今度のバド作品は女子ダブルス！「シャトルPrincess・前編」

モーニングに咲香里先生がやってきた！

バドミントン漫画をメジャーに引き上げた張本人。バド漫画の最先端にして最前線。それが咲香里先生という存在です。そんな咲先生がモーニングに初登場しました。タイトルは「シャトルPrincess」。もちろんバド漫画です。
以前は「やまとの羽根」や「スマッシュ!」を連載し、バドミントン漫画という境地を開いた咲先生。やはり好きなジャンルを描いていると作品から生き生きとした熱量が伝わってきます。もちろんバド以外作品も好きですが、何と言っても咲先生の代名詞ですから！バド漫画を描かせた咲先生は最強にして最高。つまりはそういうことです・・・。


天才少女・有沢由利
今回は過去のバド２作とは異なり、女性二人が主人公です。一人は実業団で活躍する西条先輩。そして、その実業団に練習しに来た有沢由利。有沢ちゃんは、なんとインターハイシングルスで優勝している逸材。西条先輩曰く「世界の一線に立つことになる」そうな・・・。
女性二人による作品というだけで珍しいなぁと思ったのですが、最も注目すべきは“実業団”がテーマになっていることでしょうか。これまでは中学、高校という学生スポーツとしての作品ばかりでした。それが「勝つことが重要」となる実業団が舞台。バドミントンは楽しい！をテーマにして作品に取り組んできていた咲先生の作風とはちょっと違った形になりますね。ただ、これも咲先生が描きたかったバドミントンなんだと思います。

バドミントンやめたいっす

しかし、「勝つ」ということは、それなりのプレッシャーがあるわけです。有沢ちゃんは周囲からの期待にゲンナリしているようです。楽しいだけではやっていけない。それはトップ選手でしか味わえない重圧なんですけどね・・・。
西条先輩が認めているとおり、いや、どうやら協会自体も期待している存在でもあるため、バドを続けさせることがバド界にとって重要なお話になってきます。そんなわけで、実業団監督から西条先輩へ“有沢ちゃん接待命令”が出ます。世界と戦える逸材を、バド界の宝を「やりたくない」の一言でやめさせないように説得をさせようとします。ついでに、一人が辛いなら二人で〜ということで、西条＆有沢のダブルスとして。



ヒヨッコがああああああ

キレましたｗ
有沢の才能を認めている。認めているからこそ西条先輩はキレました。
「楽しいとか楽しくないとかの問題じゃない」
「仕事で試合をしたこともないくせに」
「バドで会社の方針が変わるプレッシャーを負ったこともないくせに」

・・・・

「生意気言ってんじゃないわよ」

で、何故かこうなる・・・と。
天才はよく分かりませんね。どうも百合百合っとしてきたような？？・・・まぁ、これはこれでアリですな。今回が前編。そして来週が後編。たった２回の読み切りとするにはもったいない出来でした。とにかく次回が楽しみです。

１つ気になることがあるとすれば、この作品がどこかの単行本に収録されるかどうか。もしくは・・・連載化か。はじめてだってばの時も読み切りで描いたものを後々連載化しています。今回は前々から準備しての掲載だったのでいいですが、連載となるとヤンマガと一緒になります。咲先生が週刊連載を２つ？？？やりたがらないだろうな〜ｗｗｗ
ただ、作品としては面白さがプンプンしてるので後々読めたらな〜と思っています。しかしまぁ、モーニングに咲先生の絵があるのって・・・まだ慣れませんね。来週で慣れることができればいいですけど。早く来週になあ〜れ。

このブログ・・・咲先生好きすぎるな。

※どうやら月１でやるらしいとのことです。よかった。