物語は新たなステージへ!一番可愛い自分でありたいよ>□<「AKB49〜恋愛禁止条例〜・13巻」



AKB49〜恋愛禁止条例〜

“元祖AKBを漫画にしちゃいました”ことAKB49〜恋愛禁止条例〜の13巻が出ました。実は週マガでもそこそこ長い連載になっていたりします。連載開始は2010年ですからね。まぁ、2010年作品とかこれしか残ってないんですけど・・・。
これまでのAKB49をまとめると、こんな感じです。

1.裏山実、浦川みのりになる。
2.研究生デビュー。1万円公演、達成できなきゃクビ決定!
3.Xデー最終日。吉永が倒れても・・・。
4.エア永さんお父さんを説得して吉永へ。
5.結成GEKOKU嬢!(←7巻あたり
6.恋愛禁止条例撤廃で愛ちゃんデレる。
7.対決Jewel編
8.グッバイ、あっちゃんさん。

総勢12巻。好きな子の夢のために女装して、いつの間にかAKBを席巻していた主人公のみのり。研究生として紆余曲折ありましたが、13巻でようやく研究生の上へと行く・・・のか?その前に、まずは第4回の総選挙場面にて。



第21位!浦川みのり!!

第3回の総選挙では41位と42位にみのりと愛ちゃんが入っていました。しかし、第3回の総選挙では現実世界でも40位までしか公表されていないんです。つまり、みのりたちが何位であろうと現実世界とは全く関係ない話。正史を侵していない結果でしかありませんでした。
そして第4回では・・・みのりたちがランクインしたわけです。ガチAKBヲタの皆さんからすれば研究生ですら正史だと言われるかと思うんですけど、まぁそこは目を瞑っていただいて、現実世界の総選挙では“無かった”、”あり得ない”結果がここにあります。現実世界では違う誰かがいた場所に、漫画ではみのりがランクイン。ちなみに、21位は佐藤亜美菜さんでした。ここが本当の分岐点。ここが本当のAKB49。現実と漫画が交わりはじめた瞬間・・・。
なお、愛ちゃんは32位。吉永は49位。64位に春子が入ってたり。くそっ!俺の愛(CD枚数)が愛ちゃんに届かなかったか・・・。


というわけで、AKBのシステム上、みのりと愛ちゃんはアンダーガールズ、吉永と春子はフューチャーガールズとしてCDのメンバーに選ばれてます。16位以上はいわゆる選抜メンバーと呼ばれるA面の曲を歌えるメンバー(露出が増える)。それより下位のメンバーも、ある程度の順位同士で曲が出せます。まぁ、そのあたりはAKBさんのHPでもWikipediaでも見てください。漫画でも全く一緒です。




あれ・・・吉永の49位って、フューチャーガールズのセンターじゃないか!!!フューチャーガールズは49〜64位まで)




そんなわけで吉永が初のセンターに戸惑っています。AKBのセンターを目指す者にとっては避けては通れない道なんですけど、ちょっと重たかったかな??という印象。確かにGJ時代もどちらかと言えば、みのりや愛ちゃんの後ろってイメージがありましたしね〜。ちなみに「Show fight!」という曲なので、機会があれば聴いてみるといいかもしれません。曲はギンガムチェックに入ってます。13巻と一緒にどうぞ。



春子のゲキ!

でまぁ、センターの重圧に負ける吉永にゲキを投げかける春子なわけですよ。この場面が超熱い。何気に春子っていい場面持ってますよね。研究生で一番優遇されてる気がします。研究生の中でもみのりたちとは違って下であると認識しているからこそ出てくる言葉たち。・・・すごく重いです。GJを経験している三人は“推され”である。でも、自分はそうではない。そんな人間だからこそ、掴んだチャンス(フューチャーガールズ)を離したくない。それなのに、そのセンターがクソだとチャンスが消えてしまう・・・。
当然、友人であり仲間である吉永だからこそ春子はここまで言ってます。仲良しクラブではなく、厳しさも必要なんですよ。プロですからねぇ。春子といえば、やはり吉永髪切り事件ですか。あれに負けないだけの熱い展開だったと思います。このゲキの後も熱いんですが、それは確認してください。


私が一番可愛くいてみせます!

