これは漫画じゃない!ももクロそのものだ!「ももプロZ・2巻」



抱 腹 Z 倒 !
(1巻→http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20120907/p1

月刊少年ライバルの2012年最大の功績はももプロZ」を始めたことだと思います。俺はこれを“ライバルの奇跡”と呼んでいます。今では紅白にも出るようなアイドルとなりましたが、連載当初はまだイロモノアイドルの域を出ない、またテレビの露出もそれほど多くなかったと記憶しています。それでもももクロ"に目をつけて漫画化しようとしたライバル編集部さんには称賛以外の言葉が出て来ません。ももクロがあるからこそ、ももプロがある。ただ、そのももクロに先行投資をしたというのは・・・ただただスゴイ。


ぷろれす!・・・ではありません

さらに言えば、作者の小城徹也先生という天才が担当したというのも恵まれていたように思います。デフォルメ上手すぎ。それでいてメンバーがソックリ(特徴の捉え方がバッチリ)。あと、ネタが秀逸すぎるんです。ももクロ好きが読めば全ページにわたり“あるある”感たっぷりのネタでありながら、知らない人にとっても“面白い漫画”として認識できるレベル。言い換えれば、ももクロという存在が漫画みたいなもの、ギャグみたいなものなんですけどね・・・。
内容はももプロという女子プロレス団体の楽屋裏を描いたもの。試合描写はないんですけど、ファンのために日夜努力しています。何でプロレスなんだ?と思ったでしょうか。この時点でももクロ好きかどうか判別出来ます。ももクロと言えばプロレスです。いや、もちろんプロレスを本当にするのではなく、ライブのあちこちに散りばめられたプロレス的ノリは既にお約束。なお、ただ単にマネージャーやスタッフがプロレス好きな模様。
まぁ、あまりプロレスに関係のないことばかりやっている気もしますけどね(←



言いたいことは大体言ってしまった(←!?)ので、とりあえずメンバー紹介をしておきますか。





左:百田夏菜子、右:玉井詩織

ももクロの便利なところは色で会話ができることでしょう。あと人数が少ないこと。一般の人からすると、ももクロの○色という覚え方は非常に簡単なんです。本当は名前とか全部全部知ってもらいたい・・・んだけど、認識してもらうだけでちょっと嬉しいという複雑なファン心理。
戦隊ヒーローのリーダーといえば赤!というわけで、ももクロのリーダーも赤色。通称、かなこぉ↑↑です。作品でも中心的な役割を担っており、基本アホなので、皆がサポートしながら?話が進んでいきます。というか、かなこのアホネタ多いですね!逆に言えば、この子がいるからこそギャグ4コマとして成り立たせやすいのかと思います。また、一番の元気印だと思います。ももクロでもアクロバティックなダンスを担当しており、彼女こそがももクロの象徴だと思います。
そして、黄色担当のしおりん。天才です(多分)。極度の飽き症の持ち主であり、黄色担当ということで食いしん坊担当でもあります。まぁ、分からない人には唯一のショートカットの子だと覚えてもらえれば・・・。2年前に初のアルバムが出た時にショートカットにしたんですが、それ以来ずっとショートカットです。ショートカットしおりんはすんごい可愛いですよね〜。あと、かなことベタベタする、通称ももたまいが人気高いです。ちなみに公式だからな!公式でももたまいだからな!!遠征あったら一緒に寝てるんだからな!!ももプロでもこのももたまいは絶好調です。やったね!


まさに玉井!!

結構テキトーな女の子でもあります。ももクロのメンバーって結構真面目な子が多いんですよ。そんな中にあって、しおりんの適当さはいいクッションになっているように思います。そのおかげもあって、例えば作中で皆同じ方向を向いて話を進めているのに緩急を付けてくれる存在でもあります。まさに玉井!!(←どっかで見たことあるね




佐々木彩夏

ももクロのアイドルでピンク担当のあーりん。俺の推しだよ☆ミ そもそもももクロってアイドルでしょ?何でももクロのアイドル担当なんてのがいるの?そんなの簡単です。だって、あーりんなんだもん。それ以外言いようがないですよね。もしくはももクロという存在がアイドルではないナニカという可能性もあります。あとあれだ。お前らがしょっちゅう太った太ったってうるさいあの子だよ。でも、甘いモノが大好きなんだからいいんだよ!あーりんはそれでいいんだよ!!!
あーりんはももクロ最年少の女の子。それなのにMC担当。裏を返せば一番まともということ。作中でもしっかりとツッコミをしてくれるぞっ!とても有能です。実はサバサバした性格なのに、「あーりんだよぉ」と俺達に言ってくれるありがたい天使。GPSでママに監視され、勝手に何もさせてもらいえない女の子。通称、箱入りあーりん。うん、ネタでもなくガチで箱入りだからすげーと思う。




