だって抱かれたいんだもーん☆「抱かれたい道場・１巻」
抱かれたい道場・・・始まる
熱い・・・熱すぎんよぉ・・・。月刊ヤングチャンピオン烈で連載している「抱かれたい道場」が予想の斜め上に熱い。スポーツ漫画も、ギャグ漫画も、恋愛漫画も。数えきれない種類のある漫画というジャンルの中にあって、それら全てが「抱かれたい道場」から生まれたんじゃないかと錯覚してしまいそうになるほど。・・・この漫画には全てがある！！
なお、普通の人には全く縁がないであろう月刊ヤングチャンピオン烈で連載しています。そもそもメイン誌でもある週刊少年チャンピオンを読んでいる母数も不確定な中で、その同系列雑誌であるヤングチャンピオンの、さらにその増刊に載っている作品という・・・。もちろん講談社以外の作品も読んでいるものの、さすがにノーチェックでした。友人から紹介してもらって読んだわけですが、かなり強烈な作品であることは言わせてもらいたいです。
面白いよっ☆
まぁ、さすがに秋田書店では週チャンしか購読していないので、色々と調べてみました。どうもヤングチャンピオン烈のテーマって「時代をひらく美少女いっぱいコミック」らしいじゃないんですよね。えっ！？えっ！？時代を確実に逆行する絵柄に、美少女どころか濃ゆい男たちがたくさん出ていますよ？？？
・・・えっと、秋田書店さんの言う「時代をひらく美少女いっぱいコミック」って
これとか・・・
これも・・・・入るんですか？
今時、“社会のダニが！！”と叫びながら拳銃をぶっ放す警官とか見たことありませんよ！？こち亀の両さんですら自重しています。読めばわかりますが、確かに拳銃をぶっ放したい場面（半裸おっさんが短パンおっさんの膝をペロペロしていた）だったので仕方ないかもしれません。もちろん警察官もクレイジーだと思います。貝塚さんは・・・まぁ、語りようがないわ（良い意味で）。
なお、知り合いに聞いたところ、実際のヤングチャンピオン烈はかなり美少女率の高い雑誌らしいです。その中にあって、どす黒いまでの輝きを放つ「抱かれたい道場」。いや、砂漠にあるオアシスのごとく、読者を癒しているに違いありません。そう信じるしかありません。
抱かれたい道場とは？
中身が強烈すぎて話が逸れてしまいましたが、この作品は端的に言えばサンデーのモテモテ王国の上位互換みたいなものではないかと思ったわけで。かなり実践的に“抱かれたい男”を目指すお話なんです。
右の道場主・舵原と、その弟子・ノボル君が主な登場人物。人生の修羅場を潜り抜けてきたと思われる舵原さんは、２５歳童貞のノボル君のために様々な修行を行います。女心を知り、仮におセックスの場面になったとしても慌てないような修行の数々。ブラのホックを上手に外すため、舵原さんが自らブラジャーを蒸着してノボル君に・・・な場面は泣けました。色んな意味でなけました。
男・舵原
作品を未読の人からすれば舵原さんという存在も怪しい・・・とお思いかもしれません。しかし、彼のテクニックは相当なものです。フェロモンだけで女性がパンツを見せてきたり、風？の遠隔操作で女性をイかせることも余裕。すごい、すごい益荒男ですよ。
最近は何でもかんでも「※ただしイケメンに限る」な時代なわけで。そんな嘆かわしい世の中にあって、舵原さんという存在は新時代の幕開けを意味しているのではないかと思います。時代は舵原に来ている。容姿なんて関係ありません。ブサイクだろうと何だろうと、なんやかんやでモテる時代が来ます。あの大人気作品の「俺物語」でも証明されているじゃありませんか（暴論1）。
ブサイクでもモテる！！めちゃモテ委員長になれる！！イケメン滅びろ！（←軽い私怨
どうでもいいですが、舵原さんのペットは大蛇です。名前はあーりん。・・・作者の中川ホメオパシー先生はももクロ好きだわ、きっと。
楽しいよ！
ももクロ好きに悪い人はいない。進撃の巨人の作者さんも彼女たちのファンであることが全てを証明しています（暴論2）。正直に言って、かなり笑える。かなり面白い。多少の好き嫌いはあるかと思われますが、ギャグをギャグだと分かる崇高な読者の方々にとっては珠玉の一冊となりえるでしょう。
男性陣は共感しながら、且つ女性とは何ぞやということを学びながら読んでください。女性陣は“男の人ってこんなこと考えてるんだぁ、きゃはっ☆”くらいで読んでください。
ところで、この人たちまともに働いているのかなぁ・・・と心配になりました。ノボル君はバイトをしている描写とかありますけど。舵原さんは・・・いや、考えるのはよしておこう。彼らは日夜、ノボル君が抱かれたい男になるため努力しています。それだけで十分です。
・・・で、その道場はどこに行けばいいんでしょう。俺も抱かれたい男になりた〜い。
中川ホメオパシー先生って本当は可愛い女の子描けるんですよねぇ。それで攻めないあたり漢を感じます。