春子のおかげで、目が覚めた吉永。ここから彼女の本当の脱皮が始まります。というか、非常に重要な回だったと思います(13巻以降の単行本話を読んだ感想)。ここから、みのりがいないと何も出来ない印象が徐々に消えていきます。センターってそんな人間だからこそなれる場所なのかもしれませんね。
みのりは周りを輝かせる天才。愛ちゃんは可愛すぎて存在がセンター。そして、吉永はアイドルとしての覚悟をしっかり持った正統派のセンター素材。GJの3人は三者三様の姿を見せてくれます。





僕らの愛ちゃんはB!!

そして、ついに組閣です。これはニュースでも見た人がいるかもしれません。AKBのメンバーの多くが、日本国内、日本国外の関連グループへと移籍しています。おっと、指原のアレとは違う話ですよ。さて、愛ちゃんは希望通りといかずチームBでした(希望はチームAのセンター)。まぁ、前々から愛ちゃんはBだと思っていましたよ。Aも無くはないですが、なんとなくBっぽいです。これはちょっと説明しづらいですが・・・。可愛いからねぇ。



そして、みのりと吉永は・・・







AKBG国内全兼任!!!







もっと上へ!!

AKB48のチームA、チームK、チームBはもちろんのこと、SKE、NMB、HKTを兼任します。おおっ、何か響きはすげー・・・けど、それって愛ちゃんハブじゃねーか!!!!!おおおおおおい!!!愛ちゃんを勝手に外すんじゃねえ!愛ちゃんあってこそのAKB49だろ!おい!おい!!(←愛ちゃん推しの叫び
まさか本当にチームBになって以降、ほとんど出てこなくなるとは・・・俺も思わなんだよ。トホホ・・・。というわけで、愛ちゃんを除く、みのりと吉永という頼りない二人は全兼任となります。ここのあたり今にも走り出しそうな曲をかけて読みたい場面ですね。あと、これ以降は完全に独立したストーリーとなります。





吉永父「私の娘にアイドルを・・・」

13巻はぶっちゃけ吉永のためのお話ばかりだったように思います。吉永の成長が本当に多く描かれてます。彼女が正規のヒロインであることを意識させられますね。春子とのフューチャーガールズ話はもちろん、13巻終盤の家族回は涙涙の物語でした。以前、吉永は家を追い出されています。勉強勉強勉強をずっと押し付けていた吉永父。どうしてもアイドルをやりたいなら、家を出ろと言われ・・・。
そんな父親が吉永のために、娘のために、学校に頭を下げに来ました。吉永の学力は全国区なレベルなんですよねぇ。高校からしても、有名大学に入ってもらいたいでしょう。もちろん進路希望相談でも、大学を激押しされてます。将来を考えればどちらが正しいか。アイドルか学業か・・・。そんな場面で頭を下げて、娘にアイドルをさせてやってほしいと言いに来るわけです。年を取るとね・・・目頭がね・・・、熱くなるね・・・。絶対にアイドルなんて認めてやらんと娘を追い出し、でも娘の頑張りを見て、せめて力になってやろうと頭を下げに来たわけですよ。絶対に頭も固く、プライドも高いお父さんでしょう。そんな人が“娘のため”と学校へ。とってもいい場面です・・・。




吉永にとっての課題(家族問題)もひとまずの解決を見ます。あとは・・・羽ばたく二人が描かれるだけですね。愛ちゃんが出てこなくなるのは寂しすぎるけども・・・。そういう意味では巻末漫画は重要ですね。愛ちゃん、愛ちゃん、愛ちゃんっっっっ!!!愛ちゃん、俺だー!!!愛してるぞー!!!
13巻まで来て全く熱が衰えませんね。そろそろ今から入る人にとっても追いつくのが難しい状態になってきている不安はありますが・・・。アイドルにちょっとでも興味があれば、とてもオススメの作品です。熱い、本当に熱い。アイドルは可愛いだけじゃないことをしっかりと描いています。ライバルのももプロZ、週マガのAKB49、この二つはアイドル漫画最強ですな。みんな読もうぜ!