竹刀が飛ぶよどこまでも「放課後ソードクラブ・第1話」



新連載「放課後ソードクラブ」始まるよー!





( 」´0`)」 <おおーい!“天才”見つけてきたよー!







ドンッ!!

別マガ新連載が続々とやってきます。前号の不死身ラヴァーズも新人さんの新連載で相当なインパクトを残しましたが、今月から始まった放課後ソードクラブも相当すごい。すごすぎて、煽り文に“漫画読みに問う この才能は本物か!!?”*1とか探しました。不死身〜の高木先生が“変態”だとしたら、こちら放課後〜の永椎先生は“天才”です。最近の別マガで物足りなかった“少年漫画感”のピースを埋めてくれてます。永椎晃平先生は・・・本物やで(ニッコリ
さて、ここからすっげーどうでもいい話に移りますが、煽り文で「別マガ初の本格スポーツマンガ」って書いてあるんですよね。・・・あれ?別マガってスポーツ漫画なかったっけ???


2巻まで出てます

マックミランあるやん(白目)
全然どうでもよくない話だ!!!ま、マックミランは本格じゃなかったんでしょうか(震え声)。先月の予告とか見てて(放課後が初のスポーツ漫画だと)完全に信じきってました。まぁ、俺もこの前気付いたお話ですけどね。





剣道少年物語

放課後ソードクラブ・・・言い換えると剣道部のことですね。超有名な剣道家であり、日本最高の剣士とまで言われた父(剣持)を持つ主人公・賀家剣正*2。冒頭では父の勇姿に目を輝かせる剣正の幼少の姿が描かれます。作中、父の剣持については世界剣道選手権大会の団体で先鋒を務めたり、雷神と呼ばれたり、剣正の先輩から憧れの人と言われたり・・・。とにかくもう“スゴイ父親”であることが言われ続けます。
そうなると、剣正が父親に憧れているであろうことが容易に想像がつく反面、ちょっとしたコンプレックスになってるのも何となく分かります。というか、そもそも剣正は・・・



弱い(断言)。
・・・弱いんです。それも激弱。主人公の剣正は、偉大な父を持つ剣正は・・・超弱いんです。向上心も高く、ある程度の技術もあることが分かるんですが・・・。また、父親のことを言われるとキレる性格で、入部初日で剣道部を追い出されてます。短気は損気とはよく言ったものですね。まぁ、父親はすごいのにその息子は・・・なーんて言われたら嫌なものかもしれません。



当然、少年漫画としてここで終わるわけがありません。剣道部から追い出された後、剣正にとって大きな出会いが待っています。





謎の美少女剣士との出会い―

おおっ!!これは自分の大好物でもあるボーイミーツガールじゃありませんか!!素晴らしい・・・。
剣道をやめようと思って竹刀を投げたら・・・美少女に当たった。
そんな出会いです。しかも謎の美少女が何気に強い。剣正がボロボロにされたDQNを一掃してます(飛んできた竹刀でw)。彼女は剣士、美少女剣士です。そんな彼女に、いや彼女の剣技に惚れ込んだ剣正。流れとして当然のことながら・・・、彼女を師匠にして剣道部を見返してやろうとします。
ここでふと思うわけですが、剣正の父親ってどうしたんでしょうね?やっぱり・・・?もし居ればきっと剣正の力になってくれただろうな〜と思います。


かっけーって思っちまったんだ

というわけで、謎の美少女に剣道を教えてもらおう・・・とするわけですけど、基本的にはあまり相手にしてくれません。というか、彼女自身が・・・何というか気性が荒い?気を抜くと噛み付かれそうなほどに狂犬じみてます。これでおしとやかなお嬢様なら話は別なんですけど、言動が非常に荒々しいですw 

いや、でもこれもアリっちゃアリだな(←





弱い原因

さて、そんな美少女による指導を受けるわけですけど、そもそも論としての剣正が弱い理由の話になります。診断の結果、・・・えーっと、“相手を打つのが怖い”という結論でした。えっ!?そんな理由だったの???シュートのできないメッシみたいなものか?まぁ、剣道の場合、相手を傷つける可能性のある武道ですからね。トラウマか気性によるものか、相手を攻撃することを躊躇する剣正・・・。
彼自身の優しさなのかな〜と最初は思ってたんですけど、もしかすると父親関連かもしれませんね。不在な理由も関係してそうですし。そのあたりは今後の楽しみということで。


何もできなかったら死ねよ

真剣を持っているように見えますが竹刀です。殺気のなせる技です・・・多分。
剣道パート以外での剣正と美少女のやり取りは微笑ましいものがありました。昔からの友だちじゃないか?と思うくらいに掛け合いが面白かったです。一方で、剣道に対しては二人共とても真摯です。いや、美少女に限って言えば剣道は嫌いだと言っていましたが(その代わりものっそい強い)。で、剣正が相手を叩けないという根本的且つ致命的な弱点克服のための最終試験が第1話で行われています。
本当に弱点を克服できたのか・・・は予想通りだと思います。どうやったかは非常に見ものだと思います。言えるのは・・・竹刀が飛んでいったということ(←ほとんど言ってしまっている)。というわけで、第1話のサブタイトル「とばない竹刀はただの竹刀」ということでしたー。




そんな二人の出会い

そうそう。最後の最後で美少女の名前が明らかになっています。彼女の名前は芦原直刀(あしはらなおと)。



・・・なんか男っぽい名前なんですが。
ま、まぁ・・・最近は名前とか色々ありますからね。マコトって名前だったりして男か女かって分からないってこととかありますやん。きっとその流れですよ。あれだけ可愛くてそんなこと・・・はははは。なおと・・・か "o(-_-;*) ウゥム…



正ヒロイン?

幼馴染?が正規ルートかもしれない気がしてきた。いや、直刀くんか直刀ちゃんか分かんないけどね。





以前、永椎先生はマガスペで読み切りを描いたんですけど、その評判が良かったらしいです(ネットで調べた感じでのお話)。とにかく女の子が可愛いです。めっちゃ可愛いです。そんな絵を描く方なんですけど、まさかまさかのスポーツ漫画で、別マガへやってきました。ただ、決してこれがマイナス要素とかではなく、今回の1話目を読んで思うんですが“少年漫画”が上手い印象が強いです。というか、そっちの能力のほうが強みじゃないかと思います。これは熱い作品になりそうだな・・・と、今から期待が大きい作品です。
個人的なことを言わせてもらえば、永椎先生はジャ○プにいてもおかしくない(←あははははww いや、わりとそっち寄りじゃないか?と読んでて思ったんですよ。でも、別マガでやってるわけですよ。別マガに来てくれたわけですよ。だからこそ言いたい。だからこそ心から言いたい。別マガに来てくれてありがとう!!って。別マガを読んでいて、今の別マガにいてほしい作品だと思いました。

何気に主人公の弱点が解決してないところ、直刀ちゃん問題、誰も使ってない道場なんてのも気になる要素だった1話目。いい少年漫画を読ませてもらいました。できれば可愛い女の子がじゃんじゃん出てくればいいな〜とは思いますが。そのあたりは今後の展開次第ということで。直刀ちゃんだといいなあ。そのあたりも気にしつつ、次号に期待です。




第1話の飛んだ竹刀以上に高く高く飛んでほしい作品です。

*1:進撃の巨人第1話の煽り文

*2:賀家ってイェーガーっぽいですね