ハロルド作石・・・復活!!!・他「月刊少年マガジン・1月号」

ハロルド作石・・・復活!!!



表紙はハロルド作石新連載

BECKは今でも心のなかに残り続けている作品です。何度も何度も泣いて、悲しくてじゃなく感動して泣いて。自分の20年以上ある漫画の歴史の中に今でも輝き続ける作品です。大好きでした。本当に大好きでした。そんな素晴らしい作品を月マガに残していったハロルド作石先生が帰って来ました。月マガに帰って来ました。素直にお帰りなさいと言いたいです。しかし、もう5年も経っていたんですね・・・。ちょっと驚きです。今でも昨日のような思い出の中にいるため、もにょもにょ感がすごいです。
BECKという看板が去った後、月マガを支えていたのは海皇紀でしたかね。その次はcapeta。終わっても終わっても決して折れない柱が立ち続ける雑誌、それが月刊少年マガジンでした。そんな雑誌も、今では若手漫画家さんの台頭もあり、2012年最強雑誌となりました。そこにハロルド作石作品がやってくる。今年のジャイアンツにダルビッシュを連れてきたようなレベルで凄いことになります。これは事件です。2012年最後の大事件です。


漫画家漫画!!

新連載のタイトルは「RIN」。ヒロインの凛から取っているんでしょうかね?主人公の伏見くんは漫画家志望です。退屈な日常の中、漫画を描くことだけが生きがいのような生活を送っていました。しかし、渾身の作品は持ち込みでダメ出しをくらいます。失意の中、それでも描き続けることを決意する1話目でした。
ヒロイン候補として、謎の力を持つ凛ちゃん、そして伏見くんと同じ学校でありイケてるグループに属する本多さんが登場しています。・・・正直言います。まるでBECKの最初の頃を読んでいるような気分になりました。コユキの場合はギターに出合う前から描かれており、伏見くんは既に漫画に出合っているところから描かれているという違いはあるものの、漫画としての空気、雰囲気はBECKで感じたものと非常に類似したものになっています。これは期待できる!!
あとは、ヒロインズが伏見くんとどう関わるのか。伏見くんの漫画がどうなるのか。特にこの“漫画家漫画”である点が非常に気になるところ。BECKではライブの一瞬を切り取って読者を感動させてきましたが、漫画という題材で何が起きるのか。何を魅せてもらえるのか。今からワクワクが止まりません。来月の話が早く読みたい!!!





○雪の覚悟を見た



三味線で食っていく

青春三味線ストーリーましろのおとが新たな局面を迎えています。井の中の蛙だったのかもしれません。自分が満足する音を鳴らしていた時代から、人に聞かせて“勝つ”音を鳴らせようと動き始めました。よくよく思い出してみると、1巻では三味線を聴いたことのない聴衆に、高校に入ってからは知り合いばかりにしか三味線を弾いてきませんでしたね。三味線を知っている人間に聴かせ、そして負けた。団体戦ならまだしも、個人戦は田沼総一に完敗という現実。爺ちゃんの音か雪の音かで迷った面があるとはいえ、次のステージに上がらなければいけません。
というわけで、雪の取った行動は竹千代に会いにいくこと。まぁ、あの母親を頼るよりはかなりマシだとは思います。竹千代の店で練習し、雪の音を見つけようとしていくんでしょうねぇ。まずは人に聞かせる場所が必要なんです。あえて母親の手のひらを抜け出し、田沼家にも頼らず、自分だけで立ち上がろうとしている雪を応援したくなりますわ。いや、本当に頑張って欲しい。というか、あの母親を見返してやってほしい。
一方で高校部活編(愛好会編)が終わりを迎えています。朱利はどうするんだろうか・・・。





○おめでとう、ひよりが高校デビューに成功したよ!



シクヨロ☆(中身は夜トです)

かわいそう。本当にかわいそう。夜トがひよりのストーカーになった時もかなり同情したんですが、今月号では夜トがひよりの体を乗っとり、高校でやりたい放題やっていました。ひよりにはどうしても言ってやりたい。夜トと縁切った方がいいよ・・・。
かくして、高校デビューは成功するんですけど・・・、ここ中高一貫校なんですよねぇ。皆知り合いばかりなのに、高校デビューをかます(かましたと思われた)ひより。男性陣を篭絡し、先生をも手玉にとり、挙げ句の果てには「時化た学園だ」という一言。学校の裏サイト?では“男だけど抱かれたい”“女だけど抱かれたい”“先生だけど抱かれたい”のレスの嵐。たった一日でひよりは有名人になってしまいました。・・・かわいそう。
話は変わり、神の世界では一悶着あったようで。毘沙門天が他の神とモメていました。当然といえば当然なんですが・・・。仮面についても言及されており、色々ときな臭い感じがプンプンしてます。もしかすると、人間界から神界の話に変わっていくのかも??もう一つ気になるとすれば、仮面シリーズがひよりにロックオンしているのもちょっと・・・。こんな時だからこそ夜トの暴走には参っちゃうNE☆ 本当に頼みますよ、夜ト・・・。





○フランク・クラウザーがやってきた



GOヒダ

これこれこれ!!!これだよ、これ!!やっぱり飛田さんの横にはフランク・クラウザーがよく似合います。「修羅の門」の無印時代での飛田対九十九でも、フランク・クラウザーがいたからこその名試合を演じたと言っても過言ではありませんから。飛田+フランク・クラウザー=最強です。
そんなわけで、フランク・クラウザーが登場するほどに、ちょっと飛田さんがピンチ目です。というのも、ヒザの怪我を庇うために体重を絞ってきました。その分、スピードが生かせ、打撃に特化した戦いが可能ではあるんですけど・・・。いかんせん重量級相手では体重が軽すぎます。ということは寝技勝負というのも必要なんですが・・・。ヒザが悪い中でどこまで戦えるのかが心配です。大会前は噛ませ犬でしかないだろうと思っていたんですけど、フランク・クラウザーが来たということは勝ってもらわないと困ります!!