有安杏果

ゲロッパ!ももクロの緑色、ももか。ちょっぴりおバカな小さな巨人というキャッチフレーズを持っています。小さな巨人であることは認めますが、ちょっぴりおバカという部分にはいまだに謎が残ります。素でバカなんじゃないかとずっと思ってる(ももかファンの皆さん、ごめんなさい)。礼儀もしっかりしてる。それでいて真面目。だけど、一般常識が足りない気がする・・・。まぁ、そこがいいんですけど。真面目なのにバカってのが逆にいい。
これは持論ですが、ももかとれにちゃんを可愛いって本気で言い始めたら、完璧にももクロにハマってしまってると思う。ももクロ好きの行き着く先は緑か紫。




高城れに

紫色担当のれにちゃん。ももクロ一番の飛び道具だと思う。全員がオチみたいなキャラなんだけど、彼女は大オチ。そんな存在です・・・が、作中では意図的にか大オチにはしていない印象があります。むしろ不思議ちゃんキャラ。本人は否定していましたけど、大体作品通りだと思います。一人だけどこを見ているか分かりません。
ももかとれにちゃんについては、二人で“推され隊”というのを結成して(させられて?)います。表紙の立ち位置を見れば分かると思いますが、基本的には彼女たちが後衛です。ももかに至っては一番小さいのに後ろなんです。推され隊とはつまり、事務所から推されたいという意味。決して人気が低いわけではない(と思う)んですけど・・・。噛めば噛むほど味が出るタイプだと思うんですけどねぇ。



まぁ、そんな存在自体がギャグ漫画のような存在のももクロ。彼女たちを題材としたももプロZ。すごく・・・面白いです。







ももクロ特訓中(若干イメージが異なります)

最近、できることならももクロという存在を知らないまま読んでみたかった・・・と思うことがあります。漫画として純粋に楽しみたいという意味です。純粋に“何だこいつら、ププププ”という状態で読みたかったんですよ!!でも、この子ら知ってると・・・可愛くなるじゃないですか。ええんやで(にっこり)とか言いながら読んでしまうじゃないですか。もちろん可愛らしさを堪能する漫画だという楽しみ方が間違っているわけではないんです。むしろ、ライバルはそうしようとしている気がするんです。ただ・・・、講談社好きとして、この作品をバイブルとしてももクロを学んでみたかった。
まぁ、知ってる人にも知らない人にもバランスよくやっているように思いますけどね〜。あと、どうでもいいけど、↑のコマ・・・講談社関係ないね。困ったね。


あり得ないも実現します

数々の奇跡を起こしてきたももクロでもさすがに起こせないことだってあります。例えば2巻収録のしおりんとももかの入れ替わり話なんて最たるものだと思います。ぶつかったしおりんとももかが入れ替わる。そしてかなこにベタベタするしおりん。でも、見た目はももか。うわー!!これは見てみたい!!何か逆に見てみたい!!!そんな出来事がいっぱい詰まってます。ももたありやすなんて・・・なかなか無いだろwww
きっとやらんだろうけど漫画だからやれる。それがももプロZのいい所ですよね〜。モノノフはきっとニヤニヤすると思いますぜ。





とりあえずまぁ・・・笑ってやって下さい。それが一番いいです。本当はね?本当は・・・彼女らが面白いのなんて飾りなんです。ライブで見せてくれるパフォーマンスが本当は一番すごくてねぇ・・・。あと、素直さが眩しくてねぇ・・・。あ、素直さはももプロZでも出てきてますね。かなりにじみ出てると思います。ももクロって何かすげーな!→よくよく見るとメンバーが面白いの内の面白いの部分を集めたのがももプロZでしょう。
あと一つ問題があるとすれば、実はまだ限定版を手に入れてません・・・。1巻の限定版を見る限り、ももクロ好きには堪らない内容になっていることは必至。ライバルさ〜ん、部数少なすぎですよ〜(困)。近くの本屋にはなかったですよ〜。あとで大きな書店で買ってきます・・・。(←なかったらどうしよう汗  あと、電子書籍版も出てるらしいです。手に取りやすくなって便利だね!!
モノノフにとっては納得の出来。ももクロを知らない人はきっと彼女たちが好きになる。ももクロを知ってる人も知らない人も。すごくオススメ作品です。冊数が少ないらしい(公式アナウンス)ので、見かけたら即買いですよ!!




講談社ブロガーがたまたまももクロ好きというのも・・・めぐり合わせだなぁ。怪盗新規っす、サーセン