日本よ、これが市川春子の初連載だ・他「月刊アフタヌーン・12月号」

○日本よ、これが市川春子の初連載だ



表紙は市川春子先生

ついに市川春子先生が連載を持つことになりました。市川春子先生といえば、新人であるにもかかわらず短篇集を2冊も出している鬼才。読み切りを描けば高評価の連続。短篇集を出せば漫画賞にノミネートされる。四季賞出身のアフタヌーン秘蔵っ子です。そんな市川春子先生が連載をする。これは相当・・・期待が高いです。


世界観が独特なのです

記念すべき連載作品のタイトルは宝石の国。先生と呼ばれる謎のお坊さんと、30人近い宝石?で体が構成されている少女たちのお話です。彼らは月からやってくる予兆の黒点と呼ばれる仏様?のような存在と戦っているようです。なお、その予兆の黒点は少女たちの宝石の体が目当てのご様子。物語としては、予兆の黒点との戦いに参加させられない1人の少女・フォスを中心に描かれています。
市川作品は好きなんですけども、どう評価をすればいい作品なのか皆目検討もつかないというのが本音。もっと高尚な漫画語りができる人の方が良さを書いていると思いますんで、そちらをどうぞ〜という気分でいっぱいです。このブログに載せるにはレベルが高すぎる・・・。まぁ、さすがに連載作品の第1話目ということで、謎だらけの状況というのも拍車をかけているように思います。進んでいく内に徐々に理解できるのかな〜と期待しています。これが10年作品になるとは微塵も思っていませんが、市川ワールドを存分に魅せてくれたら最高でーす。
ちなみに、この作品は過去の自分の作品(HPでアップしていた模様)を使っているようです。市川先生はどんだけ引き出しを持っているんでしょうね。勝手なイメージですが、枯渇しない作品数を保有している印象があります。何にせよ始まったばかり。毎月(←多分)市川先生の作品が読めるということを喜ぶべきでしょう。日本よ、これが市川春子の連載作だ!








○ブラボー、ユイコさん!!



ブラボー!ブラボー!

実はアフタヌーン一押し作品になっている今日のユイコさん。超オススメです。目つきが悪く、色々とめんどくさい(お堅い人)ところはありますが、時折見せる可愛らしい部分がたまらないっす。俺もユイコさんに叱られたいわー。
今回は水着回でした。現実世界が冬に突入しようとしていますが、水着でキャッキャと遊んでいました。そんな中、露出性の高い水着を着て、「下品じゃないかしら?」と心配するユイコさん。パーカーを脱いだら、それはもう注目の的ですよ。彼氏のトモヤのためにパーカーを脱いだ?いや、知らんがな。これは読者サービスですよ(バンバン)!!最後のご褒美も素晴らしかったっす。水の中なら水着姿をじっくり見ていいとか、最高のご褒美っす!!







○終わる作品が色々と・・・



幼軍隊終了かよ・・・

「幼軍隊」は俺にとって癒しでした。巨乳のねーちゃんが幼児を訓練する。たったこれだけのお話なのに、かなり癒される作品でした。長期連載作品ではないのかな〜と最初から思っていたものの、もうちょっと長く読みたかったですわ・・・。せめて単行本2冊くらいはねぇ。とても残念です。
いや、それにしても幼軍隊の教官でもある主人公の鈴原がもろ好みでした。つり目の女性が頑張ってるのが好きなんですよ。あーあ、鈴原と結婚してーなーとか毎月思っていたのはナイショ。そんな幼軍隊は来月に単行本が出るそうです。次回作も構想中とのことなので、あわせて楽しみです。




ありがとうございまんた

幼軍隊に加え、ハトのおよめさん「ネクログ」も終了。ネクログはいい終わり方をしたなぁという印象です。ハトよめは最終回が全く意味が分かりませんでした。いや、分かろうともしなかったけども・・・。13年もやってたんですねぇ。俺・・・高校生だったわ。長い。すこぶる長い。まぁ、アニメ化もしてますし、とてもいい寿命の全うの仕方をしたかな〜と思ってます。やろうと思えば、あと10年はできそうでしたけどw
なお、カブのイサキ爆音列島が次号で最終回。一気に消えてしまうようですね。印象としてですが、どうもグフタとあわせて四季賞を重要視しそうな感じですね。最近、四季賞以外で連載持ちor読み切りになった人ってそれほど多くないのでは?まぁ、元々四季賞出身者が多いのは多いんですけど。せっかくなので、久米田先生とか連れてきたらどうです?ちょっとカラーは違うと思いますが、意外と・・・?






ディスコミュニケーションが出てます



黒子の・・・?

今月の謎の彼女Xは黒子学でした。当たり前ですが、皆さんも女の子の黒子って見ますよね??作中でも語られていますが、白い肌に黒子があったりすると見ちゃいますわ。・・・えっ、見ないとかありえないんですけど。
なお、卜部はどこかいやらしい場所に黒子があったようです。ふむ、一体どこに黒子があったんでしょうねぇ(ニヤニヤ)。ただ、自分の黒子の位置ってどの程度知っているのか・・・って考えると、あまり気にしたことなかったですな。今度数えてみるので、いつかご報告します(←いらん
そうそう、植芝先生のデビュー作であるディスコミュニケーションが新装版になって出ています。これはかなり素敵な出来事ですよ。名作も名作。植芝先生を語る上では外せない名作です。ただ、始まったのが自分でも小学生くらいの時期。今の時代に読もうと思ってもなかなか見つからないというのが実情。そういう時代にあって、こうやって新装版が出るというのはいいね!!この流れは、もしかすると・・・夢使いまでいっちゃう???







