ゴール裏の魅力を知るのは難しいです「GIANT KILLING・25巻」



帯を取ると・・・?







ナイショのカツラが!!


副会長かわいそう・・・。でも、25巻の内容を考えると、これくらい痛い目を見たほうがいいですよね。・・・と、いうわけでGIANT KILLINGが25巻になりました。時間のかかりすぎるスポーツ漫画が多い中で、わりとサクサク話が進んでいるように思います。こういったテンポの良さもジャイキリの魅力かもしれませんね。
さて、前巻からサポーター物語が始まっています。もちろんメインは羽田さん。試合じゃないストーリーのため、わりと中だるみ感を醸しだしたかもしれませんね。ただ、ジャイキリが選手・監督だけを描く作品ではなく、サポーターや運営を含めたクラブの漫画だということを考えれば避けて通れない話題です。そして、自分としてはこの話題がとても好きだったりします。


昔見た光景・・・

ジャイキリの主人公といえばタツミになるわけですが、彼の選手時代はそれはもう大盛り上がりだったようです。我が町のヒーロー。日本代表に選ばれたり、タツミがいればチームも強い。・・・そしてサポーターも楽しい。子供から老人まで盛り上がれる大イベントがETUというチームにあったわけで。タツミが監督となった今では、羽田はそれを思い出として持っている古参になります。


羽田、立ち上がる

私生活がうまくいかず、ちょっと行ってみたサッカー会場で久しぶりに感じた開放感。しかし、25巻回想ではそれを与えてくれたタツミがいなくなり、急激にバラバラになっていくゴール裏を目の当たりにします。頑張る選手を罵倒し、タツミ目当てで来ていた客もいなくなり、ギスギスしてしまうサポータ陣。ここで本当は吾郎が頑張るべきだったんですけどね。いなくなったものはしょうがないですわ。
まぁ、そういったこともあり、タツミや吾郎に反感を持つ羽田。せめて吾郎がゴール裏の世代交代をうまくやれてれば〜というのは難しい話で、実際のゴール裏だって多かれ少なかれ何かしらのいざこざはあるもんですよ*1。むしろ、その後のゴール裏、全サポーター陣をまとめあげた羽田の功績を称えるべき出来事だと思うわけで・・・。


フロントが頑張ったおかげなんだぞ!!

・・・で、副会長のこの発言になるわけですが。まぁ、この発言はないわ。挙句の果てには、羽田たちをガラが悪いと言い、いないほうが健全であると、フロントが嫌なら出ていけとまで。カッとなったとはいえ、フロントがサポーターをボロクソ言う権利はないと思うわけですよ。現実世界にも副会長と同じ事を思ってるフロントは多そうですけどねぇ。とにかく、ここでの副会長の発言はナシだと思ってる派です。中には理解できるという人もいそうですが・・・。
羽田たちは(過去の)ETUを裏切った人間を入れるな、でかい面させるな!と言い、副会長はフロントも死に物狂いでやってるんだからギャーギャー言うな・・・ということです。まぁ、どちらの気持ちも分かりますけどね。こういった部分は、ガチでやっている人達からすればあるあるネタなんでしょうなぁ。あ、ネタって言い方は失礼でしたね。ただ、やっぱり会場に行って、応援して、ゴール裏を間近で見るってのも大切だと思うわけです。さすがにいきなりゴール裏に行くのはオススメできません。むしろ、行くべきではないと思います。まぁ、ジャイキリを読んで、羽田さんたちの話題にちょっとでも興味が湧けば、会場に行ってもらいたいな〜ということで!!



気持ちは一緒だから!

まぁ、困った時のタツミ!!ということで、羽田さんと副会長の言い合いを収めるタツミ。そうそう、なんだかんだ「チームのためにという部分では根っこは一緒」なんですよ。10年もクラブを応援し続けていた羽田さんたちスカルズの応援は噛み締めるべきです。好きだからこそホームでもアウェーでも応援しに行き、試合で走り回る選手を応援しているんです。サポーターって大切です>□<
しかし、こう言ってはなんですが・・・いがみ合う人たちって意外と根っこで繋がってたりするもんですよ。身にしみて思います。俺も作品が好きでやってるのに、何であんなこ・・・いや、何でもないですけど。あははは。いや、ホント何でもないです。



サポーターとチームの顔が並び立つ

当たり前ですが、タツミも羽田さんも、どちらもいてこそのETUです。二人がいてこそ今のチームがあると思いますよ、ホント。羽田さんがいなけりゃ今のETUの下地もなかったですからね??タツミが戻ってくるまで、タツミがいたあの頃の応援を思い出として、10年も羽田さんは頑張っていたんです。25巻もかかりましたが、ここらで上手く融合してもらいたいものです。まぁ、なかなかそうも上手くはいかないみたいですけどねぇ。
というわけで副会長ヅラ事件の責任をとって、スカルズの主要メンバー応援自粛に入ります。うまいところに着陸して欲しいものですが・・・。





難敵の千葉が相手!!

そんなイザコザを抱えたまま、次の試合は千葉が相手になります。先を知っているので言いますが、25巻以降はものすごく盛り上がる内容だと思います。というか、面白かった!!!単行本派の皆さんにとってはもどかしいかもしれませんが、期待しといてね〜ということで!!まぁ、問題はちょっとずつ解決していきましょう。



しかし、そろそろ理想の上司ランキングにタツミが出てきてもおかしくないと思うんですけどねぇ。俺の上司がタツミだったらなぁと思うときが何度かあります。いや、振り回されるのは辛いけど、何か上手くいきそうな雰囲気はありますからね。ちょっとうちの会社に来てくれないかなぁ。




どうでもいいけど余談


お前、元カノまでいんのかよ!!

*1:ないチームもあるかもしれないので、勝手なイメージを言ってしまってるかも。ごめんなさいね。