とらぶるいっぱい、キスいっぱい「まがつき」



帯に矢吹先生が登場・・・

矢吹健太郎先生「楽しく読ませていただきました〜!同じ志を感じます(笑)」

ToLOVEるの矢吹先生がシリウスコミックの帯に出てくるとは・・・。矢吹先生から圧倒的な講談社を感じる。いつでも待ってるで、矢吹先生!!
しかし、矢吹先生が感じたという「まがつきと同じ志」とは一体何を指しているんでしょうね。俺の知っている作品と違うのでしょうか。こう言っちゃなんですけど、あそこまでエロくないですよ?まぁ、女の子に囲まれているという点、主人公が好意を持たれている点などは共通しているかもしれません。いやむしろ、まがつきのキスをToLOVEるのエロシーンに置き換えれば似ていなくもない・・・か。






私が一番”好き”なんだから。

作品の内容を簡単に説明するなら表紙裏の絵が一番手っ取り早いですね。主人公の八助は簡単に魂が抜けてしまう祟りに遭遇し、その魂の行き先となる3人の少女「あかり」「織姫」「ひなた」が八助の好き度合いによって”器”となり得ます。そして、この1人の少年と3人の少女の関係には2つのルールが存在します。

1.魂を持っている女の子と常時くっつくこと。離れると八助が死亡。
2.死んだとしても”キス”をすれば蘇る。

・・・簡単に言えば、3人の内の誰かと手をつなぎ続け、お風呂にも一緒に入る。離れたとしてもキスされる。いわゆるひとつのハーレムです。





八助のことを一番好きじゃないといけない・・・
(左からひなた、織姫、あかり、八助)

好きを表現する難しさ、もどかしさ。そんな恋愛漫画でのドキドキを、2つのくっつきルールがハチャメチャにしています。好きだと言えない気持ちを、八助を死なせないためにイチャイチャラブラブへと昇華させるという恋愛神漫画。いや、恋愛漫画・・・か?というのも、3人の少女のうち人間は1人しかいません。あかりを除く織姫とひなたは神様です。神様が八助を祟ったため恋愛漫画になりました。そして、神様が八助に好意を持っているという・・・ね。
なお、八助自身は昔からあかりのことが好きな模様。もちろんあかりも八助のことが好き。この”好き”という感情がとてもとても大切になります。好きであればあるほど・・・八助の魂に近づける(=くっつける、キスできる)わけです。神様二人はわりと自由にやっていますが、好きだという気持ちを隠し続けたいあかりは・・・やっぱりキスしてますww





ひなたちゃんはチョロ神様です

3人の中で、一番最後に加わったのが織姫の妹でもあるひなた。こう見えて天照大神です。最高神です。そして・・・チョロ神様です。
とにかくチョロい。チョロすぎる。当初は織姫を擁護しまくり、八助へのいやがらせたっぷりだったのですが、”天照大神”として扱わない八助に惹かれていきました。しかも予想以上に早い時期にです。3巻ではキスイベントも発生していますが・・・最高神とキスというのもすごい話だなぁ。気のせいか八助に一番積極的なのも、このチョロ神様です。






キスすると赤ちゃんができちゃう・・・

本当は八助を含めた4人以外にも魅力的なキャラがたくさんいるんですけどね。特に3巻初登場の生徒会長はとても素敵でした。再登場を願いたいものです。ここ最近、八助と一緒にいることに対して抵抗がなくなってきていたので、八助に繋がらないウブっ子というのも新鮮なわけですよ。八助との付き合いが健全か不健全かを言いあうひなたとのやり取りはグッと来るものがありましたね。


他にも、ノーパンイベント乳首券イベント等々あります!あなたはどの娘が好みですか?両思いの幼馴染?男性知識の少ない神様?それともチョロさNo.1の最高神?もしくは生徒会のウブっ子メガネちゃんというのもアリですね!
ほぼハーレムを叶えている夢漫画です。まさか女の子のキスがないと死んでしまうなんて・・・と思いつつも、おじさん的にも嬉しいストーリーであり、キスのためなら命すら惜しくない?と思えてきたり。多少ベタすぎるんですけど、そこが逆にいい。凝った設定以上にこの分かり易さ。この先どうなるんだろう!?というドキドキ感以上の安定感を感じます。素敵だ・・・。あ〜あ、俺もキスしてほしいなぁ。