この面白さ、まさに千速振る「ちはやふる」
こんな３人でいられるかな・・・
この世に神様がいるとしたら、真っ先に漫画の神様に感謝したい。そう思いながら漫画を読む毎日です。特に「ちはやふる」。とにかくもう面白い！！出合わせててくれたことに感謝です。神様ありがとう。ついででいいので、真島太一という男を救ってくれ。
一方でちはやふるのキャラクターたちはかるたの神様に感謝しているでしょうか。最近は恋愛の神様まで顔を出し始めているようで・・・。千早、太一、新という３人が笑顔になる日は来るんだろうか。どこかがギスギスしそうで怖いわ。まぁ、千早は置いといても新はどうなんだろうか。
○SIDE：綿谷新
千速振るってます
強い。強すぎる。新が強すぎる。祖父の死からカルタをやめていたとは思えない程に強いです。かるた漫画として色々描かれてきましたが、速いとも違う、上手いとも違う、凄いとも違う、とにかく強いという言葉が似合います。新のかるたスタイルはあくまで永世名人でもあった祖父のかるたです。戦った相手に「イヤなかるた」と言わせるかるたです。
後出しでも追いつく加速、いやらしい戦い方、そして不思議とリラックスした状況。色んなものが新のかるたを形成していますが、もしかすると現名人を倒せるのではないかと皆に期待されるほど（現名人は変人すぎるため模範的な人に勝ってもらいたいと思われてる）。
あのボロアパートの日
どんな時でも新を支えていたのは、千早たちとかるたをしたボロいアパートの部屋でした。「うれしくて 楽しくて 終わってほしくない」そんな自分にとって”かるたが一番楽しかった時”を思い出しながらかるたをしていたそうです。辛くない。大変ではない。何故なら常に楽しくかるたをできているから。新の場合、祖父という最高の教材であり師匠がいたことも大きいかもしれませんね。
・・・とにかく、クイーンに勝ってしまったし。千速振る強さです。
○SIDE：綾瀬千早
かるたが好きで新が好き
もうね衝撃的でしたわ。ハッキリと言っちゃった・・・というか気付いちゃった。分かってました。分かってたんですけど・・・ねぇ・・・。全国大会で千早たちの高校が勝てたのも、正直なところ太一のおかげじゃないですか。困った時もどんな時も太一が支えていたじゃないですか。もちろんかるたが好きだってのは大きいですけど、太一のかるたでの頑張りって千早のためじゃないですか。げに恐ろしき出来事です。
かるたに出合わせてくれたのって新のおかげ。その時点で太一の試合終了なのは重々承知ですが、これまでの頑張りを見ていたら不憫でもう・・・。何が不憫って「私は一生かるたが好きで〜」と言っちゃってることなんですよねぇ。”一生”という言葉が”新が好き”に掛かっている気がしなくもないですけど、かるた＝新みたいなもんだしなぁ。俺は断然、太一派なのです。
強くないとあかん
指を怪我した千早でしたが、何かよく分からない病気だったそうです。そのため、ちょっとの間だけかるたはお預け。その代わり全国大会で決勝を争った富士崎へ合宿へ行っています。体力トレーニングから何からと桜沢先生にお世話になるようで・・・。かるたに飢えている千早にとってはいいお話です。まぁ、さすがに高校生同士が集まるということもあって恋愛話になってます・・・が、強くないと目の前にも座れないと言い切ってますね。
とはいえ、千早が新への気持ちに気付いたのも最近。もっと言えば千早が太一をどう思っているのかをマトモに気付いていないだけに、まだまだ勝負の価値はあるかも。というかそうであってほしいです。
○SIDE：真島太一
才能と戦う覚悟
最近負けていません。千早がいない方が強いんじゃないか説の流れる太一くんが負けていません。B級決勝では千早を苦しめた山ちゃんを下して優勝しています。A級とB級の違いはあれど、太一も新に負けていません。
新のような強さも、千早のような感じのよさもありませんが、記憶、知力、戦略、全てを駆使して立ち向かおうとしています。この努力。本当に頭が下がります。もちろんかるたが好きであるという大前提ですが、千早に対しても・・・ね。千早にとって強くないと新の前に座れないのと同じく、太一にとっても強くなければ千早の前に座れないわけです。ただ、もしかしたらもの凄い才能を持っているのかもしれません。しかし、周囲、特に千早を気にしすぎるあまり成長が止められている可能性も微レ存。
正直、太一ってまだまだだと思うんですよ。全てをかるたにつぎ込んでいなかった。そんな男がようやく・・・といったところで。
歩く道全てがイバラ道。でも、B級優勝した太一を千早が泣いて喜んでくれたのは何か嬉しいよね。
○SIDE：若宮詩暢
自分、クイーンっすから
悪魔ような男・新によって倒されてしまったクイーン。俺、クイーンが大好きなんですよ。まぁ、新に負けて悔しい！と思いつつも、体調不良だったことを考慮すればまだクイーンは負けてない！と思うわけで。一方で、ちょっと異常すぎるんじゃないか？と思う強さを持っていたクイーンでしたが、新が人間でも勝てることを証明してくれました。そういう意味では千早もクイーンを目指せる可能性がまだまだあります。新戦の前まではかるた界のリカルド・マルチネスだと思ってましたし・・・。
今回、体調不良を押して出場したのは、クイーンに挑む面々に対してクイーンらしくいようとしたためです。クイーンの性格を考えるとらしくないなぁと思う部分もありますが、前日の団体戦を見たことも大きく影響しているようで。強すぎるというのも考えもので、本気で挑んできてくれる人間がいないとそこからさらに成長できませんしね。そういう意味でも新に負けたのも重要だったかも。まだまだ強くなれます。
目が離せない。本当に目が離せない作品です。かるたも恋愛も・・・。クイーンもかるたバカなので、実は新のことが・・・とかありえるんでしょうか。気になります。
そういえばアニメの2期をやるそうですね。実は1期も見ていないんですけど、一度は見たいなぁ。
