千早の将来を案ずる人たち「ちはやふる・第九十七首」



新連載「かみのすまうところ

BE・LOVEで有永イネ先生の新連載が始まりました。かみのすまうところというタイトルなんですが、テーマは宮大工。神社仏閣専門の大工さんですね。漫画でいうとハチクロで竹本君が逃避行した時に出てきたくらいじゃないか?という記憶しかないです。
ちなみにボーイミーツガールになっています。高所恐怖症のため家業の宮大工を諦めていた主人公、そんな主人公の前に現れたのは美少女の神様。この神様にベタ惚れしてしまった主人公が・・・という作品です。宮大工というなかなか知る機会のない職業なので、どうやって掘り下げるのか楽しみです。というか、BE・LOVEさんってそういう作品多いですよね。



もひとつの新連載「ナビガトリア」

こちらはアサダニッキ先生の連載作品。新連載というよりは、読み切りからの昇格作品です。なんと舞台は島根県。あの島根県です。そう島根県といえば・・・。思い出せねーや。
東京でデザイン会社に勤める主人公(リストラ済み)と島根に暮らすある家族の物語。今回の2話目で主人公も決意を固めているようなので、島根県漫画として本格的に描かれそうです。惜しむらくは隔月連載ということでしょうか・・・。毎号読みたいというのは勝手な希望ですが。期待はかなり高いです。





さて、今回のちはやふるですが、いよいよ吉野会大会も大詰めというところまで来ました。ベスト16に残った面子も、見たことあるメンバーばかり。もちろん千早、新、太一も残っています。



猪熊遥

なんと産休復帰したという元クイーン・猪熊遥7段もいるようです。富士崎の桜沢先生と喋っているのを見るに、もしかして桜沢先生が5回も準クイーンになったのは、この猪熊ママに阻まれたのかもしれませんね。以前、才能と戦う覚悟を語っていたのを考慮すると、猪熊ママという才能と戦うために努力していたのかもしれません。そのあたりは追々ってところでしょうか。それにしても猪熊ママは美人さんやわ〜。



新と太一

一方、こちらは対名人の最終兵器となった新と、今度から新しくA級になった太一の会話。太一からすれば、かるたも千早も譲れない相手。しかし、新からすれば親友。新にも悪気がないだけに、太一も辛いところですね・・・。
二人の友人らしい会話ってあまり無かったように思いますが、まさか“かるた話”で盛り上がろうとは。太一は前の暗記を校歌で忘れている、新は百マス計算をやったりするそうです。やったことないので分かりませんけど、前の暗記を忘れるのって大変なんですね。まぁ、だからこそ必要以上覚えようとしなかったりする人もいるんでしょう。クイーンはちょっと異常な覚え方してそうですけど。なお、新は試合中に再度全部覚えたりするそうです。この会話をしている時の二人が楽しそうで(´;ω;`)ブワッ
勝手に新に嫉妬してる太一が大好きです。



そして、今月号の肝。作者の末次先生がTwitter「千早にとって、物語にとってとても大事な回になってます。」と言っていたのでものっそい楽しみにしてました。



クイーンになれるでしょうか・・・

今回のお話の中で新が太一に「かるた部を作る」ことについて聞いていました。太一は「千早の強引さ」という回答をしていましたが、太一のサポートがなければかるた部は無かったでしょう。そして、もう一人。女帝こと宮内先生が何かと力添えをしてくれたことも忘れられません。部室の環境作り、大会の付き添い等々。もちろん先生としてのお仕事も忘れていません。最初は怖かったですが、非常に良い先生だと思います。
そんな宮内先生が桜沢先生に「千早がクイーンになれるか」を質問していました。もちろん宮内先生がかるたに詳しくなく、千早という才能がどの程度だったかを知らないからの質問だったのでしょう。クイーンになれなかった人に冒険するなあと思ってしまいましたが・・・。


第1志望:高校の先生

かるたにはプロがない。これはどうしようもない事実ですよね。前号だったかで、進路志望の話が出ていたので「クイーンになりたい!」とか書くんだろうな〜とか思っていたんですが、何と千早は高校の先生を志望していました。
「私はどんなふうにあの子を助けてあげればいいか」
「クイーンになる夢も将来の夢もつかんでこいって言ってやりたい」
宮内先生の心からの言葉でした。すんんんんんんんんんんんんんんんんんげーいい先生だな!!かるた部の顧問になっていなければ、千早のことなんて叱ってばっかりだったでしょうに。それがいつの間にか、本気で千早の将来を心配してくれていました。もちろん高校の先生という夢を選んでくれたことも嬉しかったんじゃないでしょうか。だからこそクイーンの夢も応援してあげたい・・・。
千早は本当に人に恵まれてますよね。かるたに対して暴走少女なところもありますが、付き合ってくれる仲間がいる。親の理解もある。素敵なライバルがたくさんいる。そして、彼女の周りにいる大人にも恵まれている。それもこれも千早本人の人徳あってこそなんだろうと思います、多分。


ああ、でも千早が高校の先生というのも面白そうですよね。まずは大学に行かないと・・・って、それが一番難しそうwww なお、宮内先生曰く、成績は下の上らしいです。大丈夫だろうか・・・。
いやでも、宮内先生は本当にいい先生ですね。ここまで千早に肩入れしてくれているのが一読者として嬉しいです。最近のニュースで見るような先生とはちょっと違いますな。生徒のことを考えてくれるのがとてもとても嬉しい。世の中がこんな先生ばかりならいいのに・・・。もちろん桜沢先生含めてです。






音のしないかるたの正体とは・・・

今回は確かに色々と重要な回になるかもしれませんね。とは言っても、毎回重要回な気がしなくもありませんが・・・。
新しい強敵が登場したり、太一と新の関係だったり、地味なところでかなちゃんの読手について、そして千早の将来。もう1つ挙げるとすれば、千早のかるたが少し変わってきていることでしょうか。千早から言わせれば、クイーンのかるただそうです。ただ、今回の対戦相手が準名人ですからね。千早が目指すカルタに辿り着ければ勝てる・・・のかな??
猪熊ママとの対戦も楽しみ。太一vs新だったり、太一vs千早、あとは千早と新という対戦も今後気になりますね。まずはベスト8に残らなないといけません。次回も楽しみです。