○グフタが出張してきましたね



月刊化!!

グフタことgood!アフタヌーンの広告が入っていました。創刊からずっと隔月誌でしたが、今度から月刊誌に格上げ?するそうです。最初の頃の陣容とは多少、いや大幅に?変わっていますが、面白さは変わりませんよ(自信満々)。また、月刊化に伴い、四季賞出身を優遇しそうな雰囲気???まぁ、四季賞という特殊な新人賞があるのを考えると当然のことだと思います。あとは、太田モアレ先生がもうちょっと載る回数が増えればなぁ・・・。
広告にも書いてありますが、ウィッチクラフトワークスで超重大発表があるようです。うーん、作品の内容を考えると・・・アニメ化が妥当でしょうか?いや、そうであってほしい!!そうなるとグフタで初のアニメ化作品になるんですよね〜。仮にアニメ化が決まったら、「キルウィザード」の続きとかどこかでやらせてもらえませんかねぇ。地味ーに好きな作品だったんですが、消化不良なので。是非是非、どこかでお願いします!!



俺は納得いってない!!!

今月号にはグフタ大プッシュ中の悪の教典が読み切りで登場していました。以前、単行本の感想にも書いたんですが、映画で酷いネタバレを見てしまいました。ずっと漫画で読もうと内容を楽しみにしていたのに、まさかまさかのところでネタバレをされたことが悔しくて悔しくて・・・。まぁ、そのネタバレ内容が、今月号の読み切りに出ていて2度ビックリだったんですよねぇ。おいおい・・・。グフタ読者は置いてけぼりかよ。
映画の件を含めて、こんなところ(アフタ本誌)で重要な内容を暴露するとか、納得いかないよ!!・・・でも、作品自体は面白い。嫌いになれないほどに、面白くて、くっ、悔しい・・・(ビクンビクン)。






四季賞的読み切り



サムライのあと

何か今月号は四季賞のことばかり言っている気がします。というわけで、今月号では去年の春の四季賞で特別賞を受賞した田沢ユタカ先生が読み切りを描いていました。タイトルは「サムライのあと」。2011年春の四季賞って実はそれほど自分の中で評価が高くなかったりします。田沢先生の作品に対しても軽い苦言を呈していたんですけど、いやはや、今月号の読み切りはなかなか面白かったですばい。
四季賞の時は剣道漫画を描いていたんですけど、今回の作品でも剣術を描いていた部分もあるため、そちら方面が好きなんだなぁという印象を受けました。ただ、今回の読み切りは明治時代を描いたものです。時代の変化という部分も含め、自分が変わる、自分が成長するという内容でした。・・・というか、武士ニートが頑張るって内容ですかね。まぁ、どの世の中にもあーだこーだ言いながら何もしない人間っているものです。主人公もその例にもれず、居場所は布団の中という残念武士もどき。明治の時代になり、軍に入ったり、勉学に励んでみたり、警察になってみたり。最後には男を見せるわけですが、人間やろうと思えばだいたいのことができるわけですよ。できないのは・・・カズフサくらいですなあ。あはははは。
四季賞で描いた作品と、本誌読み切り、連載作で読んでみる印象は大きく違うものです。田沢先生もそこそこのページ数の方がやりたい内容をやれている気がします。というか、俺好みなだけです、はい。そんなわけで、これからアフタもグフタも四季賞作家をどんどん投入しそうなので、楽しみが増える足がかりとなる作品でした。できれば連載もできればいいですね〜。待ってます。






斑目、その後・・・



告ってきたから振った

前回(http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20120925/p1)で見事に玉砕した斑目。今月号は仲間にご報告する〜という内容でした。斑目の結果を楽しみ&不安に待つ面々、笑顔で“振った”と言う咲ちゃん、照れくさそうな斑目がとても印象的です。げんしけんを最初から読んでいる人間からすると、斑目には本当に「お疲れ様でした」と言ってあげたいです。ただ、告白の終わりは斑目にとってもげんしけんとの関わりを持つ意味、意義がなくなってしまうということ。皆さんも、知り合いの背中を押してみたら洒落にならんかった・・・なんてことありませんでしたか??今回、げんしけんの面々が斑目に与えたチャンスはそういうことなんです。
少なからず、波戸くんは後ろめたさを感じているようです。まぁ、今後の斑目がどうなるかなんて誰にも分かりませんからね〜。むしろ、笹原妹が積極的だったのが・・・・・・・・・・・・・・・ね!ね!!


ハーレム作れるから辞めんな

げんしけんから離れようとした斑目を引き止めたのが、咲ちゃんだったというのがもう・・・ね。告白前も告白後も斑目げんしけんという場を与えているのが咲ちゃんなんですよ。そう考えると、告白は断られたものの、斑目にとって咲ちゃんってのは超超超重要人物です。そんな恋愛ハンターの咲ちゃんが斑目げんしけんに残れと言った。そう、何かを感じ取ったわけですよ!!
もちろんコーサカ含めたハーレムルートではありません(ただ、ハーレムルートの話題には笑ったw)。あの最後の引きが・・・ニヤニヤしてしまいます。来たか、来てしまったんか!!それはそれでアリだと思うよ(意味深)。ただ、なんというか・・・斑目にも良い事があってもいいじゃない。そんな良い事のキッカケができそうな終わり方でした。
何にせよ、今回のお話ではハーレム話と初期斑目がかなりツボでした。うーん、早く単行本でまとめて読みたいですね。ええい、単行本はいつ発売なんだ!!楽しみすぎる。