なまじ頭が良いのが痛いですね。単なる桃魔術だけでなく、桃魔術を使ってのイタズラに頭が働く働く。「お前何してんねん・・・」と冷静にツッコミを入れたくなるレベルでのエロス、原田先生が考えるどうしようもないネタがたまりません。それなのに荒木先生が可愛い絵を描くから、抗うことができない。・・・そうか、全体的に荒木先生が悪いんだ。とりあえずそうしておこう(酷


性霊エロス

さて、清志がとある古本屋で見つけた桃魔術の本。その本には大きな力が宿っていました。人を傷つけたり癒したりする能力ではなく、人の色恋を操れる“性”なる魔術。そして、桃魔術を扱う者を正しく導くべく遣わされている性霊エロス。設定によると性霊エロスは30cmくらいらしいです。桃魔術に選ばれた清志の口車に乗せられながら、そして時折怪しみながら、清志の成長を願う性霊エロス・・・。ぶっちゃけた話、性霊エロスとかって変態みたいな名前をしていますけど、彼女がこの作品で一番まともだと思うんですけどねぇ。そして、ちょっと不憫な気もする・・・。



エロいことをしたい清志が性霊エロスに魔術を使わせる→清志「これで平和が守られた(キリッ」→性霊エロス「やっぱり清志がナンバー1」→読者「おいおい」


これが桃魔のお約束ですかね。超ザックリですけど。




被害例1:オシッコ我慢



オシッコを我慢してます

清志に近づいてきた女の子たちでしたが、彼女たちは清志を使い捨て(貢がせる)予定でした。可愛い子たちでしたが・・・とっても黒い性格をしていたようです。そんな女の子たちには、桃魔術カノッサの恥辱”をかけちゃえ!オシッコを我慢させて、世間の大変さを教えてやるんだ!







被害例2:アイドルの日常を覗き見



アイドルがお風呂で・・・

偶然アイドルと二人きりになってしまい、お休みのないアイドルに振り回される清志。もしかして自分に気がある?超人気アイドルが!?そんなまさか!?・・・でも大丈夫。アスタロトの告発”を使えば、女の子の赤裸々な性体験を覗き見ることができます。やっぱりこのアイドルもビッチだった!アイドルなんて信じらんねえ!特にワイプ芸を扱う身長148cmの元人妻アイドルとか信じられねえよ!!!
なお、この話でのアイドルは愛犬とただ戯れていただけの模様・・・。







これは問題ですよー!

コイツのゲスい顔が一番問題だと思うけどね(冷静)。






毎月、ライバルでこのエロスを読むのが楽しみになっています。一つ残念だと思うのは、乳首さんがあまり解禁されてないことでしょうか。限界でこのあたり。







・・・・ふう。




健全で不健全。まぁ、溜め込むことも良くないですよね。月刊少年ライバルという超少年誌だからこそ意義ある作品です。小中学生はどんどん読むべきだよ!!もちろん大きいお友達にとっても素晴らしい作品です。荒木先生の、荒木先生の絵がズルイんや・・・。くそっ。
・・・しかしまぁ、○魔術、例えば黒魔術や白魔術って清志の年齢からすると中二病に該当しそうな話題なんですけどね。桃魔術のおかげで性の中二病が開花した主人公と、それに振り回される性霊のお話なわけです。中二病と言えば中二病なんだろうなぁ。中二病だからこそエロスに興味ある!!さて、清志は性欲に負けず桃魔術を真っ当な方法で扱うことができるでしょうか。このままいけば、きっとロクな大人にならんのだろうなぁ。いや、俺も清志の立場ならエロエロイベントを引き起こしたいですよ。まずは・・・今使ってるメガネに透視機能を持たせたいですね。もしくは・・・というか、出てくる桃魔術を全部使いたいよ!!俺だってけしからん事したいよ!!
あんなこといいな。できたらいいな。某エモンで未来の道具の能力を使って全力でしずかちゃんの裸を見に行くような作品です。でも、それの何が悪い!!楽しくてエロエロで最高じゃないか。可愛い女の子たちのキャッキャウフフな場面を見たいのなら、とにかくもうオススメです。2巻も楽しみですなあ。



*1:マガスペの方が少し先だった