孫六vs韓国がありえそう・・・



コリア困った

案の定、世界戦へと突入したなんと孫六。日本チームはさておき、韓国チームの鼻息が荒いです。あんまり覚えてないんですけど、韓国がマウンドに旗を立てたのって、日本が何かしたんでしたっけ??何か今年のWBCでもまたやりそうな気がしてなりません。
とまぁ、孫六で何で韓国を描いていたか〜というとですね、日本チームと違って一致団結しているからなんですね。逆に言えば、日本チームはちょっと不協和音があるようで。もちろんその中心は孫六です。あと、孫六に無理矢理連れてこられた永淵強も・・・。しかしまぁ、このシャイアンズというチームの選手は心が狭いですなぁ。そういえばオーナーも心が狭かったような気が・・・。俺が大好きなジャイアンツとは何も関係がないから良かった良かった。





○公生、ピアノ続けるっす



ボクはピアノを弾いてもいいんでしょうか

何だかんだでかをりちゃんによってピアノを弾かさせられる公生。好きな子からの依頼だからね。しょうがないね。ましろのおとと同様に四月は君の嘘でも新展開を迎えようとしています。コンクールを通して吹っ切れたようにも見えるんですが、かをりちゃんが選んだ曲に複雑な思い出があるようで・・・。どうしても母親を思い出してしまうらしいんですが、かをりちゃんがあえて“公生の家で使い込まれた楽譜”を選んでいたような。鬼教官、ここに極まれりって感じです。
そんな中、師事することになった紘子さんが公生にアドバイスを送っていました。母親に酷いことを言ってしまったことを後悔し続ける公生。そんな公生の弾いてもいいのかという問いに、迷いがあるなら弾くべきだと回答しています。よくは分かりませんが、きっとピアニストとしての回答だったんでしょうね。公生にとってピアノを弾くことで母親は思い出させられるものです。一方で、弾かないと忘れることもできないんです。難しいものですね。
今月号のお話の冒頭で、少し気になるお話があったり。紘子さんは“2年間公生に近づかなかった”ことを落合先生から言われているんですが、どうして近付かなかったんでしょうね〜。確かに急にやってきた感がありますし・・・。深い理由があれば聞いてみたいものです。まぁ、最も気になるのはかをりちゃんの存在に違いないんですが・・・。いや、まじで死にそうで怖い。かをりちゃんが死んだら、母親以上のトラウマが生まれそう。やだ、怖い。





○源さんスゲーっす



源、俺はお前が分からない

capetaのマカオ編も相当に盛り上がって来ました!!源が起こしたクラッシュで、セーフティカーが投入。そして、今月号では1位を抜き去り、トップに躍り出ています。セーフティカーについてはカペタも出そうと思ってやめています。セーフティカー登場後の抜き去りもカペタはやろうとして失敗(2位になってます)。全てにおいて一歩だけカペタより源が抜きん出ています。強いです。だからこそ、予選でのコツンが理解できないと憤りを感じているようです。
ずるさ、狡猾さ、経験、あとブレーキングについてカペタより上手なんですよねぇ。逆にカペタが勝っているものってなんだろう・・・。車の扱い方ですかね〜。あと何度抜くチャンスがあるかは不明ですが、難しくなってきましたなぁ。源さん、強いっすわ。源にしろカペタにしろ自分をアピールしないと後がなかったりするので、どちらにも勝ってもらいたいんですが。1位は1人しかなれませんから(当然)。これまで読んできた気持ちとしてはカペタに勝ってもらいたい。でも、ここで勝ってしまっていいの?という意味でも源が行くかもなぁと思ってみたり。もしかするとカペタがぶつけにいくかもしれませんが。何にせよ源速すぎ。





○雫さんスゲーっす



雫さん(ドヤァ

タタラとマコのコンビで盛り上がったと思ったら、先月号はガジュのお話、そして今月は雫さん。そんな「ボールルームへようこそ」でした。いや、雫さんのダンスが実はすごいってお話だったんですけど、そういやアマでもトップの選手だから当たり前なんですよねぇ。いや、マジで素人はタタラだけですなぁ。
「雫を倒して組解消してこい」とは仙石さんのお言葉ですが、目標はガジュたちの組を解消させて、タタラとマコも組解消です。今のままの方がガジュとマコにとっては良いんでしょうけどね。目標とはちょっと違うのが残念なところです。ただまぁ、目標は達成できるかなぁという印象です。今月号のラストを見る限り、一筋縄で行かないようですが。ラスボスはガジュではなく、雫だったか・・・。
ガジュに支えられ・・・ではなく、ガジュを支えて、尚且つロマンティックな顔で踊る雫。清春母からも“怖い女”だと言われるほど。もちろん褒め言葉です。というか、雫も本気にさせられたんでしょうねぇ、タタラに。清春を焚きつけ、ガジュを燃えさせ、マコを成長させ、そして雫がガチンコになってます。今までの雫が本気じゃなかったとは思いませんけど、熱の入り方が今までとは一段回違うかも??ちょっと来月号が楽しみですね。実に待ち遠しい・・・。